当社グループは、過年度より抜本的な経営体質の改善及び収益基盤の強化を継続実施しております。当第2四半期連結累計期間においては、受注低迷に伴う稼働率低下等の影響が大きく、営業損失393百万円、経常損失403百万円を計上するに至っておりますが、引き続き収益構造の改善及びキャッシュ・フローの安定化を図っております。その一方で、取引金融機関に対する借入金の返済猶予の状況は継続しており、取引金融機関によって期限の利益の確保が短期にとどまっている状況となっております。これにより、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
そこで、当社グループは当該状況を解消するための対応策として、ますます収益構造及びキャッシュ・フローを安定化すべく経営体質のさらなる改善を推し進めるとともに、それらを反映した事業計画を策定し、これに基づく借入金返済計画について取引金融機関からの同意を得られるよう協議しております。その結果、全ての金融機関から返済計画に対する一定の同意が得られております。
以上を踏まえ、収益構造及びキャッシュ・フローの安定化を推進していることと取引金融機関からの一定の同意が得られていること等を総合的に勘案した結果、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間(平成28年1月1日~平成28年6月30日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって総じて緩やかな回復基調を持続するものの、海外経済で弱さがみられており、中国を始めとするアジア新興国や資源国等の景気が下振れし、我が国の景気が下押しされるリスクがある状況で推移いたしました。
このような環境の中、当社グループの[ガラス基板事業]は、前年下期から受注が大きく低迷し、新たなる領域開拓を進めるものの回復するに至らず、売上が低調に推移しました。また、[精密研磨布事業]では、前期まで連結子会社であった株式会社FILWELの全株式を平成28年1月に譲渡し、同事業から撤退いたしました。それに伴い、同社を連結の範囲から除外しております。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、1,390百万円(前年同四半期比55.9%減)に、営業損失は393百万円(前年同四半期は営業損失156百万円)に、経常損失は403百万円(前年同四半期は経常損失176百万円)に、親会社株主に帰属する四半期純損失は関係会社株式売却益1,482百万円の計上の一方、減損損失1,276百万円計上により、545百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失211百万円)となりました。
[ガラス基板事業]
ガラス基板事業においては、生産基盤の海外シフトや顧客環境の変化により、売上高は1,280百万円(前年同四半期比19.9%減)に、セグメント損失は305百万円(前年同四半期セグメント損失は269百万円)となりました。
[その他事業]
その他事業は、産業用機械製造販売等でありますが、売上高は114百万円(前年同四半期比38.9%減)に、セグメント損失は94百万円(前年同四半期セグメント損失は83百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べて3,618百万円減少し、5,993百万円となりました。
流動資産は、現金及び預金並びに受取手形及び売掛金の減少などにより1,417百万円減少し、1,775百万円に、固定資産は、減価償却費及び減損損失の計上並びに株式会社FILWELを連結の範囲から除外したことなどにより2,200百万円減少し、4,217百万円となりました。
負債は、支払手形及び買掛金の減少、借入金の返済などにより3,063百万円減少し、4,053百万円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上に伴い利益剰余金の欠損が拡大したことなどにより、555百万円減少し、1,939百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は466百万円となり、前連結会計年度末に比べ173百万円の減少となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は1,000百万円(前年同四半期は2百万円の獲得)となりました。これは主に経常損失を計上したこと及び売上債権が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は2,798百万円(前年同四半期は87百万円の獲得)となりました。これは主に関係会社株式の売却によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,971百万円(前年同四半期は438百万円の使用)となりました。これは主に借入金の返済によるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、31百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)従業員数
当第2四半期連結累計期間において、従業員数は前連結会計年度の末日に比べ174名減少し、303名となりました。これは主に、株式会社FILWELを連結の範囲から除外したことによるものであります。
(7)重要事象等
1[事業等のリスク]に記載しております。