第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  当社グループに関する財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は下記のとおりであります。

 なお、文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年9月30日まで)における日本経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にありましたが、足元では下げ止まりつつあります。化粧品業界においては、2020年度の経済産業省化粧品出荷統計(2020年4月1日から2020年8月31日)によりますと、販売個数・販売金額ともに前年を下回りました。

 海外において当社グループが主に事業展開しているアジア・米国経済(2020年1月1日から2020年6月30日まで)においては、中国では回復の動きがみられますが、それ以外のアジア各国では厳しい状況にあり、米国では依然厳しい環境下ながらも経済活動再開により景況感には改善の動きもみられます。

 

 このような市場環境の中、当社グループにおいては、過去の苦しい局面においてピンチをチャンスに変えてきた経験・ノウハウを有しており、今後もグローバル・ボーダレスに事業を拡大していくためにリスクに強い企業に進化すべく、課題に取り組み、改革を進めております。

 

①財政状態

 当第2四半期連結会計期間末の流動比率は325.0%、当座比率は205.3%であり、前連結会計年度末に比べそれぞれ17.6ポイント、22.4ポイントの減少となりました。主な理由は下記のとおりであります。

 資産は、前連結会計年度末に比べ8,977百万円の減少となりました。現金及び預金の減少10,452百万円、受取手形及び売掛金の減少3,272百万円、商品及び製品の増加1,087百万円、原材料及び貯蔵品の増加3,337百万円等によるものであります。

 負債は、前連結会計年度末に比べ61百万円の増加となりました。支払手形及び買掛金の増加281百万円、電子記録債務の増加1,632百万円、未払法人税等の減少734百万円、未払費用の減少1,352百万円等によるものであります。

 なお、有利子負債残高は8,639百万円、デット・エクイティ・レシオは0.04倍となりました。

 

 

②経営成績

 当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績については、中国での販売が好調だったものの、日本および中国以外の各国で新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受け、売上高は前年同期比23.7%減の130,290百万円(為替の影響を除くと前年同期比22.8%減)となり、連結売上高に占める海外売上高の割合は39.4%となりました。

 利益については、上記理由による売上高の減少により、営業利益は4,010百万円(前年同期比85.8%減)、経常利益は還付消費税等により4,042百万円(同85.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,093百万円(同83.0%減)となりました。

 

a.化粧品事業

 化粧品事業は、中国では「デコルテ」がすべてのチャネルで好調に推移いたしました。日本では、高保湿エイジングケアブランド「ルシェリ」がプラス成長となり、新エイジングスキンケアライン「リフトディメンション」、「雪肌精」からの新スキンケアライン「雪肌精クリアウェルネス」、「ONE BY KOSÉ」の薬用保湿美容液をリニューアルした「セラム ヴェール」などの新製品発売もありましたが、それ以外の主要ブランドが総じてマイナス成長となりました。また、インバウンド売上が大きく減少したこともあり、売上高は100,855百万円(前年同期比23.5%減)、営業利益は9,378百万円(同69.2%減)となりました。

 

b.コスメタリー事業

 コスメタリー事業は、コロナ禍で需要が高まっている「リップ ジェル マジック」や「カール キープ マジック」などが売上に貢献いたしました。また、ヘアケアブランドの「スティーブンノル ニューヨーク」、コーセーコスメポート㈱の『グレイスワン』が好調に推移いたしましたが、クレンジング市場、日焼け止め市場、シートマスク市場の不振により、売上高は28,184百万円(前年同期比23.3%減)、営業損失は1,906百万円(前年同期は446百万円の営業利益)となりました。

 

c.その他

 その他の事業は、ホテルやゴルフ場向けアメニティ製品の販売やOEM生産の受注が減少したため、売上高は1,250百万円(同41.1%減)、営業利益は204百万円(同68.4%減)となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における連結ベースの現金及び現金同等物は、前第2四半期連結累計期間より3,755百万円増加63,795百万円(前年同期比6.3%増)となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、1,270百万円の収入(同90.5%減)となりました。主な要因は、税金等調整前四半期純利益4,977百万円、非資金費用である減価償却費4,594百万円、役員退職慰労引当金の減少3,334百万円、売上債権の減少3,039百万円、たな卸資産の増加3,968百万円、仕入債務の増加1,997百万円、その他の負債の減少4,236百万円及び法人税等の支払い1,744百万円等であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、2,292百万円の支出(同78.3%)となりました。主な要因は、定期預金の預入による支出1,365百万円、定期預金の払戻による収入4,898百万円、有形固定資産の取得による支出5,766百万円、有形固定資産の売却による収入1,502百万円、無形固定資産の取得による支出867百万円等であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、3,814百万円の支出(同32.3%減)となりました。主な要因は、短期借入純増減6,909百万円、連結範囲の変更を伴わない子会社株式の取得4,930百万円、配当金の支払い5,419百万円、非支配株主への配当金の支払い256百万円等であります。

 

(3)資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当社グループの資金調達の状況につきましては、事業継続に必要と考える資金は確保していると認識しております。

 今後の資金使途につきましては、内部留保により財務体質の強化を図る一方、設備投資やM&Aに取り組むことで将来のキャッシュ・フローの創出につなげ、資本効率の向上を図ってまいります。また、一時的な余剰資金の運用につきましても、安全性を第一に考慮し運用商品の選定を行ってまいります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について、重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間に支出した研究開発費の総額は2,872百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(7)主要な設備

 当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画した重要な設備の新設、除却等について、重要な変更はありません。また、新たに確定した重要な設備の新設、拡充、改修、除却、売却等の計画はありません。

 

(8)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。