第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

 当社グループでは「私たちは人を豊かにしてグローバル社会貢献度が高い技術会社になる」ことを未来に通ずる姿とし、2030年を見据えたビジョンを「AR-2030 VISION」として定めております。この「AR-2030 VISION」の実現に向けて、2020年4月から第13次三ヵ年中期経営計画をスタートし、中期経営方針として「誠実で機敏な対応力で岩盤を築き質的に成長する」を掲げ、「求められる期待」に素早く応えて「多くの信頼」が得られる行動やステークホルダーとの絆を強くする活発な行動を実践し、繰り返し経験と実績を積み上げながらグローバルな経済環境のもとで持続的な成長を果たしていくために質的な成長を目指しております。

 当社グループの重点事業分野を光学事業、医療・ライフサイエンス事業、機能事業、通信事業の4つとし、事業展開を進めるうえで、独自の競争力の源泉となるコア技術である「色と光のコントロール技術」「素材変性技術」「表面改質およびマイクロ加工技術」に、それぞれの事業分野に成長のキーワードとなる視点を加えて、ゴムが有する無限の可能性をさらに進化をさせる活動を進めております。とくに機能事業・再生可能エネルギー分野では、産業技術総合研究所や福島県の支援事業補助を受けながら、風力発電の維持管理等の技術開発・人材育成拠点の形成を目指して新たな活動を開始いたしました。先端的なオペレーション&メンテナンス改善技術の開発に係わることで事業参入機会を高めてまいります。

 当第2四半期連結累計期間における事業環境は、主要国における新型コロナワクチンの普及により経済活動が再開して回復傾向となりましたが、各国における感染拡大防止対策によりサプライチェーンの不安定さが増すなど、事業活動に様々な制約を受けました。この中で当社グループは、当期経営方針に「みんなにうれしさをお届けしよう」を掲げ、お客様に密着しながら事業の魅力を高めて貢献する機会を増やす活動、そして出口を掴む活動に資源を集中し、各重点事業分野への施策遂行を積極的に進めてまいりました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、連結売上高は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けた前年同四半期に比べ、工業用ゴム事業の売上が前年を上回ったことから、36億3千2百万円(前年同四半期比27.5%増)となりました。利益面においても売上増加を受け、連結営業利益は1億7千6百万円(前年同四半期は営業損失1億7千9百万円)、連結経常利益は1億7千8百万円(前年同四半期は経常損失1億2千8百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億3千5百万円(前年同四半期比1,822.8%増)となりました。

 なお、会計方針の変更として、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しています。詳細については、「注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。

セグメント別の業績は、次のとおりです。

工業用ゴム事業

 工業用ゴム事業では、前年同四半期に新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受けていた自動車向け全般の製品や卓球ラケット用ラバーなどの売上高が順調に回復いたしました。しかしRFIDタグ用ゴム製品は、その影響を受けて需要が低迷し受注が減少しております。

 この結果、工業用ゴム事業の連結売上高は30億4千万円(前年同四半期比36.3%増)となりました。またセグメント利益は2億8千3百万円(前年同四半期はセグメント損失1億1千1百万円)となりました。

医療・衛生用ゴム事業

 医療・衛生用ゴム事業では、プレフィルドシリンジガスケット製品や採血用・薬液混注用ゴム栓が、前期下期より引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けた在庫調整により売上高は減少いたしました。

 この結果、医療・衛生用ゴム事業の連結売上高は5億9千1百万円(前年同四半期比4.5%減)となりました。セグメント利益は5千5百万円(前年同四半期比37.4%減)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の期末残高は、営業活動によるキャッシュ・フローが前年同期比増加しましたが、長期借入金の返済による支出があったことから、前第2四半期連結会計期間末に比べて7千3百万円減少の15億8千8百万円となりました。

 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは3億8百万円の収入(前年同四半期は7千5百万円の収入)となりました。
 これは主に棚卸資産の増加額1億2千9百万円(前年同四半期は8千5百万円の減少)等があったものの、税金等調整前四半期純利益1億7千7百万円(前年同四半期は2千1百万円)、減価償却費2億2千3百万円(前年同四半期は2億4千7百万円)によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、5千5百万円の支出(前年同四半期は6千5百万円の収入)となりました。
 これは主に定期預金の払戻による収入1億2千5百万円(前年同四半期は15億5千3百万円の収入)があったものの、定期預金の預入による支出1億円(前年同四半期は15億7千8百万円の支出)、有形固定資産の取得による支出7千5百万円(前年同四半期は2億7千2百万円の支出)等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは1億4千3百万円の支出(前年同四半期は6億8千2百万円の収入)となりました。
 これは主に、長期借入れによる収入5億円(前年同四半期は11億円の収入)があったものの、長期借入金の返済による支出5億9千4百万円(前年同四半期は6億1千5百万円の支出)、配当金の支払額4千5百万円(前年同四半期は9千万円の支払額)等によるものであります。

(3) 財政状態の状況

 当第2四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末に比べて1億1千万円増加し、104億5千1百万円となりました。その主な要因は、棚卸資産が増加したことによるものであります。

 負債は前連結会計年度末に比べて4千9百万円減少し、58億6千万円となりました。その主な要因は、長期運転資金の借入が減少したことによるものであります。

 純資産は前連結会計年度末に比べて1億6千万円増加し、45億9千1百万円となりました。その主な要因は、利益剰余金及び為替換算調整勘定の増加によるものであります。

 また、当社グループでは各事業の受注状況に基づき、生産能力を検討し設備投資を実施、また新たな事業分野への研究開発投資を積極的に実施しております。その必要資金については財政状態の良化を鑑みながら、主に売上代金及び金融機関からの借入金による調達を基本としております。

 なお、当第2四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は30億5百万円となっております。

(4) 経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。

(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

(6) 研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、9千8百万円であります。
 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動について重要な変更はありません。

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。