第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

(経営成績の概況)

当上期の国内経済につきましては、物価高影響からくる消費者マインドの下振れ、鉱工業生産の停滞、米国の関税政策の影響による下押し圧力が継続いたしました。

 当社の主要需要先である建設需要は、資機材価格高騰や人手不足の影響による低迷からの回復が想定以上に遅れており、コスト面でも電力価格や物流費がさらに上昇するなど、厳しい環境が継続しております。

 このような環境の下、国内事業は、適正なマージンの確保を最優先課題として取り組むとともに、現場活動を中心とした地道な歩留・原単位の改善を継続するなど、自助努力によるコスト改善や拡販施策を推進してまいりました。また、堺工場の省エネ・省CO2型電気炉導入については、工事工程の調整等を踏まえ工期を見直し、当年度中の立ち上げを予定として取り組んでおり、西日本熊本工場のクレーン更新などの老朽更新投資も計画に沿って実行しております。

 また、サステナビリティ課題への対応につきましては、気候変動対応の指標としているCDPスコアアップに向け、SCOPE3のGHG排出量の算定を進めるとともに、西日本熊本工場に自家用太陽光発電設備を導入いたしました。また、働き方の柔軟性を向上させる制度を導入するなど人的資本強化への取組みも推進しております。

 これら取組みを実行したものの、出荷量の減少や為替変動などによる一時的な損益悪化もあり、大幅に収益が悪化いたしました。

 インドネシア事業につきましても、政府の公共工事向け予算の大幅な削減等による建設向け鉄鋼需要が落ち込む中、厳しい競争環境が継続し、販売価格の低迷によるマージンの縮小に加え出荷量も減少し、さらに厳しい収益・財政状況が継続しております。

 

 以上の結果、当中間連結会計期間の当社グループにおける鋼材売上数量は45万7千トン(前年同期実績52万6千トン)、売上高は486億4千1百万円(前年同期実績599億4千9百万円)、経常損失は13億2千4百万円(前年同期経常利益実績19億1百万円)となり、親会社株主に帰属する中間純損失は15億5千万円(前年同期純利益実績11億5千8百万円)となりました。

 また、当社子会社であるPT.KRAKATAU OSAKA STEEL (以下、KOS社)の当中間連結会計期間(2025年1月~6月)における鋼材売上数量は10万2千トン(前年同期実績14万6千トン)、売上高は83億6千4百万円(前年同期実績132億6千7百万円)、経常損失は19億5千5百万円(前年同期経常損失1億9千4百万円)、中間純損失は19億9千3百万円(前年同期純損失2億3千2百万円)となりました。

 なお、KOS社につきましては、事業価値を減耗させないために、構造的な FCF を四半期ごとにフォローし、それが継続的にマイナスとならないことを基準として、事業継続性を総合的に判断してまいります。

 

(財政状態の概況)

① 資産

流動資産は、前連結会計年度末に比べ28.9%減少し、774億5千万円となりました。これは、主として預け金が205億7千6百万円、現金及び預金が44億4千万円、売掛金が31億5千1百万円減少したことによるものです。

固定資産は、前連結会計年度末に比べ1.8%減少し、928億7千6百万円となりました。これは、主として機械装置及び運搬具が17億8百万円減少したことによるものです。

この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ16.3%減少し、1,703億2千6百万円となりました。

② 負債

流動負債は、前連結会計年度末に比べ18.1%減少し、330億5千3百万円となりました。これは、主として支払手形及び買掛金が37億3千9百万円、短期借入金が37億1千6百万円、未払法人税等が9億6千8百万円減少したことによるものです。

固定負債は、前連結会計年度末に比べ9.8%減少し、44億1千4百万円となりました。これは、主として事業構造改善引当金が4億5千7百万円減少したことによるものです。

この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ17.2%減少し、374億6千8百万円となりました。

③ 純資産

株主資本は、前連結会計年度末に比べ15.8%減少し、1,299億1千9百万円となりました。これは、主として、自己株式の増加により220億5千万円減少したことによるものです。この結果、純資産は、前連結会計年度末に比べ16%減少し、1,328億5千8百万円となりました。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度に比べ250億1千6百万円減少し、191億2千3百万円となりました。

① 営業活動によるキャッシュ・フロー

営業活動の結果、当中間連結会計期間において得られた資金は、29億3百万円(前年同期実績24億8千1百万円の収入)となりました。収入の主な内訳は、売上債権の減少額25億6百万円、棚卸資産の減少額16億6千6百万円、未収入金の減少額14億5千4百万円、減価償却費24億円、支出の主な内訳は、仕入債務の減少額29億1千万円であります。

② 投資活動によるキャッシュ・フロー

投資活動の結果、当中間連結会計期間において使用した資金は、22億8百万円(前年同期実績24億3千3百万円の支出)となりました。支出の主な内訳は、固定資産の取得22億4千1百万円であります。

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー

財務活動の結果、当中間連結会計期間において使用した資金は、250億7千3百万円(前年同期実績27億7千3百万円の支出)となりました。支出の主な内訳は、自己株式の取得による支出220億7千5百万円、短期借入金の返済22億4千5百万円であります。

 

 

(3) 研究開発活動

当社グループは新商品開発、製造プロセス改善、圧延生産性向上、ビレット及び製品品質向上をテーマに上げ、技術開発・操業改善に取り組んでおります。

なお、当中間連結会計期間においては、商品開発にかかる研究開発費の計上はありません。

 

 

 

(4) 主要な設備

当中間連結会計期間において、前連結会計年度末に計画中であった主要な設備の新設について、重要な変更のあったものは次のとおりであります。

 

 

会社名

事業所名

(所在地)

設備の内容

投資予定金額

(百万円)

資金調達

方法

着手及び完了予定年月

完成後の

増加能力

総額

既支払額

着手

完了

大阪製鐵㈱

大阪事業所堺工場

(大阪府堺市)

電気炉設備

11,839

2,804

自己資金

2023年11月

(変更前)

2025年10月

(変更後)

2025年度中

 電力
原単位
低減等

 

(注) 上記設備計画については、補助金を受領することとなりますが、投資予定金額は当該補助金収入に

   より充当される金額を控除せず記載しております。

   工事工程の調整等を踏まえ工期を見直し、当年度中の立ち上げを予定しております。

 

 

3 【重要な契約等】

当中間連結会計期間において、重要な契約等の決定又は締結等はありません。