当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間において、当社の連結子会社でありました鳳凰事業株式会社及びニッピコラーゲン工業株式会社は、2020年4月1日付で当社を存続会社とした吸収合併により消滅したため、連結の範囲から除外しております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、政府の景気刺激策などにより復調の兆しが感じられましたが、年末年始にかけて新型コロナウイルス感染症の再拡大に歯止めがかからないなか、首都圏など対象地域を限定とした緊急事態宣言が発令され、企業の業態により業績の二極化が進んでおり不透明な状況が続いております。
このような経営環境のもと、当社グループにおいても新型コロナウイルス感染症の影響を受けて減収減益となっており、ゼラチン、ペプタイドにおいてはインバウンド消費の消失、靴用革はテレワークの増加や消費マインドの低下などにより革靴需要の激減、ハンドル用革は自動車メーカーの減産などの影響を受けております。イタリア食材はGoToキャンペーンなどの需要掘り起こし政策により持ち直しが見られたものの、首都圏での2度目の緊急事態宣言の発令でさらに下振れすることも予想されます。
一方で、コロナ禍のなか健康志向の一層の高まりや通信販売の強みもあり「ニッピコラーゲン100」は好調に推移、有機穀物は安定的な需要、iMatrixシリーズは市場規模の拡大に伴い順調に推移いたしました。
また、コラーゲン・ケーシングは、国内需要はフランクサイズをはじめとした業務用低迷のなか、海外販売における価格改定の取り組みや製造コスト低減などの効果により収益性は改善されました。
なお、賃貸・不動産事業では、2020年3月27日公表の「固定資産の譲渡及び特別利益の発生に関するお知らせ」に記載のとおり、2020年4月27日に東京都足立区再開発地区内の一部を住居用途として売却し、固定資産売却益を計上しております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、26,330百万円(前年同四半期比19.1%減)となりました。また、営業利益は、822百万円(同40.7%減)、経常利益は、792百万円(同41.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、4,239百万円(同365.7%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、営業利益は、セグメント間の内部取引による損益を振替消去した後の金額であり、セグメント利益(セグメント情報)は、これを振替消去する前の金額であります。
① コラーゲン・ケーシング事業
国内販売は、観光地や行楽地への人出の減少、イベントの中止などでフランクサイズが低調であったことから厳しい状況で推移し、輸出販売においても、海外の新型コロナウイルス感染症の再拡大や度重なるロックダウンなどにより減収となりましたが、輸出販売での価格改定や製造コストの低減により収益性は改善しております。
この結果、売上高は、6,142百万円(前年同四半期比18.6%減)、営業利益は、750百万円(同6.4%減)、セグメント利益は、750百万円(同22.0%増)となりました。
② ゼラチン関連事業
ゼラチンは、コロナ禍の影響による生活様式の変容に伴い、グミ用、惣菜用などが低調に推移いたしました。
また、ペプタイドにおいても、国内市場におけるインバウンド需要激減による影響により苦戦いたしました。
この結果、売上高は、6,393百万円(同12.9%減)、営業利益は、421百万円(同39.5%減)、セグメント利益は、425百万円(同39.6%減)となりました。
③ 化粧品関連事業
化粧品は、コロナ禍の影響で外出を控えることによるマインドの低下などから減少したものの、健康食品は、健康志向の高まりと通信販売の利便性を背景に好調に推移しました。
この結果、売上高は、3,822百万円(同8.5%増)、営業利益は、278百万円(同280.9%増)、セグメント利益は、209百万円(前年同四半期はセグメント損失21百万円)となりました。
④ 皮革関連事業
靴用革の販売は、紳士、婦人靴ともに外出機会の減少と消費意欲の減退、店舗稼働の減少などにより革靴需要が激減した影響を受けて低迷いたしました。また、自動車ハンドル用革におきましても、中国市場はほぼ回復したものの、国内市場は自動車の減産などの影響を受けて減少しました。
この結果、売上高は、3,797百万円(前年同四半期比47.7%減)、営業損失は、15百万円(前年同四半期は営業利益291百万円)、セグメント損失は、63百万円(前年同四半期はセグメント利益244百万円)となりました。
⑤ 賃貸・不動産事業
東京都足立区の土地賃貸事業は、大規模商業施設、保育所、フットサルコート、駐車場、仮設中学校などの用地として活用しております。なお、2020年4月27日に同再開発地区内の一街区は、タワーマンション用途として売却いたしました。
また、大阪市浪速区の土地賃貸事業では、ホテル建設に向けた工事が着工され、同地区の残地についても新規事業の着手に向け、埋蔵文化財の発掘調査を行いました。
この結果、売上高は、527百万円(前年同四半期比6.4%減)、営業利益は、377百万円(同15.3%減)、セグメント利益は、494百万円(同36.1%減)となりました。
⑥ 食品その他事業
iPS細胞関連商品は、市場の成長により順調に推移し、また、有機穀物は、安定的な需要に支えられております。イタリア食材は、2020年10月以降のGoToキャンペーンなどの需要掘り起こし政策により多少の持ち直しもみられますが、ユーザーである外食産業は外出自粛や営業時間制限の影響を大きく受けており苦戦いたしました。
この結果、売上高は、5,647百万円(同10.6%減)、営業利益は、160百万円(同25.3%減)、セグメント利益は、157百万円(同24.6%減)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、68,983百万円となり、前連結会計年度末と比べ1,331百万円増加しました。これは主に受取手形及び売掛金が401百万円、未収消費税等が532百万円、繰延税金資産が162百万円、土地の売却と補助金による固定資産の圧縮を含め有形固定資産が3,039百万円減少した一方で、土地の売却などにより現金及び預金が5,859百万円増加したことなどによるものです。
当第3四半期連結会計期間末における負債は、36,387百万円となり、前連結会計年度末と比べ2,736百万円減少しました。これは主に未払法人税等が1,820百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が1,621百万円、短期借入金が2,391百万円、再評価に係る繰延税金負債が414百万円減少したことなどによるものです。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、32,596百万円となり、前連結会計年度末と比べ4,067百万円増加しました。これは主に土地の売却により土地再評価差額金が939百万円減少した一方で、利益剰余金が5,035百万円増加したことによるものです。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更を行っております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項」の(追加情報)をご参照ください。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、446百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等はありません。