なお、重要事象等は存在しておりません。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社グループの経営環境は、直近の第1四半期連結累計期間と比較して総じて大きな変化はなく推移しました。
日本の鋼材需要は、中国経済減速の影響等を受け、原料価格の値下がりが続くなか、設備投資の先送り、あるいは見送りが見受けられ、全体として盛り上がりに欠ける状況が続いております。また、下期に見込んでおりました需要拡大も不透明になってまいりました。そのような状況のもと、当社といたしましては、実需に見合う生産・販売に努めております。なお、造船所向けの船尾骨材等につきましては、数量・価格とも厳しい状況が続いております。
連結子会社を有する韓国、タイ国、また持分法適用関連会社を有する米国、バーレーン王国、サウジアラビア王国におきましては、いずれも2015年1月~6月の業績が当第2四半期連結累計期間に反映されます。
韓国のワイケー・スチールコーポレーションでは、当第2四半期では依然として赤字計上となりましたが、韓国のアパート建設が上向いた影響で鉄筋需要が回復してきていることから、一旦休止していた第1圧延工場を8月から一時的に再稼動することといたしました。この鉄筋需要がいつまで続くか不透明な面もありますが、以前に比べ業況に少し明るさが出てきております。一方、タイ国のサイアム・ヤマト・スチールカンパニーリミテッドでは、国内において自動車販売台数の低迷等、消費の冷え込みによる景気不振により、工場建設の落ち込みも顕著となるなか、鉄鋼製品価格も低迷しております。また、東南アジア市場では引き続き中国からの安価な鉄鋼製品・半製品流入がもたらした市況の低迷の影響を受けており、前年同期比で大幅な減収減益となっております。
米国の持分法適用関連会社につきましては、スクラップ価格下落の影響も受け、一定の収益を確保しております。なお、ニューコア・ヤマト・スチールカンパニーで、品種拡充のために行った熱間圧延シートパイルの設備投資(2014年6月完成)について、アーカンソー州からの設備投資減税を受けられることとなり、当第2四半期に米国子会社で法人税等還付税額1,022百万円(税金費用のマイナス)を計上いたしました。バーレーン王国の持分法適用関連会社スルブカンパニーBSC(c)では、既にフル生産体制は確立されましたが、石油価格下落により中東地域での新規投資及び公共事業が減少し、形鋼需要が落ち込んでいることや、中国等からの安価な鉄鋼製品・半製品の流入が、最終製品だけでなく、中間材のDRI・半製品の販売にも悪影響を及ぼしていることから、生産量、販売量が伸び悩み、また販売価格も著しく下落しており、収支は厳しい状況となっております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、前第2四半期連結累計期間と比べ17,225百万円減の78,299百万円となりました。利益につきましては、営業利益は前第2四半期連結累計期間と比べ1,139百万円減の3,795百万円、経常利益は前第2四半期連結累計期間と比べ831百万円増の11,327百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前第2四半期連結累計期間と比べ956百万円増の7,177百万円となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりです。
鉄鋼事業(日本)
日本の鋼材需要は、中国経済減速の影響等を受け、原料価格の値下がりが続くなか、設備投資の先送り、あるいは見送りが見受けられ、全体として盛り上がりに欠ける状況が続いております。また、下期に見込んでおりました需要拡大も不透明になってまいりました。そのような状況のもと、当社といたしましては、実需に見合う生産・販売に努めております。なお、造船所向けの船尾骨材等につきましては、数量・価格とも厳しい状況が続いております。以上により、当事業の売上高は前第2四半期連結累計期間と比べ3,032百万円減の21,364百万円、セグメント利益(営業利益)は前第2四半期連結累計期間と比べ241百万円増の2,866百万円となりました。
鉄鋼事業(韓国)
当第2四半期では依然として赤字計上となりましたが、韓国のアパート建設が上向いた影響で鉄筋需要が回復してきていることから、一旦休止していた第1圧延工場を8月から一時的に再稼動することといたしました。この鉄筋需要がいつまで続くか不透明な面もありますが、以前に比べ業況に少し明るさが出てきております。以上により、当事業の売上高は前第2四半期連結累計期間と比べ6,293百万円減の21,480百万円、セグメント損失(営業損失)が1,330百万円(前第2四半期連結累計期間はセグメント損失(営業損失)1,424百万円)となりました。
鉄鋼事業(タイ国)
国内において自動車販売台数の低迷等、消費の冷え込みによる景気不振により、工場建設の落ち込みも顕著となるなか、鉄鋼製品価格も低迷しております。また、東南アジア市場では引き続き中国からの安価な鉄鋼製品・半製品流入がもたらした市況の低迷の影響を受けており、前年同期比で大幅な減収減益となっております。以上により、当事業の売上高は前第2四半期連結累計期間と比べ7,034百万円減の32,708百万円、セグメント利益(営業利益)は前第2四半期連結累計期間と比べ1,197百万円減の2,732百万円となりました。
軌道用品事業
当事業の売上高は前第2四半期連結累計期間と比べ871百万円減の2,606百万円、セグメント利益(営業利益)は前第2四半期連結累計期間と比べ337百万円減の229百万円となりました。
その他
その他の売上高は前2四半期連結累計期間と比べ6百万円増の138百万円、セグメント利益(営業利益)が14百万円(前第2四半期連結累計期間はセグメント損失(営業損失)45百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ1,029百万円増加の352,982百万円となりました。
負債につきましては、支払手形及び買掛金の減少、長期借入金の減少等により、前連結会計年度末に比べ5,241百万円減少の42,088百万円となりました。
また、純資産につきましては、親会社株主に帰属する四半期純利益による増加、配当金の支払による減少、自己株式の取得による減少等により、前連結会計年度末に比べ6,271百万円増加の310,894百万円となりました。
なお、平成27年6月17日に自己株式150万株を消却しております。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローが16,945百万円増加し、投資活動によるキャッシュ・フローでは80百万円増加し、財務活動によるキャッシュ・フローは3,883百万円減少しました。これに資金に係る換算差額の増加27百万円を加えた結果、前連結会計年度末に比べ13,169百万円増加し、当第2四半期連結会計期間末の資金残高は25,953百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、営業活動による資金の増加は16,945百万円であり、前第2四半期連結累計期間に比べ4,897百万円増加しました。これは主に、当第2四半期連結累計期間において、たな卸資産の増減額が9,042百万円(前第2四半期連結累計期間は1,684百万円)であったこと等によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、投資活動による資金の増加は80百万円であり、前第2四半期連結累計期間に比べ14,722百万円増加しました。これは主に、当第2四半期連結累計期間において、定期預金の預入による支出が△9,519百万円(前第2四半期連結累計期間は△20,250百万円)であったこと等によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、財務活動による資金の減少は3,883百万円であり、前第2四半期連結累計期間に比べ2,351百万円増加しました。これは主に、当第2四半期連結累計期間において、自己株式の取得による支出が△2,004百万円(前第2四半期連結累計期間は△0百万円)であったこと等によります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4百万円であります。