第4【経理の状況】

1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について

  当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年内閣府令第64号)第93条の規定により、国際会計基準(以下「IAS」)第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。

2.監査証明について

  当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第2四半期連結会計期間(2018年7月1日から2018年9月30日まで)及び第2四半期連結累計期間(2018年4月1日から2018年9月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表について、PwC京都監査法人による四半期レビューを受けています。

 

3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組み及び国際財務報告基準に基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備について

  当社は、連結財務諸表等を適正に作成するために、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、同機構が提供する情報や研修等を通じて、会計基準の変更等に対応できる体制を整えています。

 

  また、当社は、国際財務報告基準以下「IFRS」)を連結財務諸表等に適用していることから、国際会計基準審議会が公表する基準書や解釈指針等を随時入手し、適切に対応するための部門を設置するとともに、IFRSに準拠した社内の会計基準や会計方針を制定し、それらに基づく会計処理を行っています。

 

1【要約四半期連結財務諸表】

(1)【要約四半期連結財政状態計算書】

(百万円)

 

 

注記

IFRS移行日

(2017年4月1日現在)

前連結会計年度

(2018年3月31日現在)

当第2四半期

連結会計期間

(2018年9月30日現在)

資産の部

 

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び現金同等物

 

376,195

424,938

398,436

短期投資

13

297,371

196,802

237,828

営業債権及びその他の債権

10

337,371

382,659

353,329

その他の金融資産

13

7,778

12,996

7,995

棚卸資産

 

331,155

364,875

372,942

その他の流動資産

14

79,755

83,629

89,361

流動資産合計

 

1,429,625

1,465,899

1,459,891

 

 

 

 

 

非流動資産

 

 

 

 

負債性証券及び資本性証券

13

1,146,608

1,071,990

1,226,475

持分法で会計処理されている投資

 

5,863

3,874

4,555

その他の金融資産

13

13,429

15,681

17,056

有形固定資産

 

254,341

288,898

324,295

のれん

7

110,470

144,268

151,009

無形資産

7

61,235

80,186

80,083

繰延税金資産

 

56,614

41,370

41,680

その他の非流動資産

 

6,452

16,647

17,772

非流動資産合計

 

1,655,012

1,662,914

1,862,925

資産合計

 

3,084,637

3,128,813

3,322,816

 

 

(百万円)

 

 

注記

IFRS移行日

(2017年4月1日現在)

前連結会計年度

(2018年3月31日現在)

当第2四半期

連結会計期間

(2018年9月30日現在)

負債及び資本の部

 

 

 

 

負債の部

 

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

営業債務及びその他の債務

14

190,292

216,685

212,946

その他の金融負債

13

8,735

5,039

13,322

未払法人所得税等

 

15,707

19,436

21,761

未払費用

10

108,367

114,049

114,113

引当金

14,15

14,225

32,302

31,674

その他の流動負債

10

27,492

31,876

33,750

流動負債合計

 

364,818

419,387

427,566

 

 

 

 

 

非流動負債

 

 

 

 

長期金融負債

13

5,292

7,370

8,875

退職給付に係る負債

 

28,794

29,112

29,088

繰延税金負債

 

255,281

220,950

256,805

引当金

14,15

6,488

19,914

19,926

その他の非流動負債

 

12,286

18,781

19,058

非流動負債合計

 

308,141

296,127

333,752

負債合計

 

672,959

715,514

761,318

 

 

 

 

 

資本の部

 

 

 

 

資本金

 

115,703

115,703

115,703

資本剰余金

 

165,172

165,079

165,027

利益剰余金

 

1,532,866

1,577,641

1,636,946

その他の資本の構成要素

 

545,452

499,710

620,478

自己株式

9

△32,309

△32,342

△72,353

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

2,326,884

2,325,791

2,465,801

 

 

 

 

 

非支配持分

 

84,794

87,508

95,697

資本合計

 

2,411,678

2,413,299

2,561,498

負債及び資本合計

 

3,084,637

3,128,813

3,322,816

 

(2)【要約四半期連結損益計算書】

【第2四半期連結累計期間】

(百万円)

 

 

注記

前第2四半期連結累計期間

(自 2017年 4月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2018年 4月 1日

至 2018年 9月30日)

売上高

6,10

738,345

800,638

 

 

 

 

売上原価

8

532,666

571,337

売上総利益

 

205,679

229,301

 

 

 

 

販売費及び一般管理費

8

136,407

146,700

営業利益

 

69,272

82,601

 

 

 

 

金融収益

13

20,942

21,375

金融費用

 

361

406

為替換算差損益

 

150

329

持分法による投資損益

 

106

613

その他―純額

 

679

1,177

税引前利益

6

90,788

105,689

 

 

 

 

法人所得税費用

11

23,909

21,581

四半期利益

 

66,879

84,108

 

 

 

 

四半期利益の帰属:

 

 

 

親会社の所有者

 

63,441

78,394

非支配持分

 

3,438

5,714

四半期利益

 

66,879

84,108

 

 

 

 

1株当たり情報

12

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益:

 

 

 

-  基本的

 

172円53銭

216円15銭

-  希薄化後

 

172円47銭

216円04銭

 

【第2四半期連結会計期間】

(百万円)

 

 

注記

前第2四半期連結会計期間

(自 2017年 7月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自 2018年 7月 1日

至 2018年 9月30日)

売上高

6,10

393,183

413,154

 

 

 

 

売上原価

8

284,825

293,103

売上総利益

 

108,358

120,051

 

 

 

 

販売費及び一般管理費

8

70,346

74,554

営業利益

 

38,012

45,497

 

 

 

 

金融収益

 

2,378

2,938

金融費用

 

201

203

為替換算差損益

 

740

774

持分法による投資損益

 

81

246

その他―純額

 

425

949

税引前利益

6

41,435

50,201

 

 

 

 

法人所得税費用

11

11,138

10,894

四半期利益

 

30,297

39,307

 

 

 

 

四半期利益の帰属:

 

 

 

親会社の所有者

 

28,415

36,110

非支配持分

 

1,882

3,197

四半期利益

 

30,297

39,307

 

 

 

 

1株当たり情報

12

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益:

 

 

 

-  基本的

 

77円28銭

99円82銭

-  希薄化後

 

77円24銭

99円73銭

 

(3)【要約四半期連結包括利益計算書】

【第2四半期連結累計期間】

(百万円)

 

 

注記

前第2四半期連結累計期間

(自  2017年 4月 1日

至  2017年 9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自  2018年 4月 1日

至  2018年 9月30日)

四半期利益

 

66,879

84,108

 

 

 

 

その他の包括利益―税効果控除後

 

 

 

損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて

公正価値で測定する金融資産

 

101,170

確定給付制度の再測定

 

損益に振り替えられることのない項目合計

 

101,170

 

 

 

 

損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

未実現有価証券評価損益

 

15,999

キャッシュ・フロー・ヘッジの

公正価値の純変動

 

△48

20

在外営業活動体の換算差額

 

16,188

23,885

持分法適用会社における

その他の包括利益に対する持分

 

74

195

損益に振り替えられる可能性のある項目合計

 

32,213

24,100

その他の包括利益計

 

32,213

125,270

四半期包括利益

 

99,092

209,378

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属:

 

 

 

親会社の所有者

 

93,817

199,881

非支配持分

 

5,275

9,497

四半期包括利益

 

99,092

209,378

 

【第2四半期連結会計期間】

(百万円)

 

 

注記

前第2四半期連結会計期間

(自  2017年 7月 1日

至  2017年 9月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自  2018年 7月 1日

至  2018年 9月30日)

四半期利益

 

30,297

39,307

 

 

 

 

その他の包括利益―税効果控除後

 

 

 

損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて

公正価値で測定する金融資産

 

28,892

確定給付制度の再測定

 

損益に振り替えられることのない項目合計

 

28,892

 

 

 

 

損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

未実現有価証券評価損益

 

1,006

キャッシュ・フロー・ヘッジの

公正価値の純変動

 

30

14

在外営業活動体の換算差額

 

10,171

13,862

持分法適用会社における

その他の包括利益に対する持分

 

52

106

損益に振り替えられる可能性のある項目合計

 

11,259

13,982

その他の包括利益計

 

11,259

42,874

四半期包括利益

 

41,556

82,181

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属:

 

 

 

親会社の所有者

 

38,508

77,052

非支配持分

 

3,048

5,129

四半期包括利益

 

41,556

82,181

 

(4)【要約四半期連結持分変動計算書】

前第2四半期連結累計期間(自  2017年4月1日  至  2017年9月30日)

(百万円)

 

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

資本合計

資本金

資本剰余金

利益剰余金

その他の資本の

構成要素

自己株式

合計

2017年4月1日現在残高

 

115,703

165,172

1,532,866

545,452

△32,309

2,326,884

84,794

2,411,678

四半期利益

 

 

 

63,441

 

 

63,441

3,438

66,879

その他の包括利益

 

 

 

 

30,376

 

30,376

1,837

32,213

四半期包括利益計

 

63,441

30,376

93,817

5,275

99,092

配当金

9

 

 

△22,063

 

 

△22,063

△1,623

△23,686

自己株式の取得

 

 

 

 

 

△19

△19

 

△19

自己株式の処分

 

 

0

 

 

0

0

 

0

非支配持分との取引等

 

 

△252

 

16

 

△236

411

175

2017年9月30日現在残高

 

115,703

164,920

1,574,244

575,844

△32,328

2,398,383

88,857

2,487,240

 

 

 

当第2四半期連結累計期間(自  2018年4月1日  至  2018年9月30日)

(百万円)

 

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

資本合計

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

その他の資本の

構成要素

自己株式

合計

2018年4月1日現在残高

(新会計基準適用前)

 

115,703

165,079

1,577,641

499,710

△32,342

2,325,791

87,508

2,413,299

新会計基準適用による

累積的影響額

 

 

 

2,973

△729

 

2,244

 

2,244

2018年4月1日現在残高

(新会計基準適用後)

 

115,703

165,079

1,580,614

498,981

△32,342

2,328,035

87,508

2,415,543

四半期利益

 

 

 

78,394

 

 

78,394

5,714

84,108

その他の包括利益

 

 

 

 

121,487

 

121,487

3,783

125,270

四半期包括利益計

 

78,394

121,487

199,881

9,497

209,378

配当金

9

 

 

△22,062

 

 

△22,062

△1,826

△23,888

自己株式の取得

9

 

 

 

 

△40,011

△40,011

 

△40,011

自己株式の処分

 

 

 

 

 

非支配持分との取引等

 

 

△52

 

10

 

△42

518

476

2018年9月30日現在残高

 

115,703

165,027

1,636,946

620,478

△72,353

2,465,801

95,697

2,561,498

 

 

(5)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

(百万円)

 

 

注記

前第2四半期連結累計期間

(自 2017年 4月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2018年 4月 1日

至 2018年 9月30日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

四半期利益

 

66,879

84,108

減価償却費及び償却費

 

36,557

30,484

金融収益及び金融費用

 

△20,581

△20,969

持分法による投資損益

 

△106

△613

有形固定資産売却損益

 

△50

△763

法人所得税費用

 

23,909

21,581

営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加)

 

16,457

37,779

棚卸資産の増減額(△は増加)

 

△15,203

△2,042

その他の資産の増減額(△は増加)

 

△5,006

△60

営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少)

 

△3,217

△11,594

未払法人所得税等の増減額(△は減少)

 

△6,911

△8,968

その他の負債の増減額(△は減少)

 

△12

2,918

その他―純額

 

△821

△7,853

小計

 

91,895

124,008

利息及び配当金の受取額

 

20,076

21,571

利息の支払額

 

△543

△276

法人所得税の支払額

 

△20,432

△19,351

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

90,996

125,952

 

 

 

 

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

有形固定資産の購入による支出

 

△36,144

△54,220

無形資産の購入による支出

 

△3,009

△3,374

有形固定資産の売却による収入

 

759

2,597

事業取得による支出(取得現金控除後)

 

△34,986

△2,495

定期預金及び譲渡性預金の預入

 

△233,481

△217,477

定期預金及び譲渡性預金の解約

 

241,177

192,434

有価証券の購入による支出

 

△27,968

△38,269

有価証券の売却及び償還による収入

 

42,147

22,142

その他―純額

 

208

△503

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

△51,297

△99,165

 

 

 

 

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入金の増減額(△は減少)

 

△3,253

△356

長期借入金の調達

 

1,797

2,944

長期借入金の返済

 

△2,225

△1,252

配当金の支払額

 

△24,107

△24,632

自己株式の取得による支出

9

△19

△40,011

その他―純額

 

△646

△326

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

△28,453

△63,633

 

 

 

 

現金及び現金同等物に係る換算差額

 

5,218

10,344

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

16,464

△26,502

現金及び現金同等物の期首残高

 

376,195

424,938

現金及び現金同等物の四半期末残高

 

392,659

398,436

 

【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

 京セラ㈱は日本に所在する株式会社であり、東京証券取引所に株式を上場しています。登記されている本社及び主要な事業所の住所は、ホームページ(https://www.kyocera.co.jp/)で開示しています。

 要約四半期連結財務諸表は、2018年9月30日を期末日とし、当社(以下、原則として連結子会社を含む)及び当社の関連会社に対する持分により構成されています。

 当社は、主に情報通信、自動車関連、環境・エネルギー並びに医療・ヘルスケア市場において、素材・部品からデバイス、機器の製造・販売に加えて、システム、サービスの提供に至る多様な事業をグローバルに展開しています。詳細については、注記「6.セグメント情報」に記載しています。

2.作成の基礎

(1) 要約四半期連結財務諸表がIFRSに準拠している旨及び初度適用に関する事項

 当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年内閣府令第64号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IAS第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。

 当社は、当連結会計年度(2018年4月1日から2019年3月31日まで)からIFRSを適用しています。当連結会計年度の年次の連結財務諸表がIFRSに従って作成する最初の連結財務諸表であり、IFRS移行日は、2017年4月1日です。当社は、IFRSへの移行にあたり、IFRS第1号「国際財務報告基準の初度適用」(以下「IFRS第1号」)を適用しています。IFRSへの移行に伴う当社の財政状態、経営成績並びにキャッシュ・フローへの影響は注記「18.初度適用」に記載しています。

 

(2) 測定の基礎

 当社の要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定されている特定の金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しています。

 

(3) 機能通貨及び表示通貨

 当社の要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨とし、百万円未満を四捨五入して表示しています。

 

(4) 新基準の適用

 当社は、前連結会計年度からIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」(2014年5月公表、2016年4月改訂、以下「IFRS第15号」)を遡及的に適用しています。本基準の適用に伴う当社の財政状態、経営成績並びにキャッシュ・フローへの影響は注記「18.初度適用」に記載しています。

(5) 会計方針の変更

 当社は、当連結会計年度からIFRS第9号「金融商品」(2009年11月公表、2014年7月改訂、以下「IFRS第9号」)を適用しています。なお、当社は、IFRS第1号に規定されるIFRS第9号の遡及適用の免除規定を適用しているため、IFRS移行日及び前連結会計年度においては、従前の会計基準である米国会計基準を適用しています。

 

 当社は、米国会計基準において原価法により評価していた非上場株式について、当連結会計年度の期首において測定方法を変更しています。当連結会計年度の期首において測定方法を変更した金融商品の分類は次のとおりです。これらの金融商品は、要約四半期連結財政状態計算書の「負債性証券及び資本性証券」に含まれています。金融商品の公正価値の評価技法に関する詳細は、注記「13.金融商品」に記載しています。

 

(百万円)

 

米国会計基準に基づく分類

原価法による投資

19,536

 

(百万円)

 

IFRS第9号に基づく分類

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

22,747

 

 また、IFRS第9号においては、資本性金融商品の公正価値の変動をその他の包括利益に表示するという取消不能の選択肢が認められています。当社はこの選択肢を採用し、資本性金融商品に該当する上場株式及び非上場株式について、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に指定しています。これにより従前の米国会計基準で利益剰余金に計上した金額を、当連結会計年度の期首において、その他の資本の構成要素に振り替えています。

 

 以上のとおりIFRS第9号を適用した結果、当連結会計年度の期首において、利益剰余金が2,973百万円増加し、その他の資本の構成要素が729百万円減少しています。

3.重要な会計方針

 当社の要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、当連結会計年度の第1四半期連結会計期間において適用した会計方針と同一です。

 

4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断

 要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことが要求されています。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。

 見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間及びそれ以降の将来の会計期間において認識されます。

 経営者が行った要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断は、当連結会計年度の第1四半期連結会計期間に係る要約四半期連結財務諸表と同一です。

 なお、当社は有形固定資産の減価償却方法について、前連結会計年度まで主として定率法を適用していましたが、当連結会計年度より主として定額法に変更しています。

 当社は、国内外の製造拠点において生産性の倍増を目的とした設備投資を実施しており、革新的な技術導入により生産工程の徹底した合理化や自動化を推進していることから、今後の設備の稼働状況は更に平準化が進み、その経済的便益の費消も安定的に推移することが見込まれます。

 従って、定額法への変更は、有形固定資産の今後の使用形態をより適切に反映するものであると判断しています。

 減価償却方法の変更は、IAS第8号「会計方針、会計上の見積りの変更及び誤謬」の規定により、会計上の見積りの変更に該当することから、その影響を2018年4月1日より将来にわたり認識しています。これにより、従来の定率法を適用した場合に比べ、当第2四半期連結累計期間の減価償却費は減少し、税引前利益が8,524百万円増加しました。

5.未適用の公表済み基準書及び解釈指針

  要約四半期連結財務諸表の承認日までに主に次のIFRS及び国際財務報告基準解釈指針(以下「IFRIC」)の新設または改訂が公表されています。

基準書及び解釈指針

強制適用時期

(以降開始年度)

当社

適用時期

新設・改訂の概要

IFRS第16号

リース

2019年1月1日

2020年3月期

リースに関する会計処理の改訂

IFRIC第23号

法人所得税の処理に

関する不確実性

2019年1月1日

2020年3月期

法人所得税の会計処理に不確実性を

反映する方法を明確化

 

  なお、これらの基準は、2018年9月30日現在において強制適用されるものではなく、当社はこれらを早期適用していません。また、当社は、これらの基準の適用に伴う当社の財政状態、経営成績並びにキャッシュ・フローへの影響を検討しています。

6.セグメント情報

 当社のレポーティングセグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、マネジメントが経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。

 当社におけるレポーティングセグメントの構成単位、及び各レポーティングセグメントの主要事業・製品は次のとおりです。

 

レポーティングセグメント

主要事業・製品

産業・自動車用部品

各種ファインセラミック部品、自動車用部品、液晶ディスプレイ、機械工具

半導体関連部品

セラミックパッケージ、有機多層パッケージ・ボード

電子デバイス

各種電子部品(コンデンサ、水晶部品、コネクタ、パワー半導体等)、

プリンティングデバイス

コミュニケーション

通信端末、通信モジュール、情報通信サービス

ドキュメントソリューション

プリンター、複合機、ドキュメントソリューション、サプライ製品

生活・環境

太陽光発電システム関連製品、医療機器、宝飾品、セラミックナイフ

 

 セグメント間の売上高及び振替額は市場実勢価格に基づいています。セグメント間の取引については金額的重要性がないため、これらを分離表示することなく「調整及び消去」として開示しています。また、「調整及び消去」はセグメント間の内部取引に係る未実現利益の調整を含んでいます。

 事業利益は、売上高から、本社部門損益、持分法による投資損益並びに法人所得税費用以外の関連原価と営業費用を差し引いたものです。本社部門損益は各セグメントに帰属しない収益・費用を指し、主に金融収支から構成されています。

 

[事業の種類別セグメント情報]

 前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間のセグメント情報は次のとおりです。

 

売上高                                                                                            (百万円)

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2017年 4月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2018年 4月 1日

至 2018年 9月30日)

産業・自動車用部品

131,010

160,807

半導体関連部品

126,881

127,469

電子デバイス

137,253

183,803

コミュニケーション

123,937

114,871

ドキュメントソリューション

172,020

178,769

生活・環境

52,813

40,805

その他

9,319

9,332

調整及び消去

△14,888

△15,218

738,345

800,638

 

 

税引前利益                                                                                        (百万円)

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2017年 4月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2018年 4月 1日

至 2018年 9月30日)

産業・自動車用部品

14,188

21,250

半導体関連部品

17,228

13,157

電子デバイス

21,485

33,817

コミュニケーション

1,918

656

ドキュメントソリューション

19,830

19,978

生活・環境

△592

△6,398

その他

320

967

事業利益計

74,377

83,427

本社部門損益及び持分法による投資損益

17,097

23,083

調整及び消去

△686

△821

90,788

105,689

 

 

減価償却費及び償却費                                                                              (百万円)

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2017年 4月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2018年 4月 1日

至 2018年 9月30日)

産業・自動車用部品

6,411

6,303

半導体関連部品

7,881

4,743

電子デバイス

8,188

8,793

コミュニケーション

3,146

2,644

ドキュメントソリューション

6,192

4,758

生活・環境

2,869

1,517

その他

623

652

本社部門

1,247

1,074

36,557

30,484

 

 

 

 

設備投資額                                                                                        (百万円)

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2017年 4月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2018年 4月 1日

至 2018年 9月30日)

産業・自動車用部品

8,714

17,332

半導体関連部品

5,502

8,503

電子デバイス

11,712

17,312

コミュニケーション

2,475

2,727

ドキュメントソリューション

2,040

4,576

生活・環境

2,175

2,142

その他

379

414

本社部門

1,827

4,015

34,824

57,021

 

 

 前第2四半期連結会計期間及び当第2四半期連結会計期間のセグメント情報は次のとおりです。

 

売上高                                                                                            (百万円)

 

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2017年 7月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自 2018年 7月 1日

至 2018年 9月30日)

産業・自動車用部品

69,825

78,851

半導体関連部品

66,095

66,820

電子デバイス

74,133

95,519

コミュニケーション

66,866

63,261

ドキュメントソリューション

91,047

89,973

生活・環境

28,207

22,113

その他

4,074

4,400

調整及び消去

△7,064

△7,783

393,183

413,154

 

 

税引前利益                                                                                        (百万円)

 

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2017年 7月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自 2018年 7月 1日

至 2018年 9月30日)

産業・自動車用部品

8,085

10,834

半導体関連部品

9,577

7,311

電子デバイス

13,058

19,420

コミュニケーション

916

2,897

ドキュメントソリューション

10,670

9,630

生活・環境

718

△3,383

その他

△92

350

事業利益計

42,932

47,059

本社部門損益及び持分法による投資損益

△1,099

3,618

調整及び消去

△398

△476

41,435

50,201

 

 

減価償却費及び償却費                                                                              (百万円)

 

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2017年 7月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自 2018年 7月 1日

至 2018年 9月30日)

産業・自動車用部品

3,444

3,356

半導体関連部品

4,064

2,434

電子デバイス

4,276

4,623

コミュニケーション

1,595

1,312

ドキュメントソリューション

3,208

2,336

生活・環境

1,355

769

その他

317

329

本社部門

777

525

19,036

15,684

 

 

設備投資額                                                                                        (百万円)

 

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2017年 7月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自 2018年 7月 1日

至 2018年 9月30日)

産業・自動車用部品

4,247

8,440

半導体関連部品

2,668

3,854

電子デバイス

6,027

8,459

コミュニケーション

1,242

1,098

ドキュメントソリューション

1,053

1,827

生活・環境

1,051

1,595

その他

199

165

本社部門

1,157

1,733

17,644

27,171

 

 

[地域別セグメント情報]

 前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間の地域別売上情報は次のとおりです。

売上高                                                                                            (百万円)

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2017年 4月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2018年 4月 1日

至 2018年 9月30日)

日本

293,524

287,885

アジア

173,694

196,820

欧州

135,321

160,836

米国

107,373

123,658

その他の地域

28,433

31,439

738,345

800,638

 

 前第2四半期連結会計期間及び当第2四半期連結会計期間の地域別売上情報は次のとおりです。

 

売上高                                                                                            (百万円)

 

 

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2017年 7月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自 2018年 7月 1日

至 2018年 9月30日)

日本

154,641

150,921

アジア

94,743

103,938

欧州

71,652

78,491

米国

57,248

63,664

その他の地域

14,899

16,140

393,183

413,154

 

7.企業結合

  当社の米国の連結子会社であるAVX Corporationは、自動車関連市場における優位性を高め、更なる事業拡大のために、2017年10月2日に英国の電子部品メーカーのTT Electronics, PLCから、同社のTransportation, Sensing and Control部門及び関連する子会社の発行済株式の全てを、18,652百万円(165百万米ドル)の現金で取得しました。

  当社は、取得法により資産の取得、負債の承継の処理を行いました。当社は取得法に従い、取得原価を取得した資産と引き受けた負債の見積公正価値に基づき配分しています。当第2四半期連結会計期間に取得資産及び負債等の評価が完了した結果、取得日現在における見積公正価値に基づく関連資産、負債等並びにのれんを次のとおり認識しています。のれんの計上の要因には、期待される相乗効果と、経験豊富な人的資源等が含まれています。

  なお、当第2四半期連結会計期間において、取得日時点における資産及び負債を修正しています。

 

(百万円)

 

2017年10月2日現在

資産:

 

現金及び現金同等物

378

営業債権及びその他の債権

6,934

棚卸資産

4,787

その他

1,345

流動資産計

13,444

有形固定資産

9,676

無形資産

2,049

その他

197

非流動資産計

11,922

25,366

負債:

 

営業債務及びその他の債務

3,985

その他

4,055

流動負債計

8,040

非流動負債

1,755

9,795

認識された資産、負債の公正価値(純額)

15,571

取得価額(現金)

18,652

のれん※

3,081

  ※ のれんは、税務上損金算入することができません。

  当社が当該承継により認識し、計上した無形資産の内訳は次のとおりです。

 

(百万円)

 

2017年10月2日現在

償却性無形資産:

 

非特許技術

1,173

顧客との関係

698

その他

178

2,049

 

  非特許技術及び顧客との関係の加重平均償却年数は、それぞれ11年及び6年です。

  当社は、対象事業の取得日以降の経営成績を要約四半期連結財務諸表に含めており、レポーティングセグメント上は「電子デバイス」に含めています。

  なお、当第2四半期連結累計期間に含まれるTransportation, Sensing and Control部門及び関連する子会社の売上高及び四半期利益は金額に重要性がないため開示していません。

 

  また、AVX Corporationは、無線通信分野での事業拡大のために、2018年1月31日にEthertronics, Inc.の発行済株式のすべてを、14,978百万円(138百万米ドル)の現金で取得し、同社を連結子会社化するとともにAVX Antenna, Inc.へ社名を変更しました。

  当社は、取得法により資産の取得、負債の承継の処理を行いました。当社は取得法に従い、取得原価を取得した資産と引き受けた負債の見積公正価値に基づき配分しています。のれんの計上の要因には、期待される相乗効果と、経験豊富な人的資源等が含まれています。

  2018年9月30日時点においては、取得価額の配分は次のとおりですが、予備的な見積公正価値に基づき配分されたため、評価の完了に基づき追加的に調整される場合があります。

  なお、当第2四半期連結会計期間において、取得日時点における資産及び負債を修正しています。

 

(百万円)

 

2018年1月31日現在

資産:

 

現金及び現金同等物

1,088

営業債権及びその他の債権

1,569

棚卸資産

644

その他

235

流動資産計

3,536

有形固定資産

1,498

無形資産

7,050

その他

203

非流動資産計

8,751

12,287

負債:

 

営業債務及びその他の債務

1,103

その他

486

流動負債計

1,589

長期金融負債

2,296

その他

1,889

非流動負債計

4,185

5,774

認識された資産、負債の公正価値(純額)

6,513

取得価額(現金)

14,978

のれん※

8,465

  ※ のれんは、税務上損金算入することができません。

  当社が当該承継により認識し、計上した無形資産の内訳は次のとおりです。

 

(百万円)

 

2018年1月31日現在

償却性無形資産:

 

非特許技術

1,654

顧客との関係

4,265

商標権

849

その他

282

7,050

 

  非特許技術、顧客との関係並びに商標権の加重平均償却年数は、それぞれ10年、13年並びに10年です。

  当社は、対象事業の取得日以降の経営成績を要約四半期連結財務諸表に含めており、レポーティングセグメント上は「電子デバイス」に含めています。

  なお、当第2四半期連結累計期間に含まれるAVX Antenna, Inc.の売上高及び四半期利益は金額に重要性がないため開示していません。

8.従業員給付

 確定給付制度に関して、要約四半期連結損益計算書上、「売上原価」及び「販売費及び一般管理費」として認識した金額は次のとおりです。

国内制度                                                                                          (百万円)

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2017年 4月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2018年 4月 1日

至 2018年 9月30日)

勤務費用

6,332

6,024

利息費用(純額)

0

△36

6,332

5,988

 

海外制度                                                                                          (百万円)

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2017年 4月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2018年 4月 1日

至 2018年 9月30日)

勤務費用

366

381

利息費用(純額)

190

142

556

523

 

国内制度                                                                                          (百万円)

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2017年 7月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自 2018年 7月 1日

至 2018年 9月30日)

勤務費用

3,166

3,012

利息費用(純額)

0

△18

3,166

2,994

 

海外制度                                                                                          (百万円)

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2017年 7月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自 2018年 7月 1日

至 2018年 9月30日)

勤務費用

183

192

利息費用(純額)

97

71

280

263

 

9.資本及びその他の資本項目

(1)配当金

① 配当金支払額

前第2四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)

 

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2017年6月27日

定時株主総会決議

普通株式

22,063

60

2017年3月31日

2017年6月28日

利益剰余金

 

当第2四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)

 

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2018年6月26日

定時株主総会決議

普通株式

22,062

60

2018年3月31日

2018年6月27日

利益剰余金

 

② 基準日が前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が第2四半期連結会計期間の末日後となるもの

前第2四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)

 

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2017年10月30日

取締役会決議

普通株式

22,063

60

2017年9月30日

2017年12月5日

利益剰余金

 

当第2四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)

 

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

配当の原資

2018年10月30日

取締役会決議

普通株式

21,705

60

2018年9月30日

2018年12月5日

利益剰余金

 

 

(2)自己株式の取得

  当社は、2018年4月26日開催の取締役会において、会社法第165条第2項の規定による定款の定めに基づき、自己株式取得に係る事項について決議し、次のとおり実施しました。

 

取得した株式の種類

 普通株式

取得した株式の総数

 5,951,000株

株式の取得価額の総額

 40,000百万円

取得期間

 2018年4月27日 ~ 2018年5月30日

取得方法

 東京証券取引所における市場買付

 

10.売上高

(1)収益の分解

 分解した収益については、注記「6.セグメント情報」を参照ください。

 

(2)契約残高

 顧客との契約から生じた債権、契約資産及び契約負債の内訳は次のとおりです。なお、要約四半期連結財政状態計算書において、契約資産は「営業債権及びその他の債権」に、契約負債は「未払費用」及び「その他の流動負債」にそれぞれ含まれています。

(百万円)

 

 

IFRS移行日

(2017年4月1日現在)

前連結会計年度

(2018年3月31日現在)

当第2四半期

連結会計期間

(2018年9月30日現在)

顧客との契約から生じた債権

309,846

337,646

316,496

契約資産

7,139

17,270

15,609

契約負債

23,354

30,410

33,196

 

 

11.法人所得税費用

  当第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結会計期間における実効税率はそれぞれ、20.4%及び21.7%となり、前第2四半期連結累計期間の26.3%及び前第2四半期連結会計期間の26.9%に比べて減少しました。

  実効税率が減少した主な要因は、2018年5月25日開催の取締役会において、連結子会社である京セラディスプレイ㈱を2018年10月1日に当社に吸収合併することを決議したことにより、同社の一時差異及び未使用の繰越欠損金に係る未認識の繰延税金資産の再検討を行ったことによるものです。

 

12.1株当たり利益

  基本的及び希薄化後1株当たり親会社の所有者に帰属する四半期利益は、次のとおりです。

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2017年 4月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2018年 4月 1日

至 2018年 9月30日)

親会社の所有者に帰属する四半期利益  (百万円)

63,441

78,394

連結子会社の潜在株式に係る調整   (百万円)

△22

△43

希薄化後親会社の所有者に帰属する四半期利益 (百万円)

63,419

78,351

期中平均普通株式数           (千株)

367,711

362,677

基本的1株当たり金額:

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益   (円)

172.53

216.15

希薄化後1株当たり金額:

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益   (円)

172.47

216.04

 

 

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2017年 7月 1日

至 2017年 9月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自 2018年 7月 1日

至 2018年 9月30日)

親会社の所有者に帰属する四半期利益  (百万円)

28,415

36,110

連結子会社の潜在株式に係る調整   (百万円)

△12

△32

希薄化後親会社の所有者に帰属する四半期利益 (百万円)

28,403

36,078

期中平均普通株式数           (千株)

367,710

361,755

基本的1株当たり金額:

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益   (円)

77.28

99.82

希薄化後1株当たり金額:

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益   (円)

77.24

99.73

 

13.金融商品

金融商品の公正価値

  公正価値とは、測定日において市場参加者間の規則的な取引において資産の売却によって受領する、または、負債の移転のために支払う価格です。公正価値の測定のためのインプットは、次のとおり、3つに分類されます。

レベル1:活発な市場における同一資産または同一負債の調整不要の相場価格

レベル2:レベル1に含まれる相場価格以外の観察可能なインプットを用いた公正価値、活発な市場における

         類似資産または類似負債の相場価格、もしくは活発でない市場における同一資産または同一負債の

         相場価格

レベル3:企業自身の仮定を反映する観察不能なインプットを用いた公正価値

 

  なお、IFRS移行日及び前連結会計年度末は、IFRS第1号に基づくIFRS第9号の遡及修正の免除規定により、米国会計基準に基づいた情報を記載しています。IFRS第9号の適用による影響について、詳細は注記「2.作成の基礎 (5) 会計方針の変更 」に記載しています。

 

  金融商品の帳簿価額及び公正価値は次のとおりです。

(百万円)

 

 

IFRS移行日

(2017年4月1日現在)

前連結会計年度

(2018年3月31日現在)

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

資産:

 

 

 

 

  一年以内償還予定負債証券

84,703

84,713

38,023

38,051

  負債証券及び持分証券

1,130,756

1,130,552

1,050,537

1,051,306

  その他長期投資

16,383

16,383

21,984

21,984

1,231,842

1,231,648

1,110,544

1,111,341

負債:

 

 

 

 

  長期債務

6,468

6,468

8,889

8,889

(一年以内返済予定長期債務を含む)

6,468

6,468

8,889

8,889

 

  償却原価で測定される金融商品の帳簿価額及び公正価値は次のとおりです。

(百万円)

 

 

当第2四半期連結会計期間

(2018年9月30日現在)

帳簿価額

公正価値

資産:

 

 

  短期投資(一年以内償還予定負債性証券を含む)

237,700

237,768

  負債性証券

55,842

55,866

  その他の金融資産(デリバティブを除く)

24,446

24,446

317,988

318,080

負債:

 

 

  その他の金融負債(デリバティブを除く)

14,368

14,368

14,368

14,368

 

  現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権、営業債務及びその他の債務については短期間で決済されるため、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。

 

公正価値で測定される金融商品の公正価値ヒエラルキーは次のとおりです。

(百万円)

 

IFRS移行日

2017年4月1日現在

前連結会計年度

(2018年3月31日現在)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産:

 

 

 

 

 

 

 

 

  デリバティブ

2,470

2,470

5,742

5,742

  売却可能有価証券

1,048,127

1,048,127

993,707

993,707

1,048,127

2,470

1,050,597

993,707

5,742

999,449

負債:

 

 

 

 

 

 

 

 

  デリバティブ

4,770

4,770

905

905

4,770

4,770

905

905

 

(百万円)

 

当第2四半期連結会計期間

(2018年9月30日現在)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産:

 

 

 

 

  負債性証券及び資本性証券

 

 

 

 

   その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

1,137,533

31,991

1,169,524

   損益を通じて公正価値で測定する金融資産

1,237

1,237

  デリバティブ

605

605

1,137,533

605

33,228

1,171,366

負債:

 

 

 

 

  デリバティブ

7,829

7,829

7,829

7,829

 

  各金融商品の公正価値の評価技法とインプット情報は次のとおりです。

  レベル1に区分した金融商品は活発な市場で取引されている上場株式であり、取引所の市場価格によって評価しています。

  レベル2に区分したデリバティブは、金融機関より入手した期末における相場に基づいて算出しています。

  レベル3に区分した金融資産は主に非上場株式であり、割引キャッシュ・フロー法及び類似企業比較法等を用いて算定しています。レベル3に区分した金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考える代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の増減は見込まれません。

  レベル間の振替は、振替を生じさせた事象または状況の変化が生じた日に認識します。前連結会計年度及び当第2四半期連結会計期間において、レベル間の重要な振替は発生していません。

  当第2四半期連結会計期間において、レベル3に分類されている金融商品について、重要な変動は生じていません。

 

  当社は、前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間において、KDDI㈱から15,079百万円の配当金を受け取り、要約四半期連結損益計算書上の「金融収益」に計上しました。

 

14.コミットメント

(1)有形固定資産の取得

  IFRS移行日現在、2018年3月31日現在並びに2018年9月30日現在における有形固定資産の取得に関する発注残高は、それぞれ13,599百万円、34,731百万円並びに43,383百万円です。

 

(2)原材料に係る長期購入契約

  当社は、2005年から2008年にかけて、Hemlock Semiconductor Operations LLC及びその子会社のHemlock Semiconductor, LLC(以下、Hemlock)と、当社のソーラーエネルギー事業において使用するポリシリコン原材料の供給に関する4件の長期購入契約(以下、当該契約)を締結しました。2018年9月30日時点で、当該契約に基づき2020年12月31日までに購入が定められている残高は119,933百万円であり、そのうち33,532百万円は前払いされています。

  当社は、ポリシリコン原材料の世界的な市場取引価格の下落により、当該契約上の固定取引価格と市場取引価格に著しい乖離が生じたため、Hemlockに対して価格や数量に係る条項の改訂を要請しました。このような状況に鑑み、当社は当該契約上2017年12月31日に終了した1年間に購入することが定められていたポリシリコン原材料の総額(以下、2017年分総額)の32,115百万円について発注を留保しました。これにより、Hemlockは2017年分総額と充当される前払金との差額に関する請求書を当社に対して発行しました。

  当社は、この請求書の発行から一定期間内に発注することにより、2017年分総額のポリシリコン原材料を購入する権利を確保できることから、当該契約に基づく購入権と購入義務を認識し、2018年9月30日時点において、2017年分総額の32,115百万円を、要約四半期連結財政状態計算書上の「その他の流動資産」に計上するとともに、充当される前払金との差額である23,440百万円を「営業債務及びその他の債務」に計上しています。

  なお、当社は、当該契約上の未購入残高を低価法に基づき評価した結果、前連結会計年度において、ソーラーエネルギー事業の収益性の低下に伴い、同原材料の正味実現可能価額が契約上の購入価格を下回ったことから、その差額について引当損失を計上しました。2018年3月31日現在及び2018年9月30日現在における当該引当金の残高は合計で30,885百万円であり、要約四半期連結財政状態計算書においては、18,340百万円を流動負債の「引当金」に計上し、12,545百万円を非流動負債の「引当金」に計上しています。

 

15.偶発債務

(1)担保に供されている資産

 当社が保有する鹿児島メガソーラー発電㈱の株式は、2018年9月30日現在における同社の金融機関からの借入金16,071百万円の担保に供されています。

 同社株式は持分法により会計処理されており、その帳簿価額は、IFRS移行日現在、2018年3月31日現在並びに2018年9月30日現在において、それぞれ1,893百万円、2,034百万円並びに2,009百万円です。

 

(2)特許権に係る訴訟

 AVX Corporationは、2013年4月25日に、米国のGreatbatch, Inc.より、特許権侵害訴訟の被告として米国デラウェア地区の連邦地方裁判所において提訴されました。本件においては、AVX Corporationの一部の製品が、同社の6件の特許権のうちの1件、または複数を侵害しているとの主張がなされています。2016年1月26日、同裁判所の陪審員は、段階的な公判の1回目には同社に有利な評決を行い、2回目には一部製品が特許権を侵害していることを認め、同社の損害額を4,275百万円(37.5百万米ドル)と判断し、2016年3月期に、当損害額を連結財務諸表に計上しました。この評決は後に、裁判所によって、2018年3月30日に無効になりました。この特許権侵害訴訟で好ましい進捗があったことに伴う162百万円(1.5百万米ドル)の引当金の戻し入れを前連結会計年度に営業利益に反映させました。この戻し入れ調整後の損害額は、当連結会計年度に発生すると想定される、損害賠償の可能性がある公判を含んだ更なる法的手続きを対象としたものになります。AVX Corporationは本件の訴訟を継続して行います。

(3)環境債務

 当社は、様々な環境関連の案件に関与しており、そのような案件に対して一定の引当金を計上しています。認識された偶発債務に対する計上金額は、見積りに基づくものです。計上金額は定期的に見直され、新たに利用可能となった法的及び技術的情報に基づき調整されます。法律や規制、または規制の手段や技術の状況及び個々の案件に関する情報が不確実であるため、合理的で可能性の高い環境浄化費用の総額を見積ることは困難です。従って、環境浄化費用は現時点の見積りとは異なる可能性があります。

 当社は、上記の案件に加えて、通常の事業活動を営む上で様々な訴訟や賠償要求を受けています。当社は、法律専門家と相談の上で、こうした偶発債務が重要な結果を引き起こす可能性を予測しています。当社は、不利益な結果を引き起こす可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができる場合には、当該債務を計上します。しかしながら、当社は、現時点の情報に基づくと、これらの訴訟や賠償要求が仮に損害をもたらしたとしても、当社の経営成績、財政状態並びにキャッシュ・フローに重要な影響を与えることはないと考えています。

 

16.後発事象

 該当事項はありません。

 

17.要約四半期連結財務諸表の承認

 要約四半期連結財務諸表は、2018年11月9日に、当社代表取締役社長の谷本秀夫及び当社取締役  執行役員常務  経営管理本部長の青木昭一によって承認されています。

 

18.初度適用

 当社は、第1四半期連結会計期間からIFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表を開示しています。米国会計基準に準拠して作成された直近の連結財務諸表は2018年3月31日に終了する連結会計年度に関するものであり、IFRS移行日は2017年4月1日です。

 

(1)IFRS第1号に基づく初度適用

 IFRS第1号はIFRSの初度適用企業に対して遡及的にIFRSを適用することを要求しています。ただし、一部については遡及適用しないことを選択できる免除規定を定めています。当社が採用した主な免除規定は、次のとおりです。

 

企業結合

 初度適用企業は、IFRS移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号「企業結合」(以下「IFRS第3号」)を遡及適用しないことを選択することが認められています。当社は、当該免除規定を適用し、IFRS移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号を遡及適用しないことを選択しています。この結果、IFRS移行日前の企業結合から生じたのれんの金額については、米国会計基準に基づくIFRS移行日現在の帳簿価額によっています。なお、のれんについては、減損の兆候の有無に関わらず、IFRS移行日現在で減損テストを行っています。

 

在外営業活動体の換算差額

 初度適用企業は、IFRS移行日現在の在外営業活動体の換算差額の累計額をゼロとみなすことを選択することが認められています。当社は、当該免除規定を適用し、在外営業活動体の換算差額の累計額をIFRS移行日現在でゼロとみなすことを選択しています。

 

みなし原価

 初度適用企業は、有形固定資産について、IFRS移行日現在の公正価値をみなし原価として使用することが認められています。当社は、一部の有形固定資産について当該免除規定を適用し、IFRS移行日現在の公正価値をみなし原価として使用しています。

 

IFRS第9号の遡及適用の免除

 初度適用企業が2019年1月1日より前に開始する連結会計年度からIFRSを初めて適用し、かつ、IFRS第9号を適用した場合には、最初のIFRS連結財務諸表上の比較情報は修正再表示を行わず、従前の会計基準を適用することが認められています。当社は、当該免除規定を適用し、IFRS移行日及び比較期間の連結財務諸表のうち、IFRS第9号の範囲に含まれる項目については、従前の会計基準である米国会計基準により認識・測定しています。

 

 

(2)調整表

 IFRSの初度適用において開示が要求されている調整表は次のとおりです。なお、調整表の「表示科目の変更差異」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼさない項目を、「認識・測定の差異」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼす項目を含めて表示しています。

 

① IFRS移行日(2017年4月1日)現在の資本に対する調整

(百万円)

 

米国会計基準

表示科目

米国会計

基準

表示科目の変更差異

認識・測定の差異

IFRS

注記

IFRS

表示科目

資産の部

 

 

 

 

 

 資産の部

流動資産

 

 

 

 

 

流動資産

現金及び現金等価物

376,195

376,195

 

現金及び現金同等物

一年以内償還予定負債証券

84,703

212,668

297,371

 

短期投資

その他短期投資

212,668

△212,668

 

 

受取手形

28,370

309,001

337,371

 

営業債権及びその他の債権

売掛金

291,485

△291,485

 

 

貸倒引当金及び

返品損失引当金

△5,593

5,593

F

 

 

7,778

7,778

 

その他の金融資産

たな卸資産

331,155

331,155

 

棚卸資産

その他流動資産

119,714

△33,952

△6,007

79,755

 

その他の流動資産

流動資産合計

1,438,697

△3,065

△6,007

1,429,625

 

流動資産合計

 

 

 

 

 

 

 

固定資産

 

 

 

 

 

非流動資産

負債証券及び持分証券

1,130,756

15,852

1,146,608

 

負債性証券及び資本性証券

 

5,863

5,863

F

持分法で会計処理

されている投資

その他長期投資

22,246

△8,817

13,429

 

その他の金融資産

土地

59,963

206,641

△12,263

254,341

B

有形固定資産

建物

351,431

△351,431

 

 

機械器具

841,973

△841,973

 

 

建設仮勘定

14,097

△14,097

 

 

減価償却累計額

△1,000,860

1,000,860

 

 

営業権

110,470

110,470

 

のれん

無形固定資産

61,235

61,235

 

無形資産

 

46,482

10,132

56,614

D,F

繰延税金資産

その他資産

80,462

△75,349

1,339

6,452

C

その他の非流動資産

固定資産合計

1,671,773

△15,969

△792

1,655,012

 

非流動資産合計

資産合計

3,110,470

△19,034

△6,799

3,084,637

 

資産合計

 

 

 

 

 

 

 

 

(百万円)

米国会計基準

表示科目

米国会計

基準

表示科目の変更差異

認識・測定の差異

IFRS

注記

IFRS

表示科目

 

 

 

 

 

 

負債及び資本の部

負債の部

 

 

 

 

 

負債の部

流動負債

 

 

 

 

 

流動負債

短期債務

191

191

 

 

一年以内返済予定長期債務

8,235

△8,235

 

 

支払手形及び買掛金

129,460

60,832

190,292

 

営業債務及びその他の債務

設備支払手形及び未払金

60,881

△60,881

 

 

 

8,735

8,735

 

その他の金融負債

未払賃金及び賞与

62,868

△62,868

 

 

未払法人税等

15,707

15,707

 

未払法人所得税等

未払費用

51,062

53,850

3,455

108,367

E

未払費用

 

14,225

14,225

F

引当金

その他流動負債

36,257

△8,765

27,492

F

その他の流動負債

流動負債合計

364,661

△3,298

3,455

364,818

 

流動負債合計

 

 

 

 

 

 

 

固定負債

 

 

 

 

 

非流動負債

長期債務

16,409

△11,117

5,292

 

長期金融負債

未払退職給付及び年金費用

31,720

△2,926

28,794

C

退職給付に係る負債

繰延税金負債

258,859

△3,481

△97

255,281

D

繰延税金負債

 

6,488

6,488

F

引当金

その他固定負債

19,912

△7,626

12,286

 

その他の非流動負債

固定負債合計

326,900

△15,736

△3,023

308,141

 

非流動負債合計

負債合計

691,561

△19,034

432

672,959

 

負債合計

 

 

 

 

 

 

 

純資産の部

 

 

 

 

 

資本の部

資本金

115,703

115,703

 

資本金

資本剰余金

165,230

△58

165,172

 

資本剰余金

利益剰余金

1,638,116

△105,250

1,532,866

A,B,C

D,E

利益剰余金

累積その他の包括利益

447,479

97,973

545,452

A,C,D

その他の資本の構成要素

自己株式

△32,309

△32,309

 

自己株式

株主資本合計

2,334,219

△7,335

2,326,884

 

親会社の所有者に

帰属する持分合計

 

 

 

 

 

 

 

非支配持分

84,690

104

84,794

 

非支配持分

純資産合計

2,418,909

△7,231

2,411,678

 

資本合計

負債及び純資産合計

3,110,470

△19,034

△6,799

3,084,637

 

負債及び資本合計

 

IFRS移行日(2017年4月1日)現在の資本に対する調整に関する注記

 

 IFRS移行日現在の資本に対する調整の主な内容は次のとおりです。

 

A.在外営業活動体換算差額

 IFRS第1号では、IFRS移行日現在の在外営業活動体の換算差額の累計額をゼロとみなすことを選択することが認められています。当社は、当該免除規定を適用し、IFRS移行日における在外営業活動体に係る累積換算差額の全額を利益剰余金に振り替えています。

 当該免除規定を適用した結果、「利益剰余金」が16,360百万円減少し、「その他の資本の構成要素」が同額増加しています。

 

B.みなし原価

 IFRS第1号では、有形固定資産について、IFRS移行日現在の公正価値をみなし原価として使用することが認められています。当社は、一部の有形固定資産について当該免除規定を適用し、IFRS移行日現在の公正価値をみなし原価として使用しています。

 当該免除規定を適用した有形固定資産の米国会計基準における帳簿価額は29,234百万円であり、公正価値は18,269百万円です。当該免除規定を適用した結果、「有形固定資産」が10,965百万円減少し、繰延税金の調整額3,317百万円を控除したことにより、「利益剰余金」が7,648百万円減少しています。

 

C.退職後給付

 米国会計基準では、確定給付年金制度及び退職一時金制度から生じる過去勤務費用及び数理計算上の差異の発生額のうち、当期の退職給付費用の構成要素として認識されなかった部分を、税効果控除後の金額で累積その他の包括利益として認識しています。累積その他の包括利益に認識された金額は、将来の一定期間にわたり退職給付費用の構成要素として損益として認識しています。

 IFRSでは、過去勤務費用は発生時に損益として認識しています。また、数理計算上の差異は税効果控除後の金額でその他の資本の構成要素として認識し、その他の資本の構成要素から損益を通さず即時に利益剰余金に振り替えています。

 この結果、「その他の非流動資産」に含まれている退職給付に係る資産が2,157百万円増加し、「退職給付に係る負債」が2,926百万円減少しています。これらについて、繰延税金の調整額1,533百万円を控除した結果、「利益剰余金」が31,723百万円減少し、「その他の資本の構成要素」が35,362百万円増加しています。

 

D.法人所得税

 米国会計基準では、繰延税金資産及び繰延税金負債の税率変更及び回収可能性の変更に伴う事後変動は、すべて損益として認識しています。IFRSでは、その他の資本の構成要素に係る繰延税金資産及び繰延税金負債の増減は、その他の包括利益として認識しています。

 また、米国会計基準では、関係会社間取引の消去において生じる一時差異について、前払税金として売り手の税金費用を繰り延べています。IFRSでは、当該一時差異については回収可能性を考慮した上で、買い手の会社の税率により繰延税金資産を認識しています。

 この結果、「利益剰余金」が46,247百万円減少し、「その他の資本の構成要素」が46,251百万円増加しています。

 

E.賦課金

 米国会計基準では、賦課金に該当する固定資産税について、納付時点で認識しています。IFRSでは、当該賦課金について、債務発生事象が生じた時点で認識しています。

 この結果、「未払費用」が3,455百万円増加し、繰延税金の調整額1,080百万円を控除したことにより「利益剰余金」が2,370百万円減少しています。

 

F.連結財政状態計算書の表示組替

 IFRS第15号の表示規定に準拠し、「貸倒引当金及び返品損失引当金」に含まれていた返金負債を「その他の流動負債」に振り替えています。

 IAS第1号「財務諸表の表示」(以下「IAS第1号」)の規定に準拠し、主に「持分法で会計処理されている投資」、「繰延税金資産」並びに「引当金」を別掲しています。

 

② 前第2四半期連結会計期間(2017年9月30日)現在の資本に対する調整

(百万円)

 

米国会計基準

表示科目

米国会計

基準

表示科目の変更差異

認識・測定の差異

IFRS

注記

IFRS

表示科目

資産の部

 

 

 

 

 

資産の部

流動資産

 

 

 

 

 

流動資産

現金及び現金等価物

392,659

392,659

 

現金及び現金同等物

一年以内償還予定負債証券

69,025

205,898

274,923

 

短期投資

その他短期投資

205,898

△205,898

 

 

受取手形

22,840

319,602

342,442

 

営業債権及びその他の債権

売掛金

300,544

△300,544

 

 

貸倒引当金及び

返品損失引当金

△5,258

5,258

F

 

 

6,270

6,270

 

その他の金融資産

たな卸資産

357,237

357,237

 

棚卸資産

その他流動資産

128,406

△35,040

△6,707

86,659

 

その他の流動資産

流動資産合計

1,471,351

△4,454

△6,707

1,460,190

 

流動資産合計

 

 

 

 

 

 

 

固定資産

 

 

 

 

 

非流動資産

負債証券及び持分証券

1,146,260

18,734

1,164,994

 

負債性証券及び資本性証券

 

5,673

5,673

F

持分法で会計処理

されている投資

その他長期投資

24,984

△9,884

15,100

 

 その他の金融資産

土地

60,048

216,402

△12,214

264,236

B

有形固定資産

建物

356,622

△356,622

 

 

機械器具

855,766

△855,766

 

 

建設仮勘定

16,880

△16,880

 

 

減価償却累計額

△1,012,867

1,012,867

 

 

営業権

141,130

141,130

 

のれん

無形固定資産

65,976

65,976

 

無形資産

 

40,275

9,256

49,531

D,F

繰延税金資産

その他資産

76,846

△71,074

99

5,871

C

その他の非流動資産

固定資産合計

1,731,645

△16,275

△2,859

1,712,511

 

非流動資産合計

資産合計

3,202,996

△20,729

△9,566

3,172,701

 

資産合計

 

 

 

 

 

 

 

 

(百万円)

米国会計基準

表示科目

米国会計

基準

表示科目の変更差異

認識・測定の差異

IFRS

注記

IFRS

表示科目

 

 

 

 

 

 

負債及び資本の部

負債の部

 

 

 

 

 

負債の部

流動負債

 

 

 

 

 

流動負債

短期債務

142

△142

 

 

一年以内返済予定長期債務

8,789

△8,789

 

 

支払手形及び買掛金

140,295

59,203

199,498

 

営業債務及びその他の債務

設備支払手形及び未払金

59,247

△59,247

 

 

 

11,210

11,210

 

その他の金融負債

未払賃金及び賞与

66,325

△66,325

 

 

未払法人税等

14,537

△523

14,014

 

未払法人所得税等

未払費用

53,376

56,848

1,199

111,423

E

未払費用

 

14,220

14,220

F

引当金

その他流動負債

36,922

△11,231

25,691

F

その他の流動負債

流動負債合計

379,633

△4,253

676

376,056

 

流動負債合計

 

 

 

 

 

 

 

固定負債

 

 

 

 

 

非流動負債

長期債務

17,953

△12,736

5,217

 

長期金融負債

未払退職給付及び年金費用

32,630

△2,282

30,348

C

退職給付に係る負債

繰延税金負債

257,381

△2,239

△61

255,081

D

繰延税金負債

 

6,611

6,611

F

引当金

その他固定負債

20,260

△8,112

12,148

 

その他の非流動負債

固定負債合計

328,224

△16,476

△2,343

309,405

 

非流動負債合計

負債合計

707,857

△20,729

△1,667

685,461

 

負債合計

 

 

 

 

 

 

 

純資産の部

 

 

 

 

 

資本の部

資本金

115,703

115,703

 

資本金

資本剰余金

164,969

△49

164,920

 

資本剰余金

利益剰余金

1,677,440

△103,196

1,574,244

A,B,C

D,E

利益剰余金

累積その他の包括利益

480,648

95,196

575,844

A,C,D

その他の資本の構成要素

自己株式

△32,328

△32,328

 

自己株式

株主資本合計

2,406,432

△8,049

2,398,383

 

親会社の所有者に

帰属する持分合計

 

 

 

 

 

 

 

非支配持分

88,707

150

88,857

 

非支配持分

純資産合計

2,495,139

△7,899

2,487,240

 

資本合計

負債及び純資産合計

3,202,996

△20,729

△9,566

3,172,701

 

負債及び資本合計

 

前第2四半期連結会計期間(2017年9月30日)現在の資本に対する調整に関する注記

 

 前第2四半期連結会計期間現在の資本に対する調整の主な内容は次のとおりです。

 

A.在外営業活動体の換算差額

 IFRS第1号では、IFRS移行日現在の在外営業活動体の換算差額の累計額をゼロとみなすことを選択することが認められています。当社は、当該免除規定を適用し、IFRS移行日における在外営業活動体に係る累積換算差額の全額を利益剰余金に振り替えています。

 当該免除規定を適用した結果、「利益剰余金」が14,046百万円減少し、繰延税金の調整額1,039百万円を控除したことにより、「その他の資本の構成要素」が13,007百万円増加しています。

 

B.みなし原価

 IFRS第1号では、有形固定資産について、IFRS移行日現在の公正価値をみなし原価として使用することが認められています。当社は、一部の有形固定資産について当該免除規定を適用し、IFRS移行日現在の公正価値をみなし原価として使用しています。

 当該免除規定を適用した有形固定資産の米国会計基準における帳簿価額は29,188百万円であり、公正価値は18,266百万円です。当該免除規定を適用した結果、「有形固定資産」が10,922百万円減少し、繰延税金の調整額3,304百万円を控除したことにより、「利益剰余金」が7,618百万円減少しています。

 

C.退職後給付

 米国会計基準では、確定給付年金制度及び退職一時金制度から生じる過去勤務費用及び数理計算上の差異の発生額のうち、当期の退職給付費用の構成要素として認識されなかった部分を、税効果控除後の金額で累積その他の包括利益として認識しています。累積その他の包括利益に認識された金額は、将来の一定期間にわたり退職給付費用の構成要素として損益として認識しています。

 IFRSでは、過去勤務費用は発生時に損益として認識しています。また、数理計算上の差異は税効果控除後の金額でその他の資本の構成要素として認識し、その他の資本の構成要素から損益を通さず即時に利益剰余金に振り替えています。

 この結果、「その他の非流動資産」に含まれている退職給付に係る資産が903百万円増加し、「退職給付に係る負債」が2,282百万円減少しています。これらについて、繰延税金の調整額941百万円を控除した結果、「利益剰余金」が33,522百万円減少し、「その他の資本の構成要素」が35,833百万円増加しています。

 

D.法人所得税

 米国会計基準では、繰延税金資産及び繰延税金負債の税率変更及び回収可能性の変更に伴う事後変動は、すべて損益として認識しています。IFRSでは、その他の資本の構成要素に係る繰延税金資産及び繰延税金負債の増減は、その他の包括利益として認識しています。

 また、米国会計基準では、関係会社間取引の消去において生じる一時差異について、前払税金として売り手の税金費用を繰り延べています。IFRSでは、当該一時差異については回収可能性を考慮した上で、買い手の会社の税率により繰延税金資産を認識しています。

 この結果、「利益剰余金」が46,293百万円減少し、「その他の資本の構成要素」が46,243百万円増加しています。

 

E.賦課金

 米国会計基準では、賦課金に該当する固定資産税について、納付時点で認識しています。IFRSでは、当該賦課金について、債務発生事象が生じた時点で認識しています。

 この結果、「未払費用」が1,199百万円増加し、繰延税金の調整額379百万円を控除したことにより「利益剰余金」が820百万円減少しています。

 

F.要約四半期連結財政状態計算書の表示組替

 IFRS第15号の表示規定に準拠し、「貸倒引当金及び返品損失引当金」に含まれていた返金負債を「その他の流動負債」に振り替えています。

 IAS第1号の規定に準拠し、主に「持分法で会計処理されている投資」、「繰延税金資産」並びに「引当金」を別掲しています。

 

③ 前連結会計年度(2018年3月31日)現在の資本に対する調整

(百万円)

 

米国会計基準

表示科目

米国会計

基準

表示科目の変更差異

認識・測定の差異

IFRS

注記

IFRS

表示科目

資産の部

 

 

 

 

 

資産の部

流動資産

 

 

 

 

 

 流動資産

 現金及び現金等価物

424,938

424,938

 

 現金及び現金同等物

 一年以内償還予定負債証券

38,023

158,779

196,802

 

 短期投資

 その他短期投資

158,779

△158,779

 

 

 受取手形

26,072

356,587

382,659

 

 営業債権及びその他の債権

 売掛金

331,570

△331,570

 

 

 貸倒引当金及び

 返品損失引当金

△5,490

5,490

F

 

 

12,996

12,996

 

 その他の金融資産

 たな卸資産

364,875

364,875

 

 棚卸資産

 その他流動資産

137,849

△47,383

△6,837

83,629

 

 その他の流動資産

 流動資産合計

1,476,616

△3,880

△6,837

1,465,899

 

 流動資産合計

 

 

 

 

 

 

 

 固定資産

 

 

 

 

 

 非流動資産

 負債証券及び持分証券

1,050,537

21,453

1,071,990

 

 負債性証券及び資本性証券

 

3,874

3,874

F

 持分法で会計処理

 されている投資

 その他長期投資

25,858

△10,177

15,681

 

 その他の金融資産

 土地

62,141

238,783

△12,026

288,898

B

 有形固定資産

 建物

363,714

△363,714

 

 

 機械器具

880,918

△880,918

 

 

 建設仮勘定

23,996

△23,996

 

 

 減価償却累計額

△1,029,845

1,029,845

 

 

 営業権

144,268

144,268

 

 のれん

 無形固定資産

80,186

80,186

 

 無形資産

 

32,071

9,299

41,370

D,F

 繰延税金資産

 その他資産

78,688

△65,040

2,999

16,647

C

 その他の非流動資産

 固定資産合計

1,680,461

△17,819

272

1,662,914

 

 非流動資産合計

資産合計

3,157,077

△21,699

△6,565

3,128,813

 

資産合計

 

 

(百万円)

 

米国会計基準

表示科目

米国会計

基準

表示科目の変更差異

認識・測定の差異

IFRS

注記

IFRS

表示科目

 

 

 

 

 

 

負債及び資本の部

負債の部

 

 

 

 

 

 負債の部

流動負債

 

 

 

 

 

 流動負債

 短期債務

145

△145

 

 

 一年以内返済予定長期債務

9,293

△9,293

 

 

 支払手形及び買掛金

149,734

66,951

216,685

 

 営業債務及びその他の債務

 設備支払手形及び未払金

66,970

△66,970

 

 

 

5,039

5,039

 

 その他の金融負債

 未払賃金及び賞与

68,664

△68,664

 

 

 未払法人税等

19,436

19,436

 

 未払法人所得税等

 未払費用

50,727

59,867

3,455

114,049

E

 未払費用

 

32,302

32,302

F

 引当金

 その他流動負債

55,017

△23,141

31,876

F

 その他の流動負債

 流動負債合計

419,986

△4,054

3,455

419,387

 

 流動負債合計

 

 

 

 

 

 

 

固定負債

 

 

 

 

 

 非流動負債

長期債務

20,237

△12,867

7,370

 

 長期金融負債

 未払退職給付及び年金費用

28,723

389

29,112

C

 退職給付に係る負債

 繰延税金負債

223,530

△3,378

798

220,950

D

 繰延税金負債

 

19,914

19,914

F

 引当金

 その他固定負債

40,095

△21,314

18,781

 

 その他の非流動負債

 固定負債合計

312,585

△17,645

1,187

296,127

 

 非流動負債合計

 負債合計

732,571

△21,699

4,642

715,514

 

 負債合計

 

 

 

 

 

 

 

純資産の部

 

 

 

 

 

 資本の部

資本金

115,703

115,703

 

 資本金

 資本剰余金

165,125

△46

165,079

 

 資本剰余金

 利益剰余金

1,675,780

△98,139

1,577,641

A,B,C

D,E

 利益剰余金

 累積その他の包括利益

411,980

87,730

499,710

A,C,D

 その他の資本の構成要素

 自己株式

△32,342

△32,342

 

 自己株式

 株主資本合計

2,336,246

△10,455

2,325,791

 

 親会社の所有者に

 帰属する持分合計

 

 

 

 

 

 

 

 非支配持分

88,260

△752

87,508

 

 非支配持分

 純資産合計

2,424,506

△11,207

2,413,299

 

 資本合計

負債及び純資産合計

3,157,077

△21,699

△6,565

3,128,813

 

 負債及び資本合計

 

前連結会計年度(2018年3月31日)現在の資本に対する調整に関する注記

 

 前連結会計年度現在の資本に対する調整の主な内容は次のとおりです。

 

A.在外営業活動体の換算差額

 IFRS第1号では、IFRS移行日現在の在外営業活動体の換算差額の累計額をゼロとみなすことを選択することが認められています。当社は、当該免除規定を適用し、IFRS移行日における在外営業活動体に係る累積換算差額の全額を利益剰余金に振り替えています。

 当該免除規定を適用した結果、「利益剰余金」が14,124百万円減少し、繰延税金の調整額1,006百万円を控除したことにより、「その他の資本の構成要素」が13,118百万円増加しています。

 

B.みなし原価

 IFRS第1号では、有形固定資産について、IFRS移行日現在の公正価値をみなし原価として使用することが認められています。当社は、一部の有形固定資産について当該免除規定を適用し、IFRS移行日現在の公正価値をみなし原価として使用しています。

 当該免除規定を適用した有形固定資産の米国会計基準における帳簿価額は29,188百万円であり、公正価値は18,266百万円です。当該免除規定を適用した結果、「有形固定資産」が10,922百万円減少し、繰延税金の調整額3,304百万円を控除したことにより、「利益剰余金」が7,618百万円減少しています。

 

C.退職後給付

 米国会計基準では、確定給付年金制度及び退職一時金制度から生じる過去勤務費用及び数理計算上の差異の発生額のうち、当期の退職給付費用の構成要素として認識されなかった部分を、税効果控除後の金額で累積その他の包括利益として認識しています。累積その他の包括利益に認識された金額は、将来の一定期間にわたり退職給付費用の構成要素として損益として認識しています。

 IFRSでは、過去勤務費用は発生時に損益として認識しています。また、数理計算上の差異は税効果控除後の金額でその他の資本の構成要素として認識し、その他の資本の構成要素から損益を通さず即時に利益剰余金に振り替えています。

 この結果、「その他の非流動資産」に含まれている退職給付に係る資産が3,767百万円増加し、「退職給付に係る負債」が389百万円増加しています。これらについて、繰延税金の調整額1,349百万円を控除した結果、「利益剰余金」が25,547百万円減少し、「その他の資本の構成要素」が28,445百万円増加しています。

 

D.法人所得税

 米国会計基準では、繰延税金資産及び繰延税金負債の税率変更及び回収可能性の変更に伴う事後変動は、すべて損益として認識しています。IFRSでは、その他の資本の構成要素に係る繰延税金資産及び繰延税金負債の増減は、その他の包括利益として認識しています。

 また、米国会計基準では、関係会社間取引の消去において生じる一時差異について、前払税金として売り手の税金費用を繰り延べています。IFRSでは、当該一時差異については回収可能性を考慮した上で、買い手の会社の税率により繰延税金資産を認識しています。

 この結果、「利益剰余金」が47,685百万円減少し、「その他の資本の構成要素」が46,200百万円増加しています。

 

E.賦課金

 米国会計基準では、賦課金に該当する固定資産税について、納付時点で認識しています。IFRSでは、当該賦課金について、債務発生事象が生じた時点で認識しています。

 この結果、「未払費用」が3,455百万円増加し、繰延税金の調整額1,052百万円を控除したことにより「利益剰余金」が2,398百万円減少しています。

 

F.連結財政状態計算書の表示組替

 IFRS第15号の表示規定に準拠し、「貸倒引当金及び返品損失引当金」に含まれていた返金負債を「その他の流動負債」に振り替えています。

 IAS第1号の規定に準拠し、主に「持分法で会計処理されている投資」、「繰延税金資産」並びに「引当金」を別掲しています。

 

④ 前第2四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)の損益及び包括利益に対する調整

(百万円)

 

米国会計基準

表示科目

米国会計

基準

表示科目の変更差異

認識・測定の差異

IFRS

注記

IFRS

表示科目

純売上高

738,345

738,345

 

売上高

 

 

 

 

 

 

 

売上原価

533,191

△525

532,666

A,B

売上原価

売上総利益

205,154

525

205,679

 

売上総利益

 

 

 

 

 

 

 

販売費及び一般管理費

135,649

758

136,407

A,B

販売費及び一般管理費

営業利益

69,505

△233

69,272

 

営業利益

 

 

 

 

 

 

 

その他収益・費用

 

 

 

 

 

 

受取利息・配当金

20,831

111

20,942

 

金融収益

支払利息

656

△295

361

 

金融費用

為替換算差損益

150

150

 

為替換算差損益

有価証券売却損益

389

△389

 

 

 

106

106

D

持分法による投資損益

その他―純額

△2,379

△123

3,181

679

C

その他―純額

税引前四半期純利益

87,840

2,948

90,788

 

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

法人税等

23,043

866

23,909

 

法人所得税費用

四半期純利益

64,797

2,082

66,879

 

四半期利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四半期利益の帰属:

当社株主に帰属する

四半期純利益

61,387

2,054

63,441

 

親会社の所有者

非支配持分帰属損益

3,410

28

3,438

 

非支配持分

 

 

 

 

 

 

 

 

(百万円)

米国会計基準

表示科目

米国会計

基準

表示科目の変更差異

認識・測定の差異

IFRS

注記

IFRS

表示科目

四半期純利益

64,797

2,082

66,879

 

 四半期利益

 

 

 

 

 

 

 

その他の包括利益

―税効果控除後

 

 

 

 

 

その他の包括利益

  ―税効果控除後

年金調整額

△ 1,118

1,118

A

確定給付制度の再測定

未実現有価証券評価損益

16,006

△7

15,999

 

未実現有価証券評価損益

未実現デリバティブ

評価損益

8

△56

△48

 

キャッシュ・フロー・

ヘッジの公正価値の

純変動

為替換算調整勘定

20,067

△18

△3,861

16,188

C

在外営業活動体の換算差額

 

74

74

 

持分法適用会社に

おけるその他の

包括利益に対する持分

その他の包括利益計

34,963

△2,750

32,213

 

その他の包括利益計

四半期包括利益

99,760

△668

99,092

 

四半期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属:

当社株主に帰属する

四半期包括利益

94,532

△715

93,817

 

親会社の所有者

非支配持分帰属包括利益

5,228

47

5,275

 

非支配持分

 

 

前第2四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)の損益及び包括利益に対する調整に関する注記

 

前第2四半期連結累計期間の損益及び包括利益に対する調整の主な内容は次のとおりです。

 

A.退職後給付

 米国会計基準では、確定給付年金制度及び退職一時金制度から生じる過去勤務費用及び数理計算上の差異の発生額のうち、当期の退職給付費用の構成要素として認識されなかった部分を、税効果控除後の金額で累積その他の包括利益として認識しています。累積その他の包括利益に認識された金額は、将来の一定期間にわたり退職給付費用の構成要素として損益として認識しています。

 IFRSでは、過去勤務費用は発生時に損益として認識しています。また、数理計算上の差異は税効果控除後の金額でその他の資本の構成要素として認識し、その他の資本の構成要素から損益を通さず即時に利益剰余金に振り替えています。

 この結果、「売上原価」が1,901百万円、「販売費及び一般管理費」が809百万円それぞれ増加したことにより「税引前利益」が2,710百万円減少しています。

 

B.賦課金

 米国会計基準では、賦課金に該当する固定資産税について、納付時点で認識しています。IFRSでは、当該賦課金について、債務発生事象が生じた時点で認識しています。

 この結果、「売上原価」が2,066百万円、「販売費及び一般管理費」が189百万円それぞれ減少したことにより「税引前利益」が2,255百万円増加しています。

 

C.在外営業活動体の換算差額

 IFRS第1号では、IFRS移行日現在の在外営業活動体の換算差額の累計額をゼロとみなすことを選択することが認められています。当社は、当該免除規定を適用し、IFRS移行日における在外営業活動体に係る累積換算差額の全額を利益剰余金に振り替えています。

 当社は、海外における特定の連結子会社の清算に伴い、当該在外営業活動体の換算差額の累計額を損益に振り替えています。この結果、「その他―純額」が3,353百万円増加したことにより「税引前利益」が同額増加しています。

 

D.要約四半期連結損益計算書の表示組替

 IAS第1号の規定に準拠し、「持分法による投資損益」を別掲しています。

 

⑤ 前第2四半期連結会計期間(自 2017年7月1日 至 2017年9月30日)の損益及び包括利益に対する調整

(百万円)

 

米国会計基準

表示科目

米国会計

基準

表示科目の変更差異

認識・測定の差異

IFRS

注記

IFRS

表示科目

純売上高

393,183

393,183

 

売上高

 

 

 

 

 

 

 

売上原価

284,857

△32

284,825

A,B

売上原価

売上総利益

108,326

32

108,358

 

売上総利益

 

 

 

 

 

 

 

販売費及び一般管理費

69,988

358

70,346

A,B

販売費及び一般管理費

営業利益

38,338

△326

38,012

 

営業利益

 

 

 

 

 

 

 

その他収益・費用

 

 

 

 

 

 

受取利息・配当金

2,428

△50

2,378

 

金融収益

支払利息

333

△132

201

 

金融費用

為替換算差損益

740

740

 

為替換算差損益

有価証券売却損益

61

△61

 

 

 

81

81

D

持分法による投資損益

その他―純額

△2,654

△102

3,181

425

C

その他―純額

税引前四半期純利益

38,580

2,855

41,435

 

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

法人税等

10,311

827

11,138

 

法人所得税費用

四半期純利益

28,269

2,028

30,297

 

四半期利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四半期利益の帰属:

当社株主に帰属する

四半期純利益

26,406

2,009

28,415

 

親会社の所有者

非支配持分帰属損益

1,863

19

1,882

 

非支配持分

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(百万円)

米国会計基準

表示科目

米国会計

基準

表示科目の変更差異

認識・測定の差異

IFRS

注記

IFRS

表示科目

四半期純利益

28,269

2,028

30,297

 

 四半期利益

 

 

 

 

 

 

 

その他の包括利益

―税効果控除後

 

 

 

 

 

その他の包括利益

  ―税効果控除後

年金調整額

△531

531

A

確定給付制度の再測定

未実現有価証券評価損益

1,005

1

1,006

 

未実現有価証券評価損益

未実現デリバティブ

評価損益

60

△30

30

 

キャッシュ・フロー・

ヘッジの公正価値の

純変動

為替換算調整勘定

12,846

△22

△2,653

10,171

C

在外営業活動体の換算差額

 

52

52

 

持分法適用会社に

おけるその他の

包括利益に対する持分

その他の包括利益計

13,380

△2,121

11,259

 

その他の包括利益計

四半期包括利益

41,649

△93

41,556

 

四半期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属:

当社株主に帰属する

四半期包括利益

38,632

△124

38,508

 

親会社の所有者

非支配持分帰属包括利益

3,017

31

3,048

 

非支配持分

 

 

前第2四半期連結会計期間(自 2017年7月1日 至 2017年9月30日)の損益及び包括利益に対する調整に関する注記

 

前第2四半期連結会計期間の損益及び包括利益に対する調整の主な内容は次のとおりです。

 

A.退職後給付

 米国会計基準では、確定給付年金制度及び退職一時金制度から生じる過去勤務費用及び数理計算上の差異の発生額のうち、当期の退職給付費用の構成要素として認識されなかった部分を、税効果控除後の金額で累積その他の包括利益として認識しています。累積その他の包括利益に認識された金額は、将来の一定期間にわたり退職給付費用の構成要素として損益として認識しています。

 IFRSでは、過去勤務費用は発生時に損益として認識しています。また、数理計算上の差異は税効果控除後の金額でその他の資本の構成要素として認識し、その他の資本の構成要素から損益を通さず即時に利益剰余金に振り替えています。

 この結果、「売上原価」が948百万円、「販売費及び一般管理費」が405百万円それぞれ増加したことにより「税引前利益」が1,353百万円減少しています。

 

B.賦課金

 米国会計基準では、賦課金に該当する固定資産税について、納付時点で認識しています。IFRSでは、当該賦課金について、債務発生事象が生じた時点で認識しています。

 この結果、「売上原価」が796百万円、「販売費及び一般管理費」が94百万円それぞれ減少したことにより「税引前利益」が890百万円増加しています。

 

C.在外営業活動体の換算差額

 IFRS第1号では、IFRS移行日現在の在外営業活動体の換算差額の累計額をゼロとみなすことを選択することが認められています。当社は、当該免除規定を適用し、IFRS移行日における在外営業活動体に係る累積換算差額の全額を利益剰余金に振り替えています。

 当社は、海外における特定の連結子会社の清算に伴い、当該在外営業活動体の換算差額の累計額を損益に振り替えています。この結果、「その他―純額」が3,353百万円増加したことにより「税引前利益」が同額増加しています。

 

D.要約四半期連結損益計算書の表示組替

 IAS第1号の規定に準拠し、「持分法による投資損益」を別掲しています。

 

⑥ 前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)の損益及び包括利益に対する調整

(百万円)

 

米国会計基準

表示科目

米国会計

基準

表示科目の変更差異

認識・測定の差異

IFRS

注記

IFRS

表示科目

純売上高

1,577,039

1,577,039

 

売上高

 

 

 

 

 

 

 

売上原価

1,200,911

3,300

1,204,211

A

売上原価

売上総利益

376,128

△3,300

372,828

 

売上総利益

 

 

 

 

 

 

 

販売費及び一般管理費

280,553

1,576

282,129

A

販売費及び一般管理費

営業利益

95,575

△4,876

90,699

 

営業利益

 

 

 

 

 

 

 

その他収益・費用

 

 

 

 

 

 

受取利息・配当金

40,498

985

41,483

 

金融収益

支払利息

1,395

165

1,560

 

金融費用

為替換算差損益

△827

△827

 

為替換算差損益

有価証券売却損益

1,629

△1,629

 

 

 

△1,564

△1,564

C

持分法による投資損益

その他―純額

△3,614

2,373

3,002

1,761

B

その他―純額

税引前当期純利益

131,866

△1,874

129,992

 

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

法人税等

46,881

885

47,766

 

法人所得税費用

当期純利益

84,985

△2,759

82,226

 

当期利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当期利益の帰属:

当社株主に帰属する

当期純利益

81,789

△2,652

79,137

 

親会社の所有者

非支配持分帰属損益

3,196

△107

3,089

 

非支配持分

 

 

 

 

 

 

 

 

(百万円)

米国会計基準

表示科目

米国会計

基準

表示科目の変更差異

認識・測定の差異

IFRS

注記

IFRS

表示科目

当期純利益

84,985

△2,759

82,226

 

 当期利益

 

 

 

 

 

 

 

その他の包括利益

―税効果控除後

 

 

 

 

 

その他の包括利益

  ―税効果控除後

年金調整額

6,428

2,924

9,352

A

確定給付制度の再測定

未実現有価証券評価損益

△40,087

△51

△40,138

 

未実現有価証券評価損益

未実現デリバティブ

評価損益

27

△82

△55

 

キャッシュ・フロー・

ヘッジの公正価値の

純変動

為替換算調整勘定

△2,703

125

△4,092

△6,670

B

在外営業活動体の換算差額

 

△43

△43

 

持分法適用会社に

おけるその他の

包括利益に対する持分

その他の包括利益計

△36,335

△1,219

△37,554

 

その他の包括利益計

当期包括利益

48,650

△3,978

44,672

 

当期包括利益

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当期包括利益の帰属:

当社株主に帰属する

当期包括利益

46,252

△3,121

43,131

 

親会社の所有者

非支配持分帰属包括利益

2,398

△857

1,541

 

非支配持分

 

 

前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)の損益及び包括利益に対する調整に関する注記

 

前連結会計年度の損益及び包括利益に対する調整の主な内容は次のとおりです。

 

A.退職後給付

 米国会計基準では、確定給付年金制度及び退職一時金制度から生じる過去勤務費用及び数理計算上の差異の発生額のうち、当期の退職給付費用の構成要素として認識されなかった部分を、税効果控除後の金額で累積その他の包括利益として認識しています。累積その他の包括利益に認識された金額は、将来の一定期間にわたり退職給付費用の構成要素として損益として認識しています。

 IFRSでは、過去勤務費用は発生時に損益として認識しています。また、数理計算上の差異は税効果控除後の金額でその他の資本の構成要素として認識し、その他の資本の構成要素から損益を通さず即時に利益剰余金に振り替えています。

 この結果、「売上原価」が3,718百万円、「販売費及び一般管理費」が1,635百万円それぞれ増加したことにより「税引前利益」が5,353百万円減少しています。

 

B.在外営業活動体の換算差額

 IFRS第1号では、IFRS移行日現在の在外営業活動体の換算差額の累計額をゼロとみなすことを選択することが認められています。当社は、当該免除規定を適用し、IFRS移行日における在外営業活動体に係る累積換算差額の全額を利益剰余金に振り替えています。

 当社は、海外における特定の連結子会社の清算に伴い、当該在外営業活動体の換算差額の累計額を損益に振り替えています。この結果、「その他―純額」が3,242百万円増加したことにより「税引前利益」が同額増加しています。

 

C.連結損益計算書の表示組替

 IAS第1号の規定に準拠し、「持分法による投資損益」を別掲しています。

 

 

⑦ 前第2四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)及び前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)の連結キャッシュ・フロー計算書に係るキャッシュ・フローに対する調整

 米国会計基準に基づいて開示されている連結キャッシュ・フロー計算書と、IFRSに基づいて開示されている連結キャッシュ・フロー計算書に重要な差異はありません。

 

 これらの認識・測定の差異が、IFRS移行日、前第2四半期連結会計期間、並びに前連結会計年度の利益剰余金へ与える影響額は、次のとおりです。

(百万円)

 

 

IFRS移行日

(2017年4月1日現在)

前第2四半期連結会計期間

(2017年9月30日現在)

前連結会計年度

(2018年3月31日現在)

在外営業活動体の換算差額

△16,360

△14,046

△14,124

みなし原価

△7,648

△7,618

△7,618

退職後給付

△31,723

△33,522

△25,547

法人所得税

△46,247

△46,293

△47,685

賦課金

△2,370

△820

△2,398

その他

△902

△897

△767

△105,250

△103,196

△98,139

 

2【その他】

(1) 中間配当

  中間配当の詳細については、注記「9.資本及びその他の資本項目  (1) 配当金」を参照ください。

 

(2) 訴訟

  訴訟の詳細については、注記「14.コミットメント  (2) 原材料に係る長期購入契約」及び「15.偶発債務  (2) 特許権に係る訴訟、 (3) 環境債務」を参照ください。