当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、労働需給が着実に引き締まりを続け、輸出が増加基調にあることや、個人消費が緩やかに増加するなど、穏やかな回復基調で推移しました。しかし、米中貿易摩擦や英国におけるEU離脱交渉の影響を受け、景気の先行きは不透明感が増しております。
このような状況のもと、当社グループでは、2019年5月29日に小型でパーソナルユースに利用できる非常用モバイル充電器『アクアチャージ』を発売するなど積極的な市場開拓に努め、当第3四半期連結累計期間の売上高は238億7千9百万円(前年同四半期比4.2%減)、営業利益は9億5百万円(前年同四半期比2.6%増)、経常利益は9億1千5百万円(前年同四半期比0.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は特別損失に特別調査費用等として2億3千1百万円を計上したため4億8千3百万円(前年同四半期比21.1%減)となりました。
当社は、2019年4月1日に「藤倉コンポジット株式会社(英文:FUJIKURA COMPOSITES Inc.)」に商号変更いたしました。創業者である藤倉の名前を引き継ぎ、また、コンポジット(複合化)技術を生かしたゴムだけにとらわれない新しい製品分野に積極的に進出していくことを、この社名にこめて邁進してまいります。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
<産業用資材>
工業用品部門は、世界的な自動車販売台数の減少により自動車関連部品が減収となりましたが、コストダウンに努めた結果、前期並みの利益を確保することができました。制御機器部門は、引き続き半導体並びに産業機械関連メーカーの減速の影響を受け、減収減益となりました。電気材料部門は、インフラ工事用部材が堅調さを維持し、非常用マグネシウム空気電池『WattSatt』、『アクアチャージ』の受注も順調に推移し、増収増益となりました。
この結果、売上高は153億3千3百万円(前年同期比4.6%減)、営業利益は5億6百万円(前年同期比0.8%増)となりました。
<引布加工品>
引布部門は、半導体・電子部品市場の在庫調整が一段落し受注が回復したものの、引き続き米中貿易摩擦によるアジア諸国の景気低迷、自動車市場の不振により需要が落ち込み減収減益となりました。印刷材料部門は、高付加価値品、新聞用ブランケットの売上は増加したものの、国内商業印刷用ブランケット及び輸出が減少となり、減収減益となりました。加工品部門は、国内において救命設備など舶用品が増収となりましたが、品種構成の変化により減益となりました。
この結果、売上高は37億1千4百万円(前年同期比3.5%減)、営業利益は1億1千6百万円(前年同期比44.3%減)となりました。
<スポーツ用品>
ゴルフ用カーボンシャフト部門は、ゴルフクラブメーカー向け製品の販売減の影響を受け減収となりましたが、海外において2019年2月発売の『VENTUS』、国内において2019年9月発売の『Speeder EVOLUTION Ⅵ』を中心に高く評価され、高価格帯商品中心にリシャフト市場での販売が好調に推移し、増益となりました。アウトドア用品部門は、9月から10月にかけて襲来した大型台風の影響に加え、暖冬の影響で冬物商材の売上不振も重なり、減収となりましたが、上期で『キャラバンシューズ』などの主力商品が好調だったことにより増益となりました。
この結果、売上高は45億3千4百万円(前年同期比3.7%減)、営業利益は6億1千2百万円(前年同期比18.7%増)となりました。
<その他>
物流部門は、9月以降台風等の災害により交通に混乱が見受けられましたが、全体を通しては堅調に推移し、増収増益となりました。
この結果、売上高は2億9千6百万円(前年同期比3.0%増)、営業利益は6千5百万円(前年同期比11.0%増)となりました。
財政状態は、当第3四半期連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1千2百万円増加の355億9千4百万円となりました。負債につきましては、前連結会計年度末に比べ4千1百万円増加の114億4千4百万円となりました。純資産につきましては、241億4千9百万円となり、これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度末の68.0%から67.8%に低下いたしました。
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、11億1百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変動があった設備は、次のとおりであります。
新設
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきまして、当第3四半期連結累計期間は、経常的な資金調達が中心となりました。
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物58億9千1百万円の手許流動性を確保しております。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。