第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

当第3四半期連結累計期間における経済情勢は、新型コロナウイルスのワクチン接種の進展や経済対策による景気回復が進む一方で、原油価格の高騰や部材不足の深刻化が下押し要因となり、さらに変異株による感染再拡大や地政学的リスクの高まりが懸念されるなど、先行き不透明かつ厳しい状況にありました。

このような状況のもと、当社グループは、原材料の調達難や価格高騰に対処し、安定的な製品供給の継続と適正利益の確保に最善を尽くすとともに、持続的成長に向けて、中長期的な需要を見据えた生産・供給能力の増強、技術革新が進む自動車・情報電子分野など成長領域での製品開発・販売体制の強化、社会課題の解決を志向した医療ヘルスケア・エネルギー分野などでの新規事業開発にも積極的に取り組んでおります。

当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、液晶ディスプレイ関連の需要拡大が進む中国市場を中心に販売が伸びたことに加えて、人民元高に伴い中国子会社業績の為替換算額が増加したこともあり、売上高は278億61百万円(前年同期比24.5%増)となりました。一方、利益面については、増販効果はありましたが、原油価格の高騰や需給逼迫に伴う原材料価格の上昇に歯止めが掛からず、コスト削減や価格転嫁に努めておりますが、短期的な収益性の悪化は避けられず、営業利益は18億53百万円(前年同期比24.1%減)、経常利益は21億32百万円(前年同期比13.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16億85百万円(前年同期比17.9%減)となりました。

セグメントの状況は、以下のとおりです。

<ケミカルズ>

ケミカルズについては、売上高246億85百万円(前年同期比21.7%増)となりました。製品別の状況は、以下のとおりです。

粘着剤関連製品は、中国市場を中心に需要拡大が続く液晶ディスプレイ関連用途向けの販売が伸びたことや、建材・自動車分野など一般用途向けの販売も回復傾向で推移し、売上高は159億4百万円(前年同期比27.0%増)となりました。

微粉体製品は、中国市場での光拡散用途向けの需要が回復したことなどにより、売上高は22億54百万円(前年同期比12.7%増)となりました。

特殊機能材製品は、中国市場での電子材料用途向けの販売が堅調に推移したことなどにより、売上高は24億71百万円(前年同期比12.1%増)となりました。

加工製品は、中国市場での機能性粘着テープの販売が自動車内装部材・電子情報機器用途向けで増加したことなどにより、売上高は40億55百万円(前年同期比13.8%増)となりました。

<装置システム>

装置システムについては、資材価格の高騰や調達難など厳しい受注環境にありますが、大型設備工事案件の工事完成高が増加し、売上高は31億76百万円(前年同期比51.7%増)となりました。

 

 

② 財政状態

当第3四半期連結会計期間末(以下「当期末」という。)の総資産は、前連結会計年度末(以下「前期末」という。)に比べて18億1百万円増加し、422億4百万円となりました。

流動資産は、現金及び預金が減少したものの、受取手形、売掛金及び契約資産、棚卸資産が増加したことなどにより、前期末に比べ9億47百万円増加し、255億48百万円となりました。

固定資産は、投資有価証券が減少したものの、有形固定資産が増加したことなどにより、前期末に比べ8億53百万円増加し、166億56百万円となりました。

一方、負債については支払手形及び買掛金、長期借入金が増加したものの、未払法人税等、契約負債等その他流動負債が減少したことなどにより、前期末に比べ1億9百万円減少し、147億2百万円となりました。

当期末における純資産は、利益剰余金、為替換算調整勘定が増加したことなどにより、前期末に比べ19億10百万円増加し、275億1百万円となりました。

この結果、自己資本比率は前期末63.3%から1.9ポイント増加し65.2%となりました。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は10億56百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(4) 主要な設備

①  当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画中であった主要な設備の新設について完了したものは、次のとおりであります。

会社名

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

投資額

完了年月

綜研化学

株式会社

浜岡事業所

静岡県御前崎市

ケミカルズ

粘着剤製造付帯作業及び物流関連施設

1,332百万円

2021年5月

 

 

②  当四半期報告書提出日現在における主要な設備の新設の計画は次のとおりであります。

会社名

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

投資予定額

着手年月

完了予定
年月

総額

既支払額

綜研高新材料

(南京)

有限公司

中国

江蘇省南京市

ケミカルズ

粘着剤生産設備

139百万元

105百万元

2018年11月

2022年6月

綜研高新材料

(南京)

有限公司

中国

江蘇省南京市

ケミカルズ

粘着剤生産設備

64百万元

1百万元

2021年9月

2023年4月

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

  当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。