(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

(1) 報告セグメントの決定方法

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会等の意思決定機関が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、市場別の事業本部制を敷いており、各事業本部は、取り扱う製品・サービスについて国内および海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

したがって、当社は、事業本部を基礎としたセグメントから構成されており、「プラント向け工事・販売」「工業製品」「高機能製品」「自動車部品」および「建材」の5つを報告セグメントとしております。

(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

報告セグメントごとの主な事業内容は下記のとおりであります。

報告セグメントの名称

主な事業内容

プラント向け工事・販売

電力、石油精製・石油化学産業などの各種プラントの保温工事、保冷工事、耐火工事、防音工事、防災工事の設計と施工およびメンテナンスと石油精製・石油化学産業のプラント設備用のシール材(ガスケット、パッキン)、無機繊維製断熱材、ふっ素樹脂製品の販売

工業製品

電力、ガス、鉄鋼、環境、医療、食品などの幅広い産業分野へのシール材(ガスケット、パッキン)、無機繊維製断熱材、ふっ素樹脂製の各種成形素材・加工品・耐食ライニング材およびハニカムフィルターの製造・販売

高機能製品

半導体・液晶製造装置用のふっ素樹脂製部品、無機繊維製断熱製品、ハニカムフィルターおよびシール材の製造・販売

自動車部品

エンジンおよびエンジン周辺機器用のシール材や防音、防熱、制振用機能材などの自動車部品の製造・販売

建材

けい酸カルシウムを主材とした不燃内装材、化粧板、ならびに各種不燃建材の製造・販売およびオフィスビルなどの不燃建材による耐火被覆工事や各種フロア材によるフリーアクセスフロア工事の設計と施工

 

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。報告セグメントの利益は営業利益ベースの数値であります。なお、セグメント間の内部売上高及び振替高は市場実勢価格に基づいて算定した合理的な内部振替価格によっております。

 

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注)

連結

財務諸表

計上額

プラント
向け
工事・販売

工業製品

高機能製品

自動車
部品

建材

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

73,518

51,209

42,830

50,133

31,699

249,391

249,391

  セグメント間の内部

  売上高又は振替高

10,256

10,256

10,256

73,518

61,466

42,830

50,133

31,699

259,648

10,256

249,391

セグメント利益

10,580

10,489

9,635

3,770

733

35,208

35,208

セグメント資産

40,566

67,788

36,602

51,813

26,044

222,814

67,973

290,788

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

336

3,004

1,445

2,092

714

7,593

7,593

  有形固定資産及び

  無形固定資産の増加額

306

2,297

4,990

1,392

259

9,246

1,870

11,117

 

(注) 調整額は、以下のとおりであります。

(1) セグメント資産の調整額67,973百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。全社資産の主なものは、提出会社の現金及び預金、管理部門及び研究部門に係る資産ならびに繰延税金資産等であります。

(2) 有形固定資産及び無形固定資産増加額の調整額1,870百万円は、管理部門及び研究部門に係る資産等の設備投資額であります。

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注)

連結

財務諸表

計上額

プラント
向け
工事・販売

工業製品

高機能製品

自動車
部品

建材

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

78,456

53,184

44,584

51,196

29,090

256,512

256,512

  セグメント間の内部

  売上高又は振替高

11,134

11,134

11,134

78,456

64,318

44,584

51,196

29,090

267,647

11,134

256,512

セグメント利益

12,504

11,052

10,230

4,540

1,404

39,732

39,732

セグメント資産

45,615

69,925

40,792

50,321

23,030

229,685

59,359

289,044

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

420

2,881

1,800

1,933

590

7,626

7,626

  有形固定資産及び

  無形固定資産の増加額

136

2,243

620

823

972

4,796

2,022

6,819

 

(注) 調整額は、以下のとおりであります。

(1) セグメント資産の調整額59,359百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。全社資産の主なものは、提出会社の現金及び預金、管理部門及び研究部門に係る資産ならびに繰延税金資産等であります。

(2) 有形固定資産及び無形固定資産増加額の調整額2,022百万円は、管理部門及び研究部門に係る資産等の設備投資額であります。

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

(単位:百万円)

日本

アジア

その他

合計

202,610

36,120

10,659

249,391

 

(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

(単位:百万円)

日本

アジア

その他

合計

53,749

12,282

1,945

67,976

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

(単位:百万円)

日本

アジア

その他

合計

203,462

40,543

12,506

256,512

 

(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

(単位:百万円)

日本

アジア

その他

合計

52,833

12,948

1,910

67,692

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

合計

プラント
向け
工事・販売

工業製品

高機能

製品

自動車
部品

建材

減損損失

94

94

94

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

合計

プラント
向け
工事・販売

工業製品

高機能

製品

自動車
部品

建材

減損損失

418

418

418

 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。

 

【関連当事者情報】

  重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

 

(1株当たり情報)

 1株当たり純資産額及び算定上の基礎、1株当たり当期純利益金額及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

項目

前連結会計年度末
(2024年3月31日)

当連結会計年度末
(2025年3月31日)

1株当たり純資産額

3,039円26銭

3,348円75銭

 (算定上の基礎)

 

 

純資産の部の合計額(百万円)

200,918

216,434

純資産の部の合計額から控除する金額
(百万円)

1,236

1,013

  (うち非支配株主持分(百万円))

(1,236)

(1,013)

普通株式に係る期末の純資産額(百万円)

199,681

215,421

1株当たり純資産額の算定に用いられた
期末の普通株式の数(千株)

65,700

64,328

 

 

項目

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

1株当たり当期純利益金額

406円60銭

491円36銭

 (算定上の基礎)

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)

26,961

32,073

普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する
  当期純利益(百万円)

26,961

32,073

普通株式の期中平均株式数(千株)

66,310

65,274

 

(注) 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

(重要な後発事象)

(自己株式の取得)

 当社は、2025年5月12日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき、自己株式取得に係る事項について次のとおり決議いたしました。

 

(1)自己株式の取得を行う理由

  株主還元および資本効率の向上をはかるため。

(2)決議内容

  ①取得対象株式の種類     当社普通株式

  ②取得しうる株式の総数    1,000,000株(上限)

  ③株式の取得価額の総額    3,000百万円(上限)

  ④取得期間          2025年5月13日~2025年9月30日

  ⑤取得方法          東京証券取引所における市場買付

 

 

(当社連結子会社の解散(特別清算)及び連結子会社に対する債権放棄)

当社は、2025年5月19日開催の取締役会において、当社連結子会社である㈱君津ロックウール(以下、「君津RW」という)を解散し、特別清算開始の申立てを行うこと、および当社の君津RWに対する債権を放棄する旨を決議いたしました。

 

 (1)解散及び債権放棄に至った理由

君津RWは、昨今のエネルギー・原材料コストの高騰などの影響も重なり、業績の回復が見込めないことから、2024年3月末をもってロックウール製品の生産を停止いたしました。

その後、君津RWが所有する生産設備等の処分を進めてまいりましたが、この度、処分が完了したことから、君津RWの解散および特別清算開始の申立てを行うとともに、当社の君津RWに対する債権を放棄することといたしました。

 

 (2)当該子会社の概要

  ①名称            ㈱君津ロックウール

  ②本店所在地         東京都中央区

  ③代表者           代表清算人 中村昇司

  ④事業内容          断熱材(ロックウール製品)の製造

  ⑤資本金            220百万円

  ⑥当社の持株比率            100%

 

 (3)債権の内容、金額および実施時期、並びに解散及び清算結了の時期

  ①債権の種類および金額    貸付金 8,750百万円(2025年3月31日現在)

  ②債権放棄の実施時期     2025年6月2日に君津RWの臨時株主総会による解散決議を行い、

                                 同年6月3日付で特別清算開始の申し立てを行っておりますが、

                                 債権放棄が確定する時期は未定であります。

  ③清算結了の時期       2025年10月(予定)

 

 (4)業績に与える影響

君津RWの解散に伴う損失および債権放棄により発生する貸倒損失の金額につきましては、当連結会計年度までの当社個別決算において、見込まれる損失の全額を引当計上しております。なお、当該影響額は連結決算において相殺消去されております。

また、翌連結会計年度以降において、連結業績に重要な影響を与える損失発生の見込みはありません。

 

 (5)当該解散が営業活動等へ及ぼす重要な影響

君津RWは、2024年3月末をもってロックウール製品の生産をすでに停止しており、今後の営業活動等へ及ぼす重要な影響はありません。