第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

  また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当中間連結会計期間におけるわが国経済は、緩やかな回復基調が続いているものの、地政学的リスクの高まりや米国の通商政策の影響による景気下振れリスクに加え、エネルギー及び原材料価格の高騰が続いております。また、長引く物価上昇に伴う実質賃金の伸び悩みが個人消費に影響を及ぼし、先行きは依然として不透明な状況にあります。

 このような経済環境の下、当中間連結会計期間の当社グループ連結売上高は、5,550,795千円(前年同期比1.7%増)となりました。

 当社グループの販売ルート別売上では、主力事業である通信販売事業(ECを含む)において、プレミアム層(ポイントステージ:ダイヤモンド会員・プラチナ会員)の売上は前年同期比で増加したものの、新規顧客獲得数の減少に伴うベーシック層(同ステージ:フレンド会員・スタンダード会員)の売上減少が響き、3,077,061千円(前年同期比2.0%減)となりました。店舗販売事業(百貨店向卸売・直営店)では、前期から進めている不採算店舗の整理・閉鎖により、直営店の売上が233,601千円(前年同期比17.2%減)となりましたが、百貨店向卸売においては、ツーリスト需要の回復により売上が全体では777,288千円(前年同期比9.1%増)となりました。その他卸売事業(国内卸売事業・海外卸売事業)では、国内では主要取引先の店舗閉鎖や大口受注の減少により売上が減少した一方、海外では2025年4月より中国代理店を1社に集約したことにより販売効率が向上し、中国向け出荷量が大幅に増加した結果、1,462,422千円(前年同期比10.6%増)となりました。

 また、品目別売上では、化粧品全体として前年同期比1.3%の増収となりましたが、基礎化粧品は3,442,908千円(前年同期比1.0%減)、メイクアップ化粧品は469,085千円(前年同期比8.7%減)、トイレタリーは296,987千円(前年同期比4.7%減)となりました。一方、健康食品・雑貨等の売上においては1,177,627千円(前年同期比3.2%増)となりました。

 売上原価は、1,846,038千円(前年同期比2.9%増)となりました。販売費及び一般管理費は、広告宣伝・販売促進費が1,127,079千円(前年同期比9.3%減)、その他経費が2,320,083千円(前年同期比5.6%減)、合計で3,447,163千円(前年同期比6.8%減)となりました。

 これらの結果、営業利益は257,593千円(前年同期は営業損失36,739千円)、経常利益は252,097千円(前年同期は経常損失22,582千円)、親会社株主に帰属する中間純利益は187,976千円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失15,613千円)となっております。

 こうした環境下において、当社グループでは「第2次中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)」に基づき、2026年3月期の重点課題に取り組んでおります。

 

[第2次中期経営計画に基づく施策]

(基盤強化)

①人的資本の強化

②収益構造の改善

(事業拡大)

③製品開発の強化

④顧客接点の拡大

[2026年3月期 重点課題]

①店舗販売事業改善策の継続推進

・不採算店舗の閉店による収益性の向上…上期4店舗をクローズ

・好立地店舗の強化・刷新…下期に3店舗を移転・リニューアル予定

・インバウンド需要への対応…海外人気商材の限定販売や百貨店との協業による外商施策の強化

②新規顧客の基本施策見直し

・新規獲得商材の充実…市場ニーズの高いヘアオイル、スキンケアパウダーなどの新規商材を投入

・F2転換(2回目購入・継続)フローの構築…顧客接点のあり方を見直し、上期の転換率が上昇

 

③クラブハーバー制度の改定

・ミドル層(ポイントステージ:ゴールド会員・サファイア会員)~ベーシック層(同ステージ:フレンド会員・スタンダード会員)の稼働向上…クラブハーバー制度(ポイントステージ)改定によるLTV(顧客生涯価値)の向上

・プレミアム層の継続フォロー

 なお、機能性表示食品『ビフィズスミックスW』を2025年4月21日に、美容ケアサプリメント、粉末タイプの『みちぷるスティック(コラーゲン&大豆イソフラボン)』、ドリンクタイプの『みちぷるリッチ(コラーゲン&プラセンタ)』を同年9月19日に新発売いたしました。

 さらに、新たな取組みとして、当社ブランドの持続的な成長を見据え、ミレニアル世代(30~40代)への認知度向上施策を推進しております。具体的には、TV離れ世代(Z世代~ミレニアル世代)に話題のクリエイター集団「こねこフィルム」(2025年9月25日時点の総フォロワー数430万人)とコラボレーションし、縦型ショートドラマ(全4話予定)を制作。第1弾『萬田久子』を2025年9月18日より、第2弾『大女優VS本物』を同年10月16日より、各種SNSで配信し、TV離れ世代への認知度向上と新規顧客獲得の基盤強化を図りました。

 

区分

前中間連結会計期間

(自 2024年4月1日

至 2024年9月30日)

当中間連結会計期間

(自 2025年4月1日

至 2025年9月30日)

増減

売上高

5,455,967千円

5,550,795千円

94,827千円(1.7%増)

営業利益又は営業損失(△)

△36,739千円

257,593千円

294,332千円(-)

経常利益又は経常損失(△)

△22,582千円

252,097千円

274,680千円(-)

親会社株主に帰属する中間純利益又は親会社株主に帰属する中間純損失(△)

△15,613千円

187,976千円

203,590千円(-)

売上高営業利益率

△0.7%

4.6%

5.3ポイント増

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末に比較して360,632千円減少し、4,382,905千円になりました。

  (営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、245,830千円の収入(前年同期は310,390千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益251,882千円の計上に加え、売上債権の減少118,453千円及び仕入債務の増加249,293千円が資金の増加要因となったことによるものです。一方で棚卸資産の増加201,819千円及び未払又は未収消費税等の増減額224,121千円は資金の減少要因となりました。

  (投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、38,811千円の支出(前年同期は50,651千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出46,768千円、無形固定資産の取得による支出30,925千円、差入保証金の回収による収入42,677千円によるものです。

  (財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、567,652千円の支出(前年同期は224,958千円の支出)となりました。これは短期借入金の純増減額300,000千円、長期借入れによる収入200,000千円、長期借入金の返済による支出316,480千円及び配当金の支払額151,172千円によるものです。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、57,181千円です。

 なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

(6)経営成績に重要な影響を与える要因

 当社グループの売上高は化粧品等に関連する売上です。化粧品業界全体では、個人消費の伸び悩みなどからマーケットが拡大しない状況が続く中で、消費者ニーズの多様化、価格の二極化、新規参入企業の増加などにより、企業間の厳しい競争が続いています。

 この様な経営環境のもと、当社グループが安定的に成長するには、新規顧客を効率的に増やしていくこと及び研究開発に力を入れ多様化した消費者ニーズに対応し、顧客満足度の高い製品・サービスを提供していくことにより、ロイヤルティを高め、LTV(顧客生涯価値)を最大化させていく事が重要と考えています。

 

(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析

     (資産)

 流動資産は、前連結会計年度末に比較して241,243千円減少し、8,794,252千円となりました。これは主に、原材料及び貯蔵品が増加したものの、現金及び預金、売掛金が減少したことによるものです。

 固定資産は、前連結会計年度末に比較して74,853千円減少し、3,233,991千円となりました。これは主に、有形固定資産及びソフトウエアが減価償却により減少したことによるものです。

 (負債)

 流動負債は、前連結会計年度末に比較して314,659千円減少し、2,343,886千円となりました。これは主に、短期借入金が返済により減少したものの、買掛金及び契約負債が増加したことによるものです。

 固定負債は、前連結会計年度末に比較して38,156千円減少し、720,523千円となりました。これは主に、長期借入金が返済により減少したことによるものです。

 (純資産)

 純資産は、前連結会計年度末に比較して36,718千円増加し、8,963,833千円となりました。これは、利益剰余金が増加したことによるものです。

 

3【重要な契約等】

(連結子会社の吸収合併)

 当社は、2025年11月14日開催の取締役会において、当社の100%出資連結子会社であるハーバーコスメティクス株式会社を2026年4月1日をもって吸収合併することを決議し、同日付けで同社と合併契約を締結いたしました。

 詳細は、「第4経理の状況 1中間連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。