文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、好調な世界経済を背景とした輸出の増加に加え、国内消費や民間設備投資も緩やかな回復基調を維持し、景気の回復期間は、高度経済成長期の「いざなぎ景気」を超え、戦後第2位の長さとなりました。
このような経営環境の下で、当社グループは、中期経営計画『「FK17変革とチャレンジ」~強固な事業基盤の再構築を目指して~』の基本方針と事業別施策に沿って、各事業に取り組んでまいりました。特に、当社グループのコア事業である石油事業では、上昇した製品仕入コストの価格転嫁に努めたものの、物流経費の増加や在庫影響による利益の減少などから、損益面では厳しい状況が続きました。
子会社が営むホームエネルギー事業とレンタル事業の業績につきましては、ホームエネルギー事業は、設備投資に係る関連経費などの増加から、利益は前年同期を若干下回ったものの、レンタル事業は、営業基盤である北海道の需要回復などから、前年同期を上回ることができました。また、環境関連事業として取り組んでいるメガソーラー発電事業につきましても、売電額は前年同期を上回りました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は、石油事業における製品販売価格上昇などの影響により、前年同期比68億円(21.7%)増加の381億円となりました。損益面では、売上総利益は、レンタル事業の好調などから、前年同期比102百万円(3.7%)増加の2,860百万円となりました。また、営業利益は、販売費及び一般管理費の増加から、前年同期比17百万円(4.4%)減少の385百万円となり、経常利益も前年同期比18百万円(3.9%)減少の455百万円となりました。法人税等を調整した親会社株主に帰属する四半期純利益は、当社の税効果会計における企業分類が変更したことなどにより、法人税等調整額に利益項目として、171百万円を計上できたことから、前年同期比189百万円(60.0%)増加の504百万円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
「石油事業」
石油業界におきましては、昨年初頭より50ドル/バーレルを挟んで安定的な動きとなっていた原油価格は、産油国の協調減産継続に中東などの地政学的リスクも重なり、秋口から上昇基調に転じ、当期間末には、60ドル/バーレルを超えました。国内の石油製品需要につきましては、冬入り後の気温低下などから灯油は増加したものの、重油は漸減傾向が続いており、全体では、ほぼ前年同期並みの動きとなりました。
このような厳しい環境の下で当社グループは、業界再編を進める石油元売各社が、新たに打ち出した価格政策などへの対応に鋭意取り組み、上昇した製品仕入コストの製品販売価格への転嫁に努めましたが、物流経費の増加や在庫影響による利益の減少などから、損益面では厳しい状況が続きました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は、製品販売価格の上昇などの影響により、前年同期比64億円(22.1%)増加の355億円となったものの、営業利益は、販売費及び一般管理費の増加などから前年同期比85百万円(50.3%)減少の84百万円となりました。
「ホームエネルギー事業」
北海道道央地域に営業基盤を有するホームエネルギー事業(LPG・灯油など家庭用燃料小売事業)におきましては、暖房用灯油は、節約志向の定着などによる減少傾向はあるものの、気温低下による増加がこれを上回り、販売数量は増加しました。LPGの需要につきましても堅調に推移しました。
このような環境の下で、当社グループは、LPGの積極的な営業活動と新規投資により供給戸数の拡大を図るとともに、採算販売の徹底にも取り組みました。また、安全を第一として保安投資にも努めてまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は、販売数量の増加などの影響により前年同期比84百万円(9.9%)増加の935百万円となりました。また、営業利益は、新規顧客獲得のための設備投資に係る関連経費などの増加から、前年同期比20百万円(32.4%)減少の42百万円となりました。
「レンタル事業」
北海道道央地域に営業基盤を有する建設機材レンタル事業におきましては、道内の公共工事の発注額が前年を上回り、民間投資にも持ち直しの気配が見えてまいりました。
このような環境の下で、当社グループは、地元企業の需要取り込みに力を入れるとともに、需要の高い機材の充実を図り、保有機材の有効活用に努めました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は、工事件数の増加から、前年同期比198百万円(18.2%)増加の1,288百万円となりました。また、営業利益は、前年同期比64百万円(53.4%)増加の185百万円となりました。
「環境関連事業」
当社グループが、新規事業として取り組んでいる環境関連事業のうち、メガソーラー発電事業につきましては、前期、新たに鹿児島県と茨城県の発電所を開所し、当第3四半期連結累計期間は、従来の施設(千葉県・群馬県)と合わせ4ヶ所(6メガワット)の発電所がフル稼働となりました。また、グリーン商品であるアドブルーの販売につきましては、販売数量はまだ少ないものの、前年同期比24.0%の増販となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、夏場の悪天候や冬の降雪などの影響から発電の落ちる日は有ったものの、当期間を通しての売電は、ほぼ順調に推移し、売上高は、前年同期比80百万円(28.3%)増加の364百万円となりました。また、営業利益も、前年同期比23百万円(46.3%)増加の72百万円となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ3,117百万円増加の20,012百万円となりました。この主な要因は、受取手形及び売掛金の増加1,978百万円や現金及び預金の増加839百万円などによるものであります。
また、負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,634百万円増加の10,253百万円となりました。この主な要因は、支払手形及び買掛金の増加2,633百万円などによるものであります。
純資産合計は、剰余金の配当による減少122百万円を含め、前連結会計年度末に比べ483百万円増加の9,759百万円となり、自己資本比率は48.8%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により増加した資金が、投資活動及び財務活動で使用した資金を上回り、第3四半期連結会計期間末の資金残高は前連結会計年度末に比べ839百万円増加して4,860百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は1,343百万円(前年同期は650百万円の増加)となりました。これは仕入債務の増加額2,632百万円や税金等調整前四半期純利益487百万円などの資金増加要因と減価償却費360百万円などの非資金項目の合計額が、売上債権の増加額1,978百万円などの資金減少要因を上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は354百万円(前年同期は1,042百万円の使用)となりました。これは有形固定資産の取得による支出394百万円などの資金減少要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は149百万円(前年同期は166百万円の使用)となりました。これは配当金の支払額122百万円などの資金減少要因によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当社グループは、研究開発活動を行っておりません。
(6)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあ
りません。
(7)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に千葉県木更
津市の太陽光発電設備の増設工事が完了し、平成29年9月より稼働しております。