【注記事項】
(重要な会計方針)

1 資産の評価基準及び評価方法

(1) 有価証券

① 子会社株式及び関連会社株式

移動平均法による原価法

② その他有価証券

(ア) 市場価格のない株式等以外のもの

決算日の市場価格等に基づく時価法 

(評価差額は、全部純資産直入法により処理し、売却原価は、移動平均法により算出)

(イ) 市場価格のない株式等

移動平均法に基づく原価法 

 

(2) デリバティブ

時価法 

 

(3) 棚卸資産
① 商品・製品・原材料

総平均法による原価法

② 貯蔵品

移動平均法による原価法

なお、貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定しています。

 

2 固定資産の減価償却方法

(1) 有形固定資産(リース資産を除く)

石油化学製品製造装置  … 定率法

上記以外の有形固定資産 … 定額法

なお、主な耐用年数は次のとおりです。

建物及び構築物

2~60年

油槽

10~15年

機械及び装置

2~24年

 

 

(2) 無形固定資産

定額法

自社利用分のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法としています。

 

(3) リース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しています。

 

3 引当金の計上基準

(1) 貸倒引当金

債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しています。

 

(2)  賞与引当金

従業員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額に基づき計上しています。

 

 

(3) 退職給付引当金

①退職給付見込額の期間帰属方法

退職給付引当金の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっています。

②数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法

過去勤務費用は、その発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により費用処理しています。数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理しています。

 

(4) 特別修繕引当金

 消防法により定期開放点検が義務付けられている油槽に係る点検修理費用について、当該点検修理費用の支出             見込額のうち当事業年度に負担すべき額を計上しています。

 

(5) 修繕引当金

定期修理を要する機械装置の定期修理費用については、当該定期修理費用の支出見込額のうち当事業年度に負担すべき額を計上しています。

 

4 収益及び費用の計上基準

  当社の主要な事業は石油製品の製造・販売であり、石油製品の支配を顧客に移転することが主な履行義務です。
 石油製品の支配が顧客に移転する時点は出荷形態又は契約形態毎に異なりますが、主に引き渡し時に支配が移転
 し、履行義務が充足されることから、当該時点で収益を認識しています。

  石油製品の販売に関する取引の対価は、概ね石油製品の支配移転後月末締めにて請求し、主に数カ月以内で回収
 しており、対価の金額に重要な金融要素は含まれていません。

 

5 その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項

(1)  ヘッジ会計の方法

①ヘッジ会計の方法

原油予定取引に係る商品スワップについては、繰延ヘッジ処理を採用しています。

また、為替予約が付されている外貨建金銭債権債務については、振当処理を、金利スワップ取引のうち、特
 例処理の要件を満たす取引については、当該特例処理を採用しています。

②ヘッジ手段とヘッジ対象

(通貨関連)

   ヘッジ手段…為替予約

   ヘッジ対象…商品等の輸出による外貨建債権、原油の輸入等による外貨建債務

(金利関連)

   ヘッジ手段…金利スワップ

   ヘッジ対象…借入金

(商品関連)

   ヘッジ手段…原油スワップ

   ヘッジ対象…原油予定取引

③ヘッジ方針

為替リスクのある資産・負債については、為替予約により、為替リスクをヘッジすることを基本としていま
 す。金利リスクのある負債については、金利スワップにより、金利リスクをヘッジすることを基本としていま
 す。価格変動リスクのある商品については、デリバティブ取引に関する内規に基づき、ヘッジ対象に係る価格
 変動リスクを一定の範囲内でヘッジしています。

④ヘッジ有効性評価

ヘッジ開始時から有効性判定時点までの期間において、ヘッジ対象とヘッジ手段の相場変動の累計を比較し、
 両者の変動額等を基礎にして有効性を判定しています。
 なお、振当処理によっている為替予約、特例処理によっている金利スワップについては、有効性の評価を省略
 しています。

 

(2) 退職給付に係る会計処理

退職給付に係る未認識数理計算上の差異、未認識過去勤務費用の会計処理の方法は、連結財務諸表におけるこれらの会計処理の方法と異なっています。

 

(3) 連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用

当社は、翌事業年度から、連結納税制度からグループ通算制度へ移行することとなります。ただし、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において創設されたグループ通算制度への移行及びグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行われた項目については、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」(実務対応報告第39号 2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰延税金負債の額について、改正前の税法の規定に基づいております。

なお、翌事業年度の期首から、グループ通算制度を適用する場合における法人税及び地方法人税並びに税効果会計の会計処理及び開示の取扱いを定めた「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第42号 2021年8月12日)を適用する予定であります。

 

 

(重要な会計上の見積り)

会計上の見積りは、財務諸表作成時に入手可能な情報に基づいて合理的な金額を算出しております。当事業年度の財務諸表に計上した金額が会計上の見積りによるもののうち、翌事業年度の財務諸表に重要な影響を及ぼすリスクがある項目は以下のとおりです。

 

1. 石油製品精製事業における棚卸資産の評価

(1)当事業年度の財務諸表に計上した金額

 貸借対照表に計上した棚卸資産117,831百万円(前事業年度80,647百万円)に係る評価損の要否を判断するため、総平均法による原価法に基づく帳簿価額と、事業年度末における正味売却価額又は再調達原価との比較検討を行いました。検討の結果、帳簿価額が事業年度末における正味売却価額又は再調達原価を超えている棚卸資産について、棚卸資産評価損162百万円(同403百万円)を認識し、期首戻入額との差額△240百万円(同△19,622百万円)を損益計算書の売上原価に計上しました。

 

(2)会計上の見積りの内容について財務諸表利用者の理解に資するその他の情報

 連結財務諸表「注記事項(重要な会計上の見積り)1. 石油製品精製事業における棚卸資産の評価」に記載した内容と同一であります。

 

2.石油製品精製設備に係る減損損失の認識の要否

(1)当事業年度の財務諸表に計上した金額

 当事業年度において、近隣の土地の公示価格が当社の石油製品精製設備に属する土地の帳簿価額を下回った状態にあることから、減損の兆候があると判断し、減損損失の計上の要否について検討を行いました。検討の結果、割引前将来キャッシュ・フローが当社の石油製品精製設備102,204百万円(前事業年度97,511百万円)を超えると判断されたため、減損損失は計上しておりません。

 

(2)会計上の見積りの内容について財務諸表利用者の理解に資するその他の情報

 連結財務諸表「注記事項(重要な会計上の見積り)2. 石油製品精製設備に係る減損損失の認識の要否」に記載した内容と同一であります。

 

(会計方針の変更)

(収益認識に関する会計基準等の適用)

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を当事業年度の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしました。

収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従っており、当事業年度の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当事業年度の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用することとしています。ただし、収益認識会計基準第86項に定める方法を適用し、当事業年度の期首より前までに従前の取扱いに従ってほとんどすべての収益の額を認識した契約に、新たな会計方針を遡及適用していません。また、収益認識会計基準第86項また書き(1)に定める方法を適用し、当事業年度の期首より前までに行われた契約変更について、すべての契約変更を反映した後の契約条件に基づき、会計処理を行っています。また、収益認識会計基準第89-3項に定める経過的な取り扱いに従って、前事業年度に係る比較情報について記載しておりません。

この結果、当事業年度の会計処理に与える影響は軽微です。

 

(時価の算定に関する会計基準等の適用)

「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」という。)等を当事業年度の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することといたしました。なお、当該会計基準等の適用が財務諸表に与える影響はありません。

 

(貸借対照表関係)

※1 関係会社に対する債権債務

 

 

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

短期金銭債権

7,287百万円

19,683百万円

長期金銭債権

716百万円

716百万円

短期金銭債務

19,039百万円

59,835百万円

 

 

※2 担保に供している資産

 

 工場財団抵当

 

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

 

建物

3,098百万円

2,933百万円

油槽

3,085百万円

2,974百万円

構築物

8,279百万円

7,888百万円

機械及び装置

27,402百万円

33,864百万円

土地

48,952百万円

48,952百万円

 

担保資産-計

90,818百万円

96,612百万円

 

 

上記に対応する債務 

 

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

長期借入金

27,510百万円

33,036百万円

(うち一年内返済予定分)

(8,174百万円)

(10,913百万円)

 

 

 

※3 直接減額による圧縮記帳

 

国庫助成金により取得価額から控除した額

 

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

建物

175百万円

175百万円

油槽

148百万円

148百万円

構築物

3,267百万円

3,286百万円

機械及び装置

1,578百万円

1,967百万円

車両運搬具

0百万円

0百万円

工具、器具及び備品

128百万円

128百万円

ソフトウェア

41百万円

54百万円

 

保険差益により取得価額から控除した額

 

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

機械及び装置

128百万円

128百万円

 

 

 

 4 保証債務

(前事業年度)                                     (単位:百万円)

被保証者

保証金額

被保証債務の内容

PETRO PROGRESS PTE LTD

29,299

(67,533)

左記会社の取引債務
(極度保証額)

バイオマス燃料供給有限責任事業組合

979

(3,898)

当座借越約定、輸入消費税の延納、信用状取引約定
(極度保証額)

富士石油販売㈱

280

(800)

左記会社の取引債務
(極度保証額)

従業員

9

従業員の持家資金借入債務

30,569

 

 

 

(当事業年度)                                     (単位:百万円)

被保証者

保証金額

被保証債務の内容

PETRO PROGRESS PTE LTD

36,492

(94,240)

左記会社の取引債務
(極度保証額)

バイオマス燃料供給有限責任事業組合

2,855

(5,910)

当座借越約定、輸入消費税の延納、信用状取引約定
(極度保証額)

富士石油販売㈱

366

(800)

左記会社の取引債務
(極度保証額)

従業員

4

従業員の持家資金借入債務

39,720

 

 

 

※5 土地再評価差額金に関する注記

2013年10月1日に行われた合併において、合併消滅会社であった旧富士石油株式会社が土地の再評価に関する法律に基づき事業用土地の再評価を実施したことにより計上した土地再評価差額金のうち、同社との合併により受け入れた金額です。

 

(損益計算書関係)

※1 関係会社との主要な取引

 

前事業年度

(自  2020年4月1日

至  2021年3月31日)

当事業年度

(自  2021年4月1日

至  2022年3月31日)

営業取引

 

 

 売上高

11,924百万円

26,169百万円

 仕入高

223,590百万円

402,767百万円

 その他の営業取引高

1,440百万円

1,727百万円

営業外取引

1,377百万円

303百万円

 

 

 

※2 販売費及び一般管理費の主要な費目、金額及びおおよその割合

 

前事業年度

(自  2020年4月1日

至  2021年3月31日)

当事業年度

(自  2021年4月1日

至  2022年3月31日)

役員報酬

309

百万円

295

百万円

給料手当

1,225

百万円

1,292

百万円

退職給付費用

73

百万円

37

百万円

その他人件費

206

百万円

210

百万円

賃借料

136

百万円

145

百万円

運賃保管料

283

百万円

266

百万円

減価償却費

41

百万円

47

百万円

租税課金

429

百万円

375

百万円

 

 

おおよその割合

 

 

 販売費

9%

8%

 一般管理費

91%

92%

 

 

 

(有価証券関係)

子会社株式及び関連会社株式は、市場価格のない株式等のため、子会社株式及び関連会社株式の時価を記載していません。

なお、市場価格のない株式等の子会社株式及び関連会社株式の貸借対照表計上額は次のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

区分

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

子会社株式

11,961

11,961

関連会社株式

116

116

12,078

12,078

 

 

 

(税効果会計関係)

1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因内訳

 

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

繰延税金資産

 

 

税務上の繰越欠損金

21,435百万円

20,705百万円

 修繕引当金

2,354百万円

460百万円

 特別修繕引当金

713百万円

748百万円

 退職給付引当金

518百万円

444百万円

減価償却超過額

287百万円

280百万円

貸倒引当金

124百万円

124百万円

その他

1,186百万円

1,436百万円

繰延税金資産 小計

26,620百万円

24,199百万円

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額

△21,435百万円

△20,321百万円

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△4,527百万円

△2,918百万円

評価性引当額 小計

△25,960百万円

△23,240百万円

繰延税金資産 合計

658百万円

959百万円

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 資産の評価差額

△9,356百万円

△9,356百万円

繰延税金負債 合計

△9,356百万円

△9,356百万円

 

 

 

繰延税金負債の純額

△8,697百万円

△8,396百万円

 

 

2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳

 

前事業年度
(2021年3月31日)

当事業年度
(2022年3月31日)

法定実効税率

30.5%

30.5%

(調整)

 

 

  評価性引当額の増減

11.5%

△17.6%

  受贈益の益金不算入額

△5.6%

-%

  受取配当金

△1.2%

△0.2%

  寄付金の損金不算入額

0.3%

0.1%

  その他

△3.8%

△0.4%

税効果会計適用後の法人税等の負担率

31.7%

12.4%

 

 

(収益認識関係)

顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しています。