第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用情勢の改善や消費税増税前の駆け込みにより個人消費が増加したため一時的には回復したかに見えましたが、米中貿易摩擦や英国のEU離脱交渉が未だに先が見えないこと等により景気は減速傾向となり、先行きは不透明感が増しております。
 このような状況の中、当社グループでは、2019年5月29日に小型でパーソナルユースに利用できる非常用モバイル充電器『アクアチャージ』を発売するなど積極的な市場開拓に努め、当第2四半期連結累計期間の売上高は162億4百万円(前年同四半期比2.0%減)、営業利益は8億円(前年同四半期比7.7%増)、経常利益は7億2千4百万円(前年同四半期比15.6%減)となりました。なお、親会社株主に帰属する四半期純利益は特別損失に特別調査費用等として2億3千1百万円を計上したため4億1千3百万円(前年同期比39.2%減)となりました。

当社は、2019年4月1日に「藤倉コンポジット株式会社(英文:FUJIKURA COMPOSITES Inc.)」に商号変更いたしました。創業者である藤倉の名前を引き継ぎ、また、コンポジット(複合化)技術を生かしたゴムだけにとらわれない新しい製品分野に積極的に進出していくことを、この社名にこめて邁進してまいります。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

<産業用資材>

工業用品部門は、世界的な自動車販売台数の減少により自動車関連部品が減収となりましたが、コストダウンに努めた結果、わずかながら増益となりました。制御機器部門は、引き続き半導体関連メーカーの減速、産業機械関連にも影響が出はじめ減収減益となりました。電気材料部門は、インフラ工事用部材が堅調さを維持し、非常用マグネシウム空気電池『WattSatt』、『アクアチャージ』の受注も順調に推移し、増収増益となりました。

この結果、売上高は103億1千2百万円(前年同四半期比3.9%減)、営業利益は4億8千5百万円(前年同四半期比0.4%減)となりました。

<引布加工品>

引布部門は、アジア諸国の景気減速による輸出低迷、半導体不振により、自動車関連製品、音響関連、高耐熱シートの需要が落ち込み減収減益となりました。印刷材料部門は、高付加価値製品が堅調に推移したものの、海外販社の受注減の影響を受け減収減益となりました。加工品部門は、国内において救命設備など舶用品が増収となりましたが、品種構成の変化により減益となりました。

この結果、売上高は25億9千1百万円(前年同四半期比3.3%増)、営業利益は6千4百万円(前年同四半期比56.9%減)となりました。

<スポーツ用品>

ゴルフ用カーボンシャフト部門は、大手ゴルフクラブメーカー向け製品の販売減速の影響を受け減収となりましたが、海外において今春発売の『VENTUS』、国内において今秋発売の『Speeder EVOLUTION Ⅵ』を中心に高く評価され、高価格帯商品中心にリシャフト市場での販売が好調に推移し、増益となりました。アウトドア用品部門は、主力の『キャラバンシューズ』『グランドキング』や『LEKIポール』が売上を確保し増収増益となりました。

この結果、売上高は31億4百万円(前年同四半期比0.3%減)、営業利益は4億8千5百万円(前年同四半期比37.0%増)となりました。

<その他>

物流部門は、引き続き堅調に推移いたしました。

この結果、売上高は1億9千6百万円(前年同四半期比4.1%増)、営業利益は4千3百万円(前年同四半期比11.0%増)となりました。

 

財政状態は、当第2四半期連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ4億6千7百万円増加の360億4千9百万円となりました。負債につきましては、前連結会計年度末に比べ3億8千6百万円増加の117億8千9百万円となりました。純資産につきましては、242億5千9百万円となり、これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度末の68.0%から67.2%に低下いたしました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前第2四半期連結累計期間に比べ2億9千5百万円減少(前年同四半期比5.5%減)し、50億2千4百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は8億9百万円となりました。これは主に「減価償却費」を7億1千8百万円計上したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は13億9千3百万円となりました。これは主に「有形固定資産の取得による支出」10億4百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果得られた資金は5億3千3百万円となりました。これは主に「短期借入金の純増減額」11億8千5百万円によるものであります。

 

(3) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、7億3千2百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(4) 主要な設備

新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第2四半期連結累計期間に著しい変動があった設備は、次のとおりであります。

新設

会社名

所在地

セグメント
の名称

設備の内容

投資予定額(千円)

資金調達
方法

着手
年月

完了予定
年月

総額

既支払額

当社原町工場

福島県

南相馬市

産業用資材

工場建屋新設

985,000

358,450

自己資金

2018年

9月

2020年

3月

 

(注)  上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきまして、当第2四半期連結累計期間は、経常的な資金調達が中心となりました。

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物50億2千4百万円の手許流動性を確保しております。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。