第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

    当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

    文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

  (1)経営成績の状況

 

 

前第2四半期

連結累計期間

(百万円)

当第2四半期

連結累計期間

(百万円)

増減額

(百万円)

増減率

(%)

売上収益

37,116

46,144

9,027

24.3

 

自動車部品事業

14,484

19,793

5,309

36.7

 

産業資材事業

15,203

17,163

1,960

12.9

 

高機能エラストマー製品事業

5,485

7,042

1,556

28.4

 

その他

2,481

2,581

99

4.0

 

調整額

△538

△436

102

コア営業利益(セグメント利益)(△は損失)

1,325

4,376

3,051

230.2

 

自動車部品事業

198

1,667

1,469

740.0

 

産業資材事業

1,081

1,954

873

80.7

 

高機能エラストマー製品事業

△359

413

773

 

その他

143

147

4

3.2

 

調整額

261

192

△69

△26.5

営業利益

1,436

4,847

3,410

237.3

親会社の所有者に帰属する四半期利益

1,028

3,798

2,770

269.3

 (注)コア営業利益(△は損失)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。

 

    当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が依然として残るなか、中国では、感染封じ込めに向けた活動制限の強化や政府の投資抑制策もあり、米国においても、変異株による感染拡大が個人消費や雇用回復の重石となったことから、景気の回復ペースが足元では鈍化いたしました。また、日本でも、自動車の減産に伴う輸出や国内販売の低迷が景気を下押ししたことで、景気持ち直しの動きに足踏み感が見られました。さらに、アジア地域においては、ワクチンの接種率が伸び悩んでいることを背景に経済活動規制が強化されたことを受けて、景気が大きく低迷いたしました。一方、欧州では、個人消費が堅調に推移し、景気回復が一段と進展いたしました。

    当社グループの主要な市場である自動車分野におきましては、中国では、半導体不足の影響が継続し、自動車生産台数が前年度を下回る状況で推移いたしました。しかし、その他の国々では、前年度に大きく落ち込んだ反動から、自動車生産台数が総じて前年度を上回る状況で推移いたしました。

    このような状況のなか、当社グループは、中長期経営計画“Breakthroughs for the future”(未来への躍進)の第2ステージの4年目として、「新事業の創出」、「コア事業の拡大」、「ものづくりの深化と進化」、「個人と組織の働き方改革」の4つの指針を掲げ、グローバルで「際立つ」サプライヤーを目指して活動してまいりました。歯付ベルト「Ceptor®」シリーズの新たなラインアップとして、従来の「Ceptor®-Ⅹ」よりも、さらに長寿命化と高伝動化・コンパクト化を実現した新たな高負荷対応歯付ベルト「Ceptor®-Ⅹ Plus(セプターテン プラス)」の販売を開始したほか、精密搬送用歯付ベルトの新たなラインアップとして、脂油に対する耐油性を向上させた「紙幣/カード搬送用歯付ベルト UVH仕様」の販売を開始しました。

 

    これらの結果、当第2四半期連結累計期間は、前年同期の新型コロナウイルス感染症の影響からの景気持ち直しの動きもあり売上収益は46,144百万円(前年同期比24.3%増)、コア営業利益は4,376百万円(前年同期比230.2%増)、営業利益は4,847百万円(前年同期比237.3%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は3,798百万円(前年同期比269.3%増)となりました。

 

    事業(セグメント)別の状況は、次のとおりであります。

 

  [自動車部品事業]

    国内においては、積極的な営業活動により補修市場向け品揃えの拡大や多用途四輪車用変速ベルトの販売が増加したことに加え、自動車生産台数の回復により、補機駆動用伝動ベルト(リブエース®など)および補機駆動用伝動システム製品(オートテンショナなど)の販売が増加いたしました。

    海外においては、中国において主要顧客の生産台数の増加や補修市場への拡販により補機駆動用伝動ベルトなどの販売が伸長いたしました。また、米国、欧州およびアジア地域においても販売が増加いたしました。

 

    これらの結果、当セグメントの売上収益は19,793百万円(前年同期比36.7%増)、セグメント利益は1,667百万円(前年同期比740.0%増)となりました。

 

  [産業資材事業]

    一般産業用伝動ベルトにつきましては、国内においては、民間設備投資が増加したことにより、産業機械用伝動ベルトの販売が増加いたしました。海外においては、中国、アジア地域において農業機械用および産業機械用伝動ベルトの販売が増加し、米国および欧州地域において産業機械用伝動ベルトの販売が増加いたしました。

    運搬ベルトにつきましては、国内においてコンベヤベルトおよび樹脂コンベヤベルト(サンライン®ベルト)の販売が増加いたしました。

 

    これらの結果、当セグメントの売上収益は17,163百万円(前年同期比12.9%増)、セグメント利益は1,954百万円(前年同期比80.7%増)となりました。

 

  [高機能エラストマー製品事業]

    機能フイルム製品につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により一時停滞していた需要が回復したこともあり、建築資材用フイルムの販売が増加いたしました。また、医療用および装飾表示用フイルムなどの販売も増加いたしました。

    精密機能部品につきましては、主要顧客の生産回復により、精密ベルト、高機能ローラおよびブレードなどの販売が増加いたしました。

 

    これらの結果、当セグメントの売上収益は7,042百万円(前年同期比28.4%増)、セグメント利益は413百万円(前年同期はセグメント損失359百万円)となりました。

 

  [その他事業]

    その他の事業といたしましては、ロボット関連デバイス事業、電子資材事業および医療機器事業などを行っており、売上収益は2,581百万円(前年同期比4.0%増)、セグメント利益は147百万円(前年同期比3.2%増)となりました。

 

   上記の各セグメント別売上収益およびセグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額で記載しております。

 

  (2)財政状態の状況

    当第2四半期連結会計期間末における総資産は、流動資産が536百万円増加し、非流動資産が360百万円減少した結果、前連結会計年度末に比べ175百万円増加し、116,458百万円となりました。

    負債は、流動負債が2,075百万円減少し、非流動負債が398百万円減少した結果、前連結会計年度末に比べ2,473百万円減少し、43,045百万円となりました。

    資本は、利益剰余金が2,900百万円増加し、自己株式が464百万円増加し、その他の資本の構成要素が193百万円増加した結果、前連結会計年度末に比べ2,649百万円増加し、73,412百万円となりました。

    以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末の60.6%から62.8%となりました。

 

  (3)キャッシュ・フローの状況

    当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は16,999百万円(前年同期は16,293百万円)となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。

    (営業活動によるキャッシュ・フロー)

     当第2四半期連結累計期間において、営業活動による資金収支は4,070百万円の収入超過(前年同期は3,346百万円の収入超過)となりました。これは主に、税引前四半期利益5,077百万円、減価償却費及び償却費2,902百万円、営業債権及びその他の債権の増加額1,482百万円、法人所得税の支払額1,091百万円および棚卸資産の増加額857百万円によるものであります。

    (投資活動によるキャッシュ・フロー)

     当第2四半期連結累計期間において、投資活動による資金収支は1,169百万円の支出超過(前年同期は1,429百万円の支出超過)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,714百万円および資本性金融商品の売却による収入483百万円によるものであります。

    (財務活動によるキャッシュ・フロー)

     当第2四半期連結累計期間において、財務活動による資金収支は4,524百万円の支出超過(前年同期は119百万円の支出超過)となりました。これは主に、借入金の減少による支出2,600百万円、親会社の所有者への配当金の支払額912百万円および自己株式の取得による支出463百万円によるものであります。

 

  (4)優先的に対処すべき事業上および財務上の課題

    当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。

 

  (5)研究開発活動

    当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の改良開発を含む研究開発活動の金額は1,990百万円であります。このうち、新規新製品の「研究開発費」の金額は480百万円であります。

    なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

  (6)経営成績に重要な影響を与える要因

    当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因はありません。

 

  (7)資本の財源および資金の流動性

    当第2四半期連結会計期間末現在における現金及び現金同等物は16,999百万円、有利子負債(社債及び借入金)は17,413百万円となりました。

    当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の減少は、主に、手元流動性の水準を見直し、借入金の返済を進めたことによるものです。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。