第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1)経営成績の分析

当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国では引き続き個人消費が堅調に推移、また雇用も着実に増加しており、景気は緩やかに拡大しました。欧州でも緩やかながら景気回復が持続しました。また、中国や新興国でも個人消費や公共投資などを中心に景気拡大傾向となりました。

国内経済も、為替の安定もあり輸出関連企業を中心に企業業績の改善が進み、個人消費も底堅く推移し、緩やかな景気回復基調となりました。

当社グループの主要需要業界におきましては、国内は物流業界や半導体製造装置向けなどの需要が旺盛に推移しました。海外では、北米・中南米で自動車業界や物流業界向け等が堅調に推移し、アジア地区も半導体業界向けの需要が旺盛に推移しました。

このような環境下、当社グループは中長期経営計画『V2020』に基づく施策を着実に実行してまいりました。

この結果、当第2四半期連結累計期間の連結売上高は、364億7千7百万円と前年同期比44億9千万円増(14.0%増)となりました。損益面では、中期経営計画達成の為の先行コストの負担があったものの、生産性改善効果もあり、営業利益は28億7千3百万円となり、前年同期比3億7千8百万円増(15.2%増)となりました。

また、経常利益についても、為替の影響や持分法適用会社の業績が堅調に推移したことにより、62億7千6百万円と前年同期比14億3千4百万円増(29.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益も48億8千3百万円と前年同期比9億9千3百万円増(25.5%増)となりました。

セグメントの業績は、次のとおりです。

①ベルト・ゴム製品事業

ベルト製品は、国内では、物流業界や紙工業界向けが引き続き堅調に推移しました。海外でも、物流業界向けが引き続き堅調であったほか、中国の繊維機械業界向けが回復してきました。ゴム製品では、工作機械用シール製品の需要や関連会社の製品も堅調に推移しました。

以上の結果、売上高は133億6千3百万円と前年同期比9億9千1百万円増(8.0%増)となりましたが、セグメント利益(営業利益)は、欧州での原材料価格の高騰や中期経営計画達成の為の先行コストの負担増もあり、12億3千8百万円と前年同期比3千2百万円減(2.6%減)となりました。

②ホース・チューブ製品事業

ホース・チューブ製品では、国内外で、半導体製造装置向けや建設機械向けが堅調に推移、また、自動車業界向けも引き続き堅調に推移しました。

以上の結果、売上高は160億5千4百万円と前年同期比20億9千万円増(15.0%増)となり、セグメント利益(営業利益)も16億2千5百万円と前年同期比2億9百万円増(14.8%増)となりました。

③その他産業用製品事業

空調製品は、メンテナス需要が堅調に推移し、感温性粘着テープも、電子部品業界向けが堅調に推移しました。また、5月に株式を取得した浪華ゴム工業株式会社の業績も堅調でした。

以上の結果、売上高は52億9百万円と前年同期比13億6千2百万円増(35.4%増)となり、セグメント利益(営業利益)は、前年同期比1億8千万円改善し、3千6百万円の営業損失となりました。

 

④不動産事業

テナントビルの入退去等により、売上高は4億8千7百万円となり、セグメント利益(営業利益)は2億1千9百万円と前年同期比1千1百万円増(5.4%増)となりました。

⑤経営指導事業

経営指導の対象となる関連会社の業績が堅調に推移した結果、売上高は7億3百万円となり、セグメント利益(営業利益)は5億9千4百万円と前年同期比9千2百万円増(18.5%増)となりました。

⑥その他

自動車運転免許教習事業や北海道における山林事業等で構成されるその他の事業の売上高は6億5千9百万円となり、セグメント利益(営業利益)は6千7百万円となりました。

 

(2)財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比較し70億9百万円増加し、1,193億5千3百万円となりました。流動資産は、売上増に伴う受取手形及び売掛金や電子記録債権が増加したことにより、34億3千5百万円増加の640億1千5百万円となりました。固定資産は、前連結会計年度末と比較し35億7千3百万円増加し、553億3千8百万円となりました。

負債合計は、前連結会計年度末と比較し23億1千2百万円増加し、234億9百万円となりました。主な要因は電子記録債務の増加と繰延税金負債の増加によるものです。

純資産合計は、前連結会計年度末と比較し46億9千6百万円増加し、959億4千4百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益による利益剰余金の増加です。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前年同期末と比較し34億4千4百万円増加し、296億9千8百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比較し34億5千万円少ない、29億5千5百万円の収入となりました。これは売上債権の増加や、受取配当金の減少によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比較し38億9千8百万円少ない、23億1千7百万円の支出となりました。これは主に定期預金の減少と有形固定資産の取得の減少によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比較し6億6千6百万円多い、15億2千7百万円の支出となりました。これは主に長期借入金の返済によるものです。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等は次のとおりです。

(株式会社の支配に関する基本方針)

当社取締役会は、上場会社である当社の株式は、株主、投資家の皆様による自由な取引が認められており、当社の株式に対する大規模買付行為またはこれに類似する行為があった場合においても、一概にこれを否定するものではなく、最終的には株主の皆様の自由な意思により判断されるべきであると考えます。

しかしながら、近年わが国の資本市場においては、対象となる企業の賛同を得ずに、一方的に大規模買付行為またはこれに類似する行為を強行する動きが顕在化しております。

 

当社の財務及び事業の方針を決定する者の在り方としては、当社の経営理念、経営指針、企業価値のさまざまな源泉、当社を支えるステークホルダーとの信頼関係などを充分に理解し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を中長期的に確保、向上させる者でなければならないと考えております。従いまして、企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれのある不適切な大規模買付行為またはこれに類似する行為を行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であると考えます。

当社は、当社株式の大規模な買付行為がなされた場合において、これを受け入れるかどうかは、最終的には株主の皆様のご判断に委ねられるべきものであるという考えから、平成19年6月26日開催の第78期定時株主総会において、買収防衛策の導入は株主総会の決議で定めることができるとする定款変更を行いました。また、同時に買収防衛策の内容についても株主の皆様にお諮りし、ご承認いただいております。その後、平成21年6月25日開催の第80期定時株主総会及び平成24年6月26日開催の第83期定時株主総会において、その内容を一部改定の上継続致しました。さらに、平成27年6月24日開催の第86期定時株主総会において、中長期経営計画『Ⅴ2020』第2フェーズの期間に合わせて継続しております。本買収防衛策におきましては、当社取締役会が株主総会を招集し、大規模買付行為に関する株主の皆様の意思を確認できること、および、当社取締役会が法令の改正に伴い、独立委員会の承認を得たうえで、本買収防衛策を修正しまたは変更する場合があることをそれぞれ明記しておりますが、その実質的内容は変更ありません。

なお、その概要は次のとおりであります。

議決権割合が20%以上となるような当社株式の大規模買付行為を行おうとする者(当社取締役会が同意したものを除く)に対し、①事前に大規模買付者の概要、買付目的、買付価格の根拠及び経営方針などに関する必要かつ十分な情報を当社取締役会に提出すること、②当社取締役会による当該大規模買付行為に対する評価期間が経過した後に大規模買付行為が開始されるべきであること、とするルールを設定し、このルールが遵守されない場合には、株主利益の保護のため、対抗措置として新株予約権の無償割当を行う可能性があることといたしました。

また、大規模買付ルールが遵守された場合でも、当該大規模買付行為が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を著しく損なうと判断される場合には、例外的に、取締役の善管注意義務に基づき、前記の対抗措置をとることもあるとしております。

なお、公正を期するため、大規模買付行為に対して、取締役会が講じる措置の是非を検討し、取締役会に勧告する機関として、当社の社外取締役、社外監査役及び補欠監査役による独立委員会を設置しております。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は、9億4千万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。