第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における日本経済は、新型コロナウイルス感染拡大による活動抑制が段階的に緩和され景気の持ち直しが見られましたが、世界的な半導体供給不足、原材料価格の高騰によるサプライチェーンの混乱が長期化しており、足下では新たな脅威と成り得る変異株も確認されるなど、世界全体では今後も不透明な状況が続くことが予想されます。

このような状況下、当社グループにおきましては、エネルギーインフラ事業では、がいし製品は価格改定効果が寄与したものの、国内の電力及び鉄道各社の設備投資抑制等が続いており需要は低調に推移しました。セラミックス事業では、世界的な自動車市況の回復を受けて自動車関連製品の出荷が大幅に増加しました。エレクトロニクス事業では、双信電機株式会社グループを連結範囲から除外した影響で全体では減収となりましたが、ベリリウム銅展伸材やハードディスクドライブ(HDD)用圧電マイクロアクチュエーター、セラミックパッケージの需要は好調に推移しました。プロセステクノロジー事業では、好調な半導体市況に支えられ半導体製造装置用製品の物量が増加しました。

これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比16.6%増3,718億82百万円となりました。利益面では、セラミックス事業や半導体製造装置用製品の売上高の増加や為替円安効果などにより、営業利益は前年同期比93.0%増645億43百万円、経常利益は同76.2%増634億16百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同77.4%増463億59百万円となりました。

セグメント別には、エネルギーインフラ事業では売上高は前年同期比0.4%増308億53百万円、営業損益は12億30百万円の営業損失(前年同期は25億81百万円の営業損失)、セラミックス事業では売上高は同25.5%増2,136億44百万円、営業利益は同105.5%増500億14百万円、エレクトロニクス事業では売上高は同3.8%減397億96百万円、営業利益は同154.0%増46億98百万円、プロセステクノロジー事業では売上高は同14.7%増900億3百万円、営業利益は同12.6%増110億59百万円となりました。

 

(2)財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて152億58百万円増加9,242億26百万円となりました。これは主として大型の設備投資が一巡したことにより機械装置及び運搬具など固定資産が減少に転じた一方で、現金及び預金や棚卸資産の増加などにより流動資産が増加したことによるものです。

負債合計は、前連結会計年度末に比べて132億16百万円減少3,778億58百万円となりました。これは主として長期借入金の返済などにより固定負債が減少したことによるものです。

また、純資産合計は、利益剰余金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ284億75百万円増加5,463億68百万円となりました。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の当社グループ全体の研究開発費は164億78百万円であり、この中には当社グループ外部からの受託研究にかかわる費用5億99百万円が含まれております。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。