第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営環境は、スクラップ価格上昇の影響を受ける状況で推移しました。また、中国による鋼材輸出は依然として高水準となっており、海外市場が大きなウェイトを占める当社グループに多大な影響を与えております。
 日本におきましては、スクラップ価格が上昇する中で、製品価格の改定をお願いしており、実需に見合う生産・販売に努めております。また、造船所向けの船尾骨材等につきましては、国際的な海運市況の低迷から造船所の新規受注が落ち込んでおり、当社の製品も数量・価格とも厳しい状況が続いております。
 連結子会社を有する韓国、タイ国、また持分法適用関連会社を有する米国、バーレーン王国、サウジアラビア王国におきましては、いずれも2016年1月~9月の業績が当第3四半期連結累計期間に反映されます。
 韓国のワイケー・スチールコーポレーションでは、2015年6月頃から始まったアパート建設に伴う鉄筋需要は徐々に弱くなってきており、当第3四半期の業績は上期に比べ落ち込んでおります。
 タイ国のサイアム・ヤマト・スチールカンパニーリミテッドでは、タイ国内景気の低迷により、建設投資の盛り上がりに欠ける状況が続いております。上期にはスクラップ価格上昇局面での一時的な駆け込み需要がありましたが、第3四半期に入り、その反動から販売トン数、利益ともに上期に比べ減少しております。 
 米国の持分法適用関連会社につきましては、スクラップ価格上昇の影響を受けてはいるものの、一定の収益を確保しております。
 バーレーン王国の持分法適用関連会社スルブカンパニーBSC(c)では、石油価格の回復が進まないなか、政府支出が低調となっていることを背景に需要の停滞が続いており、また、中国等からの安価な鉄鋼製品・半製品の流入がもたらす市況の低迷は変わらず、非常に厳しい状況が続いております。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前第3四半期連結累計期間と比べ10,472百万円減の105,391百万円となりました。利益につきましては、営業利益は前第3四半期連結累計期間と比べ865百万円増の8,478百万円、経常利益は前第3四半期連結累計期間と比べ2,097百万円減の18,351百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前第3四半期連結累計期間と比べ1,840百万円減の10,615百万円となりました。

 

 

 セグメントごとの業績は、次のとおりです。

  鉄鋼事業(日本)

スクラップ価格が上昇する中で、製品価格の改定をお願いしており、実需に見合う生産・販売に努めております。また、造船所向けの船尾骨材等につきましては、国際的な海運市況の低迷から造船所の新規受注が落ち込んでおり、当社の製品も数量・価格とも厳しい状況が続いております。以上により、当事業の売上高は前第3四半期連結累計期間と比べ2,480百万円減の29,620百万円、セグメント利益(営業利益)は前第3四半期連結累計期間と比べ1,471百万円減の3,296百万円となりました。

 

  鉄鋼事業(韓国)

2015年6月頃から始まったアパート建設に伴う鉄筋需要が続いているものの、需要は徐々に弱くなってきており、当第3四半期の業績は上期に比べ落ち込んでおります。以上により、当事業の売上高は前第3四半期連結累計期間と比べ2,543百万円減の29,802百万円、セグメント利益(営業利益)が1,071百万円(前第3四半期連結累計期間はセグメント損失(営業損失)945百万円)となりました。

 

  鉄鋼事業(タイ国)

タイ国内景気の低迷により、建設投資の盛り上がりに欠ける状況が続いております。上期にはスクラップ価格上昇局面での一時的な駆け込み需要がありましたが、第3四半期に入り、その反動から販売トン数、利益ともに上期に比べ減少しております。以上により、当事業の売上高は前第3四半期連結累計期間と比べ5,691百万円減の41,355百万円、セグメント利益(営業利益)は前第3四半期連結累計期間と比べ456百万円増の4,824百万円となりました。

 

  軌道用品事業

当事業の売上高は前第3四半期連結累計期間と比べ233百万円増の4,401百万円、セグメント利益(営業利益)は前第3四半期連結累計期間と比べ179百万円増の656百万円となりました。

 

  その他

その他の売上高は前3四半期連結累計期間と比べ10百万円増の211百万円、セグメント損失(営業損失)は2百万円(前第3四半期連結累計期間はセグメント利益(営業利益)21百万円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、為替変動の影響により在外子会社の資産が減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ30,796百万円減少の315,902百万円となりました。

負債につきましては、借入金の減少等により、前連結会計年度末に比べ1,035百万円減少の37,806百万円となりました。

また、純資産につきましては、親会社株主に帰属する四半期純利益による増加、配当金の支払による減少の他、為替換算調整勘定が36,076百万円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ29,760百万円減少の278,096百万円となりました。

 

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動によるキャッシュ・フローが11,626百万円増加し、投資活動によるキャッシュ・フローでは13,434百万円減少し、財務活動によるキャッシュ・フローは4,651百万円減少しました。これに資金に係る換算差額の減少1,307百万円を加えた結果、前連結会計年度末に比べ7,767百万円減少し、当第3四半期連結会計期間末の資金残高は24,773百万円となりました。

 

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間において、営業活動による資金の増加は11,626百万円であり、前第3四半期連結累計期間に比べ10,667百万円減少しました。これは主に、当第3四半期連結累計期間において、たな卸資産の増減額が△2,470百万円(前第3四半期連結累計期間は9,584百万円)であったこと等によります。

 

 (投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間において、投資活動による資金の減少は13,434百万円であり、前第3四半期連結累計期間に比べ11,549百万円増加しました。これは主に、当第3四半期連結累計期間において、定期預金の預入による支出が△20,762百万円(前第3四半期連結累計期間は△11,491百万円)であったこと等によります。

 

 (財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間において、財務活動による資金の減少は4,651百万円であり、前第3四半期連結累計期間に比べ1,743百万円減少しました。これは主に、当第3四半期連結累計期間において、自己株式の取得による支出が△0百万円(前第3四半期連結累計期間は△2,225百万円)であったこと等によります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2百万円であります。