なお、重要事象等は存在しておりません。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間における当社グループの経営環境は、2016年1月から5月にかけスクラップ価格が急騰し、その後沈静化するという状況で推移しました。このスクラップ価格の変動は中国が半製品の輸出を一時的に中断した後、再開したこと等により、アジアのスクラップ市場に大きな影響を与えたことに起因しており、世界の鉄鋼業界は中国に振り回される経営環境となっております。
日本におきましては、鋼材需要の盛り上がりに欠ける状況が続くなか、実需に見合う生産・販売に努めておりますが、スクラップ価格騰落の影響を受けております。また、造船所向けの船尾骨材等につきましては、国際的な海運市況の低迷から造船所の新規受注が落ち込んでおり、当社の製品も数量・価格とも厳しい状況が続いております。
連結子会社を有する韓国、タイ国、また持分法適用関連会社を有する米国、バーレーン王国、サウジアラビア王国におきましては、いずれも2016年1月~3月の業績が当第1四半期連結累計期間に反映されます。
韓国のワイケー・スチールコーポレーションでは、アパート建設に伴う鉄筋需要が続いており、当第1四半期では営業黒字を計上いたしました。この鉄筋需要の先行きには不透明な面があり、また、中国からの安価な輸入材の影響など、不安要素はありますが、前年同期と比べると状況は一転しております。
タイ国のサイアム・ヤマト・スチールカンパニーリミテッドでは、タイ国内景気の低迷により、建設投資の盛り上がりに欠ける状況が続いております。また、コスト面ではスクラップ価格上昇の影響を受けておりますが、一方で販売面では顧客からのスクラップ価格上昇に伴う一時的な駆け込み需要が出てきたことから、前年同期比で増益となりました。
米国の持分法適用関連会社につきましては、スクラップ価格上昇の影響を受けてはいるものの、一定の収益を確保しております。
バーレーン王国の持分法適用関連会社スルブカンパニーBSC(c)では、石油価格の回復が進まないなか、中東地域では需要の盛り上がりに欠ける状況が続いており、また、中国等からの安価な鉄鋼製品・半製品の流入がもたらす市況の低迷は変わらず、非常に厳しい状況が続いております。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、前第1四半期連結累計期間と比べ4,309百万円減の34,725百万円となりました。利益につきましては、営業利益は前第1四半期連結累計期間と比べ2,176百万円増の3,392百万円、経常利益は前第1四半期連結累計期間と比べ2,425百万円増の6,765百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前第1四半期連結累計期間と比べ1,139百万円増の3,443百万円となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりです。
鉄鋼事業(日本)
鋼材需要の盛り上がりに欠ける状況が続くなか、実需に見合う生産・販売に努めておりますが、スクラップ価格騰落の影響を受けております。また、造船所向けの船尾骨材等につきましては、国際的な海運市況の低迷から造船所の新規受注が落ち込んでおり、当社の製品も数量・価格とも厳しい状況が続いております。以上により、当事業の売上高は前第1四半期連結累計期間と比べ1,585百万円減の9,307百万円、セグメント利益(営業利益)は前第1四半期連結累計期間と比べ313百万円減の1,052百万円となりました。
鉄鋼事業(韓国)
アパート建設に伴う鉄筋需要が続いており、当第1四半期では営業黒字を計上いたしました。この鉄筋需要の先行きには不透明な面があり、また、中国からの安価な輸入材の影響など、不安要素はありますが、前年同期と比べると状況は一転しております。以上により、当事業の売上高は前第1四半期連結累計期間と比べ115百万円増の9,298百万円、セグメント利益(営業利益)が297百万円(前第1四半期連結累計期間はセグメント損失(営業損失)1,270百万円)となりました。
鉄鋼事業(タイ国)
タイ国内景気の低迷により、建設投資の盛り上がりに欠ける状況が続いております。また、コスト面ではスクラップ価格上昇の影響を受けておりますが、一方で販売面では顧客からのスクラップ価格上昇に伴う一時的な駆け込み需要が出てきたことから、前年同期比で増益となりました。以上により、当事業の売上高は前第1四半期連結累計期間と比べ2,796百万円減の15,005百万円、セグメント利益(営業利益)は前第1四半期連結累計期間と比べ907百万円増の2,315百万円となりました。
軌道用品事業
当事業の売上高は前第1四半期連結累計期間と比べ43百万円減の1,044百万円、セグメント利益(営業利益)は前第1四半期連結累計期間と比べ25百万円増の67百万円となりました。
その他
その他の売上高は前第1四半期連結累計期間と比べ0百万円増の69百万円、セグメント損失(営業損失)が2百万円(前第1四半期連結累計期間はセグメント利益(営業利益)8百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、為替変動の影響により在外子会社の資産が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ14,821百万円減少の331,877百万円となりました。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1,333百万円減少の37,507百万円となりました。
また、純資産につきましては、親会社株主に帰属する四半期純利益による増加、配当金の支払による減少の他、為替換算調整勘定が14,400百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ13,487百万円減少の294,369百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローが7,859百万円増加し、投資活動によるキャッシュ・フローが11,094百万円減少し、財務活動によるキャッシュ・フローは1,515百万円減少しました。これに資金に係る換算差額の減少666百万円を加えた結果、前連結会計年度末に比べ5,416百万円減少し、当第1四半期連結会計期間末の資金残高は27,124百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において、営業活動による資金の増加は7,859百万円であり、前第1四半期連結累計期間に比べ1,065百万円増加しました。これは主に、当第1四半期連結累計期間において、仕入債務の増減額が△25百万円(前第1四半期連結累計期間は△3,019百万円)であったこと等によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において、投資活動による資金の減少は11,094百万円であり、前第1四半期連結累計期間に比べ5,843百万円増加しました。これは主に、当第1四半期連結累計期間において、定期預金の預入による支出が△18,458百万円(前第1四半期連結累計期間は△2,717百万円)であったこと等によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において、財務活動による資金の減少は1,515百万円であり、前第1四半期連結累計期間に比べ371百万円減少しました。これは主に、当第1四半期連結累計期間において、自己株式の取得による支出が△0百万円(前第1四半期連結累計期間は△1,171百万円)であったこと等によります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2百万円であります。