第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、コロナ禍の不透明な状態や半導体不足などの影響はあったものの、昨年10月に緊急事態宣言が解除されたことにより、経済活動の回復傾向が続きました。先行きにつきましては、半導体不足の解消には兆しがあるものの、エネルギー価格及び原材料価格の高騰、世界的な物流サービスの混乱、再拡大するコロナウイルス感染症など経済活動への不安定要因は多く、楽観できない状況にあります。

このような状況のもと当社グループといたしましては、感染症対策を最優先しつつ、引き続きお客様に満足される製品・サービスの提供により、安心・安全な社会の維持に貢献するべく事業活動を行っております。

その結果として、売上高は4,789百万円(前年同期比19.9%減)、営業損失296百万円(前年同期比は7百万円の営業損失)、経常損失308百万円(前年同期は8百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失202百万円(前年同期は32百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

売上高の減少は、航空・宇宙、工業用品事業において、受注の端境期にある官需大型機向けの販売が大きく落ち込んでいることを主因としております。不動産賃貸事業は、前年同期のような新型コロナウイルス感染症に対応した休業に伴う賃料減額は無いものの、巣籠り需要の反動減を要因として一部で賃料が低下しております。なお、消防・防災事業では、顧客予算との関係から売上高は下期に集中する傾向にあります。

利益面においても、航空・宇宙、工業用品事業における売上高減少の影響は大きく、変動費は減少しているものの固定費を吸収することはできず、各段階損益は損失計上となりました。固定資産売却益を特別利益に計上しておりますが、これは第2四半期に神奈川工場を売却したことによるものであり、事業は大田原製作所に集約しております。

第3四半期連結累計期間における報告セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

<消防・防災事業>

第1四半期にオリンピック向け資機材のスポット販売がありましたが、前年同期に比べ特殊車両と救助資機材の販売は減少しました。消防ホースの販売は前年同期比微減で推移しております。その結果、売上高2,387百万円(前年同期比11.9%減)、セグメント損失(営業損失)は158百万円(前年同期は34百万円のセグメント損失)となりました。

<航空・宇宙、工業用品事業>
 航空・宇宙部門では、官需大型機向けのエンジンならびに機体用部品及び配管類の販売が大きく減少したほか、コロナ禍の影響により民間航空機向けシール材の販売も減少しております。工業用品部門では、一部材料の入手が困難な状況となっていることから、タンクシールの販売が減少しております。利益面では、製造原価ならびに販売費及び一般管理費の削減に努めましたが、売上高の大幅減により固定費を吸収することができず、その結果、売上高は2,025百万円(前年同期比30.2%減)、セグメント損失(営業損失)は28百万円(前年同期は206百万円のセグメント利益)となりました。

<不動産賃貸事業>
 前年第1四半期は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う商業施設の休業によりテナント様への賃料減額を実施いたしました。当期は休業や賃料減額は無いものの、巣籠り需要の反動減を要因として一部で賃料が低下するなど、懸念要素も含みつつ推移しております。その結果、売上高は376百万円(前年同期比2.4%増)、セグメント利益(営業利益)は104百万円(前年同期比8.4%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

① 資産
 当第3四半期連結会計期間における流動資産は8,847百万円(前連結会計年度末比856百万円減)となりました。主として、棚卸資産が560百万円増加した一方、現金及び預金が381百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が1,212百万円それぞれ減少したことによるものです。また、固定資産は有形固定資産の取得、売却等により4,943百万円(前連結会計年度末比127百万円減)となりました。
 この結果、資産合計は13,791百万円(前連結会計年度末比983百万円減)となりました。

② 負債
 当第3四半期連結会計期間における流動負債は3,567百万円(前連結会計年度末比1,038百万円減)となりました。主として、支払手形及び買掛金が830百万円減少したことによるものです。また、固定負債は2,899百万円(前連結会計年度末比294百万円増)となりました。
 この結果、負債合計は6,467百万円(前連結会計年度末比744百万円減)となりました。
 ③ 純資産
 当第3四半期連結会計期間における純資産は7,324百万円(前連結会計年度末比239百万円減)となりました。主として、親会社株主に帰属する四半期純損失202百万円と剰余金の処分48百万円による減少が要因であります。

 

 (3) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当第3四半期連結会計期間における資金の流動性は、前連結会計年度末に増加していた売上債権の回収進捗と、借入金及び社債を織り交ぜた計画的な資金調達を財源として適切に確保されていると判断しております。

 

 (4) 経営方針及び目標とする経営指標等

当第3四半期連結累計期間において、経営方針及び目標とする経営指標等に重要な変更はありません。

 

(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題の重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(6) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は169百万円であります。研究開発活動の重要な変更はありません。

 

(7) 従業員数

連結会社及び提出会社の状況に、著しい増減はありません。

 

(8) 生産、受注及び販売の実績

販売実績の変動については、(1) 経営成績の分析に記載のとおりであり、生産実績及び受注実績についても販売実績の変動に伴うものであります。

 

(9) 主要な設備

当第3四半期連結累計期間は第2四半期連結会計期間において、神奈川工場を売却し、同工場における事業は大田原製作所に集約しております。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。