第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の分析

当第2四半期連結累計期間の世界経済は、米国、欧州では緩やかな回復が見られたものの、英国のEU離脱問題や中国を始めとする新興国、資源国における景気減速が顕在化し、先行き不透明な状況が続きました。

我が国の経済でも、企業収益、雇用・所得環境の改善や設備投資の持ち直しが一部で見られたものの、依然として個人消費は低迷し、また為替も円高が継続したことにより、輸出関連企業を中心に力強さを欠く状況となりました。

このような状況下、当社グループ(当社及び連結子会社)では、コストダウン、製品の拡販及び品質向上等、経営体質の強化に取組んでまいりました。

しかしながら、当第2四半期連結累計期間においては、国内外の炭素製品市場の需要低迷により、前年同期に比べ販売数量が減少しました。また、販売単価は価格競争の激化や円高により下落しました。その結果、売上高は59億3千9百万円となり、前年同期に比べ40.2%の減収となりました。

損益面に関しましては、全社一丸となってコストダウンを進めたものの売上高減少の影響が大きく、第1四半期連結累計期間と同様に棚卸資産評価損を売上原価に計上したことから、営業損失は20億8千万円(前年同期は3億9千3百万円の営業利益)となりました。また円高に伴う為替差損4億8千5百万円を営業外費用に計上したことから、経常損失は25億8千1百万円(前年同期は4億7千7百万円の経常利益)となり、繰延税金資産の取り崩し5億7千9百万円を法人税等に計上したことから、親会社株主に帰属する四半期純損失は32億4千3百万円(前年同期は3億2千1百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。

なお、当社グループは炭素製品の製造・販売を主な事業とする単一セグメントでありますが、当第2四半期連結累計期間における製品別の売上高については、次の通りであります。

 

・アルミニウム製錬用カソードブロック

LMEアルミニウム価格の低迷が長引いており、アルミニウム製錬業の更新需要の減少や工場新増設の先送りにより販売数量が減少しました。また厳しい価格競争や円高により販売単価が下落したため、売上高は16億7千7百万円となり、前年同期に比べて45.7%の減収となりました。

・人造黒鉛電極

中国の景気減速に伴う中国製鋼材の大量流出により、国内外において需給不均衡の状態が継続し鋼材市況は低迷しました。それに伴い人造黒鉛電極の需要は減少し、特に輸出においては円高の影響で価格競争がさらに激化しました。この結果、販売数量が減少し、販売単価も下落したため、売上高は26億5千6百万円となり、前年同期に比べて41.2%の減収となりました。

・特殊炭素製品

非鉄金属関連の需要家における在庫調整により販売数量が減少したため、売上高は9億7千7百万円となり、前年同期に比べて30.0%の減収となりました。

・ファインパウダー及びその他炭素製品

リチウムイオン二次電池関係の販売数量が減少したため、売上高は6億2千8百万円となり、前年同期に比べて32.4%の減収となりました。

 

なお、上記金額には消費税等は含まれておりません。

 

 

(2)財政状態の分析

総資産は、前連結会計年度末と比較して29億6千8百万円減少して、351億5千5百万円となりました。主な増加は、所有株式時価の上昇による投資有価証券の増加6億3千万円および現金及び預金の増加4億3千4百万円であり、主な減少は、受取手形及び売掛金の減少22億8千7百万円、仕掛品の減少11億4千万円および機械装置及び運搬具(純額)の減少6億4千1百万円です。

負債は、前連結会計年度末と比較して1億3千8百万円増加して、51億6千2百万円となりました。主な増加は、繰延税金負債の増加6億5千1百万円であり、主な減少は、買掛金の減少5億3百万円です。

非支配株主持分を含めた純資産は、前連結会計年度末と比較して31億7百万円減少して、299億9千3百万円となりました。主な増加は、その他有価証券評価差額金の増加4億3千万円であり、主な減少は、利益剰余金の減少34億4千8百万円です。

以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の86.8%から85.3%となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況の分析

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは12億4千万円の収入超過、投資活動によるキャッシュ・フローは24億3千1百万円の支出超過、財務活動によるキャッシュ・フローは2億6千7百万円の支出超過となりました。以上の結果、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ15億8千7百万円減少(38.2%減)し、25億7千1百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

税金等調整前四半期純損失26億5千万円に、減価償却費9億1千9百万円、売上債権の減少額22億8千7百万円、たな卸資産の減少額9億2千2百万円、為替差損2億8千6百万円等を加算し、仕入債務の減少額5億3百万円等を減算した結果、12億4千万円の資金の増加(対前年同四半期比51.1%減)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

定期預金の預入に22億1千9百万円、有形固定資産の取得に2億1千6百万円を支出したこと等により、24億3千1百万円の資金の減少(対前年同四半期比818.1%増)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

配当金に2億5百万円を支出したこと等により、2億6千7百万円の資金の減少(対前年同四半期比72.8%減)となりました。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は35百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。