第4 【提出会社の状況】

 

1 【株式等の状況】

(1) 【株式の総数等】

① 【株式の総数】

 

種     類

発行可能株式総数(株)

普 通 株 式

80,000,000

80,000,000

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)
(2025年3月31日)

提出日現在
発行数(株)
(2025年6月26日)

上場金融商品取引所名
又は登録認可金融商品
取引業協会名

内容

普通株式

29,347,500

29,347,500

東京証券取引所
プライム市場

単元株式数は100株であります。

29,347,500

29,347,500

 

 

(2) 【新株予約権等の状況】

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

③ 【その他の新株予約権等の状況】

該当事項はありません。

 

(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年 月 日

発行済株式
総数増減数(株)

発行済株式
総数残高(株)

資本金増減額
(千円)

資本金残高
(千円)

資本準備金
増減額(千円)

資本準備金
残高(千円)

2002年8月13日

29,347,500

5,251,400

△3,365,354

1,312,850

 

(注) 旧商法第289条第2項の規定に基づき、次期以降の配当可能利益の充実を図るとともに、今後の財務戦略上における柔軟な活用に備えるため、2002年6月27日開催の定時株主総会の決議及び法定手続きの完了を経て、2002年8月13日に資本準備金 3,365,354千円を減少し、その他資本剰余金に振り替えました。

 

 

(5) 【所有者別状況】

2025年3月31日現在

区 分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法 人

外国法人等

個 人
その他

個人以外

個 人

株 主 数
(人)

18

27

108

54

7

9,086

9,300

所有株式数
(単元)

78,233

10,519

76,742

23,744

36

103,664

292,938

53,700

所有株式数
の割合(%)

26.706

3.590

26.197

8.105

0.012

35.387

100.00

 

(注)1.自己株式4,468,586株は、「個人その他」に44,685単元、「単元未満株式の状況」に86株含まれております。

  2.なお、当該自己株式には、役員株式給付信託(BBT)及び従業員株式給付信託(J-ESOP)が保有する当社株式846,736株は含まれておりません。

 

(6) 【大株主の状況】

2025年3月31日現在

氏名又は名称

住     所

所有株式数
(百株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

みずほ信託銀行株式会社退職給付信託太平洋セメント口

東京都中央区晴海1丁目8番12号

24,000

9.65

THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING
CORPORATION LTD-SINGARORE BRANCH PRIVATE BANKING DIVISION CLIENT
 A/C 8221-623793
(常任代理人 香港上海銀行)

10 MARINA BOULEVARD #48-01 MARINA BAY FINANCIAL CENTRE SINGAPORE 018983
(東京都中央区日本橋3丁目11番1号)

19,019

7.64

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区赤坂1丁目8番1号

16,481

6.62

旭コンクリート工業株式会社

東京都中央区築地1丁目8番2号

14,684

5.90

株式会社みずほ銀行

東京都千代田区大手町1丁目5番5号

10,258

4.12

太平洋セメント株式会社

東京都文京区小石川1丁目1番1号

10,203

4.10

株式会社NJS

東京都港区芝浦1丁目1番1号

10,095

4.06

株式会社日本カストディ銀行(信託E口)

東京都中央区晴海1丁目8番12号

8,467

3.40

丸全昭和運輸株式会社

神奈川県横浜市中区南仲通2丁目15番地

7,449

2.99

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8番12号

6,802

2.73

127,460

51.23

 

(注)  1.株式会社NJS(2025年3月31日現在、当社は35.94%株式を所有)、及び旭コンクリート工業株式会社(2025年3月31日現在、当社は29.67%株式を所有)が所有している上記株式については、会社法施行規則第67条第1項の規定により、議決権の行使が制限されております。

 2.役員株式給付信託(BBT)及び従業員株式給付信託(J-ESOP)が保有する846,736株は、発行済株式の総数から控除する自己株式には含めておりません。

 

 

(7) 【議決権の状況】

① 【発行済株式】

2025年3月31日現在

区    分

株 式 数(株)

議決権の数(個)

内    容

無議決権株式

議決権制限株式(自己株式等)

議決権制限株式(その他)

完全議決権株式(自己株式等)

(自己保有株式)

普通株式

4,468,500

 

株主としての権利内容に制限のない標準となる株式
単元株式数 100株

(相互保有株式)

普通株式

2,477,900

 

同   上

完全議決権株式(その他)

普通株式

22,347,400

 

223,474

同   上

単元未満株式

普通株式

53,700

 

一単元(100株)未満の株式

発行済株式総数

29,347,500

総株主の議決権

223,474

 

(注)1.「単元未満株式」欄の普通株式には当社所有の自己保有株式及び相互保有株式が次のとおり含まれております。

 

自己保有株式

 

86株

相互保有株式

株式会社NJS

2株

相互保有株式

旭コンクリート工業株式会社

13株

 

 2.「完全議決権株式(その他)」の株式数には、役員株式給付信託(BBT)及び従業員株式給付信託(J-ESOP)が保有する株式846,736株を含めております。なお、「議決権の数」欄には、当該信託が保有する株式に係る議決権数8,467個を含めております。

 

② 【自己株式等】

2025年3月31日現在

所有者の氏名
又は名称

所有者の住所

自己名義
所有株式数
(株)

他人名義
所有株式数
(株)

所有株式数
の合計
(株)

発行済株式
総数に対する所有株式数
の割合(%)

(自己保有株式)

日本ヒューム株式会社

東京都港区新橋五丁目33番11号

4,468,500

4,468,500

15.23

(相互保有株式)

株式会社NJS

東京都港区芝浦1丁目1番1号

1,009,500

1,009,500

3.44

(相互保有株式)

旭コンクリート工業株式会社

東京都中央区築地1丁目8番2号

1,468,400

1,468,400

5.00

6,946,400

6,946,400

23.67

 

(注) 役員株式給付信託(BBT)及び従業員株式給付信託(J-ESOP)が保有する当社株式846,736株は含まれておりません。なお、当該株式数は上記①「発行済み株式」の「完全議決権株式(その他)」の中に含まれております。

 

(8)【役員・従業員株式所有制度の内容】

 (役員株式給付信託)

 当社は、2020年6月26日開催の第137回定時株主総会決議に基づき、当社の取締役(社外取締役である者を除く。)に対する業績連動型株式報酬制度「株式給付信託(BBT)」(以下、「本制度」という。)を導入しております。本制度は、取締役等の報酬と当社の業績及び株式価値との連動性をより明確にし、取締役等が株価上昇によるメリットのみならず、株価下落リスクまでも株主の皆様と共有することで、中長期的な業績の向上と企業価値の増大に貢献する意識を高めることを目的としております。

 

①本制度の概要

 本制度は、当社が拠出する金銭を原資として当社株式が信託(以下、本制度に基づき設定される信託を「本信託」という。)を通じて取得され、取締役等に対して、当社が定める役員株式給付規程に従って、当社株式及び当社株式を時価で換算した金額相当の金銭(以下、「当社株式等」という。)が本信託を通じて給付される業績連動型株式報酬制度であります。
取締役等が当社株式等の給付を受ける時期は、原則として取締役等の退任時となります。

 

②対象者に取得させる予定の株式の総額
 3事業年度分の上限として216百万円

 

③本制度による受益者その他の権利を受けることができる者の範囲
 当社の取締役(社外取締役を除く。)を退任した者のうち「役員株式給付規程」に定める受益者要件を満たした者。

 

(従業員等株式給付信託)

 当社は、2023年2月10日開催の取締役会決議に基づき、当社の執行役員及び従業員(以下「従業員等」という。)に対するインセンティブプラン「株式給付信託(J-ESOP)」(以下、「本制度」という。)を導入しております。
  本制度は、当社の株価や業績と従業員等の処遇の連動性を高め、経済的な効果を株主の皆様と共有することにより、株価及び業績向上への従業員等の意欲や士気を高めることを目的としております。

 

①本制度の概要

 本制度は、当社が拠出する金銭を原資として当社株式が信託(以下、本制度に基づき設定される信託を「本信託」という。)を通じて取得され、従業員等に対して、当社が定める株式給付規程に従って、当社株式及び当社株式を時価で換算した金額相当の金銭(以下、「当社株式等」という。)が本信託を通じて給付される業績連動型株式報酬制度であります。
従業員が当社株式等の給付を受ける時期は、原則として3年毎の7月、執行役員が当社株式等を受ける時期は、原則として執行役員の退任時となります。

 

②従業員等に取得させる予定の株式の総数
  736,300株

 

③本制度による受益者その他の権利を受けることができる者の範囲
 当社の従業員等のうち「従業員株式給付規程」及び「執行役員株式給付規程」に定める受益者要件を満たした者。

 

2 【自己株式の取得等の状況】

【株式の種類等】

会社法第155条第3号及び会社法第155条第7号による普通株式の取得

 

 

(1) 【株主総会決議による取得の状況】

該当事項はありません。

 

(2) 【取締役会決議による取得の状況】

 

区    分

株 式 数(株)

価額の総額(円)

取締役会(2024年5月24日)での決議状況

(取得期間 2024年5月27日~2025年3月21日)

600,000

800,000,000

当事業年度前における取得自己株式

当事業年度における取得自己株式

600,000

729,976,400

残存決議株式の総数及び価額の総額

0

70,023,600

当事業年度の末日現在の未行使割合(%)

0.00

8.75

当期間における取得自己株式

提出日現在の未行使割合(%)

0.00

8.75

 

 

 

(3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

 

区分

株式数(株)

価額の総額(円)

当事業年度における取得自己株式

490

639,737

当期間における取得自己株式

50

81,750

 

(注) 当期間における取得自己株式には、2025年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含めておりません。

 

(4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

 

区分

当事業年度

当期間

株式数(株)

処分価額の総額
(円)

株式数(株)

処分価額の総額
(円)

引き受ける者の募集を行った取得自己株式

消却の処分を行った取得自己株式

合併、株式交換、株式交付、会社分割に係る

移転を行った取得自己株式

その他(従業員株式給付信託へ処分した自己株式)

364

247,156

 

 

 

 

 

保有自己株式数

4,468,586

4,468,636

 

 (注) 1.当期間における保有自己株式数には、2025年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式

          の買取り及び買増請求による売渡による株式数は含めておりません。

2.「その他」は、「従業員株式給付信託(J-ESOP)」制度の運用に伴い、株式会社日本カストディ銀行に対して実施した自己株式の処分であります。

3.保有自己株式数には、役員株式給付信託(BBT)及び従業員株式給付信託(J-ESOP)が保有する当社株式846,736株は含まれておりません。

 

3 【配当政策】

当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題として捉えており、安定的な配当水準を維持することを基本としながら、健全な財務体質を維持することに注力しています。

株主の皆様への利益還元につきましては、「安定的株主還元向上」を基本として、自己株式取得と合わせて総還元性向50%以上を目標に総合的な株主還元充実に努めてまいります。

内部留保した資金は、新製品・新技術の開発投資や効率化・省力化等の設備投資、M&Aの原資の一部とし、長期的な視点による投資効率を考えて活用してまいります。

 

(1)当期末の配当

当事業年度の配当金につきましては、2025年6月27日開催予定の定時株主総会で、期末配当19円(中間配当19円実施済)を決議する予定であります。

(注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。

 

決議年月日

配当金の総額(千円)

1株当たり配当額(円)

2024年11月8日

取締役会

472,703

19

2025年6月27日

定時株主総会 (予定)

472,699

19

 

 

 (2)次期の配当

当社は、2025年10月20日をもちまして、会社創立100周年を迎えます。株主の皆さまの長年にわたるご支援に感謝の意を表し、中間配当において1株当たり3円、期末配当において1株当たり3円、合計1株当たり6円の会社創立100周年記念配当を予定しております。これにより次期の年間配当金は当期より6円増配の44円を予定しております。

 

4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】

(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】

①コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方

当社は、将来に向かって継続的な成長・発展を果たすことが、上場企業としての社会的責任と考え、経営の透明性を確保することおよびコーポレート・ガバナンスが有効に機能するために、当社グループを取り巻く環境の変化に迅速に対応できる組織体制と経営システムを構築し維持することを経営上の最も重要な課題と考えております。

 

② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由
 a.企業統治の体制の概要

当社は監査役制度を採用し、有価証券報告書提出日(2025年6月26日)現在、監査役会は監査役4名(うち社外監査役3名)により構成されております。監査役会は定期的に開催されるほか、必要に応じて随時開催されます。監査役は、取締役会の他重要な意思決定の過程および業務の執行状況を把握するため取締役・部署長等との定期的な会議を主催し、取締役会などの重要な会議に出席するとともに、稟議書その他業務執行に関する重要な文書を閲覧し、必要に応じて取締役または使用人にその説明を求めており、職務の執行状況を監視できる体制としております。各監査役の間での意見交換は適宜行われ、コーポレート・ガバナンス体制の充実を図るとともに運用を監視し、業務執行の適法性に関する監査を実施しています。

こうした取り組みの結果、客観的立場から経営を監視する体制が機能していると判断して、現在の体制を採用しています。

当社は、当社及び子会社の業務の適正を確保するため、次のとおりの体制を整備しております。

(取締役会)

毎月1回の定例取締役会と随時行う臨時取締役会を監査役出席のうえ開催し、重要事項の決定ならびに取締役の業務執行状況の監督を行っております。

有価証券報告書提出日(2025年6月26日)現在、取締役8名(うち社外取締役3名)、監査役4名(うち社外監査役3名)の12名体制となっております。なお、2025年6月27日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役7名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、当社の取締役は7名(うち社外取締役3名)となる予定です。

構成員につきましては「4コーポレート・ガバナンスの状況等 (2)役員の状況 ①役員一覧」をご参照ください。なお、有価証券報告書提出日(2025年6月26日)現在の取締役会の議長は代表取締役会長であります。

当事業年度において当社は取締役会を13回開催しており、個々の取締役の出席状況については次のとおりであります。

氏名

開催回数

出席回数

大 川 内 稔

13回

13回

増 渕 智 之

13回

13回

井 上 克 彦

13回

13回

田 中 敏 嗣

13回

13回

櫻 井 博 章

13回

13回

前 田 正 博

13回

13回

中 野 良 一

13回

13回

増 江 亜佐緒

13回

13回

 

 

(監査役会)

定期的に開催するほか必要に応じて臨時で開催しております。取締役会の他重要な意思決定の過程および業務の執行状況を把握するため取締役・部署長等との定期的会議を主催し、取締役会などの重要な会議に出席するとともに、稟議書その他業務執行に関する重要な文書を閲覧し、必要に応じて取締役または使用人にその説明を求めております。また内部監査室との連携を図り、適切な意思の疎通および効果的な監査業務の遂行を図っております。

有価証券報告書提出日(2025年6月26日)現在、監査役4名(うち社外監査役3名)の体制となっております。

構成員につきましては「4コーポレート・ガバナンスの状況等 (2)役員の状況 ①役員一覧」をご参照ください。なお、監査役会の議長は常勤監査役であります。

 

(経営会議)

原則として週1回開催しております。経営に関する決議事項に関する協議や取締役会付議事項に関する討議等や執行上の適時かつ重要な意思決定を行っております。

有価証券報告書提出日(2025年6月26日)現在の構成員につきましては代表取締役会長、代表取締役社長、並びに指名された取締役及び執行役員であります。なお、議長は代表取締役社長であります。

 

(拡大経営会議)

原則として隔週に開催しております。取締役会、経営会議決定事項のうち予め協議を必要とする事項の協議、または決定事項の通知、執行上の重要な事項の協議、後継者の育成を目的としております。

構成員につきましては代表取締役社長、執行役員、並びに指名された事業署長であります。

なお、議長は代表取締役社長であります。

 

(指名委員会)

必要に応じて随時開催しております。取締役の指名等に係る取締役会の機能の独立性・客観性と説明責任の強化を目的としており、取締役の選任および解任等の内容に係る決定に関する方針の策定と選任および解任の内容等を取締役会の諮問に応じて審議し、取締役会に対して助言・提言を行っております。

構成員につきましては代表取締役社長、社外取締役1名、社外監査役1名の3名の体制となっております。なお、議長は代表取締役社長であります。

 

(報酬委員会)

必要に応じて随時開催しております。取締役の報酬等に係る取締役会の機能の独立性・客観性の担保と説明責任の強化を目的としており、取締役および重要な使用人の個人別の報酬等の内容に係る決定に関する方針の策定と報酬の内容等を取締役会の諮問に応じて審議し、取締役会に対して助言・提言を行っております。

構成員につきましては代表取締役社長、社外取締役1名、社外監査役1名の3名の体制となっております。なお、議長は代表取締役社長であります。


 

b.責任限定契約

 当社と社外取締役の前田正博氏、中野良一氏、増江亜佐緒氏、監査役の石井孝雅氏、中村靖氏、横山良氏、藤木靖久氏との間で会社法第423条第1項の賠償責任を限定する責任限定契約を締結しております。当該契約に基づく賠償責任限度額は、社外取締役は金1,000万円または法令の定める最低責任限度額のいずれか高い額、社外監査役は金500万円または法令の定める最低責任限度額のいずれか高い額となっており、2025年6月27日開催予定の定時株主総会で社外取締役各氏が再任された場合は当該契約を継続する予定であります。

 

③ 企業統治に関するその他の事項

 a.内部統制システムに関する基本的な考え方及びその整備状況

当社は、「取締役の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制、その他株式会社の業務の適正を確保するために必要な体制の整備」(以下、「内部統制システム」と総称する。)の構築に関して、取締役会において決議しております。

今後も、内部統制システムについての不断の見直しを行うことによって、改善を図ってまいります。

 

 b.内部統制システムの構築に関する件

内部統制システムの構築に関しては、取締役が遵守すべき基本方針を明らかにするとともに、会社法施行規則第100条に定める同システムの体制整備に必要とされる各条項に関する大綱を下記のとおり定める。

この大綱については、可及的速やかに実行するものとして関係者に周知を図るとともに、その後は同システムについての不断の見直しによって改善を図り、もって効率的で適法な業務の執行体制を構築し維持する。

 

  ⅰ) 取締役および使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制

・ 役職員の職務の執行が法令および定款に適合し、企業倫理を重んじ、かつ社会的責任を果たすため、コンプライアンス・ポリシー(企業理念・経営方針・行動指針)を役職員に周知徹底させる。

・ 取締役社長を委員長とする「コンプライアンス管理委員会」を設置し、定期的にコンプライアンス・プログラムを策定し、これを実施する。

・ 役職員に対し、コンプライアンスに関する研修、マニュアルの作成・配布等を行うこと等により役職員のコンプライアンスに関する知識を高め、コンプライアンスを尊重する意識を醸成する。

 

  ⅱ) 会社の機関の内容および内部統制システム

・取締役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制

  当社は、法令ならびに「文書取扱及び保存規程」等の社内規程に基づき、文書等の保存管理を行う。

  情報の管理については、上記の他「情報セキュリティ規程」および「情報セキュリティ関連基準」に従い、「個人情報保護に関する基本方針」を定めて対応する。

・損失の危険の管理に関する規程その他の体制

  当社は、リスクマネジメントを保持するため、さらに金融商品取引法に基づく内部統制監査に対処するために、取締役社長が直轄する「内部監査室」を設置し、当社および関連会社の内部統制システムが法令およびその基本方針に基づいて有効に機能していることを把握し検証する監査体制を構築する。

  リスクマネジメント体制を整備・強化し、リスクマネジメントを総合的に行うため、常設機関として取締役社長を委員長とする「リスクマネジメント委員会」を設置する。

 また、取締役社長が主催する「内部統制委員会」を設け、当社および関連会社のすべての企業活動における内部統制システムの有効性評価、運用管理、啓発、教育、指導、継続的な改善提言等によって同システムの維持・向上を図る体制を構築する。

  その他リスクマネジメント体制として、安全面・衛生面・品質面は「中央安全衛生委員会規程」、「品質管理委員会規程」、ISO管理指針を遵守して取り組むものとする。また、中央公害対策委員会を設置して公害防止に係わる企画、設備、運営面に亘る事項を審議し対応する。

  危機が発生した場合は「危機管理規程」に基づいて取締役社長を本部長とする「対策本部」を設置し、統括して危機管理に当たる。

・取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制

  当社は、毎月一回の定例取締役会と随時行う臨時取締役会を取締役会長を議長として、監査役も出席のうえ開催し、重要事項の決定および取締役の業務執行状況の監督を行う。

  取締役社長が主催する経営会議を毎週開催し、必要に応じて関係部署長・関係会社役員の出席を求める。業務執行に迅速な対応を行うことを目的に執行役員制を採用し、取締役の職務と業務執行に関する職務権限とを明確に区分する。

 また、事業部制、支社制度を採用し、業績への責任を明確にするとともに、資本効率の向上を図る。

・使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制

  当社は、コンプライアンスの推進について、取締役社長を委員長とする「コンプライアンス管理委員会」を設置し、「コンプライアンス規程」および「企業倫理規程」に従い役員および使用人がそれぞれの立場でコンプライアンスを自らの問題としてとらえ、業務運営に当たるよう研修等を通じて指導する。

  また、「公益通報者保護規程」に従い役員および社員等が社内においてコンプライアンスに違反する事実が発生し、または発生しようとするときに、相談・通報しやすい体制を設け、通報者に対しては不利益な扱いは行わない。

・当社および当社グループにおける業務の適正を確保するための体制

  当社は、「コンプライアンス管理委員会」がグループ全体のコンプライアンスを統括・推進する体制とするとともに、公益に関する相談・通報体制の範囲をグループ全体とする。関連会社の経営については、「関係会社社長会」および「国際会議」において事業内容や経営状況等について報告を行い、併せて業務の効率性、リスクマネジメントについて報告、把握、意見交換を行う。

  また、連結グループの内部監査を行うとともに、常勤監査役により関係会社の業務の適正性を確認する。グループ内取引については、「コンプライアンス規程」により審査し取引の公正を保持する。

・監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合におけるその使用人に関する事項

  当社は、監査役の職務を補助すべき使用人として監査役室を置き、必要に応じて必要な人員を配置する。また、その人事については、取締役と監査役が意見交換を行い決定する。

・監査役の職務を補助すべき使用人の取締役からの独立性に関する事項

 監査役の職務を補助すべき使用人として監査役室を置き、2名を配置して監査役の職務執行に必要なサポー トを随時行う。サポートにあたっては組織上の上長等の指揮命令を受けない。その任命・異動・評価については、監査役会の事前の同意を必要とする。

・当社及び当社グループ取締役および使用人が監査役に報告をするための体制 その他監査役への報告に関する体制

  取締役および使用人ならびに関連会社の取締役および使用人は、会社に著しい損害を与える事実が発生し、あるいはその恐れがある事実を発見したときは、法令に従い直ちに監査役に報告する。なお、この場合、関連会社の取締役および使用人は、当社経営管理部にも併せて報告を行うものとする。

  また、「公益通報者保護規程」において、従業員が監査役への報告または当社総務人事部ないし外部通報窓口への通報により人事上そのほか一切の点で、会社から不利な取扱いを受けないことを明記する。

  監査役は、取締役会の他重要な意思決定の過程および業務の執行状況を把握するため取締役・部署長等との定期的な会議を主催し、取締役会などの重要な会議に出席するとともに、稟議書その他業務執行に関する重要な文書を閲覧し、必要に応じて取締役または使用人にその説明を求める。

・その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制

 取締役および使用人は、監査役監査に対する理解を深め監査役監査の環境を整備するよう努める。

 取締役および使用人は、監査役または監査役会が監査の実施のために弁護士、公認会計士その他社外の専門家に対して助言を求める、または調査、鑑定その他の事務を委託するなど所要の費用を請求するときは、当該請求に係る費用が監査役の職務の執行に必要でないと認められる場合を除き、これを拒むことができない。また、取締役社長との定期的な意見交換会を開催し、また内部監査室との連携を図り、適切な意思の疎通および効果的な監査業務の遂行を図る。

 

 

  ⅲ)反社会的勢力による被害を防止するための体制

 当社グループは、反社会的勢力に対し毅然とした態度で臨み、企業倫理規程を遵守して一切の関係を遮断することを基本方針とし、全役職員への周知徹底を図る。また、業務の適正を確保するために必要な法令遵守およびリスクマネジメント事項として、こうした勢力による被害を防止するための体制を整備する。

・社内体制の整備

 社内外の情報収集に努め、外部機関との連携を密にするとともに、各種の暴力団追放運動に積極的に参加する。

 必要に応じて、反社会的勢力排除に関する社員教育や研修を実施する。

 当社グループが反社会的勢力による不当要求を受けた場合の対応を統括する部署を総務人事部とし、当該部署は平素からこうした勢力に関する情報を管理する。

・不当要求への対応

 反社会的勢力からの不当要求を受けた場合、担当者は当該事実を速やかに統括部署に報告し、統括部署長は速やかに管理本部管掌取締役に報告する。

 反社会的勢力からの不当要求を受けた場合は、組織全体でこうした勢力との関係遮断への取り組みを支援する。また、関係当局ならびに外部の専門機関に積極的に相談して対応に当たる。

 反社会的勢力の不当要求が、たとえ会社の不祥事を背景とするものであっても、事実を隠蔽するための裏取引や資金提供は、被害の更なる拡大を招くばかりでなく、当社グループの社会的信用を著しく失墜させるものであるため、絶対に行わない。

 

  ⅳ) 財務報告の信頼性を確保するための体制

 当社グループは、財務報告の信頼性を確保するために、関連諸法令および規程に基づいて、財務報告に係る内部統制システムを整備し、その適切な運用に努める。

 

  ⅴ) 業務の適正を確保するための体制の運用状況の概要

 当社は、業務の適正を確保するための体制について、取締役会において決議された「内部統制システムの構築に関する取締役会決議」に基づき、当社および子会社の内部統制システムを整備運用しております。

 また、定期的にコンプライアンスに関する研修を開催して、法令遵守への意識付けを行っております。

 

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。

 

④ 会社の支配に関する基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取り組み

 当社は、2008年3月21日開催の取締役会において、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者のあり方に関する基本方針(以下「会社の支配に関する基本方針」といいます。)に照らして不適切な者によって、当社の財務および事業の方針が支配されることを防止する取り組みとして、「当社株式の大規模買付行為に関する対応策(以下「本プラン」といいます。)」を決定し導入しました。

 当社取締役会は、当社株式に対して大規模な買付行為等が行われた場合に、株主の皆様が適切な判断をするために必要な情報や時間を確保し、買付者等との交渉等が一定の合理的なルールに従って行われることが、企業価値ひいては株主共同の利益に合致すると考え、大規模買付時における情報提供と検討時間の確保等に関する一定のルールを設定し、会社の支配に関する基本方針に照らし不適切な者によって大規模買付行為がなされた場合の対抗措置を含めた買収防衛策として本プランを導入し、2011年6月開催の第128回定時株主総会で継続しました。

 継続後も社会・経済情勢の変化、買収防衛策を巡る諸々の動向および様々な議論の進展を踏まえ、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保・向上させるための取り組みのひとつとして、継続の是非を含め、そのあり方について引き続き検討してまいりました。

 当社取締役会は、2023年6月29日開催の当社第140回定時株主総会において、本プランを一部変更したうえで、2026年6月開催予定の第143回定時株主総会終結時まで継続することを提案した結果、継続が承認されております。本プランの詳細につきましては、当社ウェブサイト(https://www.nipponhume.co.jp/)をご参照ください。

 

 本プランの概要は以下のとおりです。

 

a.当社株式の大規模買付行為等

 本プランにおける当社株式の大規模買付行為とは、特定株主グループの議決権割合を20%以上とすることを目的とする当社株券等の買付行為、または結果として特定株主グループの議決権割合が20%以上になる買付行為をいい、かかる買付行為を行う者を大規模買付者といいます。

 

b.大規模買付ルールの概要

 大規模買付ルールとは、事前に大規模買付者が取締役会に対して必要かつ十分な情報を提供し、取締役会による一定の評価期間が経過した後に大規模買付行為を開始するというものです。

 

c.大規模買付行為がなされた場合の対応

 大規模買付者が大規模買付ルールを遵守した場合には、取締役会は、仮に当該大規模買付行為に反対であったとしても、当該大規模買付提案についての反対意見の表明や、代替案を提示することにより、株主の皆様を説明するに留め、原則として当該大規模買付行為に対する対抗措置はとりません。

 ただし、大規模買付ルールを遵守しない場合や、遵守されている場合であっても、当該大規模買付行為が会社に回復しがたい損害をもたらすなど、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を著しく損なうと取締役会が判断した場合には、対抗措置をとることがあります。

 

d.対抗措置の合理性および公正性を担保するための制度および手続

 対抗措置を講じるか否かについては、取締役会が最終的な判断を行いますが、本プランを適正に運用し、取締役会によって恣意的な判断がなされることを防止し、その判断から客観性および合理性を担保するため、3名以上の社外取締役、社外監査役または社外有識者から構成される独立委員会を設置しております。

 対抗措置をとる場合、その判断の合理関および公正性を担保するために、取締役会は対抗措置の発動に先立ち、独立委員会に対して対抗措置の発動の是非について諮問し、独立委員会は対抗措置の発動の是非について、勧告を行うものとします。取締役会は、独立委員会の勧告を最大限尊重するものとし、勧告の内容は、概要を適宜情報開示することとします。

 

e.本プランの有効期間等

 本プランの有効期間は3年間(2026年6月に開催予定の定時株主総会終結時まで)とし、以降も本プランの継続(一部修正したうえでの継続を含む)については、3年ごとに定時株主総会の承認を得ることとします。

 ただし、有効期間中であっても、株主総会または取締役会の決議により本プランは廃止されるものとします。

 

⑤ 本プランの合理性について(上記の取組みが会社の支配に関する基本方針に沿い、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に合致し、当社役員の地位の維持を目的とするものではないことについて)

 会社の支配に関する基本方針の実現に資する取組みは、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を向上させるための施策であり、まさに会社の支配に関する基本方針に沿うものであります。

 また、本プランは、ⅰ)買収防衛策に関する指針の要件を充足していること、ⅱ)株主共同の利益の確保・向上の目的をもって導入されていること、ⅲ)株主意思を反映するものであること、ⅳ)独立性の高い社外者の判断を重視するものであること、ⅴ)デッドハンド型の買収防衛策ではないこと等、会社の支配に関する基本方針に沿い、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に合致し、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと考えております。

 

 

 

 

(2) 【役員の状況】

①役員一覧

a.2025年6月26日(有価証券報告書提出日)現在の当社の役員の状況は、以下のとおりです。

男性11名 女性1名 (役員のうち女性の比率8.3%)

役 職 名

氏 名

生年月日

略     歴

任期

所有株式数
(千株)

取 締 役
会  長
代表取締役

大 川 内   稔

1954年2月7日

1985年9月

当社入社

1992年6月

ニッポンヒュームインターナショナルリミテッド代表取締役社長

1999年4月

国際事業部長

2003年6月

当社取締役

2009年6月

当社常務取締役
ニッポンヒュームインターナショナルリミテッド取締役

2009年10月

同社常務取締役

2011年3月

日本上下水道設計株式会社(現 株式会社NJS)社外取締役

2011年4月

国際事業部管掌

2011年6月

株式会社デイ・シイ社外監査役

2013年6月

当社専務取締役、経営企画部長

2014年6月

 

管理本部長

経営企画部管掌

2015年6月

当社代表取締役社長

2023年4月

当社代表取締役会長(現)

(注)4

52

取 締 役
社  長
 代表取締役

増 渕  智 之

1964年11月6日

1992年2月

当社入社

2011年4月

当社経営企画部部長

2013年6月

旭コンクリート工業株式会社社外取締役

2014年6月

 

当社取締役

経営企画部長

2015年6月

旭コンクリート工業株式会社社外監査役

2016年6月

総務部長

2017年3月

株式会社NJS社外監査役

2017年6月

当社常務取締役

管理本部副本部長

2019年6月

セグメント部管掌

2020年3月

株式会社NJS社外取締役

2020年4月

管理本部長、不動産・環境関連事業部長、下水道関連事業部管掌

2020年6月

 

当社専務取締役

株式会社エヌエクス取締役

2021年6月

人事部長、技術本部管掌

2022年6月

総務人事部長

2023年4月

当社代表取締役社長(現)

(注)4

16

専  務
取 締 役
専務執行役員
営業推進本部長兼関東・東北支社長、
事業戦略推進統括担当

井 上  克 彦

1962年4月14日

1993年10月

当社入社

2009年4月

当社国際事業部部長

2009年6月

ニッポンヒュームインタナショナルリミテッド代表取締役社長

2011年3月

当社国際事業部長

2015年6月

当社執行役員国際事業部長

2015年9月

当社執行役員国際事業部長兼セグメント部長

2018年1月

当社執行役員九州支社長

2021年6月

当社取締役常務執行役員

関東・東北支社長兼九州支社長

2022年4月

関東・東北支社長(現)

2023年3月

株式会社NJS社外取締役(現)

2023年4月

当社専務取締役(現)

専務執行役員営業推進本部長兼関東・東北支社長、事業戦略推進統括担当(現)

(注)4

5

 取 締 役
常務執行役員
技術本部長

田 中  敏 嗣

1963年9月21日

1988年4月

日本セメント株式会社(現 太平洋セメント株式会社)入社

2014年3月

太平洋セメント株式会社中央研究所第2研究部部長

2020年4月

当社経営企画部部長

2021年4月

当社技術開発センター長

2021年6月

当社執行役員技術本部長兼技術開発センター長

2022年2月

コンフロンティア株式会社代表取締役社長

2023年3月

株式会社NJS社外監査役(現)

2023年4月

当社常務執行役員技術本部長兼技術開発センター長

2023年6月

当社取締役(現)

2025年4月

当社常務執行役員技術本部長(現)

(注)4

4

 

 

役 職 名

氏 名

生年月日

略     歴

任期

所有株式数
(千株)

 取 締 役
常務執行役員
関西支社長、プレキャスト営業推進担当

櫻 井  博 章

1963年1月12日

2003年1月

当社入社

2020年1月

当社関西支社長兼営業部長、岡山営業所長

2022年6月

当社執行役員関西支社長兼営業部長、岡山営業所長

2022年7月

当社執行役員関西支社長兼営業部長

2023年4月

当社常務執行役員関西支社長兼営業部長、プレキャスト営業推進担当

2023年6月

当社取締役(現)

2025年4月

当社常務執行役員関西支社長、プレキャスト営業推進担当(現)

(注)4

3

取 締 役
非 常 勤

前 田  正 博

1948年10月30日

1971年7月

東京都入庁

2005年7月

同庁下水道局長

2008年8月

東京都下水道サービス株式会社代表取締役社長

2013年4月

日本大学総合科学研究所教授

2013年9月

下水道メンテナンス協同組合理事長

2018年6月

当社取締役(現)

2019年4月

日本大学客員教授

2024年4月

崇城大学客員教授(現)

(注)4

取 締 役
非 常 勤

中 野  良 一

1955年5月9日

1978年4月

警視庁入庁

2010年2月

同庁刑事部参事官

2012年2月

関東管区警察局監察部首席監査官

2014年3月

警視庁組織犯罪対策部長

2016年8月

警視庁職員信用組合理事長

2021年6月

当社取締役(現)

(注)4

取 締 役
非 常 勤

増 江  亜 佐 緒

1970年6月13日

2002年10月

東京弁護士会登録

2008年5月

奥野総合法律事務所(現 弁護士法人奥野総合法律事務所)入所(現)

2015年6月

株式会社東邦銀行社外取締役

2018年6月

株式会社東邦銀行社外取締役監査等委員

2018年9月

室蘭工業大学監事(現)

2021年11月

日本共同証券財団理事(現)

2022年6月

当社取締役(現)

東京鐵鋼株式会社社外取締役監査等委員(現)

(注)4

 

 

 

役 職 名

氏 名

生年月日

略     歴

任期

所有株式数
(千株)

監 査 役
常  勤

石 井  孝 雅

1964年5月8日

1988年4月

当社入社

2010年4月

経理部長

2014年6月

日本ヒュームエンジニアリング株式会社代表取締役社長

2015年6月

当社執行役員経理部長

2017年6月

株式会社ヒュームズ代表取締役社長

2019年6月

当社常勤監査役(現)

(注)5

10

監 査 役
非 常 勤

中 村  靖

1958年8月9日

1985年1月

東京エレクトロン株式会社入社

2001年4月

同社財務部長

2003年10月

東京エレクトロン九州株式会社 統括部長

2004年7月

同社執行役員管理部門担当

2005年11月

東京エレクトロン株式会社総務部長

2011年1月

東京エレクトロン山梨株式会社(現 東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ株式会社)執行役員 管理部門、資材・物流部門担当

2019年4月

同社執行役員新工場プロジェクト担当

2020年6月

一般社団法人 山梨県機械電子工業会会長

2020年7月

東京エレクトロン株式会社アドバイザー

2023年6月

当社監査役(現)

(注)5

監 査 役
非 常 勤

横 山  良

1958年3月11日

1982年4月

日本セメント株式会社(現 太平洋セメント株式会社)入社

2008年4月

太平洋セメント株式会社 中央研究所技術企画部部長

2009年5月

同社セメントカンパニー営業部営業推進グループリーダー

2010年10月

同社セメント事業本部営業部特殊コンクリートグループリーダー

2011年4月

同社関東支店支店長

2014年4月

国際企業株式会社顧問

2014年5月

同社代表取締役社長

2023年5月

同社顧問

2024年6月

当社監査役(現)

(注)5

監 査 役
非 常 勤

藤 木  靖 久

1962年3月1日

1984年4月

株式会社日本興業銀行(現 株式会社みずほ銀行)入社

2009年4月

株式会社みずほコーポレート銀行(現 株式会社みずほ銀行)広島営業部長

2011年4月

同社営業第十五部長兼みずほ証券株式会社 投資銀行グループコーポレートカバレッジ第2部長

2012年4月

同社執行役員国際業務部長

2013年4月

株式会社みずほフィナンシャルグループ執行役員国際業務部長

2013年7月

株式会社みずほ銀行執行役員国際業務部長

2014年4月

同社常務執行役員営業担当役員

2018年4月

興銀リース株式会社(現 みずほリース株式会社)常務執行役員

2019年6月

同社常務取締役

2021年4月

同社取締役

2021年6月

みずほ丸紅リース株式会社代表取締役副社長

2024年4月

みずほリース株式会社参与

2024年6月

当社監査役(現)

(注)5

92

 

(注) 1.取締役前田正博氏、中野良一氏並びに増江亜佐緒氏は、社外取締役であります。

2.監査役中村靖氏、横山良氏並びに藤木靖久氏は、社外監査役であります。

3.当社は、社外取締役前田正博氏、中野良一氏、増江亜佐緒氏並びに社外監査役中村靖氏、横山良氏、藤木靖久氏を独立役員として東京証券取引所に届け出ております。

4.取締役の任期は、2023年3月期に係る定時株主総会終結の時から2025年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

5.監査役の任期は、2024年3月期に係る定時株主総会終結の時から2028年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

 

 

b.2025年6月27日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役7名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、当社の役員の状況は以下のとおりとなる予定です。なお、役員の役職等につきましては、当該定時株主総会の直後に開催が予定される取締役会の決議事項の内容(役職等)を含めて記載しております。

男性10名 女性1名 (役員のうち女性の比率9.1%)

役 職 名

氏 名

生年月日

略     歴

任期

所有株式数
(千株)

取 締 役
社  長
 代表取締役

増 渕  智 之

1964年11月6日

1992年2月

当社入社

2011年4月

当社経営企画部部長

2013年6月

旭コンクリート工業株式会社社外取締役

2014年6月

 

当社取締役

経営企画部長

2015年6月

旭コンクリート工業株式会社社外監査役

2016年6月

総務部長

2017年3月

株式会社NJS社外監査役

2017年6月

当社常務取締役

管理本部副本部長

2019年6月

セグメント部管掌

2020年3月

株式会社NJS社外取締役

2020年4月

管理本部長、不動産・環境関連事業部長、下水道関連事業部管掌

2020年6月

 

当社専務取締役

株式会社エヌエクス取締役

2021年6月

人事部長、技術本部管掌

2022年6月

総務人事部長

2023年4月

当社代表取締役社長(現)

(注)4

16

専  務
取 締 役
専務執行役員
営業推進本部長兼関東・東北支社長、
事業戦略推進統括担当

井 上  克 彦

1962年4月14日

1993年10月

当社入社

2009年4月

当社国際事業部部長

2009年6月

ニッポンヒュームインタナショナルリミテッド代表取締役社長

2011年3月

当社国際事業部長

2015年6月

当社執行役員国際事業部長

2015年9月

当社執行役員国際事業部長兼セグメント部長

2018年1月

当社執行役員九州支社長

2021年6月

当社取締役常務執行役員

関東・東北支社長兼九州支社長

2022年4月

関東・東北支社長(現)

2023年3月

株式会社NJS社外取締役(現)

2023年4月

当社専務取締役(現)

専務執行役員営業推進本部長兼関東・東北支社長、事業戦略推進統括担当(現)

(注)4

5

 取 締 役
常務執行役員
技術本部長

田 中  敏 嗣

1963年9月21日

1988年4月

日本セメント株式会社(現 太平洋セメント株式会社)入社

2014年3月

太平洋セメント株式会社中央研究所第2研究部部長

2020年4月

当社経営企画部部長

2021年4月

当社技術開発センター長

2021年6月

当社執行役員技術本部長兼技術開発センター長

2022年2月

コンフロンティア株式会社代表取締役社長

2023年3月

株式会社NJS社外監査役(現)

2023年4月

当社常務執行役員技術本部長兼技術開発センター長

2023年6月

当社取締役(現)

2025年4月

当社常務執行役員技術本部長(現)

(注)4

4

 

 

役 職 名

氏 名

生年月日

略     歴

任期

所有株式数
(千株)

 取 締 役
常務執行役員
関西支社長、プレキャスト営業推進担当

櫻 井  博 章

1963年1月12日

2003年1月

当社入社

2020年1月

当社関西支社長兼営業部長、岡山営業所長

2022年6月

当社執行役員関西支社長兼営業部長、岡山営業所長

2022年7月

当社執行役員関西支社長兼営業部長

2023年4月

当社常務執行役員関西支社長兼営業部長、プレキャスト営業推進担当

2023年6月

当社取締役(現)

2025年4月

当社常務執行役員関西支社長、プレキャスト営業推進担当(現)

(注)4

3

取 締 役
非 常 勤

前 田  正 博

1948年10月30日

1971年7月

東京都入庁

2005年7月

同庁下水道局長

2008年8月

東京都下水道サービス株式会社代表取締役社長

2013年4月

日本大学総合科学研究所教授

2013年9月

下水道メンテナンス協同組合理事長

2018年6月

当社取締役(現)

2019年4月

日本大学客員教授

2024年4月

崇城大学客員教授(現)

(注)4

取 締 役
非 常 勤

中 野  良 一

1955年5月9日

1978年4月

警視庁入庁

2010年2月

同庁刑事部参事官

2012年2月

関東管区警察局監察部首席監査官

2014年3月

警視庁組織犯罪対策部長

2016年8月

警視庁職員信用組合理事長

2021年6月

当社取締役(現)

(注)4

取 締 役
非 常 勤

増 江  亜 佐 緒

1970年6月13日

2002年10月

東京弁護士会登録

2008年5月

奥野総合法律事務所(現 弁護士法人奥野総合法律事務所)入所(現)

2015年6月

株式会社東邦銀行社外取締役

2018年6月

株式会社東邦銀行社外取締役監査等委員

2018年9月

室蘭工業大学監事(現)

2021年11月

日本共同証券財団理事(現)

2022年6月

当社取締役(現)

東京鐵鋼株式会社社外取締役監査等委員(現)

(注)4

 

 

 

役 職 名

氏 名

生年月日

略     歴

任期

所有株式数
(千株)

監 査 役
常  勤

石 井  孝 雅

1964年5月8日

1988年4月

当社入社

2010年4月

経理部長

2014年6月

日本ヒュームエンジニアリング株式会社代表取締役社長

2015年6月

当社執行役員経理部長

2017年6月

株式会社ヒュームズ代表取締役社長

2019年6月

当社常勤監査役(現)

(注)5

10

監 査 役
非 常 勤

中 村  靖

1958年8月9日

1985年1月

東京エレクトロン株式会社入社

2001年4月

同社財務部長

2003年10月

東京エレクトロン九州株式会社 統括部長

2004年7月

同社執行役員管理部門担当

2005年11月

東京エレクトロン株式会社総務部長

2011年1月

東京エレクトロン山梨株式会社(現 東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ株式会社)執行役員 管理部門、資材・物流部門担当

2019年4月

同社執行役員新工場プロジェクト担当

2020年6月

一般社団法人 山梨県機械電子工業会会長

2020年7月

東京エレクトロン株式会社アドバイザー

2023年6月

当社監査役(現)

(注)5

監 査 役
非 常 勤

横 山  良

1958年3月11日

1982年4月

日本セメント株式会社(現 太平洋セメント株式会社)入社

2008年4月

太平洋セメント株式会社 中央研究所技術企画部部長

2009年5月

同社セメントカンパニー営業部営業推進グループリーダー

2010年10月

同社セメント事業本部営業部特殊コンクリートグループリーダー

2011年4月

同社関東支店支店長

2014年4月

国際企業株式会社顧問

2014年5月

同社代表取締役社長

2023年5月

同社顧問

2024年6月

当社監査役(現)

(注)5

監 査 役
非 常 勤

藤 木  靖 久

1962年3月1日

1984年4月

株式会社日本興業銀行(現 株式会社みずほ銀行)入社

2009年4月

株式会社みずほコーポレート銀行(現 株式会社みずほ銀行)広島営業部長

2011年4月

同社営業第十五部長兼みずほ証券株式会社 投資銀行グループコーポレートカバレッジ第2部長

2012年4月

同社執行役員国際業務部長

2013年4月

株式会社みずほフィナンシャルグループ執行役員国際業務部長

2013年7月

株式会社みずほ銀行執行役員国際業務部長

2014年4月

同社常務執行役員営業担当役員

2018年4月

興銀リース株式会社(現 みずほリース株式会社)常務執行役員

2019年6月

同社常務取締役

2021年4月

同社取締役

2021年6月

みずほ丸紅リース株式会社代表取締役副社長

2024年4月

みずほリース株式会社参与

2024年6月

当社監査役(現)

(注)5

39

 

(注) 1.取締役前田正博氏、中野良一氏並びに増江亜佐緒氏は、社外取締役であります。

2.監査役中村靖氏、横山良氏並びに藤木靖久氏は、社外監査役であります。

3.当社は、社外取締役前田正博氏、中野良一氏、増江亜佐緒氏並びに社外監査役中村靖氏、横山良氏、藤木靖久氏を独立役員として東京証券取引所に届け出ております。

4.取締役の任期は、2025年3月期に係る定時株主総会終結の時から2027年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

5.監査役の任期は、2024年3月期に係る定時株主総会終結の時から2028年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

 

 ② 社外役員の状況

当社の社外取締役は3名であり、社外取締役各氏と当社の間にはそれ以外に人的関係、資本的関係又は重要な取引関係その他の利害関係はありません。

なお、当社は、2025年6月27日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役7名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されますと、当社の社外取締役は3名となります。

社外取締役前田正博氏は、企業経営や長年の行政経験、学識経験者の観点から、経営全般にわたり有益な助言をいただきました。

社外取締役中野良一氏は、長年の行政経験から、経営全般にわたり有益な助言をいただきました。また、任意の指名委員、報酬委員として、客観的かつ中立的な立場で、役員候補者の選定や報酬決定において有益な助言をいただきました。

社外取締役増江亜佐緒氏は、弁護士としての経歴と知見に基づいて、専門的見地から有益な助言をいただきました。

当社の社外監査役は3名であり、社外監査役各氏と当社の間にはそれ以外に人的関係、資本的関係又は重要な取引関係その他の利害関係はありません。

社外監査役には、中立で客観的な立場に基づく経営監視が期待できるものと考えております。

社外監査役を選任するに当たっては、会社経営に高い見識を持ち、あるいは監査機能発揮に必要な専門分野における高い実績を有し、会社との関係、代表取締役その他の取締役及び主要な使用人との関係等を勘案して独立性に問題がなく、取締役会及び監査役会等への出席が可能である候補者から選任を行っております。

 

 ③ 社外取締役又は社外監査役による監査又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

社外取締役及び社外監査役は、取締役会、監査役会等の重要な社内会議への出席を通じて意見を述べるとともに、内部統制委員会とも、議事録や資料の閲覧、あるいは活動報告を受ける等して連携を図り、中立で客観的な立場に基づき、取締役の職務執行を監督及び監視しております。

また、社外監査役と会計監査人とは、定期的協議及び意見交換、各事業所の監査を帯同して行う等、相互連携を密にしております。

 

(3) 【監査の状況】

① 監査役監査の状況

当社における監査役監査は、監査役会制度を採用し、有価証券報告書提出日(2025年6月26日)現在、監査役会は監査役4名(うち社外監査役3名)により構成されております。監査役会は定期的に開催されるほか、必要に応じて随時開催されます。監査役は、取締役会の他重要な意思決定の過程および業務の執行状況を把握するため取締役・部署長等との定期的な会議を主催し、取締役会などの重要な会議に出席するとともに、稟議書その他業務執行に関する重要な文書を閲覧し、必要に応じて取締役または使用人にその説明を求めており、職務の執行状況を監視できる体制としております。各監査役の間での意見交換は適宜行われ、コーポレート・ガバナンス体制の充実を図るとともに運用を監視し、業務執行の適法性に関する監査を実施しています。

常勤監査役の石井孝雅氏は、これまで執行役員経理部長を歴任して、会計のみならず会社業務全般に相当程度の見識を有しております。

社外監査役の中村靖氏は、グローバル企業グループにおける経験と知見に基づいて、取締役会及び監査役会において経営全般にわたり有益な助言をいただきました。
  社外監査役の横山良氏は、経営者としての知見を有しております。こうした経験や知見を踏まえ、社外監査役として適任と判断いたしました。
  社外監査役の藤木靖久氏は、金融機関において要職を歴任したほか、経営者としての知見を有しております。こうした経験や知見を踏まえ、社外監査役として適任と判断いたしました。

 

当事業年度において当社は監査役会を10回開催しており、個々の監査役の出席状況については次のとおりであります。

氏名

開催回数

出席回数

石 井 孝 雅

10回

10回

中 村   靖

10回

10回

横 山    良

6回

6回

藤 木 靖 久

6回

6回

 

 

監査役会における具体的な検討事項は、監査報告の作成、監査の方針・監査計画の策定、内部統制システムの構築・運用状況の監視および有効性の検証、リスク管理体制の構築・運用状況の監査、安全管理体制・品質管理体制の取組状況の監査、コンプライアンス経営体制の運用状況の監査、会計監査人の評価・再任・解任及び報酬の同意、各四半期において会計監査人とのレビュー内容を含む意見交換等であります。

常勤監査役の活動として、取締役等との意思疎通、取締役会をはじめとする重要な会議への出席、重要な決裁書類等の閲覧、子会社の取締役等との意思疎通・情報交換や子会社からの事業報告の確認、会計監査人からの監査の実施状況・結果の報告の確認を行っております。

 

 ② 内部監査の状況

当社は、法令による内部統制システム体制構築に対応するために、取締役社長が直轄する『内部監査室』並びに代表取締役が主催する『内部統制委員会』を設置しております。

内部監査室では、

イ.すべての業務執行が経営方針等に基づいて効果的に運営されていることを検証、評価する。

ロ.業務執行に伴う不正誤謬の発生を防ぎ、会社の財産保全を図る。

ハ.事業活動の品質を高め、チェックと改善により全社員の業務水準を高い水準で均一化する。

以上を目的に、必要に応じて随時監査を実施いたします。内部監査を実施した都度、適時に「内部監査報告書」を取締役会並びに監査役会に提出・報告し、その内容等について質疑応答に対応しております。

また、内部統制委員会は、当社及び関連会社のすべての企業活動における内部統制システムの有効性評価、運用管理、啓発、教育、指導、継続的な改善提言等によって同システムの維持向上を図る体制を構築することを目的に設置されております。

監査役の職務を補助すべき使用人として監査役室を置き、2名を配置して監査役の業務執行に必要なサポートを随時行っております。その人事については、取締役と監査役が意見交換を行い決定することとし、使用人の任命、異動、評価については、監査役会の事前の同意を必要としています。

 

内部監査室員及び内部統制委員は、監査役への監査計画並びに監査結果等の報告を適宜行うほか、監査役会や関係会社監査役会等の会議への出席、重要な会議の議事録や各種資料の閲覧を通じて、監査役と情報を共有し、連携を図っております。

監査役監査と会計監査とは、両者の定期的協議及び意見交換、各事業所の監査を帯同して行う等、相互連携を密にしています。

 

 

③ 会計監査の状況
a. 監査法人の名称

 Mooreみらい監査法人

 

b. 継続監査期間

 18年間

 

c. 業務を執行した公認会計士

 中村 優

 松本 淳一

 

d. 監査業務に係る補助者の構成

当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士6名、会計士試験合格者1名、その他1名であり、監査は、期末に偏ることなく期中においても定期的に行われております。

 
e. 監査法人の選定方針と理由

監査法人の選定理由につきましては、当社が監査法人に求める専門性、独立性、職務遂行能力を備え、当社の会計監査が適正に行われることを確保する体制を有していると判断したためであります。

監査役会は、会計監査人の職務の執行に支障がある場合など、その必要があると判断した場合は、株主総会に提出する会計監査人の解任または不再任に関する議案の内容を決定いたします。

また、会計監査人が会社法第340条第1項各号に掲げる事項に該当すると認められる場合には、監査役会は、監査役全員の同意に基づき、会計監査人を解任いたします。

この場合、監査役会が選定した監査役は、解任後最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨およびその理由を報告いたします。

 

f. 監査役及び監査役会による監査法人の評価

監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当する事項がないことや、会計監査人の職務の執行に支障がないことなどに基づき評価を行っております。

 

④ 監査報酬の内容等

a. 監査公認会計士等に対する報酬

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

監査証明業務に
基づく報酬(千円)

非監査業務に
基づく報酬(千円)

監査証明業務に
基づく報酬(千円)

非監査業務に
基づく報酬(千円)

提出会社

38,500

38,500

連結子会社

38,500

38,500

 

b. 監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(a.を除く)

  該当事項はありません。

 

c. その他重要な監査証明業務に基づく報酬の内容

 該当事項はありません。

 

d. 監査報酬の決定方針

 該当事項はありませんが、規模・特性・監査日数等を勘案した上定めております。

 

e. 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由

当社監査役会は、取締役会、社内関係部署および会計監査人からの報告等を通じて、会計監査人の監査計画の内容、従前における職務の執行状況や報酬見積の算出根拠等を検討した結果、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行っております。

 

(4) 【役員の報酬等】

①役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項

    当社の役員報酬等は、役職ごとにその責任に応じて決定しております。

取締役の報酬額は、2007年6月28日開催の第124回定時株主総会において、賞与を含めて年額270百万円以内(うち社外取締役分は年額50百万円以内、ただし使用人分給与は含まない。)と決議しております。

監査役の報酬額は、2007年6月28日開催の第124回定時株主総会において、賞与を含めて年額70百万円以内(うち社外監査役分は年額40百万円以内)と決議しております。

 

当社は、2021年2月25日開催の取締役会において、株主総会決議に基づく取締役の報酬等について、取締役の個人別の報酬等の内容に係る決定方針を以下の通り決議いたしました。
 また、当社取締役会は、当事業年度に係る取締役の個人別の報酬等について、報酬等の内容の決定方法および決定された報酬等の内容が当該方針と整合していることや、報酬委員会の答申が尊重されていることを確認しており、当該決定方針に沿うものであると判断しております。
 取締役の個人別の報酬等の内容に係る決定方針の内容は次の通りです。
  a. 基本方針
 当社の取締役の報酬は、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして十分に機能するよう株主利益と連動した報酬体系とし、個々の取締役の報酬の決定に際しては各職責を踏まえた適正な水準とすることを基本方針とする。具体的には、業務執行取締役の報酬は、固定報酬としての基本報酬、業績連動型株式報酬により構成し、監督機能を担う社外取締役については、その職務に鑑み、基本報酬のみを支払うこととする。

b. 基本報酬(金銭報酬)の個人別の報酬等の額の決定に関する方針
 当社の取締役の基本報酬は、月例の固定報酬とし、役位、職責、在任年数に応じて他社水準、当社の業績、従業員給与の水準をも考慮しながら、総合的に勘案して決定するものとする。
 c. 業績連動報酬等ならびに非金銭報酬等の内容
 業績連動報酬等は、業績連動型株式報酬制度とし、取締役(社外取締役を除く。以下、断りがない限り、同じとする。)の報酬と当社の業績及び株式価値との連動性をより明確にし、取締役が株価上昇によるメリットのみならず、株価下落リスクまでも株主の皆様と共有することで、中長期的な業績の向上と企業価値の増大に貢献する意識を高めることを目的とする。
 d. 金銭報酬の額、業績連動報酬等の額または非金銭報酬等の額の取締役の個人別の報酬等の額に対する割合の決定に関する方針
 業務執行取締役の種類別の報酬割合については、報酬委員会において検討を行う。取締役会((e)の委任を受けた代表取締役社長)は報酬委員会の答申内容を尊重し、当該答申で示された種類別の報酬割合の範囲内で取締役の個人別の報酬等の内容を決定することとする。なお、報酬等の種類ごとの比率の目安は、基本報酬:業績連動報酬=91:9とする。この比率は会社業績あるいは業績に対する貢献度に応じて、定められた範囲で変動することがある。
 e. 取締役の個人別の報酬等の内容についての決定に関する事項
 個人別の報酬額については取締役会決議に基づき代表取締役社長増渕智之氏がその具体的内容について委任をうけるものとし、その権限の内容は、各取締役の基本報酬の額および各取締役の担当事業の業績を踏まえた評価配分とする。取締役会は、当該権限が代表取締役社長によって適切に行使されるよう、報酬委員会に原案を諮問し答申を得るものとし、上記の委任をうけた代表取締役社長は、当該答申の内容を尊重して決定しなければならないこととする。なお、株式報酬は、各事業年度に関して役員株式給付規程に基づき役位、業績達成度に応じて定まる数のポイントが付与される。取締役に付与される1事業年度あたりのポイント数の合計は、80,600ポイントを上限とする。これは、現行の役員報酬の支給水準、取締役の員数の動向と今後の見込み等を総合的に考慮して決定したものであり、相当であるものと判断する。

 

f. 任意の報酬諮問委員会がある場合における当該委員会に関する事項
  ⅰ)名  称 報酬委員会
  ⅱ)設置目的 取締役の報酬等に係る取締役会の機能の独立性・客観性の担保と説明責任の強化

  ⅲ)役  割  取締役会の諮問に応じ、「ⅳ)審議事項」について審議し、取締役会に対して助言・

               提言を行う。
    ⅳ)審議事項 イ.取締役および重要な使用人の個人別の報酬等の内容に係る決定に関する方針
                 ロ.取締役および重要な使用人の個人別の報酬の内容
                 ハ.「イ.」を決議するために必要な基本方針、規則および手続等の制定、変更、廃止
                 ニ.その他、取締役および重要な使用人の報酬等に関して本委員会が必要と認めた事項
    ⅴ)メンバー 取締役会決議により選定される取締役(社外取締役含む)および社外監査役3名以上の

               委員で構成し、その半数以上は社外取締役または社外監査役でなければならない。

 

②役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数

 

役員区分

報酬等の総額
(千円)

報酬等の種類別の総額(千円)

対象となる
役員の員数
(名)

固定報酬

業績連動報酬

退職慰労金

左記のうち、 非金銭報酬等

取締役
(社外取締役を除く。)

182,869

165,240

17,629

17,629

5

監査役
(社外監査役を除く。)

17,400

17,400

1

社外役員

42,000

42,000

8

 

(注)1.取締役の支給額には、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれておりません。

  2.取締役(社外取締役を除く)に対する非金銭報酬等の内訳は、業績連動報酬17,629千円であります。

 

③役員ごとの連結報酬等の総額等

  連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。

 

④業績連動報酬

当社は、2020年5月22日開催の取締役会において、新たな業績連動型株式報酬制度「株式給付信託(BBT(=Board Benefit Trust))」(以下「本制度」といいます。)を導入することを決議し、本制度に関する議案を2020年6月26日開催の第137回定時株主総会にて決議いただいております。

本制度は、取締役の報酬と当社の業績および株主価値との連動性をより明確にし、取締役が株価上昇によるメリットのみならず、株価下落リスクまでも株主の皆様と共有することで、中長期的な業績向上と企業価値増大に貢献する意識を高めることを目的としております。

 

a. 本制度の概要

本制度は、当社が拠出する金銭を原資として当社株式が信託(以下、本制度に基づき設定される信託を「本信託」といいます。)を通じて取得され、取締役に対して、当社が定める役員株式給付規程に従って、当社株式および当社株式を時価で換算した相当額の金銭(以下「当社株式等」といいます。)が本信託を通じて給付される業績連動型株式報酬制度です。

取締役が当社株式等の給付を受ける時期は、原則として取締役の退任時となります。

 

b. 本制度の対象者

取締役(社外取締役および監査役は、本制度の対象外とします。)

 

c. 信託期間

 2020年8月から本信託が終了するまで(なお、本信託の信託期間について、特定の終了期日は定めず、本制度が継続する限り本信託は継続します。本制度は、当社株式の上場廃止、役員株式給付規程の廃止等により終了します。)

 

d. 信託金額(報酬等の額)

当社は、2021年3月末日で終了する事業年度から2023年3月末日で終了する事業年度までの3事業年度(以下、当該3事業年度の期間を「当初対象期間」といい、当初対象期間および当初対象期間の経過後に開始する3事業年度ごとの期間をそれぞれ「対象期間」といいます。)およびその後の各対象期間を対象として本制度を導入し、取締役への当社株式等の給付を行うため、本信託による当社株式の取得の原資として、以下の金銭を本信託に拠出いたします。

まず、当社は、上記cの信託期間の開始時に当初対象期間に対応する必要資金として216百万円を上限とした資金を本信託に拠出いたします。

また、当初対象期間経過後も本制度が終了するまでの間、当社は、原則として対象期間ごとに216百万円を上限として本信託に追加拠出することとします。ただし、かかる追加拠出を行う場合において、信託財産内に残存する当社株式(直前までの各対象期間に関して取締役に付与されたポイント数に相当する当社株式で、取締役に対する給付が未了であるものを除きます。)および金銭(以下「残存株式等」といいます。)があるときは、残存株式等の金額(当社株式については、直前の対象期間の末日における帳簿価額とします。)と追加拠出される金銭の合計額は、216百万円を上限とします。

なお、当社が追加拠出を決定した時は、適時適切に開示いたします。

 

e. 当社株式の取得方法および取得株式数

本信託による当社株式の取得は、上記dにより拠出された資金を原資として、取引所市場を通じて、または当社の自己株式処分を引き受ける方法によりこれを実施することとします。

なお、当初対象期間につきましては、本信託設定後遅滞なく、241,800株を上限として取得するものとします。

本信託による当社株式の取得につき、その詳細は、適時適切に開示いたします。

 

f. 取締役に給付される当社株式等の数の算定方法

取締役には、各事業年度に関して役員株式給付規程に基づき役位、業績達成度等に応じて定まる数のポイントが付与されます。取締役に付与される1事業年度あたりのポイント数の合計は、80,600ポイントを上限とします。これは、現行の役員報酬の支給水準、取締役の員数の動向と今後の見込み等を総合的に考慮して決定したものであり、相当であるものと判断しております。

なお、取締役に付与されるポイントは、下記gの当社株式等の給付に際し、1ポイントあたり当社普通株式1株に換算されます(ただし、当社株式について、株式分割、株式無償割当てまたは株式併合等が行われた場合には、その比率等に応じて、ポイント数の上限および付与済みポイント数または換算比率について合理的な調整を行います。)。
 下記gの当社株式等の給付にあたり基準となる取締役のポイント数は、原則として退任時までに当該取締役に付与されたポイント数とします(以下、このようにして算出されたポイントを「確定ポイント数」といいます。)。

 

 

g. 当社株式等の給付

取締役が退任し、役員株式給付規程に定める受益者要件を満たした場合、当該取締役は、所定の受益者確定手続を行うことにより、原則として上記fに記載のところに従って定められる確定ポイント数に応じた数の当社株式について、退任後に本信託から給付を受けます。ただし、役員株式給付規程に定める要件を満たす場合は、一定割合について、当社株式の給付に代えて、当社株式の時価相当の金銭給付を受けます。なお、金銭給付を行うために、本信託により当社株式を売却する場合があります。

 

h. 議決権行使

本信託勘定内の当社株式に係る議決権は、信託管理人の指図に基づき、一律に行使しないこととします。かかる方法によることで、本信託勘定内の当社株式に係る議決権の行使について、当社経営への中立性を確保することを企図しています。

 

i. 配当の取扱い

本信託勘定内の当社株式に係る配当は、本信託が受領し、当社株式の取得代金や本信託に係る受託者の信託報酬等に充てられます。なお、本信託が終了する場合において、本信託内に残存する配当金等は、その時点で在任する取締役に対して、各々が保有するポイント数に応じて、按分して給付されることになります。

 

j. 信託終了時の取扱い

本信託は、当社株式の上場廃止、役員株式給付規程の廃止等の事由が発生した場合に終了します。

本信託終了時における本信託の残余財産のうち、当社株式については、すべて当社が無償で取得したうえで、取締役会決議により消却することを予定しています。本信託終了時における本信託の残余財産のうち、金銭については、上記iにより取締役に給付される金銭を除いた残額が当社に給付されます。
 

 

(5) 【株式の保有状況】

① 投資株式の区分の基準及び考え方

当社は、有価証券報告書における「株式の保有状況/保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式」をもって、いわゆる政策保有株式と認識しており、営業上の関係強化等の目的で取得しております。

取引関係の強化によって得られる当社の利益と投資額等を総合的に勘案して、その投資可否を判断しております。

また、議決権の行使に際しては、投資先の状況や取引関係等を勘案した上で、当該投資先の企業価値向上につながるかを個別に精査して議決権を行使します。

 

② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容

当社取締役会は毎年4月に開催される取締役会において、個別銘柄の政策保有株式について「政策保有株式管理ガイドライン」に基づいて次に掲げる観点から検証します。
 ⅰ)保有目的が適切か

ⅱ)保有に伴う便益・効果やリスクが資本コストに見合っているか

ⅲ)その他検証に必要な観点

検証の結果、協力関係・提携関係等の維持・強化を通じて当社の企業価値向上に資すると判断する場合に政策保有株式を継続保有します。

 

b.銘柄数及び貸借対照表計上額

 

 

銘柄数

(銘柄)

貸借対照表計上額の
合計額(千円)

非上場株式

10

49,056

非上場株式以外の株式

16

7,285,503

 

 

(当事業年度において株式数が増加した銘柄)

 

 

銘柄数

(銘柄)

株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)

株式数の増加の理由

非上場株式

非上場株式以外の株式

 

 

(当事業年度において株式数が減少した銘柄)

 

 

銘柄数

(銘柄)

株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)

非上場株式

非上場株式以外の株式

1

424,622

 

 

 

c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報

特定投資株式

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、業務提携等の概要、
定量的な保有効果
及び株式数が増加した理由

当社の株
式の保有
の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額
(千円)

貸借対照表計上額
(千円)

㈱みずほフィナンシャルグループ

652,441

652,441

安定的な資金調達及び取引関係の維持強化。営業情報の収集。

無(注2)

2,643,038

1,987,335

丸全昭和運輸㈱

204,400

204,400

安定的な調達関係の維持強化。

1,228,444

956,592

東亜建設工業㈱

628,800

157,200

主要顧客であり、製品等の拡販。
2024年4月1日付で株式が分割されたことにより株式数が増加。

815,553

765,878

東京エレクトロン㈱

30,000

30,000

主要顧客であり、安定的な関係維持。

603,300

1,187,100

太平洋セメント㈱

93,551

93,551

安定的な調達関係の維持強化。

364,568

329,205

日工㈱

490,000

490,000

安定的な原材料調達取引の維持強化。

336,140

375,340

日本コンクリート工業㈱

801,000

801,000

安定的な営業取引及び提携関係の維持強化。

273,942

324,405

SOMPOホールディングス㈱

44,325

14,775

安定的な保険取引関係の強化。
2024年4月1日付で株式が分割されたことにより株式数が増加。

無(注2)

200,393

141,396

松井建設㈱

220,000

220,000

安定的な営業関係取引の維持強化及び製品等の拡販。

195,800

201,300

K&Oエナジーグループ㈱

63,614

63,614

主要顧客であり、製品等の拡販。

190,269

209,608

高周波熱錬㈱

154,600

154,600

安定的な調達関係の維持強化。

149,652

173,152

㈱テノックス

110,000

110,000

安定的な営業取引及び提携関係の維持強化。

121,550

128,920

㈱ふくおかフィナンシャルグループ

23,766

23,766

安定的な資金調達及び営業情報の収集。

無(注2)

93,424

96,157

ダイダン㈱

140,800

当事業年度において、全株式を売却しております。

350,732

 

(注) 1.定量的な保有効果については記載が困難であります。保有の合理性は毎年、取締役会において目的や経済合理性を総合的に勘案し検証します。

2.保有先企業は当社の株式は保有しておりませんが、同社子会社が当社の株式を保有しています。

 

③ 保有目的が純投資目的である投資株式

該当事項はありません。

 

④ 当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの

該当事項はありません。

 

⑤ 当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの

該当事項はありません。