また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間における経済情勢は、海外では中国やアジア新興国の景気減速が顕著になり、国内では雇用情勢は回復傾向にあるものの個人消費が伸び悩むなど、先行き不透明かつ厳しい状況にありました。
このような事業環境のもと当社グループは、中国市場でのコスト競争力の向上、新規分野・地域での積極営業展開および新製品開発・展開によるシェア拡大に注力するとともに、ナノインプリント事業の受注拡大、次世代を担う新製品・新規事業の開発に取り組んでまいりました。
しかしながら、ケミカルズについては、中国景気減速の影響を受けて需要が低迷した特殊機能材および加工製品の販売が減少したことなどにより、売上高は前年同期を下回りました。装置システムについては、国内での工事完成高が増加したことにより、売上高は前年同期を上回りました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は196億40百万円(前年同期比5.0%減)となりました。利益面では、継続的なコスト削減の取り組みに一定の成果はあったものの、一部の売上債権に対する貸倒引当金繰入額を計上したことなどにより、経常利益は8億61百万円(前年同期比21.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億40百万円(前年同期比22.9%減)となりました。
セグメントの状況は、以下のとおりです。
<ケミカルズ>
ケミカルズについては、売上高は174億47百万円(前年同期比8.1%減)となりました。製品別の状況は、以下のとおりです。
粘着剤関連製品は、両面テープ等の一般用途向けの販売数量が増加したものの、液晶ディスプレイ用途向けの販売数量が減少し、売上高は93億72百万円(前年同期比1.4%減)となりました。
微粉体製品は、中国市場における光拡散フィルム用途向けの販売数量が減少し、売上高は18億56百万円(前年同期比6.1%減)となりました。
特殊機能材製品は、中国市場における電子材料用途向けの販売数量が減少し、売上高は22億57百万円(前年同期比18.9%減)となりました。
加工製品は、中国市場における家電・電子情報機器分野での機能性粘着テープの販売が減少し、売上高は39億61百万円(前年同期比15.8%減)となりました。
<装置システム>
装置システムについては、設備関連の工事完成高が前年同期を上回り、売上高は21億93百万円(前年同期比29.9%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末(以下「当期末」という。)の総資産は、前連結会計年度末(以下「前期末」という。)に比べて10億95百万円減少し、336億55百万円となりました。
流動資産は、現金及び預金が増加したものの、受取手形及び売掛金、有価証券が減少したことなどにより、前期末に比べ8億72百万円減少し、172億38百万円となりました。
固定資産は、有形固定資産が減少したことなどにより、前期末に比べ2億22百万円減少し、164億17百万円となりました。
一方、負債については賞与引当金、短期借入金、長期借入金が減少したことなどにより、前期末に比べ10億39百万円減少し、118億93百万円となりました。
当期末における純資産は、利益剰余金が増加したものの、為替換算調整勘定が減少したことなどにより、前期末に比べ55百万円減少し、217億62百万円となりました。
この結果、自己資本比率は前期末59.5%から1.6ポイント増加し61.1%となりました。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は14億89百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
① 当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画中であった主要な設備の新設について完了したものは、次のとおりであります。
会社名 | 事業所名 | セグメント | 設備の内容 | 投資額 | 完了年月 |
綜研高新材料 | 中国 | ケミカルズ | 粘着剤生産設備 | 2,028 | 平成27年7月 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画中であった主要な設備の新設について著しい変更があったものは、次のとおりであります。
綜研高新材料(南京)有限公司における特殊機能材生産設備の新設について、完了予定年月を平成27年12月から平成28年7月に変更しております。