第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国景気は堅調に推移したものの、中国及び新興国の景気減速への警戒感等に資源価格の下落や中東の地政学的なリスクも加わり、不安定な状態で推移しました。

国内経済におきましては、世界経済の先行き不透明感が強まる中で、企業業績の回復や雇用環境の改善が見られたものの、設備投資については世界経済の減速懸念を背景に、停滞感が強く、力強さに欠ける状況となっております。

当社グループの主要需要業界におきましては、国内は工作機械、物流業界や特殊車両向けなどが堅調に推移しました。海外では、北米・中南米で自動車業界向けやアジア地区で金融機器向け等が堅調に推移しました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の連結売上高は、473億9千8百万円と前年同期に比べ35億2千9百万円の増収(8.0%増)となりました。損益面でも、継続的な生産性改善の効果や為替の影響などにより営業利益は38億1千万円となり、前年同期比6億9千4百万円の増益(22.3%増)となりました。
 また持分法適用会社の業績も堅調に推移したこと及び為替の影響もあり、経常利益は 86億7百万円と前年同期比15億7千4百万円の増益( 22.4%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は68億4千2百万円となり前年同期比12億2千7百万円の増益(21.9%増)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりです。

①ベルト・ゴム製品事業

主力のベルト製品は、国内では、物流業界向けや半導体関連業界向けの需要が堅調に推移しました。海外では、アジア地区の金融機器業界向けや欧米の物流業界向け需要が比較的堅調に推移しました。ゴム製品では、OEM向け免震ゴムは低調であったものの道路用資材は堅調でした。

以上の結果、売上高は185億4千万円と、前年同期比9億8千2百万円増(5.6%増)となり、セグメント利益(営業利益)は、製品構成の影響もあり、17億7千3百万円と前年同期比1千2百万円減(0.7%減)となりました。

②ホース・チューブ製品事業

ホース・チューブ製品は、国内では、建設機械向け油圧ホース製品が低調でしたが、半導体製造装置向けチューブ製品やトラック向け継手は比較的堅調に推移しました。海外では、中国で建設機械向けの需要が低調でしたが、北米向け自動車用チューブ製品は好調に推移しました。

以上の結果、売上高は208億3千万円と前年同期比20億1千万円増(10.7%増)となり、セグメント利益(営業利益)は増収効果もあり23億2千2百万円と前年同期比4億6千4百万円増(25.0%増)となりました。

 

③その他産業用製品事業

空調製品は、アジア地区の設備投資需要が堅調に推移しました。また、半導体・液晶関連業界向けの感温性接着剤であるインテリマーテープは、パネル向けの需要が堅調でした。

以上の結果、売上高は54億6千5百万円と、前年同期比5億1千9百万円増(10.5%増)となりましたが、セグメント利益(営業利益)は、2億1千6百万円の営業損失となり1億4千7百万円の改善となりました。

④不動産事業

テナントの入居等により、売上高は7億5千2百万円となり、セグメント利益(営業利益)は3億1千5百万円と前年同期比1千2百万円増(4.0%増)となりました。

⑤経営指導事業

経営指導の対象となる関連会社の業績が堅調に推移した結果、売上高は8億4千6百万円となり、セグメント利益(営業利益)は6億6千8百万円と前年同期比2千7百万円増(4.3%増)となりました。

⑥その他

自動車運転免許教習事業や北海道における山林事業等で構成されるその他の事業の売上高は9億6千3百万円となり、セグメント利益(営業利益)は9千7百万円となりました。

 

(2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比較し12億1百万円増加し、1,039億7千9百万円となりました。

流動資産は、有価証券等が増加したことにより、20億2千1百万円増加の536億3千6百万円となりました。固定資産は、投資有価証券で持分法適用会社の剰余金が為替換算の影響で減少したこと等により、8億2千万円減少し、503億4千3百万円となりました。

負債合計は、前連結会計年度末と比較し 22億5千1百万円減少し、188億6千2百万円となりました。支払手形及び買掛金の減少が主な要因であります。

純資産合計は、前連結会計年度末と比較し 34億5千2百万円増加し851億1千7百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益68億4千2百万円により利益剰余金は増加しましたが、為替換算調整勘定はマイナスに働きました。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等は次のとおりです。

(株式会社の支配に関する基本方針)

当社取締役会は、上場会社である当社の株式は、株主、投資家の皆様による自由な取引が認められており、当社の株式に対する大規模買付行為またはこれに類似する行為があった場合においても、一概にこれを否定するものではなく、最終的には株主の皆様の自由な意思により判断されるべきであると考えます。

しかしながら、わが国の資本市場においては、対象となる企業の賛同を得ずに、一方的に大規模買付行為またはこれに類似する行為を強行する動きがありますので、企業においてその対策をしておく必要があります。

当社の財務及び事業の方針を決定する者の在り方としては、当社の経営理念、経営指針、企業価値のさまざまな源泉、当社を支えるステークホルダーとの信頼関係などを充分に理解し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を中長期的に確保、向上させる者でなければならないと考えております。従いまして、企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれのある不適切な大規模買付行為またはこれに類似する行為を行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であると考えます。

当社は、当社株式の大規模な買付行為がなされた場合において、これを受け入れるかどうかは、最終的には株主の皆様のご判断に委ねられるべきものであるという考えから、平成19年6月26日開催の第78期定時株主総会において、買収防衛策の導入は株主総会の決議で定めることができるとする定款変更を行いました。また、本買収防衛策の有効期間は2年間としておりましたので、平成21年6月25日開催の第80期定時株主総会において、同内容の買収防衛策の有効期限を3年に変更し、平成24年6月26日開催の第83期定時株主総会、平成27年6月24日開催の第86期定時株主総会において、承認を得て継続しております。

 

なお、その概要は次のとおりであります。

議決権割合が20%以上となるような当社株式の大規模買付行為を行おうとする者(当社取締役会が同意したものを除く)に対し、①事前に大規模買付者の概要、買付目的、買付価格の根拠及び経営方針などに関する必要かつ十分な情報を当社取締役会に提出すること、②当社取締役会による当該大規模買付行為に対する評価期間が経過した後に大規模買付行為が開始されるべきであること、とするルールを設定し、このルールが遵守されない場合には、株主利益の保護のため、対抗措置として新株予約権の無償割当を行う可能性があることといたしました。

また、大規模買付ルールが遵守された場合でも、当該大規模買付行為が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を著しく損なうと判断される場合には、例外的に、取締役の善管注意義務に基づき、前記の対抗措置をとることもあるとしております。

なお、公正を期するため、大規模買付行為に対して、取締役会が講じる措置の是非を検討し、取締役会に勧告する機関として、当社の社外監査役及び経営諮問委員会の社外メンバーによる独立委員会を設置しております。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は、12億3千3百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。