文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、株高原油安による消費者マインドの改善があり個人消費は持ち直しの動きが続いていましたが名目賃金の伸び悩みなどから弱めの動きとなっており、中国の景気減速懸念を発端とした世界同時株安の影響もあり、景気は足踏み状態となりました。
このような状況下、当社グループにおきましては、主要納入先のうち、鋳物業界は、自動車の国内生産台数の減少が続いておりますが、土木建築業界は、新設住宅着工戸数に持ち直しが見られ、アグリ事業は、消費税率引き上げによる反動減からの回復があったこと等により、全体としては堅調に推移いたしました。
このような背景のもと、当社グループは、これまでの海外展開への取り組みや震災復興需要関連の取り込み、郡山工場と小名浜工場のシナジー効果の発揮を継続して推進するとともに、電力料金の値上げや原材料価格の上昇に対して原価の上昇を最小限に抑える取り組みに注力し、売上高および収益の確保に努めてまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、主力のベントナイト事業部門において円安による原材料費の上昇や輸送コストの上昇が避けられなかったものの、採算性の高いアグリ事業部門や化成品事業部門の好調により、売上高は54億62百万円(前年同期比 1.0%増)、営業利益は4億75百万円(同 11.5%増)となりました。経常利益は前年同期にあった為替差益37百万円が為替差損1百万円に転じたこと等により5億50百万円(同 5.6%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億57百万円(同 13.9%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① ベントナイト事業
鋳物関係は、輸入原鉱を使用する製品の価格改定を実施したこと等に加え、タイ国での売上が寄与し、増収となりました。土木建築関係は、新設住宅着工戸数の持ち直しとともにマンション工事等一般民間工事に若干の回復がみられますが地熱向けが低調に推移し減収となりました。ペット関係は、消費税率引き上げ後の反動減からの回復により取扱量が増加し、増収となりました。しかしながら、円安による原材料高や輸送コスト高の影響により減益となりました。
この結果、当セグメントの売上高は40億83百万円(前年同期比 0.8%増)、セグメント利益は5億14百万円(同 6.4%減)となりました。
② アグリ事業
農薬受託加工において、消費税率引き上げによる生産前倒しの反動から回復するとともに、殺虫殺菌剤がほぼ横這いで推移し除草剤が増収となりました。
この結果、当セグメントの売上高は8億59百万円(同 0.7%増)、セグメント利益は75百万円(同 118.9%増)となりました。
③ 化成品事業
ファインケミカルのうちクニピアは主に一般工業用途にて採算性を得るために価格改定をしたことや吸着用輸出向けで大幅に増加し増収となり、環境保全処理剤の使用量引き締めによる減収を補い全体として増収となりました。
この結果、当セグメントの売上高は5億19百万円(同 2.5%増)、セグメント利益は72百万円(同 90.3%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末に比べ6億41百万円減少し、47億73百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、75百万円(前年同期は収入10億34百万円)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益が前年同期の5億4百万円から5億49百万円に増加したものの、売上債権の減少額が前年同期の5億48百万円から3億73百万円へ減少、たな卸資産が前年同期の2億37百万円の減少額から2億75百万円の増加額に転じた他、仕入債務の減少額が前年同期の1億19百万円から3億78百万円に増加したこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、1億57百万円(前年同期比36.4%減)となりました。これは、主に、有形固定資産の取得による支出が前年同期の2億20百万円から1億29百万円に減少したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、4億13百万円(前年同期比52.6%増)となりました。これは、主に、配当金の支払額が前年同期の1億83百万円から4億円に増加したこと等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、84百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、当第2四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。
当社グループは、ベントナイト本来の性能を最大限に活かした付加価値製品の開発と高収益化の事業構造を構築するため、更なる高付加価値商品の開発へ注力するとともに、創業70年以上にわたり蓄積した知見と技術を活かして、海外市場への積極的な進出を主眼とした、平成25年度を初年度とする3カ年中期経営計画を策定しております。
この中期経営計画は、当社グループが長期にわたり発展・成長するために重要なものであります。日本経済を取り巻く環境は不透明さを増しつつあり、今後一層の厳しさが予想されますが、長期的展望のもと積極的に中期経営計画を実行し、事業展開を図っていく所存であります。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、運転資金および設備資金につきましては、内部資金または金融機関からの借入金により資金調達をすることとし、安定的な資金調達により十分な流動性を確保することを方針としております。このうち、借入による資金調達につきましては無借金を維持しておりますが、金融機関とコミットメントライン契約10億円を設定し、資金調達の機動性および安定性を確保しております。特に、短期の運転資金につきましては、金融機関より決算期を超えない範囲で完済することを基本として資金調達をすることとしております。
(7)経営者の問題意識と今後の方針について
当社グループの経営陣は、現在の経営環境及び入手可能な情報に基づき、最善の経営方針を立案するよう努めておりますが、当社グループをとりまく経営環境は今後も厳しい状況が続くものと考えられます。このような状況下で、当社グループといたしましては、「(5) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し」にも記載しましたとおり、戦略的課題に重点的に取り組むことで、他社との差別化を図って、高収益化構造を実現することを最優先課題として考えております。