当第3四半期連結累計期間において、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、経済活動の正常化が進み、先進国経済の持ち直しが続くなど、総じて緩やかな回復基調にありました。一方で、新型コロナウイルス感染症の感染第6波を懸念する声や、中国経済の減速懸念など、依然として先行き不透明な状態が続いております。
鉱工業生産におきましては、既にコロナ前の水準まで回復しておりますが、自動車産業を中心に半導体供給不足による生産調整も発生しており、見通しの立てにくい状況が続いております。
このような状況下、当社グループにおきましては、主要納入先のうち、鋳物業界は、自動車、建設機械関連を中心に堅調に推移いたしました。土木建築業界においては、新設住宅着工戸数は改善の傾向が続いておりますが、大型公共工事の遅れや、復興関連事業で一部工期の延長により、需要の先送りが生じております。
こうした背景のもと、当社グループは、新型コロナウイルス感染症のリスク対応を図り、高付加価値品の販売を強化するとともに、販売管理費等の見直しにより、売上高および利益の確保に努めてまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は169億52百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億99百万円増加いたしました。これは主に受取手形及び売掛金が3億19百万円増加したことによるものであります。固定資産は77億1百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億61百万円減少いたしました。これは主に有形固定資産が1億9百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は246億54百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億38百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は22億35百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億78百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が3億26百万円減少したことによるものであります。固定負債は18億52百万円となり、前連結会計年度末に比べ46百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が75百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は205億66百万円となり、前連結会計年度末に比べ7億63百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が6億15百万円増加したことによるものであります。
b.経営成績
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が113億11百万円(前年同期比 6.8%増)、営業利益が13億54百万円(同 15.6%減)、経常利益は14億96百万円(同 12.5%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億2百万円(同 13.8%減)となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等の適用により、売上高が16百万円、売上原価が16百万円減少しております。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
鋳物関係は、自動車国内生産台数が昨年度から引き続き回復基調にあること等により、大幅な増収となりましたが、主に海上運賃の高騰による輸入原鉱価格の上昇等の影響により、減益となりました。土木建築関係は、新設住宅着工戸数が改善傾向にあるものの、大型公共工事の遅れや、採算性の高い復興関連事業で一部工期の延長により、需要の先送りが生じたため、減収減益となりました。ペット関係は、OEM品の需要が堅調に推移し、若干の増収となりました。
この結果、当セグメントの売上高は80億41百万円(前年同期比 7.6%増)、セグメント利益は10億68百万円(同 21.7%減)となりました。なお、収益認識会計基準の適用により、売上高が16百万円、売上原価が16百万円減少しております。
農薬受託加工において、主要納入先における在庫調整があり、特に水稲用除草剤について売上が減少したこと等から減収減益となりました。
この結果、当セグメントの売上高は19億円(同 12.3%減)、セグメント利益は4億23百万円(同 21.9%減)となりました。
ファインケミカル分野において、クニピアの一般工業用途としての輸出向けを中心に各分野で需要が増加し、大幅な増収増益となりました。
この結果、当セグメントの売上高は13億69百万円(同 43.3%増)、セグメント利益は2億43百万円(同 804.8%増)となりました。
(2) 重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1億21百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、当第3四半期連結累計期間において、重要な変更はありません。
当社グループは、創業以来70年以上にわたり蓄積した知見と技術を活かし、更なる高付加価値商品の開発・販売と省人化を主眼に置き、ベントナイト本来の性能を最大限に活かした付加価値製品の開発と高収益化の事業構造を構築するため、2021年度を初年度とする3カ年中期経営計画を策定しております。
この中期経営計画は、当社グループが長期にわたり発展・成長するために重要なものであります。日本経済を取り巻く環境は不透明さを増しつつあり、今後一層の厳しさが予想されますが、長期的展望のもと積極的に中期経営計画を実行し、事業展開を図っていく所存であります。
当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金または必要に応じ借入により資金調達することとしております。このうち、借入による資金調達に関しましては、2020年4月30日付で金融機関3社から合計で10億円の長期借入を行いました。これとは別に、金融機関とコミットメントライン契約10億円を設定し、資金調達の機動性及び安定性を確保しております。
当社グループは、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金及び設備資金を調達していく考えであります。
当社グループの経営陣は、現在の経営環境及び入手可能な情報に基づき、最善の経営方針を立案するよう努めておりますが、当社グループをとりまく経営環境は今後も厳しい状況が続くものと考えられます。このような状況下で、当社グループといたしましては、「(5) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し」にも記載しましたとおり、戦略的課題に重点的に取り組むことで、他社との差別化を図って、高収益化構造を実現することを最優先課題として考えております。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。