第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 

 

前第2四半期

連結累計期間

当第2四半期

連結累計期間

増減率

 

百万円

百万円

売上収益

358,901

403,377

12.4

 

タイヤ事業

306,152

346,220

13.1

 

スポーツ事業

36,256

37,894

4.5

 

産業品他事業

16,493

19,263

16.8

事業利益

30,359

21,846

△28.0

 

タイヤ事業

27,077

17,423

△35.7

 

スポーツ事業

2,437

2,494

2.3

 

産業品他事業

901

1,886

109.4

 

調整額

△56

43

営業利益

29,138

21,236

△27.1

親会社の所有者に

帰属する四半期利益

18,001

12,429

△31.0

(注)事業利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。

 

為替レートの前提

 

前第2四半期

連結累計期間

当第2四半期

連結累計期間

増減

1米ドル当たり

112円

112円

-円

1ユーロ当たり

125円

122円

△3円

 

当第2四半期連結累計期間(2017年1月1日~2017年6月30日)の世界経済は、米国では景気の拡大が継続しており、欧州においても緩やかな景気回復が持続するようになりました。また中国においても、各種の経済政策効果により景気の持ち直しの動きがみられるようになったことに加えて、新興諸国においても、一部の国や地域を除き景気回復の動きが見られ、世界経済全体としては、総じて堅調に推移しました。

わが国経済につきましても、設備投資の増加や雇用と所得の環境改善が続いており、比較的堅調に推移しました。

当社グループを取り巻く情勢につきましては、天然ゴム相場や石油関連資材の価格が昨年末から年初にかけては高騰を続けましたが、その後は下落傾向となった一方で、為替相場は比較的安定的に推移しました。市場における競合他社との競争の激化は継続しておりますが、概ね想定の範囲内で推移しました。

このような情勢のもと、当社グループは、2020年を目標年度とする長期ビジョン「VISION 2020」の実現に向けて、グループを挙げて事業の成長と収益力の向上を目指して様々な対策に取り組みました。

この結果、当社グループの売上収益は403,377百万円(前年同期比12.4%増)、事業利益は21,846百万円(前年同期比28.0%減)、営業利益は21,236百万円(前年同期比27.1%減)となり、税金費用を計上した後の最終的な親会社の所有者に帰属する四半期利益は12,429百万円(前年同期比31.0%減)となりました。主力のタイヤ事業における販売が世界的な経済の回復傾向を背景に堅調に推移したため、前年同期比増収となりましたが、原材料価格高騰の影響などにより、各利益項目は減益となりました。

 

セグメント別の業績は、次のとおりであります。

 

1.タイヤ事業

タイヤ事業の売上収益は、346,220百万円(前年同期比13.1%増)、事業利益は17,423百万円(前年同期比35.7%減)となりました。

国内市販用タイヤは、「ダンロップ」ブランドでは乗り心地性能と静粛性能を大幅に高め、実感できる快適性能を当社新技術「SHINOBI(シノビ)テクノロジー」と、特殊吸音スポンジ「サイレントコア」で実現した新商品「LE MANS V(ル・マン ファイブ)」を中心に高付加価値商品の拡販に努めました。また、「ファルケン」ブランドでは「Red Bull Air Race Chiba(レッドブル・エアレース千葉) 2017」に協賛するなど、ブランドの認知拡大に努めるとともに、プレミアム商品「AZENIS FK453(アゼニス エフケーヨンゴーサン)」などの高性能タイヤの拡販を推進した結果、売上収益は前年同期を上回りました。

国内新車用タイヤは、軽自動車を中心に自動車生産台数が前年同期を上回ったことに加えて、納入車種の拡大によるシェアアップに努めた結果、販売数量、売上収益は前年同期を上回りました。

海外市販用タイヤは、北米・欧州をはじめ多くの国・地域で販売を伸ばしたほか、本年2月に英国のタイヤ販売会社「Micheldever Group Ltd.」を取得したことなどにより、販売数量、売上収益は前年同期を上回りました。

海外新車用タイヤは、中国をはじめブラジルやトルコでも納入を拡大することができたことに加えて、欧州においても増販となり、販売数量、売上収益は前年同期を上回りました。

以上の結果、タイヤ事業の売上収益は前年同期を上回りましたが、原材料価格高騰の影響などにより、事業利益は減益となりました。

 

2.スポーツ事業

スポーツ事業の売上収益は、37,894百万円(前年同期比4.5%増)、事業利益は2,494百万円(前年同期比2.3%増)となりました。

国内ゴルフ用品市場は、ゴルフ場入場者数は前年並みで推移するものの、他社製品との競争激化の影響を受けてゴルフクラブ販売が低迷したことなどにより、売上収益は前年同期を下回りました。

海外のゴルフ用品市場においては、グローバルに「スリクソン」、「ゼクシオ」のブランドで積極的に拡販に努めており、主に米国において「スリクソン」ゴルフボールで拡販することができたことなどにより、売上収益は前年同期を上回りました。

なお、本年4月に「Sports Direct International plc」より買収した、スポーツ事業及びライセンス事業も増収に寄与しました。

以上の結果、スポーツ事業の売上収益は前年同期を上回り、事業利益も増益となりました。

 

3.産業品他事業

産業品他事業の売上収益は、19,263百万円(前年同期比16.8%増)、事業利益は1,886百万円(前年同期比109.4%増)となりました。

医療用精密ゴム部品や制振事業が堅調に推移したことに加えて、OA機器用精密ゴム部品でもメーカーの生産が回復したことにより、増販となりました。土木海洋などのインフラビジネス販売も堅調に推移したため、産業品他事業の売上収益は前年同期を上回り、事業利益も増益となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は61,177百万円となり、前連結会計年度末と比較して5,315百万円減少しました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は13,937百万円(前年同期比46,953百万円の収入の減少)となりました。これは主として、税引前四半期利益の計上20,620百万円、減価償却費及び償却費の計上27,347百万円、棚卸資産の増加25,298百万円、営業債権及びその他の債権の減少24,058百万円、営業債務及びその他の債務の減少15,083百万円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は67,458百万円(前年同期比50,669百万円の支出の増加)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出30,741百万円、英国タイヤ販売会社「Micheldever Group Ltd.」及びその子会社の取得、海外のDUNLOP商標権並びにDUNLOPブランドのスポーツ用品事業及びライセンス事業の譲受に伴う子会社の取得による支出34,827百万円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の増加は49,393百万円(前年同期は32,117百万円の支出)となりました。これは主として、子会社の取得及び事業の譲受に伴い短期借入金が純額で56,231百万円増加したほか、配当金の支払6,558百万円を行ったためであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は12,125百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。