(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は個人消費、設備投資はもう一段の勢いが感じられませんが、アベノミクスの継続とさらなる政策の動員により国内経済の成長は徐々に効果が出てくるものと思われます。しかしながら、世界に目を向けると中国経済の減速がどのような影響を与えるのか注視していかなければなりません。
このような状況の中で当社グループの経営状況は順調に推移しております。当第3四半期連結累計期間における売上高は3,238百万円と対前年同期比473百万円の増収となりました。半導体製造装置用低熱膨張合金は若干減少したものの、液晶パネル製造装置用低熱膨張合金が大幅に増加し低熱膨張合金トータルでは増加した事、不動産賃貸事業が通年寄与した事によるものです。営業利益は307百万円となり対前年同期比44百万円の減益となりました。これは第2四半期累計期間までにおいて比較的付加価値の低い製品が集中した事、試験研究費等の一般管理費が増加した事などによるものです。経常利益は331百万円と対前年同期比34百万円の減益、四半期純利益は311百万円と対前年同期比24百万の減益となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
特殊合金事業
特殊合金事業は、半導体製造装置用低熱膨張合金は若干減少しましたが、液晶パネル製造装置用低熱膨張合金が増加した事により低熱膨張合金トータルでは増加しました。また、シームレスパイプ用工具は原油価格の落ち込みによる影響は受けましたがハイエンド品のシームレスパイプ用工具の受注がありトータルとしては若干の増加となりました。その結果、当セグメントの売上高は3,120百万円と対前年同期比444百万円の増収となりました。営業利益は215百万円となり対前年同期比78百万円の減益となりました。これは第2四半期連結累計期間までの品種構成が悪かった事、試験研究費等の一般管理費が増加した事などによるものです。
不動産賃貸事業
不動産賃貸事業は、昨年8月末に住宅展示場がオープンした事により、売上高は対前年同期比29百万円増収の118百万円、営業利益は34百万円増益の92百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
総資産は、前連結会計年度末より197百万円増加し4,333百万円となりました。これは主に未収入金の増加額172百万円、現金及び預金の増加額116百万円、受取手形及び売掛金の減少額180百万円等によるものです。
負債は、前連結会計年度末より97百万円減少し2,513百万円となりました。これは主に短期借入金の減少額111百万円等によるものです。
純資産は、前連結会計年度末より294百万円増加し1,820百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加額301百万円等によるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は96百万円であります。