当第3四半期連結累計期間において、新たな「事業等のリスクの発生」、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
該当事項はありません。
以下の記述のうち、将来に関する事項は、当四半期報告書提出日(平成28年11月7日)現在における当社グループの判断に基づくものであります。
なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間(平成28年1月1日から平成28年9月30日) の売上高は前年同期に比べ30.7%減少し44,229百万円、営業利益は 前年同期に比べ22.4%減少し1,747百万円、経常利益は前年同期とほぼ同額の2,077百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期に比べ51.7%減少し612百万円となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(合金鉄事業)
日本経済は一部に持ち直しの動きがみられますが依然として停滞感が払拭されておらず、鉄鋼の国内需要業界についても盛り上がりを欠く状況が続いています。1-9月の国内粗鋼生産は7,838万トンと前年同期比で0.5%の減少となりました。
海外の経済状況をみますと、米国経済は好調を持続しており、英国のEU離脱問題による影響も今のところ顕在化していませんが、中国経済については政府による景気梃入れ策の効果は未だ限定的で目立った景況改善はみられておらず、その他の新興国も緩やかな回復傾向にはあるものの力強さを欠いています。こうした中、1-9月の世界66ヵ国の粗鋼生産は、11億9,723万トンと前年同期比で0.5%程減少しました。一方、中国の粗鋼生産は経済減速下にありながらも6億378万トンと前年同期に比べ0.4%の増加となっており、高水準の鋼材輸出による海外市場への影響が懸念されるところです。
合金鉄の需要が粗鋼生産の動向に応じて伸びを欠く中、低迷が続いていた合金鉄の国際市況は、原料のマンガン鉱石の急騰により上昇しました。しかしながら原料価格に対して製品価格の上昇が追い付いておらず足下では原料高製品安の状態であるため合金鉄生産者にとっては収益の圧迫要因となっています。円高の進行による収益悪化もあり、当社の合金鉄事業は当面厳しい状況が続くことが予想されます。
当事業の2016年1-9月期の業績は、中央電気工業の環境事業は堅調に推移し、前年同期に比べ売上高は若干減少したものの、営業利益は増加しましたが、合金鉄の販売数量の減少、販売価格低下により売上高、営業利益ともに前年同期に比べ減少しました。
(機能材料事業)
フェロボロンの販売はアモルファス向けや鉄鋼向けが減少し、前年同期を下回りました。
酸化ジルコニウムの販売は電子部品向けや触媒向けが堅調に推移して前年同期を上回りましたが、ほう素の販売はガラス向けが減少して前年同期を下回りました。
マンガン酸リチウムの販売は自動車用向けの出荷が減少し、前年同期を下回りました。
また、中央電気工業のハイブリッド自動車向けニッケル水素電池用水素吸蔵合金の販売は前年同期を下回り、磁石用合金は本年2月1日に事業を譲渡しました。
それらの結果、売上高、営業利益ともに前年同期に比べ減少しました。
(環境システム事業)
顧客の製造ライン集約に伴いモバイル型イオン交換塔のレンタル契約件数は減少しました。一方、モバイル型イオン交換塔の樹脂再生数量の増加、エネファーム向け商品販売数量の増加及び昨年開始した大型設備工事完工に伴う売上の計上により、全体では売上高、営業利益ともに前年同期に比べ増加しました。
(その他の事業)
その他の事業は、前年同期に比べ売上高は若干減少しましたが、営業利益は増加しました。
(2) 事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
なお、会社法施行規則第118条第3号に定める「当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針」の概要は以下の通りです。
①基本方針の内容
当社は、安定的かつ持続的な企業価値の向上が当社の経営にとって最優先の課題と考え、その実現に日々努めております。従いまして、当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、当社の経営理念、企業価値のさまざまな源泉、当社を支えるステークホルダーとの信頼関係を十分に理解し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を中長期的に確保、向上させる者でなければならないと考えております。
上場会社である当社の株式は、株式市場を通じて多数の株主、投資家の皆様による自由な取引に委ねられているため、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方は、最終的には株主の皆様のご意思に基づき決定されることを基本としており、会社の支配権の移転を伴う買付提案に応じるか否かの判断も、最終的には株主の皆様全体の意思に基づき行われるべきものと考えます。
しかしながら、当社株式の大規模な買付行為や買付提案の中には、明らかに濫用目的によるものや、株主の皆様に株式の売却を事実上強要するおそれのあるもの等、その目的等からみて企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれをもたらすもの、対象会社の取締役会や株主が買付の条件等について検討し、あるいは対象会社の取締役会が代替案を提案するための十分な情報や時間を提供しないもの等、不適切なものも少なくありません。このような大規模な買付行為や買付提案を行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であり、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に反する大規模な買付等に対し、これを抑止するための枠組みが必要不可欠と考えます。
②会社の支配に関する基本方針の実現に資する取組み
当社では、多数の投資家の皆様に長期的に当社への投資を継続していただくため、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を向上させるための取組みとして、役員・社員一丸となって次の施策に取り組んでおります。これらの取組みは、上記①の会社の支配に関する基本方針の実現にも資するものと考えております。
経営基盤強化による企業価値向上への取組み
これまでに新日本電工と中央電気工業が築き上げてきた経営資源を最大限に活用して、収益力・競争力の強化に結び付けてまいります。両社の叡智を結集し、総合力を高め更なる飛躍を目指してまいります。
(イ) 「4 CORES by 1」
当社は2018年1月1日に中央電気工業と完全統合を達成する予定。
これまでの「合金鉄」と「機能材料」2コアに、今後は「環境」と「電力」を新たなコアとして加え、より強固な安定収益体制の構築を目指す。
(ロ) 激しいビジネス環境の変化やグローバル化に対応できる人材の育成に力を注ぎ、環境の変化にしなやかに対応できる効率的で活力ある組織を構築する。
当社グループは、コーポレートガバナンス及びリスク管理運営を強化し、株主や顧客の皆様からの信頼に応えられるよう努めてまいります。また、企業価値の更なる向上のため、選択と集中による経営資源の最適配分の観点から事業ポートフォリオの再構築を進め、完全統合により、経営効率をより一層高めてまいります。
③基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止する取組み
当社は、会社支配に関する基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保し、向上させるための取組みとして、平成26年2月27日開催の当社取締役会において、「当社株式の大規模買付行為への対応策」(以下「本プラン」といいます。)の継続を決議し、平成26年3月28日開催の第114回定時株主総会(以下「本株主総会」といいます。)において、本プランの継続について承認を得ております。
本プランの対象となる当社株式の大規模買付行為とは、特定株主グループの議決権割合を20%以上とすることを目的とする当社株券等の買付行為、又は結果として特定株主グループの議決権割合が20%以上となる当社株券等の買付行為をいい、かかる買付行為を行う者を「大規模買付者」といいます。
本プランにおける、大規模買付時における情報提供と検討時間の確保等に関する一定のルール(以下「大規模買付ルール」といいます。)は、(イ)事前に大規模買付者が当社取締役会に対して必要かつ十分な情報を提供し、(ロ)必要情報の提供完了後、対価を現金のみとする公開買付による当社全株式の買付けの場合は最長60日間、又はその他の大規模買付行為の場合は最長90日間を当社取締役会による評価・検討等の取締役会評価期間として設定し、取締役会評価期間、また株主検討期間を設ける場合は取締役会評価期間と株主検討期間が経過した後に大規模買付行為を開始する、というものです。
本プランにおいては、大規模買付者が大規模買付ルールを遵守した場合には、原則として当該大規模買付行為に対する対抗措置は講じません。但し、大規模買付者が大規模買付ルールを遵守しなかった場合、遵守しても当該大規模買付行為が当社に回復し難い損害をもたらすなど、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を著しく損なうと判断する場合には、必要かつ相当な範囲で新株予約権の無償割当等、会社法その他の法律および当社定款が認める検討可能な対抗措置を講じることがあります。
このように対抗措置を講じる場合、その判断の客観性及び合理性を担保するために、取締役会は対抗措置の発動に先立ち、当社の業務執行を行う経営陣から独立している社外取締役、社外監査役または社外有識者から選任された委員で構成する独立委員会に対して対抗措置の発動の是非について諮問し、独立委員会は対抗措置の発動の是非について、取締役会評価期間内に勧告を行うものとします。当社取締役会は、対抗措置を発動するか否かの判断に際して、独立委員会の勧告を最大限尊重するものとします。
なお、本プランの有効期限は平成29年3月に開催される当社第117回定時株主総会の終結の時までとします。本プランは、本株主総会において継続が承認され発効した後であっても、
(イ)当社株主総会において本プランを廃止する旨の株主の一定割合の意思表示が行われた場合
(ロ)当社取締役会により本プランを廃止する旨の決議等が行われた場合
には、その時点で廃止されるものとします。
④本プランが、会社の支配に関する基本方針に沿い、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に合致し、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないことについて
本プランは、
(イ)買収防衛策に関する指針の要件を充足していること
(ロ)株主共同の利益の確保・向上の目的をもって導入されていること
(ハ)株主意思を反映するものであること
(ニ)独立性の高い社外者の判断の重視
(ホ)デッドハンド型やスローハンド型買収防衛策ではないこと
等の理由から、会社の支配に関する基本方針に沿い、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を損なうものではなく、かつ、当社経営陣の地位の維持を目的とするものではないと考えております。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は326百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 生産、受注及び販売の状況
当第3四半期連結累計期間において、機能材料事業の生産及び販売実績が著しく減少しました。これは主に、当社の連結子会社である中央電気工業株式会社が平成28年2月1日を効力発生日として、その和歌山工場において運営している磁石用合金の製造販売事業を会社分割(吸収分割)し、中央電気工業株式会社が新たに設立する子会社(以下「承継会社」といいます。)に承継させた上で、承継会社の発行済株式の全部を株式会社三徳及び双日株式会社に対して譲渡したことによるものであります。
(5) 主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。
(新設)
当社日高工場の第2発電所発変電設備につきましては、完了予定年月が平成28年12月から平成29年9月に変更となりました。
また、当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設の計画は、以下のとおりです。
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会社名 |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
設備投資額 |
焼却灰処理量 |
営業運転開始 |
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事業所名 |
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(所在地) |
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中央電気工業(株) |
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鹿島工場 |
合金鉄事業 |
焼却灰3号溶融炉 |
約 26億円 |
約 35,000トン/年 |
平成30年4月予定 |
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(茨城県鹿嶋市) |
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