(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における日本経済は、一部に弱さがみられたものの雇用や所得環境の改善から緩やかな回復基調が続きました。海外では、中国・新興国の成長が鈍化した一方、米国や欧州など先進国経済は堅調に推移しました。
当社グループにおきましては、電力関連事業では、がいしの海外向け出荷が減少したほか、電力貯蔵用NAS®電池(ナトリウム/硫黄電池)の大口出荷が無く低調でした。セラミックス事業では、米国・欧州の乗用車販売が堅調であったことに加え、中国の減税策による小型乗用車の販売増等から自動車関連製品の需要が増加しました。エレクトロニクス事業では、半導体メーカーによる3D-NANDフラッシュメモリー向けの設備投資拡大を背景に半導体製造装置用セラミックス製品の需要が増加した一方、セラミックパッケージの需要回復が遅れ低調に推移しました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、為替円高の影響も加わり前年同期比7.8%減の1,942億54百万円となりました。利益面では、売上高の減少等により営業利益は前年同期比17.1%減の342億67百万円、経常利益は同19.6%減の323億57百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、営業利益の減少に加え、固定資産減損損失32億5百万円等を特別損失に計上した結果、同21.0%減の217億17百万円となりました。
セグメント別には、電力関連事業では売上高は前年同期比21.9%減の263億95百万円、営業損益は27億83百万円の営業損失(前年同期は3億90百万円の営業利益)、セラミックス事業では売上高は同2.8%減の1,193億11百万円、営業利益は同0.4%増の351億32百万円、エレクトロニクス事業では売上高は同10.1%減の486億4百万円、営業利益は同67.8%減の19億17百万円となりました。
(2)財政状態及びキャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は6,849億19百万円となり、前連結会計年度末に比べ269億78百万円減少しました。これは主として、現金及び預金、たな卸資産が増加した一方で、受取手形及び売掛金、有価証券の残高が減少したことによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べて47億74百万円減少の2,891億50百万円となりました。
また、純資産合計は、自己株式の取得や為替換算調整勘定の減少により、前連結会計年度末に比べ222億3百万円減少の3,957億68百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況は、営業活動による474億45百万円の収入、投資活動による162億43百万円の支出、財務活動による126億82百万円の支出となりました。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、たな卸資産の増加や法人税等の支払いの一方、税金等調整前四半期純利益282億24百万円や売上債権の減少により、474億45百万円の収入となりました。前年同期との比較では138億38百万円の収入増となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の満期解約による収入の一方、有形固定資産の取得などから162億43百万円の支出となりました。前年同期との比較では、120億51百万円の支出減となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
当第2四半期連結累計期間の財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得や配当金の支払いなどにより126億82百万円の支出となりました。前年同期との比較では、157億50百万円の支出増となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の当社グループ全体の研究開発費は86億76百万円であり、この中には当社グループ外部からの受託研究にかかわる費用4億89百万円が含まれております。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。