第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクの内容について、重要な変更はありません。

2【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものです。

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益の改善を背景に、設備投資や雇用環境の改善により、景気は穏やかな回復基調にありました。一方、世界経済は、欧米における雇用環境の改善により、個人消費や設備投資が増加し、景気は回復基調で推移したものの、欧米諸国に広がる政治情勢の懸念やアジアにおける地政学的リスクの高まり、新興国の経済不確実性等により、先行きは不透明な状況が継続しています

このような情勢下、当社グループは拡大する需要にこたえるため、生産能力の増強、物流・生産体制の継続的見直しによる経営体質の更なる強化、原料の安定的な確保およびコスト競争力の強化、新製品の開発、そして海外展開による拡販に取り組んでまいりました

この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は302億96百万円(前年同期比13.1%増、35億20百万円増)、営業利益は81億67百万円(同11.0%増、8億9百万円増)、経常利益は82億25百万円(同8.4%増、6億36百万円増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、57億40百万円(同10.4%増、5億39百万円増)となりました。

なお、平成29年11月1日付で、三井化学株式会社より鹿島事業所を引継ぎ、有機酸事業の承継を完了しました。

当社グループの報告セグメントの業績は、次のとおりです。

(ライフサイエンス事業)

  ライフサイエンス事業全体の業績は、外部顧客に対する売上高が182億84百万円(前年同期比11.5%増、18億86百万円増)、営業利益は27億5百万円(同13.2%減、4億12百万円減)となりました。

国内においては、リンゴ酸、クエン酸をはじめとした果実酸類の拡販、工業向け製品の販売増、および主要原料価格上昇に対応した販売価格改定に努めました。また、海外子会社も堅調に推移した結果、売上高は前年同期を上回りました。一方、営業利益は原料価格の上昇や輸入仕入価格の上昇が利益を押し下げる要因となりました。これらの結果、ライフサイエンス事業全体では増収減益となりました

なお、平成29年11月1日付で、三井化学株式会社より鹿島事業所を引継ぎ、ライフサイエンス事業の中核となる製造拠点として稼働を開始しています。

(電子材料および機能性化学品事業)

電子材料および機能性化学品事業全体の業績は、外部顧客に対する売上高が120億11百万円(前年同期比15.8%増、16億34百万円増)、営業利益は63億37百万円(同25.8%増、12億99百万円増)となりました

半導体市場が継続して堅調であり、半導体製造プロセスの微細化の進展により当社製品「超高純度コロイダルシリカ」への需要も増加しています。さらにナノパウダー等の半導体研磨分野以外に使用される製品の販売も堅調に推移したため、売上高は前年同期を上回りました。営業利益は、設備投資に伴う京都第一工場の稼働停止の影響があったものの、コスト削減による製造原価の低減や販売数量の増加により、前年同期を上回りました。

(2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ71億75百万円増加し、637億60百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金、建設仮勘定の増加によるものです

負債については、前連結会計年度末に比べ26億22百万円増加し、140億47百万円となりました。これは主に、設備投資および鹿島事業所継承による未払金の増加によるものです

純資産については、前連結会計年度末に比べ45億52百万円増加し、497億12百万円となりました。これは主に、利益剰余金の増加によるものです

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前四半期純利益および減価償却費の発生により取得した資金を有形固定資産の取得、法人税等の支払い、配当金の支払いに充てた結果、前連結会計年度末に比べ38億44百万円減少し、201億40百万円となりました。

当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果取得した資金は24億6百万円(前年同期は50億37百万円の取得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益による収入に対して、法人税等の支払額および売上債権の増加による支出がそれぞれ発生したためです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果支出した資金は46億64百万円(前年同期は51億82百万円の取得)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が発生したためです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は16億72百万円(前年同期は15億29百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払を行ったためです。

(4)事業上および財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

(5)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は4億27百万円です。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。