当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、一部の地域で回復が見られたものの、欧米で新型コロナウイルス感染症の再拡大が見られるなど、全体としては、企業業績や雇用・所得環境の改善が停滞し、厳しい状況が続きました。
日本経済も、経済活動の再開による回復が見られたものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大により回復ペースが鈍化し、先行き不透明な状況となりました。
このような事業環境のもと、当社グループは企業価値の増大を目指して、お客様が求める商品・ブランド力のある商品創りに注力してまいりました。具体的には感染症対策製品、省エネルギー関連製品、環境対応製品、防災関連製品、生活関連製品、インフラ整備関連製品などの重点分野、およびグローバル化へ積極的な事業展開を推進するとともに、継続してコストダウンおよび省エネルギー・廃棄物の削減に取り組んでまいりました。
その結果、売上高は、前年同四半期に比べ6,636百万円減少し、53,852百万円(前年同四半期比11.0%減)となりました。主な減少要因は、下記「②セグメントごとの経営成績の状況」に記載のとおりであります。
営業利益は、海外におけるフィルム等の販売が好調に推移したことに伴う粗利の増加、国内においては原材料価格の低下による粗利の好転、物流費及び旅費交通費等の減少による販売費及び一般管理費の減少があったものの、新型コロナウイルス感染拡大による減収により粗利が減少したことに伴い、前年同四半期に比べ500百万円減少し、952百万円(前年同四半期比34.5%減)となりました。
経常利益は、前年同四半期に比べ461百万円減少し、1,322百万円(前年同四半期比25.9%減)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、関係会社株式売却益2,181百万円の計上に伴い、前年同四半期に比べ1,398百万円増加し、2,661百万円(前年同四半期比110.8%増)となりました。
〈シューズ事業〉
シューズは、独自に開発した新素材のACROFOAM(アクロフォーム)を搭載したスポーツシューズ「HYPER JUMPER(ハイパージャンパー)」が様々なメディアで紹介され、話題となりました。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛により、ECサイトやテレビ通販による売上は堅調に推移しましたが、百貨店や大型商業施設の臨時休業や営業時間短縮による前半での苦戦が影響し、主力である衝撃吸収素材「ソルボセイン」搭載のコンフォートシューズ「アキレス・ソルボ」や、ジュニアスポーツシューズの「瞬足」は、前年売上を下回りました。
シューズ事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、7,261百万円と前年同四半期に比べ1,599百万円の減収(前年同四半期比18.1%減)となりました。
セグメント損失は、新型コロナウイルス感染拡大による影響で売上が大きく減少したことを受けて、在庫圧縮を図るために、生産及び購入調整を行うとともに販売戦略の見直しを行ったことに伴い粗利が減少し、964百万円(前年同四半期は629百万円のセグメント損失)となりました。
〈プラスチック事業〉
車輌内装用資材は、自動車産業の復調とともに回復基調にあるものの、新型コロナウイルス感染拡大による自動車メーカーの生産停止および減産等の影響による前半の大幅な落ち込みを取り戻すまでに至らず、国内外ともに前年売上を大きく下回りました。
フイルムは、飛沫感染対策用透明防炎フィルムや抗ウイルス・抗菌性フィルム「アキレスウイルセーフ」の堅調に加え、欧州・豪州を中心とした窓用フィルムの販売が引き続き好調に推移、さらに北米で医療用・印刷用フィルムの販売が伸長し、前年売上を上回りました。
建装資材は、新型コロナウイルス感染拡大による需要減少の影響を受け、前年売上を下回りました。
引布商品は、感染症対策エアーテント・米国向けゴムボートの販売が伸長し、前年売上を上回りました。
プラスチック事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、24,979百万円と前年同四半期に比べ3,386百万円の減収(前年同四半期比11.9%減)となりました。
セグメント利益は、フイルムは国内、海外ともに販売が好調に推移したことに伴い粗利の増加となりましたが、車輌内装用資材における新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う大幅減収による粗利減の影響が大きく、前年同四半期に比べ269百万円減少の2,030百万円(前年同四半期比11.7%減)となりました。
〈産業資材事業〉
ウレタンは、主力の車輌用、寝具用ともに回復傾向にあるものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響が継続し、前年売上を下回りました。
断熱資材は、住宅向けは前年並みに推移しましたが、システム製品は新型コロナウイルス感染拡大に伴う建築工事の遅延および延期の影響を受け、前年売上を下回りました。
工業資材は、海外ユーザーを中心とした半導体分野向け搬送用部材の販売が拡大し、国内では医療機器向けRIM成形品の伸長により、前年売上を上回りました。
産業資材事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は、21,611百万円と前年同四半期に比べ1,650百万円の減収(前年同四半期比7.1%減)となりました。
セグメント利益は、工業資材における増収に伴う粗利の増加がありましたが、ウレタン及び断熱資材において新型コロナウイルス感染拡大の影響が継続したことに伴う減収による粗利減の影響が大きく、前年同四半期に比べ62百万円減少の1,611百万円(前年同四半期比3.7%減)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産は74,424百万円で前連結会計年度末に比較して2,168百万円増加しました。
資産の部では、流動資産は44,237百万円となり前連結会計年度末に比較して1,246百万円増加しました。これは主に、受取手形及び売掛金が431百万円減少しましたが、電子記録債権が952百万円、現金及び預金が458百万円、原材料及び貯蔵品が260百万円増加したことによります。固定資産は30,186百万円となり前連結会計年度末に比較して921百万円増加しました。これは主に、機械装置及び運搬具が379百万円、繰延税金資産が336百万円、退職給付に係る資産が215百万円減少しましたが、建設仮勘定が1,063百万円、その他有形固定資産が725百万円増加したことによります。
負債の部では、流動負債は25,884百万円となり前連結会計年度末に比較して231百万円増加しました。これは主に、未払金が338百万円、支払手形及び買掛金が217百万円減少しましたが、短期借入金が578百万円、その他流動負債が278百万円増加したことによります。固定負債は5,204百万円となり前連結会計年度末に比較して45百万円減少しました。これは主に、その他固定負債が57百万円増加しましたが、退職給付に係る負債が101百万円減少したことによります。
純資産の部は43,335百万円となり、前連結会計年度末に比較して1,981百万円増加しました。これは主に、為替換算調整勘定が87百万円減少しましたが、利益剰余金が2,032百万円増加したことによります。以上の結果、自己資本比率は58.2%となり前連結会計年度末に比べ1.0%好転しました。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更を行っております。
なお、新型コロナウイルス感染拡大の影響に関する会計上の見積りに用いた仮定につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (追加情報)」に記載しております。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,036百万円であります。
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は、次のとおりであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に重要な変更があったものは、次のとおりであります。
(注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.前連結会計年度末の計画から、設備の内容、投資予定額、完成予定年月が変更になりました。
3.投資予定額の総額は、予算上の為替レート(1人民元=15.50円)で算出しております。また、為替の変動等により、今後の投資予定金額の総額に変更もあり得ます。
当第3四半期連結会計期間において、新たに締結した経営上の重要な契約はありません。