当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生はありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
(1) 財政状態の状況
当中間連結会計期間末の資産合計は、現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権の減少などにより、前連結会計年度末に比べ12,015百万円減の431,093百万円となりました。
負債合計は、営業債務及びその他の債務、借入金の減少などにより、14,188百万円減の166,909百万円となりました。
資本合計は、親会社の所有者に帰属する中間利益の計上、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に係る純変動の増加などにより、2,173百万円増の264,183百万円となりました。
当中間連結会計期間の売上収益は、前年同期(149,314百万円)に比べ2.9%減の144,963百万円となりました。
セグメントごとの売上収益は、次のようになっております。
鋼(ハガネ)カンパニーについては、特殊鋼の販売数量の減少及び販売価格の値下がりにより、当中間連結会計期間の売上収益は51,657百万円と前年同期(55,006百万円)に比べ6.1%減少しました。
ステンレスカンパニーについては、ステンレス鋼の販売価格の値下がりがあったものの、販売数量の増加により、当中間連結会計期間の売上収益は21,026百万円と前年同期(20,151百万円)に比べ4.3%増加しました。
鍛(キタエル)カンパニーについては、鍛造品の販売数量の減少及び販売価格の値下がりにより、当中間連結会計期間の売上収益は61,707百万円と前年同期(63,047百万円)に比べ2.1%減少しました。
スマートカンパニーについては、電子部品の売上は増加したものの、磁石の売上の減少により、当中間連結会計期間の売上収益は9,500百万円と前年同期(10,021百万円)に比べ5.2%減少しました。
その他事業については、当中間連結会計期間の売上収益は1,071百万円と前年同期(1,085百万円)に比べ1.4%減少しました。
当中間連結会計期間の利益につきましては、販売価格の値下がり、販売数量の減少、連結子会社の減益などが減益要因となり、営業利益は前年同期(4,722百万円)に比べ1,423百万円減の3,298百万円、税引前中間利益は前年同期(5,217百万円)に比べ2,209百万円減の3,008百万円、親会社の所有者に帰属する中間利益は前年同期(3,254百万円)に比べ1,571百万円減の1,683百万円となりました。
当中間連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末(46,546百万円)に比べ12,301百万円減少し、34,245百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動による資金の増加は8,434百万円と前年同期(15,637百万円)に比べ7,203百万円減少しました。これは、営業債権及びその他の債権の減少による資金の増加1,822百万円(前年同期は、営業債権及びその他の債権の増加による資金の減少3,141百万円)があったものの、税引前中間利益が3,008百万円と2,209百万円減少、営業債務及びその他の債務の減少による資金の減少3,154百万円(前年同期は、営業債務及びその他の債務の増加による資金の増加1,796百万円)があったことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動による資金の減少は14,498百万円と前年同期(10,596百万円)に比べ3,901百万円増加しました。これは、有形固定資産の取得による支出が4,642百万円増加したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動による資金の減少は6,075百万円と前年同期(10,082百万円)に比べ4,006百万円減少しました。これは、前年同期に比べ、長期借入金の返済による支出が6,995百万円増加したものの、コマーシャル・ペーパーの発行による収入11,000百万円(前年同期は、該当なし)があったことなどによるものであります。
(4) 研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発活動に関する支出は、2,689百万円(無形資産に計上された開発資産を含む)であります。なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。