(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1 報告セグメントの概要

報告セグメントの決定方法

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源 の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、主にフェロニッケル製品を生産・販売しており、製品生産については八戸本社に製品の生産体制の基礎となる製造部門を置き、製品販売については八戸本社及び東京本店にまたがる営業部門を置き、国内外の包括的な販売戦略を立案し、事業展開を行っております。

また、八戸本社における製品の製造過程で使用するガス類は、ガス事業を行っている株式会社大平洋ガスセンターから購入しております。

従って、当社は、生産・販売体制を基礎とした製品別のセグメントから構成されており、「ニッケル事業」「ガス事業」を報告セグメントとしております。

 

2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

セグメント間の内部収益及び振替高は、市場実勢価格に基づいております。

 

3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結財務諸表計上額

(注)3

ニッケル
事業

ガス事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

14,727

732

15,460

61

15,521

15,521

  セグメント間の内部
  売上高又は振替高

0

78

78

78

78

14,727

811

15,538

61

15,600

78

15,521

セグメント損失(△)

9,082

14

9,097

26

9,123

9

9,114

セグメント資産

72,304

574

72,879

986

73,865

75

73,790

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

321

23

345

5

350

350

  減損損失

977

977

977

977

 持分法適用会社への
 投資額

21,477

21,477

21,477

21,477

  有形固定資産及び
  無形固定資産の増加額

314

16

331

331

331

 

(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれていない事業セグメント等であり、不動産事業であります。

2 調整額は、以下のとおりであります。

(1)セグメント損失の調整額9百万円には、セグメント間取引消去9百万円及びその他の調整額0百万円が含まれております。

(2)セグメント資産の調整額△75百万円は、セグメント間消去であります。

3 セグメント損失は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結財務諸表計上額

(注)3

ニッケル
事業

ガス事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

12,367

698

13,066

109

13,175

13,175

  セグメント間の内部
  売上高又は振替高

0

76

76

76

76

12,367

774

13,142

109

13,252

76

13,175

セグメント損失(△)

7,282

1

7,284

93

7,378

9

7,368

セグメント資産

70,518

578

71,097

768

71,865

69

71,795

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

323

27

350

4

355

355

  減損損失

133

133

133

133

 持分法適用会社への
 投資額

23,627

23,627

23,627

23,627

  有形固定資産及び
  無形固定資産の増加額

356

29

386

386

386

 

(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれていない事業セグメント等であり、不動産事業であります。

2 調整額は、以下のとおりであります。

(1)セグメント損失の調整額9百万円には、セグメント間取引消去9百万円及びその他の調整額0百万円が含まれております。

(2)セグメント資産の調整額△69百万円は、セグメント間消去であります。

3 セグメント損失は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。

 

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

単一の製品・サービス区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%超であるため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

 

 

 

(単位:百万円)

日本

台湾

中国 (注) 2

合計

14,308

1,288

△75

15,521

 

(注) 1 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しています。

2 前連結会計年度の売上について、LМEニッケル価格等の変動に伴い契約価格の変更を行ったことによるものです。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が、連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%超であるため、記載を省略しております。

 

3  主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

日鉄ステンレス株式会社

12,011

ニッケル事業

WALSIN LIHWA CORPORATION

1,288

ニッケル事業

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

1  製品及びサービスごとの情報

単一の製品・サービス区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%超であるため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

 

 

 

(単位:百万円)

日本

韓国

台湾

合計

11,420

469

1,285

13,175

 

(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しています。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が、連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%超であるため、記載を省略しております。

 

 

3  主要な顧客ごとの情報

 

 

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

日鉄ステンレス株式会社

9,177

ニッケル事業

WALSIN LIHWA CORPORATION

1,285

ニッケル事業

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

ニッケル事業

ガス事業

減損損失

977

977

977

 

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

ニッケル事業

ガス事業

減損損失

133

133

133

 

 

 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

該当事項はありません。

 

 

【関連当事者情報】

1 関連当事者との取引

連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

該当事項はありません。

 

2 親会社又は重要な関連会社に関する注記

重要な関連会社の要約財務諸表

当連結会計年度において、重要な関連会社はリオ・チュバ・ニッケル鉱山㈱、タガニート鉱山㈱、㈱パシフィックソーワ及び大平洋製鋼㈱であり、その要約財務諸表は以下のとおりであります。

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

リオ・チュバ・
ニッケル鉱山㈱

タガニート鉱山㈱

 

㈱パシフィック

ソーワ

大平洋製鋼㈱

 

前連結
 会計年度

当連結
会計年度

前連結
会計年度

当連結
会計年度

前連結
会計年度

当連結
会計年度

前連結
会計年度

当連結
会計年度

流動資産合計

6,272

6,477

12,364

10,758

23,286

23,048

5,607

固定資産合計

10,648

11,680

12,434

15,311

11,908

12,156

8,973

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流動負債合計

2,893

2,614

2,090

3,395

15,766

14,752

4,795

固定負債合計

1,383

957

2,742

2,491

5,315

4,842

2,242

 

 

 

 

 

 

 

 

 

純資産合計

12,644

14,586

19,964

20,182

14,112

15,609

7,542

 

 

 

 

 

 

 

 

 

売上高

15,921

13,490

27,038

25,763

35,232

41,411

 

9,467

税引前当期純利益

7,664

5,793

11,883

9,261

2,165

2,543

1,674

当期純利益

5,864

4,429

9,059

7,055

1,477

1,646

1,235

 

   (注)大平洋製鋼㈱は、重要性が増したため、当連結会計年度から重要な関連会社としております。

 

(1株当たり情報)

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

1株当たり純資産額

3,527.21円

3,455.68円

1株当たり当期純損失(△)

△55.10円

△85.52円

 

(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2 1株当たり純資産額の算定上の基礎及び1株当たり当期純損失の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

 1株当たり純資産額の算定上の基礎

 

前連結会計年度末

(2024年3月31日)

当連結会計年度末

(2025年3月31日)

純資産の部の合計額(百万円)

69,060

67,656

純資産の部の合計額から控除する金額(百万円)

274

267

(うち非支配株主持分(百万円))

(274)

(267)

普通株式に係る期末の純資産額(百万円)

68,785

67,389

1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数(千株)

19,501

19,501

 

 

 1株当たり当期純損失の算定上の基礎

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

親会社株主に帰属する当期純損失(△)(百万円)

△1,074

△1,667

普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純損失(△)(百万円)

△1,074

△1,667

普通株式の期中平均株式数(千株)

19,501

19,501

 

 

 

 

 

(重要な後発事象)

(譲渡制限付株式報酬制度の導入)

当社は、2025年5月14日開催の取締役会において、役員報酬制度の見直しを行い、譲渡制限付株式報酬制度(以下「本制度」といいます。)の導入を決議しました。これに伴い、本制度に関する議案を2025年6月25日開催の第99回定時株主総会(以下「本株主総会」といいます。)に付議することを決議し、本株主総会において承認可決されました。

 

1.本制度の導入目的等

本制度は、当社の取締役(社外取締役を除きます。以下「対象取締役」といいます。)に対して、当社の企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを与えるとともに、株主の皆様との一層の価値共有を進めることを目的とした制度です。

本制度は、対象取締役に対しては譲渡制限付株式の付与のために金銭債権を報酬として支給するものであるため、本制度の導入は、本株主総会において当該報酬を支給することにつき株主の皆様のご承認を得られることを条件といたします。なお、2006年6月29日開催の第80回定時株主総会において、当社の取締役の報酬額は年額3億5千万円以内(ただし、使用人兼務取締役の使用人分給与は含みません。)とご承認をいただいておりますが、本株主総会では、本制度を新たに導入し、上記の報酬枠とは別枠にて、対象取締役に対して本制度に係る報酬を支給するための報酬枠を設定することにつき、株主の皆様にご承認をいただきました。

 

2.本制度の概要

本制度に基づき対象取締役に対して支給する金銭債権の総額は、年額7千万円以内(ただし、使用人兼務取締役の使用人分給与は含みません。)とし、本制度により当社が新たに発行又は処分する当社の普通株式の総数は、年45,000株以内(ただし、本株主総会の決議の日以降の日を効力発生日とする当社の普通株式の株式分割(当社の普通株式の無償割当てを含みます。)又は株式併合が行われた場合その他譲渡制限付株式として発行又は処分をされる当社の普通株式の総数の調整が必要な事由が生じた場合には、分割比率・併合比率等に応じて、当該総数を、必要に応じて合理的な範囲で調整します。)といたします。

対象取締役は、本制度に基づき当社から支給された金銭債権の全部を現物出資財産として払込み、当社の普通株式について発行又は処分を受けることとなります。その1株当たりの払込金額は、各取締役会決議の日の前営業日における東京証券取引所における当社の普通株式の終値(同日に取引が成立していない場合は、それに先立つ直近取引日の終値)を基礎として当該普通株式を引き受ける対象取締役に特に有利な金額とならない範囲において、取締役会において決定します。なお、各対象取締役への具体的な支給時期及び配分については、指名・報酬委員会の審議を経て取締役会において決定いたします。

また、本制度による当社の普通株式(以下「本株式」といいます。)の発行又は処分に当たっては、当社と対象取締役との間において、①一定期間(以下「譲渡制限期間」といいます。)、本株式に係る第三者への譲渡、担保権の設定その他の処分を禁止すること、②一定の事由が生じた場合には当社が本株式を無償取得することなどをその内容に含む譲渡制限付株式割当契約が締結されることを条件といたします。本株式は、譲渡制限期間中の譲渡、担保権の設定その他の処分をすることができないよう、譲渡制限期間中は、対象取締役が野村證券株式会社に開設する専用口座で管理される予定です。

 

 

(自己株式の取得)

当社は、2025年6月13日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき、自己株式を取得すること及びその具体的な取得方法について決議し、自己株式の取得を以下のとおり実施いたしました。

 

1.自己株式の取得に係る決議内容

(1) 自己株式の取得を行う理由

資本効率の向上と株主の皆様への利益還元を図るとともに、経営環境の変化に応じた機動的な資本政策を遂行するため。

 

(2) 自己株式取得に係る取締役会決議内容

① 取得対象株式の種類 :当社普通株式

② 取得し得る株式の総数:2,150,000株(上限)

                        (発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合 11.03%)

③ 株式の取得価額の総額:39億円(上限)

④ 取得日       :2025年6月16日

⑤ 取得の方法     :東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買付け

 

2.自己株式の取得結果

上記買付けによる取得の結果、2025年6月16日に当社普通株式2,120,200株を3,642,503,600円で取得し、当該決議に基づく自己株式の取得を終了いたしました。