第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間における世界経済は新型コロナウイルスの感染状況ワクチン接種状況経済対策の多寡によって国や地域ごとに明暗が分かれました米国はワクチン普及による経済活動の正常化に加えて大規模な財政出動もあって内需主導で成長が加速していますいち早くコロナ危機から脱した中国も好調な輸出により製造業主導の景気回復が進展しています一方ワクチン接種ペースが遅い日本や変異株が急拡大した欧州は経済活動の抑制が続き第2四半期の回復も力強さを欠くものとなっています

このような状況下、海外輸送コスト高騰の影響はあったものの、航空機向けを除くほぼ全ての用途向けの販売で回復が顕著となり、第2四半期の売上は前年同四半期を大きく上回りました。

この結果、当第2四半期連結累計期間における経営成績は、売上収益63億87百万円(前年同四半期比39.1%増)、営業利益4億34百万円(前年同四半期比202.5%増)、税引前四半期利益3億76百万円(前年同四半期は税引前四半期損失74百万円)、親会社の所有者に帰属する四半期利益2億37百万円(前年同四半期は親会社の所有者に帰属する四半期損失34百万円)となりました。

用途別の売上収益の概況は、次のとおりであります。

①家具用

リモートワーク普及に伴うホームオフィス市場拡大や小規模歯科・病院の操業再開による需要回復によって住居・ヘルスケア向けは好調に推移しております。一方、コントラクト家具向けの回復は遅れており当初見込みより時間を要することが想定されておりますが、全ての分野で前年同四半期を上回りました。

なお、内部管理体制の変更により第1四半期からヘルスケア向けをその他の用途向けから家具用に6億27百万円移管しております。

この結果、家具用の売上収益は19億47百万円(前年同四半期比21.2%増)となりました。

なお、移管前の家具用の売上収益は13億19百万円(前年同四半期比3.5%増)であります。

②自動車用

ギャップハイダーやシフトブーツ向けなど内装材分野の販売が堅調に推移しました。またシート用素材分野は販売先自動車メーカーの生産拡大により好調に推移しております。よって自動車向け販売全体も前年同四半期を大きく上回ることができました。

この結果、自動車用の売上収益は23億53百万円(前年同四半期61.5%増)となりました。

③航空機用

航空機向け販売の大半をしめるビジネスジェット向けは、引き続き旅客数の減少などにより回復が遅れております。一方、民間航空機向けは既存及び新規に獲得したプログラム向けの出荷が始まり、当初見込みより早い回復を見せておりますが、低調なビジネスジェット向けを補うには至らず、全体としては前年同期を下回る結果となりました。

この結果、航空機用の売上収益は4億20百万円(前年同四半期比20.7%減)となりました。

④その他

その他事業分野には、RV・手袋・アパレル・船舶・トラック用などが含まれます。コロナの影響により家族単位での活動に消費者の嗜好が変化したことを受けて、RVや船舶向けの販売が大きく回復しました。更に好調な北米市場の需要によりトラック向けの販売が伸長すると共に、手袋やアパレル向けの販売もコロナの影響をまだ色濃く受けていた第1四半期から大きく回復を見せました。これらの分野がその他売り上げ全体を牽引し前年同四半期を大きく上回りました。

なお、内部管理体制の変更により第1四半期からヘルスケア向けをその他の用途向けから家具用に6億27百万円移管しております。

この結果、その他売上収益は16億66百万円(前年同四半期比66.8%増)となりました。

なお、移管前のその他用の売上収益は22億94百万円(前年同四半期比72.3%増)であります。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

当第2四半期連結会計期間末における資産合計は288億64百万円となり、前連結会計年度末に比べ12億51百万円増加いたしました。これは主に為替の影響を受けてのれん及び無形資産が増加したこと、営業債権及びその他の債権が増加したことによるものであります。

(負債)

当第2四半期連結会計期間末における負債合計は187億33百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億1百万円増加いたしました。これは主に営業債務及びその他の債務、未払法人所得税等が増加したことによるものであります。

(資本)

当第2四半期連結会計期間末における資本合計は101億31百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億50百万円増加いたしました。これは主に剰余金の配当があったものの、四半期利益の計上及びその他の資本の構成要素の増加によるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ4億95百万円減少し25億53百万円となりました。これは主に税引前四半期利益、減価償却費及び償却費の計上があったものの、設備投資及び借入金返済があったことによるものです。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

税引前四半期利益、減価償却費及び償却費の計上があったことに対し、棚卸資産及び営業債権及びその他の債権の増加があったことにより9億46百万円の収入となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

生産設備の一部更新に加え、群馬工場内に倉庫を新設するため4億61百万円の支出をいたしました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

主に長短借入金の返済及び配当金の支払いがあったことにより10億68百万円の支出となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めておりません。

 

(5)経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の当社グループ全体の研究開発費の総額は、86百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(7)資金の財源及び資金の流動性についての分析

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は25億53百万円となり、前連結会計年度末と比べ4億95百万円減少しました。

各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、(3)キャッシュ・フローの状況に記載しております。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。