当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間における世界経済は、地政学的リスクの高まりと通商摩擦の顕在化により不透明感が増しております。わが国経済は、主要企業における賃上げにより名目賃金が上昇しましたが、インフレーションや円安による物価高騰で実質賃金は減少傾向にあり、個人消費を中心に内需は停滞しております。
特殊鋼業界の主要な需要先である自動車産業においては、部品メーカーの在庫調整が部分的に進展し、需要回復の兆しが見えてきました。しかしながら、半導体製造装置産業においては在庫調整局面が長引き、特殊鋼の需要は当初の計画を下回りました。
このような環境の中、当社グループの特殊鋼事業につきましては、自動車向けの特殊合金や半導体製造装置を含む産業機械向けの電磁ステンレス鋼の販売量が減少したことで、売上高は前年同期実績を下回りました。また、ITインフラの更新や研究開発活動など、将来成長に向けた投資を積極的に進めたことから、利益面でも前年同期実績を下回り、結果として減収減益となりました。
不動産賃貸事業につきましては、商業施設における店舗入れ替えに伴う改装工事の増加等により売上高と利益は前年同期実績を上回り、増収増益となりました。
その結果、当中間連結会計期間における売上高は前年同期に比べ677百万円減の10,116百万円となりました。営業利益は前年同期に比べ92百万円減の602百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期に比べ28百万円減の519百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
①特殊鋼事業
売上高は前年同期に比べ720百万円減の8,899百万円、セグメント利益(営業利益)は106百万円減の41百万円となりました。
②不動産賃貸事業
売上高は前年同期に比べ43百万円増の1,216百万円、セグメント利益(営業利益)は13百万円増の560百万円となりました。
(2)財政状態の状況
当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ504百万円増加し、34,535百万円となりました。主な要因は次のとおりであります。
・時価上昇等により投資有価証券が380百万円増加しております。
一方、当中間連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ168百万円減少し、5,942百万円となりました。主な要因は次のとおりであります。
・原材料仕入の減少等により電子記録債務が205百万円減少しております。
また、当中間連結会計期間末の純資産は、親会社株主に帰属する中間純利益519百万円を主な要因として、前連結会計年度末に比べ672百万円増加し、28,593百万円となりました。以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ0.8ポイント上昇し、82.8%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,095百万円増加し、9,450百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動による資金収支は、1,170百万円の増加(前年同期は927百万円の増加)となりました。これは、税金等調整前中間純利益713百万円に、プラス要因として減価償却費444百万円、売上債権の減少額493百万円、マイナス要因として仕入債務の減少額195百万円、法人税等の支払額92百万円等を調整した結果によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動による資金収支は、57百万円の増加(前年同期は26百万円の増加)となりました。これは、プラス要因として有価証券の償還による収入300百万円、マイナス要因として有形固定資産の取得による支出196百万円、定期預金の預入による支出62百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動による資金収支は、149百万円の減少(前年同期は120百万円の減少)となりました。これは、配当金の支払額148百万円等によるものであります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当中間連結会計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、235百万円(売上金額比2.3%)であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
該当事項はありません。