当第3四半期連結会計期間において、当社は持分法適用関連会社であった無錫德松科技有限公司の出資持分を追加取得し子会社としたため、持分法適用の範囲から除外し、同社を連結の範囲に含めております。
※ 資産の金額から直接控除している貸倒引当金の額
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産および長期前払費用に係る償却費を含む。)およびのれんの償却額は、次のとおりであります。
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2022年3月1日 至 2022年11月30日)
配当金支払額
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2023年3月1日 至 2023年11月30日)
配当金支払額
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2022年3月1日 至 2022年11月30日)
1.報告セグメントごとの売上高および利益の金額に関する情報
(注) 1.セグメント利益の調整額△20百万円には、セグメント間取引消去2百万円、棚卸資産の調整額△21百万円および貸倒引当金の調整額0百万円が含まれております。
2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2023年3月1日 至 2023年11月30日)
1.報告セグメントごとの売上高および利益の金額に関する情報
(注) 1.セグメント利益の調整額4百万円には、セグメント間取引消去0百万円、棚卸資産の調整額3百万円および貸倒引当金の調整額0百万円が含まれております。
2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
(取得による企業結合)
当社は、当社の持分法適用関連会社である無錫德松科技有限公司(中国江蘇省無錫市)の出資持分のすべてを追加取得し子会社化することについて、2023年8月28日意思決定を行い、2023年9月28日持分を取得いたしました。
(1)企業結合の概要
① 被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称 無錫德松科技有限公司
事業の内容 特殊潤滑油の製造
② 企業結合を行った主な理由
無錫德松科技有限公司の所在地である中華人民共和国江蘇省無錫市新呉区周辺は、都市化や商業用地化が進み区画整理の対象となっており、無錫市当局より、2023年9月30日までに現所在地からの立ち退きを要求されております。また、同社が行っている特殊潤滑油の生産は、現在浙江省海寧市に建設中の莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司に、順次移管していく予定としております。このような中、中国における事業再編の一環として同社を完全子会社化することといたしました。
③ 企業結合日
2023年9月28日(持分取得日)
2023年9月30日(みなし取得日)
④ 企業結合の法的形式
現金を対価とする持分取得
⑤ 結合後企業の名称
変更はありません。
⑥ 取得した議決権比率
取得直前に所有していた議決権比率 50.0%
企業結合日に追加取得した議決権比率 50.0%
取得後の議決権比率 100.0%
⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠
当社が現金を対価として持分を取得したことによるものです。
(2)四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間
2023年9月30日をみなし取得日としており、かつ、当社と被取得企業との四半期連結決算日の差異が3ヶ月を超えないことから、貸借対照表のみを連結しており、当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に被取得企業の業績は含まれておりません。
(3)被取得企業の取得原価および対価の種類ごとの内訳
(4)被取得企業の取得原価と取得するに至った取引ごとの取得原価の合計額との差額
段階取得に係る差損 34百万円
(5)負ののれん発生益の金額および発生原因
① 負ののれん発生益の金額
285百万円
なお、当第3四半期連結会計期間において取得原価の配分が完了しておらず暫定的に算定された金額であります。
② 発生原因
企業結合時における被取得企業の時価純資産額が取得原価を上回ったため、その差額を負ののれん発生益として認識しております。
(収益認識関係)
顧客との契約から生じる収益を分解した情報
前第3四半期連結累計期間(自 2022年3月1日 至 2022年11月30日)
(注) 「その他」は、素材、合成潤滑油、エネルギーデバイス材料および装置販売等であります。
当第3四半期連結累計期間(自 2023年3月1日 至 2023年11月30日)
(注) 「その他」は、素材、合成潤滑油、エネルギーデバイス材料および装置販売等であります。
1株当たり四半期純利益および算定上の基礎は、以下のとおりであります。
(注) 潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
(事業の譲受)
当社の連結子会社である MORESCO USA Inc.(米国 サウスカロライナ州、以下「MUSA」)は、CROSS TECHNOLOGIES GROUP, INC.(米国 ミシガン州、以下「CROSS」)の行う全事業を譲り受けすることについて2023年8月22日事業譲渡契約を締結し、10月20日事業を譲り受けました。
(1)事業譲受の概要
① 相手先企業の名称及び取得した事業の内容
相手先企業の名称 CROSS TECHNOLOGIES GROUP, INC.
取得する事業の内容 ダイカスト離型剤等の潤滑油および離型剤に関する製造および販売
② 事業譲受を行う主な理由
CROSS は、ダイカスト離型剤、金属加工油、ポリウレタンおよび複合材産業向けの潤滑油を製造、販売を行っている会社であり、潤滑油に関する技術的知見を保有しているほか、北米、中国等に多くの顧客を持っております。また、MUSA は CROSS より、ダイカスト離型剤等に使用する原材料を購入しておりました。
今回の事業譲受は、当社が米国に新たな生産拠点を確保することにより、製品の安定供給を強化し、潤滑油に関する原材料の内製化および開発を行い、より高性能な製品を製造、販売することを目的としております。
③ 企業結合日
2023年10月20日
④ 企業結合の法的形式
現金を対価とする事業譲受
⑤ 取得企業を決定するに至った主な根拠
現金を対価として事業を譲り受けるためであります。
(2)取得した事業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
(3)主要な取得関連費用の内容及び金額
現時点では確定しておりません。
(4)発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
現時点では確定しておりません。
(5)企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳
現時点では確定しておりません。
(子会社間の吸収合併)
当社は、2023年10月12日開催の取締役会において、当社の連結子会社である莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司と無錫德松科技有限公司および莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司を、莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司を存続会社として合併することを決議いたしました。
(1)企業結合の概要
① 結合当事企業の名称及びその事業内容
結合当事企業の名称 莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司
事業内容 潤滑油、封止材の開発、製造、販売および輸出入
被結合当事企業の名称 無錫德松科技有限公司
事業内容 特殊潤滑油の製造
被結合当事企業の名称 莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司
事業内容 ダイカスト用油剤の製造
② 企業結合日 2024年6月(予定)
③ 企業結合の法的形式
莫莱斯柯(浙江)功能材料有限公司を存続会社、無錫德松科技有限公司および莫莱斯柯花野圧鋳塗料(上海)有限公司を消滅会社とする吸収合併。
④ その他取引の概要に関する事項
本件合併により、今後もさまざまな分野で成長が見込まれる中国において経営判断の迅速化を図るとともに、特殊潤滑油生産拠点の集約による生産能力・生産効率の向上および中国子会社管理部門の業務効率化を進めてまいります。
(2)会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2019年1月16日)及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 2019年1月16日)に基づき、共通支配下の取引として会計処理を実施する予定であります。
2023年10月12日開催の取締役会において、当期中間配当に関し、次のとおり決議いたしました。
(イ)配当金の総額………………………………………185百万円
(ロ)1株当たりの金額…………………………………20円00銭
(ハ)支払請求の効力発生日および支払開始日………2023年11月13日
(注)2023年8月31日現在の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、支払いを行いました。