第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の影響による厳しい状況は継続しているものの、徐々にその状況は緩和されつつあり、持ち直しの動きが見られました。

我が国の経済においても、新型コロナウイルスのワクチン接種も進み、厳しい状況は緩和されつつあり、個人消費、設備投資、生産、企業収益等では、持ち直しの動きが見られました。

このような状況下、当社グループでは、コストダウン、製品の拡販及び品質向上等経営体質の強化に取り組んでまいりました。

当第3四半期連結累計期間では、世界経済の持ち直しを背景として、全般的に炭素製品市場の需要に回復傾向が見えてきました。その結果、売上高は161億9千6百万円となり、前年同期に比べて8.4%の増収となりました。

損益面に関しましては、製品原価に占める原料費の高止まりによるコストアップ要因はあったものの、販売数量の増加により、増益となりました。その結果、営業利益は25億6百万円(前年同期比1.7%増)、経常利益は28億5千8百万円(前年同期比7.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は19億8千9百万円(前年同期比3.3%増)となりました。

なお、当社グループは炭素製品の製造・販売を主な事業とする単一セグメントでありますが、当第3四半期連結累計期間における製品別の売上高については、次のとおりであります。

 

・アルミニウム製錬用カソードブロック

世界的な港湾混雑、輸送遅延の状況は継続しているものの、LMEアルミ価格の上昇を背景に、アルミニウム製錬会社の更新需要は回復傾向となり、販売数量は増加しました。その結果、売上高は87億5千万円となり、前年同期に比べて4.3%の増収となりました。

・人造黒鉛電極

顧客での在庫調整及び世界的な電炉市況の低迷が著しかった前年同期に比べ、人造黒鉛電極の需要は持ち直しの動きが見られ、販売数量は増加しました。その結果、売上高は48億3千4百万円となり、前年同期に比べて29.3%の増収となりました。

・特殊炭素製品

一部の顧客において需要回復が遅れており、販売数量が減少しました。その結果、売上高は19億5千1百万円となり、前年同期に比べて10.4%の減収となりました。

・ファインパウダー及びその他炭素製品

自動車需要の早期回復に伴い、ファインパウダーの販売数量が増加しました。その結果、売上高は6億5千9百万円となり、前年同期に比べて4.5%の増収となりました。

 

 

総資産は、前連結会計年度末と比較して23億9千6百万円増加して、611億1千9百万円となりました。主な増加は、現金及び預金の増加42億6千3百万円および商品及び製品の増加11億6千9百万円であり、主な減少は、受取手形及び売掛金の減少4億9千5百万円、仕掛品の減少14億7千5百万円および未収入金の減少等による流動資産その他の減少6億2千3百万円です。

負債は、前連結会計年度末と比較して9億7千1百万円増加して、62億1千7百万円となりました。主な増加は、買掛金の増加12億8千2百万円および未払法人税等の増加3億7千3百万円であり、主な減少は、設備関係未払金の減少等による流動負債その他の減少6億5千9百万円です。

非支配株主持分を含めた純資産は、前連結会計年度末と比較して14億2千5百万円増加して、549億2百万円となりました。主な増加は、利益剰余金の増加11億7千6百万円およびその他有価証券評価差額金の増加2億4千6百万円です。

以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の91.1%から89.8%となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は180百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。