第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

 

 

当第2四半期

連結累計期間

前第2四半期

連結累計期間

増減率

 

百万円

百万円

売上高

373,566

388,883

△3.9

 

タイヤ事業

320,463

332,163

△3.5

 

スポーツ事業

36,439

37,845

△3.7

 

産業品他事業

16,664

18,875

△11.7

営業利益

30,782

29,253

5.2

 

タイヤ事業

27,445

27,523

△0.3

 

スポーツ事業

2,599

897

189.8

 

産業品他事業

731

824

△11.3

 

調整額

7

9

経常利益

27,658

31,043

△10.9

親会社株主に帰属する四半期純利益

28,107

20,006

40.5

 

為替レートの前提

 

 

当第2四半期

連結累計期間

前第2四半期

連結累計期間

増減

1米ドル当たり

112円

120円

△8円

1ユーロ当たり

125円

134円

△9円

 

 当第2四半期連結累計期間(平成28年1月1日~平成28年6月30日)の世界経済は、米国では緩やかな景気拡大が継続しており、欧州においても景気は緩やかな回復がみられるようになりました。一方、中国では経済成長が一段と鈍化し、多くの新興諸国においても経済の停滞が継続しました。

 また、英国のEU離脱の決定や、世界各地においてテロ事件が発生するなど、景気の不確実性と地政学的リスクが一層高まってきており、世界経済全体としては、先行きの不透明感が高まる中で総じて低調に推移しました。

 わが国経済につきましては、設備投資の増加や雇用と所得の環境改善が続いておりますが、円高の進行などによる企業収益の先行き不安や、個人消費の低迷などにより、低調に推移しました。

 当社グループを取り巻く情勢につきましては、天然ゴム相場や原油価格は引き続き低位で安定的に推移しましたが、世界的な景気の停滞感により需要が伸び悩み、市場における競合他社との競争が激化していることに加えて、為替の円高進行により、厳しい状況で推移しました。

 このような情勢のもと、当社グループは、2020年を目標年度とする長期ビジョン「VISION 2020」の実現に向けて、グループを挙げて事業の成長と収益力の向上を目指して様々な対策に取り組みました。

 この結果、当社グループの連結売上高は373,566百万円(前年同期比3.9%減)、連結営業利益は30,782百万円(前年同期比5.2%増)、連結経常利益は27,658百万円(前年同期比10.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は28,107百万円(前年同期比40.5%増)と、円高の進行などにより前年同期比減収となりましたが、全社を挙げての総原価低減活動などにより、営業利益は増益となりました。昨年10月の米国グッドイヤー社とのアライアンス解消に伴い、北米・欧州における合弁会社からの持分利益計上が無くなったことや、円高による為替差損の発生などにより経常利益は減益となりましたが、第1四半期において、グッドイヤー社などの株式売却を行ったことによる特別利益の計上や、繰延税金資産の計上により税負担が減少したことなどにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は増益となり、過去最高値を更新しました。

 

セグメント別の業績は、以下のとおりであります。

 

1.タイヤ事業

 タイヤ事業の売上高は、320,463百万円(前年同期比3.5%減)、営業利益は27,445百万円(前年同期比0.3%減)となりました。

 国内市販用タイヤは、ダンロップブランドの「エナセーブ」シリーズや、本年2月にリニューアル発売しました、特殊吸音スポンジ「サイレントコア」を搭載した快適で長持ちする低燃費タイヤ「LE MANS 4(ル・マン・フォー)」を中心に拡販に努めたことにより、販売数量、売上高は前年同期を上回りました。

 国内新車用タイヤは、引き続き低燃費タイヤを中心とする高付加価値タイヤの納入拡大に努めましたが、自動車生産台数が前年同期を下回ったため、販売数量、売上高は前年同期を下回りました。

 海外市販用タイヤは、グッドイヤー社とのアライアンス解消により自由度が増した北米・欧州をはじめ、中近東、アフリカ、中南米などで販売を伸ばしましたが、為替の円高影響により、売上高は前年同期を下回りました。

 海外新車用タイヤは、中国とインドネシアでは納入車種の減産の影響により販売が減少しましたが、タイや南アフリカに加えて、昨年より納入を開始したブラジルでは販売を伸ばしました。また北米・欧州においても引き続き納入を拡大したことにより、販売数量は前年同期を上回りましたが、為替の円高影響により売上高は前年同期を下回りました。

 以上の結果、タイヤ事業の売上高は前年同期を下回りました。

 

2.スポーツ事業

 スポーツ事業の売上高は、36,439百万円(前年同期比3.7%減)、営業利益は2,599百万円(前年同期比189.8%増)となりました。

 国内ゴルフ用品市場では、昨年12月に発売しました「ゼクシオ ナイン」が順調に販売を伸ばしましたが、ゴルフウェアでは当期よりデサント社とのライセンスビジネスに切り替えたことなどにより減収となり、売上高は前年同期を下回りました。

 海外ゴルフ用品市場においては、グローバルに「スリクソン」、「ゼクシオ」のブランドで積極的に拡販に努めましたが、主に米国において「クリーブランドゴルフ」のゴルフクラブが販売減となり、為替の円高影響もあって売上高は前年同期を下回りました。

 以上の結果、スポーツ事業の売上高は前年同期を下回りましたが、「ゼクシオ ナイン」の増販による販売構成の良化や、円高による仕入コストの減少などにより、営業利益は増益となりました。

 

3.産業品他事業

 産業品他事業の売上高は、16,664百万円(前年同期比11.7%減)、営業利益は731百万円(前年同期比11.3%減)となりました。

 医療用ゴム部品や制振事業は堅調に推移しましたが、プリンター・コピー機用精密ゴム部品ではプリンター・コピー機メーカーが減産となったことに加えて、為替の円高影響もあって減収となったほか、体育施設や土木海洋といったインフラ系商材も販売が減少したため、産業品他事業の売上高は前年同期を下回り、減収・減益となりました。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、57,748百万円となり、前連結会計年度末と比較して4,227百万円増加しました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は60,947百万円(前年同期比26,663百万円の収入の増加)となりました。これは主として、税金等調整前四半期純利益の計上36,728百万円、売上債権の減少38,294百万円、たな卸資産の増加8,404百万円及び仕入債務の減少12,399百万円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は16,790百万円(前年同期比21,672百万円の支出の減少)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出24,573百万円、投資有価証券の売却による収入9,990百万円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の減少は32,199百万円(前年同期は2,237百万円の収入)となりました。これは主として、短期借入金と長期借入金が純額で14,235百万円減少したことに加え、社債の償還10,000百万円及び配当金の支払7,870百万円を行ったためであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は12,048百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。