当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルスの感染症拡大による事業への影響については、現時点においては販売の一部に留まっておりますが、今後の推移状況を注視してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の連結子会社)が判断したものであります。
①経営成績
わが国の経済は、総務省が今年7月6日に発表した5月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出が前年同月比111.6%と増えており、3カ月連続プラスが続いている状況にあります。
このような状況の下当社グループでは、経営の多角化と新業態への進出による規模の拡大と企業体質の強化を図り、株式市場における当社グループの企業価値の向上を目的として、今年5月26日に株式会社さいか屋を、今年6月1日に株式会社なすびを連結子会社化いたしました。業績につきましては、引き続き海外部門が好調を維持し、第3四半期連結累計期間では同部門の売上高が前年同期比277.6%と記録的な増収となったほか、通信販売部門・卸販売部門・医薬品事業も好調を維持したことにより、第3四半期連結累計期間の連結売上高は14,495百万円(前年同期比124.2%)と過去最高になりました。損益面につきましては、増収に伴う増産により、効率的な生産ができ、粗利益率が向上し、売上総利益が前年同期比137.6%となりました。また、医薬品事業を営む子会社本草製薬㈱の黒字化が寄与し、営業利益は1,916百万円(前年同期比243.0%)、経常利益は1,907百万円(前年同期比242.8%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,359百万円(前年同期比307.6%)となりました。売上高及び各利益とも、第3四半期連結累計期間の過去最高を記録しました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(ヘルスケア事業)
・OEM部門
コロナ禍において、消費者の巣ごもり需要増と健康意識の高まりが相まって、特に通信販売事業を営む顧客において、青汁や乳酸菌製品等の受注が好調を維持いたしました。さらに、運動不足によるコロナ太りの問題が顕在化する中で、腹部の脂肪を減らす等のダイエットに結び付く訴求ができる機能性表示食品も好調に推移いたしました。その結果、当部門の売上高は前年同期を上回りました。
・海外部門
当部門は、越境EC向け製品の受注が増加したことに加え、既存顧客において美容商材の受注が大きく伸長いたしました。その結果、当部門の売上高は前年同期比277.6%と記録的な増収になりました。
・通信販売部門
TVショッピング、新聞等の広告出稿を行い、新規顧客の開拓が順調に推移いたしました。新規顧客へのフォロー及び休眠顧客の掘り起こしを強化し、リピート率の向上に努めました。その結果、巣ごもり消費による受注増ならびに昨年9月に出店した越境ECの中国天猫(Tモール)での受注も加わり、当部門の売上高は前年同期比118.3%となりました。
・卸販売部門
通信販売事業を営む顧客からの受注が好調に推移いたしました。また、新型コロナウイルス感染症の影響により滞っていた商談状況が徐々に改善し、機能性表示食品の受注が増加いたしました。その結果、当部門の売上高は前年同期比119.2%となりました。
・店舗販売部門
今年3月に基礎化粧品『ANANDA』シリーズ、今年5月に『燕の巣サプリメント』を上市し販売を強化いたしました。機能性表示食品『RICHルテイン25』が好調な売れ行きとなったものの、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言発令に伴い、百貨店の臨時休業等が響き、当部門は苦戦いたしました。
以上の結果、ヘルスケア事業の業績は、売上高13,347百万円(前年同期比125.0%)、営業利益2,293百万円(前年同期比189.2%)(全社費用調整前)となりました。
(医薬品事業)
医薬品市場は、大別して医師の処方箋に基づき病院・診療所、調剤薬局で購入する医療用医薬品市場と、医師の処方箋が要らず、ドラッグストアで購入する一般用医薬品市場に分けられます。
医療用医薬品につきましては、重点販売製品として位置付けている自社製造、医療用ジェネリック医薬品『ピムロ顆粒』(下剤)、生活習慣改善薬のジェネリック医薬品『タダラフィル錠』『フィナステリド錠』『シルデナフィル錠』が順調に売上を伸ばしたほか、一般用医薬品のOEM受注が増加した影響が加わり、利益面において安定的に黒字が出せる体制となりました。
以上の結果、医薬品事業の業績は、売上高が1,148百万円(前年同期比115.7%)、営業利益93百万円(前年同期比1,469.9%)となりました。
②財政状態
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,293百万円増加し、14,302百万円となりました。この増加要因は主として、売上代金及び注文代金の入金が増加したことや、㈱さいか屋の企業結合により、現金及び預金が2,850百万円増加したことに加え 企業結合の影響などにより、商品及び製品が674百万円、流動資産のその他が380百万円、原材料及び貯蔵品が305百万円増加したことによるものであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産合計は、前連結会計年度末に比べ10,037百万円増加し、18,576百万円となりました。この増加要因は主として、㈱さいか屋の企業結合などが影響し、土地が4,756百万円、建物及び構築物(純額)が2,903百万円、投資その他の資産のその他が1,497百万円、のれんが914百万円増加したことによるものであります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債合計は、前連結会計年度末に比べ7,906百万円増加し、14,110百万円となりました。返済期限が1年以内に到来する長期借入金が固定負債から振替られたことや、企業結合の影響により、短期借入金が3,208百万円増加したほか、原材料の調達の増加や企業結合の影響により、支払手形及び買掛金が1,720百万円増加しました。さらに、注文代金の前受金の増加や企業結合により、流動負債のその他が1,388百万円増加したことに加え、企業結合の影響などにより、商品券回収損失引当金が624百万円、商品券が526百万円、未払法人税等285百万円増加しました。これらが流動負債の主な増加要因であります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債合計は、前連結会計年度末に比べ4,684百万円増加し、6,565百万円となりました。この増加要因は主として、企業結合などが影響し、長期借入金3,956百万円、退職給付に係る負債が314百万円、固定負債のその他が251百万円、資産除去債務が162百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,739百万円増加し、12,203百万円となりました。この増加要因は主として、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が1,045百万円増加したことに加え、企業結合により、非支配株主持分が743百万円増加したことによるものであります。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は123,048千円であります。
当社は、2021年5月10日開催の取締役会において、株式会社なすび(以下、「なすび」という。)の株式を取得し、その後、当社を完全親会社、なすびを完全子会社とする簡易株式交換の実施について決議し、同日付で株式譲渡契約及び株式交換契約を締結いたしました。また、2021年6月1日付で株式取得の手続が完了し、なすびの株式80.2%を取得した後、同日付で簡易株式交換の手続きが完了し、なすびの株式19.8%を取得しており、同社を当社の完全子会社としております。
詳細につきましては「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。