当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について、下記の追加すべき事項が生じております。
当社は、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するために、三密を避ける行動、マスクの着用、在宅勤務の実施や時差出勤の推奨、不要不急のイベントの中止、国外出張の自粛、国内出張の最小化など従業員の安全と社内外への感染拡大抑止を第一に対策を講じております。
また、新型コロナウイルス感染症の長期化が当社グループ全体の事業活動や財務状況に影響を及ぼす可能性があるため、引き続き今後の動向に注視してまいります。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(注)事業利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。
当第3四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年9月30日)における当社グループをとり巻く環境は、国内では新型コロナウイルス感染症の感染防止に向けた各種規制や個人消費の悪化により、本年前半の景気は大きく減速しておりましたが、緊急事態宣言解除以降の経済活動再開や政府、自治体の経済活動活性化策を受け、業種毎に差はあるものの全体として景気は緩やかに持ち直しつつあります。
また海外では、早い段階で経済活動を再開した中国において景気回復が持続したほか、米国、欧州等、景気改善傾向にある地域もあるものの、アジア等では人の移動制限や各種規制の残る地域もあり、不透明な状態が依然として継続しています。
こうした状況の中、当社グループは、中期経営計画GD2020に基づいた成長戦略と経営基盤強化に加え、機動的な資金調達による手元流動性の積み増し、設備投資計画および経費計画の見直しによるキャッシュアウトの削減、役員・理事の月額報酬および管理職の給与の減額など、新型コロナウイルス感染症の影響等に向けた各種対策に取り組んだ結果、当第3四半期連結累計期間の連結売上収益は3,903億66百万円(前年同期比16.2%減)となり、利益面では、連結事業利益は93億48百万円(前年同期比63.8%減)、連結営業利益は85億18百万円(前年同期比74.5%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は43億30百万円(前年同期比84.7%減)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① タイヤ
売上収益は2,662億50百万円(前年同期比16.4%減)で、当社グループの連結売上収益の68.2%を占めており、事業利益は5億11百万円(前年同期比95.7%減)となりました。
新車用タイヤは、国内では新型コロナウイルス感染症による需要の減少は緩やかに持ち直しつつあり、海外においても、中国など回復傾向にある地域もあるものの、第2四半期までの需要の減少が大きく、国内、海外ともに売上収益は前年同期を下回りました。
市販用タイヤは、積極的にグローバル・フラッグシップブランド「ADVAN(アドバン)」シリーズや、乗用車用スタッドレスタイヤブランド「iceGUARD(アイスガード)」シリーズ、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」シリーズ等の高付加価値商品の拡販に努め、各種戦略を進めましたが、国内では年初の暖冬の影響により冬用タイヤの販売が低調だったことに加え、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う消費活動の停滞で需要の減少が継続した他、海外においても中国など回復傾向にある地域もあるものの、第2四半期までの需要の減少が大きく、市販用タイヤ全体として売上収益は前年同期を下回りました。
以上の結果、タイヤ事業では、売上収益、事業利益とも前年同期を下回りました。
② MB(マルチプル・ビジネスの略)
売上収益は711億82百万円(前年同期比18.3%減)で、当社グループの連結売上収益の18.2%を占めており、事業利益は25億67百万円(前年同期比54.7%減)となりました。
各事業において、新型コロナウイルス感染症の影響が継続し、ホース配管事業は、経済再開により市場は回復しつつあるものの、第2四半期までの需要減少の影響が大きく、売上収益は前年同期を下回りました。
工業資材事業では、海洋商品は好調だったものの、第2四半期に続きコンベヤベルト及び土木資材の販売が低調で売上収益は前年同期を下回りました。
またハマタイト事業も、国内では工事の中断等が継続した他、自動車生産は、第2四半期までの需要の減少が大きく、売上収益は前年同期を下回りました。
航空部品事業では、民需向け販売の減少が継続したことで売上収益は前年同期を下回りました。
以上の結果、MB事業では、売上収益、事業利益とも前年同期を下回りました。
③ ATG(アライアンスタイヤグループ)
売上収益は473億76百万円(前年同期比11.7%減)で、当社グループの連結売上収益の12.1%を占めており、事業利益は62億33百万円(前年同期比17.7%減)となりました。
農業機械用・産業車両用タイヤを始めとするオフハイウェイタイヤは、市販向けを中心に需要が回復基調にあるものの、第2四半期までの需要の減少が大きく、売上収益は前年同期を下回りました。
また農業機械用タイヤなどオフハイウェイタイヤの生産能力の増強を図るため、インドAtchutapuram(アチュタプラム)工業団地(アンドラプラデシュ州ヴィシャカパトナム)に新工場を建設、2020年第3四半期に着工し、2023年第1四半期からの生産開始を予定しています。
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、441億93百万円となり、前連結会計年度末に比べて162億84百万円の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は398億67百万円(前年同期比71億29百万円の収入増加)となりました。
これは、主として売上債権の回収によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は249億52百万円(前年同期比72億50百万円の支出減少)となりました。
これは、主として有形固定資産の取得によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における財務活動による資金の増加は24億57百万円(前年同期比124億64百万円の支出減少)となりました。
これは、主として有利子負債が増加したことによるものです。
当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
当社グループの研究開発は、会社の基盤技術に関する研究開発活動を研究先行開発本部が、直接商品に係る研究開発活動をタイヤ、MB、ATG及びその他の技術部門が担当となり、世界的な技術の先端に挑戦し、世界初の商品を市場に提供することで、お客様に満足いただくべく努力を重ねています。
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、103億81百万円であります。
当社研究先行開発本部においては、環境貢献企業における研究部門として、精緻でかつ高度な分析・解析技術をベースに物質構造や反応機構等の解明による新素材開発やシミュレーション技術の開発を行い、環境にやさしいタイヤ材料の開発や電子材料用素材・省エネルギー関連への適用技術の開発などを中心に技術の先端に挑戦しています。
研究先行開発本部の当第3四半期連結累計期間における研究開発費の金額は、6億76百万円であります。
当第3四半期連結累計期間におけるセグメントごとの研究開発活動は、次のとおりであります。
1)タイヤ
当社の強みである独自の特性コントロール技術とグローバルな開発体制の拡充により、卓越した性能と品質の商品を作り出し「GD2020」の事業戦略を支えていくことを目標とし、以下のような活動を行いました。当第3四半期連結累計期間における研究開発費の金額は、78億16百万円であります。
①クロスオーバーSUV向けマッド&スノーグランドツーリングタイヤ 「GEOLANDAR CV G058」新発売
2020年2月、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」の新商品としてクロスオーバーSUV向けグランドツーリングタイヤ「GEOLANDAR CV G058(ジオランダー・シーブイ・ジーゼロゴーハチ)」を発売しました。
「GEOLANDAR CV G058」は、街中での走行に対応しつつ、快適なロングドライブにも応えるよう進化させたグランドツーリングタイヤで、急な降雪にも対応する「M+S(マッド&スノー)」規格となります。
安全性や静粛性などハイウェイテレーンタイヤとしての基本性能を高めながら、耐摩耗性能や低燃費性能に配慮しトータル性能を向上させました。
トレッドパターンにはサイプによりエッジ効果を高めた独自の「サイプベースパターン」を採用。耐偏摩耗性能に寄与するとともに、ウェット路面や急な降雪時でも優れたトラクションを発揮する「2-3Dコンビネーションサイプ」や、優れたトラクションと耐ハイドロプレーニング性能を両立させた「4コンビネーショングルーブ」を採用したほか、「5ピッチ・バリエーション」が耳障りな音域のパターンノイズを低減しています。
先進のシリカテクノロジーを駆使した専用コンパウンドは、ウェットや降雪時など低温域の路面を含む様々な路面状況で安定感ある走りに貢献し、また新開発プロファイルにより幅広でフラットな接地形状を実現し、耐摩耗性能・耐偏摩耗性能を確保しました。
②クロスオーバーSUV向けオンロード用サマータイヤ 「BluEarth-XT AE61」新発売
2020年2月、低燃費タイヤブランド「BluEarth(ブルーアース)」の新商品としてクロスオーバーSUV向けサマータイヤ「BluEarth-XT AE61(ブルーアース・エックスティー・エーイーロクイチ)」を発売しました。
「BluEarth-XT AE61」はクロスオーバーSUV専用として開発したサマータイヤで、市街地や高速道路などオンロードを思い通りに走るシャープなハンドリング性能やSUVの車内に静かな空間を提供する静粛性のほか偏摩耗を抑制して長く使えるロングライフ性能を兼ね備えています。さらに、全サイズで国内タイヤラベリング制度において、ウェットグリップ性能最高グレード「a」、転がり抵抗性能「A」を獲得。両立の難しいウェット性能と転がり抵抗性能を兼ね備え、雨の日の高い安心感や低燃費にも貢献します。
トレッドパターンはクロスオーバーSUVに求められる性能を発揮する非対称パターンを専用開発。ショルダーからセンターリブに至るまで高剛性を追求した設計を施すことで、ハンドリング性能と耐偏摩耗性能を実現したほか、「4ストレートグルーブ」+「インサイドナローグルーブ」が高いウェット性能に貢献します。さらに、エアポンピング音を抑制する「非貫通グルーブ」や「5ピッチ・バリエーション」を採用し、ノイズを抑制するパターン設計を施したことで、より優れた静粛性を実現しました。コンパウンドにはウェット性能および低燃費性能に効くシリカとポリマーを配合した「ナノブレンドゴム」を採用。プロファイルでは滑らかな接地形状と接地圧を均一化する「マウンド・プロファイル」の採用により、直進安定性と耐偏摩耗性能を発揮します。
③耐摩耗性能に優れた「BluEarth」初のバン専用タイヤ「BluEarth-Van RY55」新発売
2020年1月から、低燃費タイヤブランド「BluEarth(ブルーアース)」初のバン専用タイヤ「BluEarth-Van RY55(ブルーアース・バン・アールワイ・ゴーゴー)」を発売しました。
「BluEarth-Van RY55」はバン専用タイヤに最も求められる耐摩耗性能の向上に主眼を置きながら、優れたウェット性能の実現を目指し、トレッドには新開発の専用パターン「エクストラパワフルパターン」を採用、ショルダー部には深溝とサイプを交互配置した「アグレッシブショルダー」を搭載したことで、耐摩耗性能と耐偏摩耗性能を向上させました。
さらに、コンパウンドに強度を高めるトリプルポリマーを配合するとともに、接地形状を最適化する専用プロファイルを開発し、偏摩耗を抑制したほか「トライアングルブロック」および「ワイドセンターグルーブ」が高い剛性や排水性に寄与します。
④「ADVAN APEX V601」が世界的に権威ある「iF デザインアワード 2020」を受賞
2020年2月、当社のウルトラハイパフォーマンスサマータイヤ「ADVAN APEX V601(アドバン・アペックス・ブイロクマルイチ)」※1が、最も長い歴史を持つデザイン団体のひとつ「iF International Forum Design」(独・ハノーヴァー)により1953年に創設されたデザイン賞である「iF デザインアワード 2020」(プロダクト部門)を受賞しました。
「iF デザインアワード」の応募作品は革新性・仕上、機能性、美しさに加え、信頼性やポジショニングなどの基準に基づいて総合的に評価され、今回は56の国と地域から7,298件の応募の中、デザイン専門家78名により、厳正な審査が行われました。
受賞した「ADVAN APEX V601」は当社の歴史的ヒット商品である「YOKOHAMA A008(ヨコハマ・エイ・ゼロゼロハチ)」※2のトレッドパターンを彷彿とさせる非対称パターンに最新のハイパフォーマンスタイヤテクノロジーを投入し、ウェット性能やハンドリング性能を高次元で両立するとともに、優れた静粛性を実現しています。
また、高品質のマイクロシリカを配合したトレッドコンパウンドにより優れたコーナリング性能を発揮します。
※1:「ADVAN APEX V601」は現在北米で発売している商品です
※2:日本名「ADVAN HF Type D(アドバン・エイチエフ・タイプディー)」
⑤IoTを活用した次世代タイヤマネジメントシステム「T.M.S」をリニューアル
当社は、IoTを活用した次世代タイヤマネジメントシステム「T.M.S(ティーエムエス)」をリニューアルし、9月10日よりサービスを開始すると共に第4世代となるトラック・バス用タイヤ空気圧モニタリングシステムの新商品「HiTES4(ハイテスフォー)」を発売しました。
「T.M.S」はヨコハマタイヤのセールス担当者が輸送事業者様を訪問した際に取得する車両基本情報、装着タイヤ情報、タイヤ点検結果などの情報を管理するサービスで、2018年より当社内でクラウドデータベースでの運用を試行してまいりましたが、今回、輸送事業者の皆様からもアクセスいただけるようになりました。
また、タイヤ点検台数の増加や点検ニーズの高まりなどを背景に、リニューアルした「T.M.S」ではスマートフォンと連携するデプスゲージ(タイヤの溝の深さを測るデバイス)によるタイヤの溝深さの自動入力を可能とし、点検のスピードアップや効率化を実現しました。
また2003年に日本で初めて導入し、2009年に第2世代、2013年から第3世代を販売してきたトラック・バス用タイヤ空気圧モニタリングシステム「HiTES」では、第4世代となる「HiTES4」において、タイヤ内部の空気圧と温度をリアルタイムで確認し、管理値に達した際には音と色点滅で分かりやすく警報を伝えるインジケーターを採用しました。また、スマートフォンやタブレットで簡単にタイヤ状態を確認できる機能を追加、データ保存形式を見直し「T.M.S」のクラウドサーバーとの連携を可能にしました。
この「T.M.S」と「HiTES4」を連携させることで、運行・整備管理者が専用WEBページより、トラックやバスと離れた場所からタイヤ内部の空気圧と温度や車両の位置を確認することが可能となります。
さらにモニタリングデータは当社独自のアルゴリズムを用いて解析することで、タイヤの耐久性を予測し、リトレッドタイヤとしての再利用可否の指標にもなります。
当社は、次世代モビリティを見据えた重要なタイヤ拡販施策の一環としてデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを加速しており、今回のトラック・バス用タイヤにおける「T.M.S」「HiTES4」のリニューアルに加え、アルプスアルパイン㈱と共同で乗用車用タイヤセンサーの開発を進めています。
⑥乗用車用オールシーズンタイヤ「BluEarth-4S AW21」が「日刊自動車新聞用品大賞2020」の「タイヤ部門賞」を受賞
2020 年7月、当社の乗用車用オールシーズンタイヤ「BluEarth-4S AW21(ブルーアース・フォーエス・エーダブリュー・ニーイチ)」が㈱日刊自動車新聞社が主催する「日刊自動車新聞用品大賞2020」※1の「タイヤ部門賞」を受賞しました。
受賞した「BluEarth-4S AW21」はウェットやドライ路面での性能を確保しつつ、急な積雪にも対応できるしっかりとした雪上性能を実現したオールシーズンタイヤで、冬用タイヤ規制時でも走行可能※2なタイヤとして認められており、サイドウォールには国際基準で定められたシビアスノータイヤ条件に適合した証である「スノーフレークマーク」※3が打刻されています。
受賞にあたっては近年オールシーズンタイヤ市場が注目を集めている中、高レベルでの雪上性能、ウェット性能、ドライ性能のバランスを実現し、サマータイヤ、スタッドレスタイヤに加わる新たな選択肢を自動車ユーザーに提供したことが評価されました。
※1:「日刊自動車新聞用品大賞」は1987年にスタートした賞で、今回は、2019年4月から2020年6月の期間に注目を集めたカー用品を対象に、販売数量だけでなく、商品開発のアイデアや話題性、業界貢献度などを総合的に評価し、さらにカー用品販売店などへ実施したアンケート調査の結果を参考に各賞が選定されました。
※2:冬用タイヤ規制の場合は走行可能ですが、全車チェーン規制の場合は、いかなるタイヤ(スタッドレスタイヤを含む)もチェーン装着が必要です。
※3:欧州で冬用タイヤとして認証されたマーク
⑦トラック用ウルトラワイドベース スタッドレスタイヤ 「903W」を新発売
2020年秋から、トラックの後輪に使用するウルトラワイドベースタイヤとして、新たにスタッドレスタイヤ「903W(キューマルサン・ダブリュー)」を全国のヨコハマタイヤ販売会社を通じて販売開始しました。
当製品は、トラックやバスに装着される複輪(2本1組)を単輪(1本)に置き換えることができる超偏平シングルタイヤで、タイヤ組み換え・日常点検などの省メンテナンス化や1軸当たりの軽量化が可能になります。
また、タイヤの回転方向と平行にスチールコードを配置したベルト層を有する独自開発のベルト構造「SpiraLoop®(スパイラループ)」を採用しました。
これにより、当社従来ベルト構造でウルトラワイドベース化を図った場合に弱点となるショルダー部の成長とベルト部の歪みを抑制し、優れた耐偏摩耗性と耐久性を確保することができ、タイヤの長寿命化に貢献します。
加えて、トレッドパターンは、氷雪上性能重視型スタッドレスタイヤ「ZEN 903ZW」をベースに、ブロックエッジ量を増加させる「小ピッチワイドグルーブ」やブロック剛性を維持し接地面積を確保する「6列トラクションZブロック」を採用し、これらをウルトラワイドベースタイヤ用に最適に配列することで、優れたスタッドレス性能を発揮します。
当社は、中期経営計画「GD2020」においてタイヤ生産財事業を次の100年の収益の柱とすることを掲げ、トラック・バス用タイヤの拡販に取り組んでおり、独自技術である「SpiraLoop®」を採用した超偏平シングルタイヤを北米や日本で積極的に展開しています。
2)MB
お客様の満足と環境への貢献を念頭に置いて、幅広い産業分野での高機能新商品の開発と、新規事業を目指した技術開発を積極的に行っており、以下のような活動をしました。
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の金額は、14億52百万円であります。
3)ATG
革新、技術、低コスト生産により、商品のライフサイクルを通じて最も安いコストで最高の価値をお客様に提供するべく以下のような活動をしました。
当第3四半期連結累計期間における研究開発費の金額は、2億26百万円であります。
①各種展示会への出展
2020年1月から3月にかけては、世界最大規模の建設機械展示イベントであるCONEXPO-CON/AGG(コネクスポ-コン/アグ)、英国有数の農業関連展示会LAMMA(ラマ)など、様々な農業機械や建設機械の展示会へ出展し、ATGの製品およびサービスを理解していただく場を設けました。
2020年4月から9月にかけては、世界的な新型コロナウィルス感染拡大を受け、展示会への参加は見送りましたが、オンライン会議システムを利用したプレスイベントの企画、開催等を通じて、ATGの製品およびサービスを理解していただく場を設けました。
②新商品の発売
多くの商品を市場に投入し、販売拡大に努めております。当期において発売した商品は、主に次のものとなります。
[ALLIANCEブランド]
・AGRI STAR Ⅱ(アグリスターⅡ)
新規開発の2層トレッドラグにより、優れたトラクション、走行安定性、耐磨耗性を発揮するトラクター用ラジアルタイヤ(2020年1月発売)
・202
独自の深溝トレッドパターン、強化サイドウォールにより、タイヤ寿命の長期化を実現すると同時にロードアンドキャリー能力も向上させた建設機械用タイヤ(2020年1月発売)
・579
芝や砂地、泥濘地からアスファルトまで様々な路面に対応し、主に庭園や農園においてスムーズな作業を可能とするユーティリティートラクター用ラジアルタイヤ(2020年2月発売)
・AGRIFLEX+ 881(アグリフレックスプラス 881)
土壌ダメージの低減と耐荷重性を両立するVF構造、切り株によるタイヤへのダメージを低減する高剛性コンパウンドの採用により、生産性、タイヤ寿命ともに優れたラジアルタイヤ(2020年5月発売)
・Slick Master(スリックマスター)
刈り株ダメージを低減させる高剛性コンパウンド、スリックパターンの採用によってタイヤ寿命の長期化とダウンタイムの最小化を図り、ユーザーの生産性向上に貢献するインプルメント用タイヤ (2020年7月発売)
・768 Value Plus(768 バリュープラス)
耐荷重性、トラクション性能、耐久性に優れるセンターピボット灌漑システム向けタイヤ(2020年8月発売)
・415
高い耐磨耗性と耐発熱性を両立する独自のコンパウンドにより連続走行を可能とし、さらに偏磨耗を最小化し広い接地面積を確保する深溝トレッドパターンの採用により、タイヤ寿命の長期化を実現するリーチスタッカー用タイヤ(2020年7月発売)
[GALAXYブランド]
・IMP PRO(インププロ)
接地面積を拡げるプロファイル、剛性を高めた内部構造の採用により、草地や軟弱な土壌での走行安定性に優れ、且つ耐久性、負荷能力を向上させたインプルメント用タイヤ(2020年2月発売)
・FLOT PRO(フロットプロ)
トラクションやフロテーション性を高めるプロファイルの採用により、作業性に優れ、同時に土壌へのダメージを低減するインプルメント用のタイヤ(2020年1月発売)
・EARTH-PRO RADIAL 650(アース-プロラジアル 650)
ラジアル65扁平構造により、土壌ダメージを低減するとともにトラクション性を向上。さらにトレッドラグのマルチアングル化、内部構造強化によって乗り心地や耐久性にも優れたトラクター、ハーベスター用タイヤ(2020年2月発売)
・Garden-Pro XTD(ガーデン-プロエックスティーディー)
独自形状の深溝トレッドパターンの採用により、耐久性やトラクション性能に優れた汎用トラクター向けラジアルタイヤ(2020年9月発売)
上記のほか、ゴルフクラブ等のスポーツ用品にかかる研究開発費が2億12百万円あります。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。