第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

2【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1) 業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善が継続し、緩やかな回復基調で推移しましたが、海外情勢等の不安要因もあり、先行きは不透明な状況が続いております。

 このような状況のもとで当社グループは、『1.社会における「信頼」の創造』、『2.社内における「相互信頼」の醸成と「自立人」の育成』、『3.新たな領域への挑戦』を柱とする第5次3カ年計画(平成28年~平成30年度)を推進し、国内事業の基盤強化に努めてまいりました。また、海外事業においても、中国国内第2の生産・販売拠点となる南通虹岡鋳鋼有限公司が、咋年7月14日に開業式を迎えることができました。

 当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高 165億3千6百万円(前年同期比 17.0%増)となりましたが、主要原材料価格の高止まりなどもあり、損益面では、営業利益 10億3千3百万円(前年同期比 22.2%減)、経常利益 10億5千2百万円(前年同期比 22.8%減)となりました。また、前年同期に計上しました投資有価証券評価損がなくなり、親会社株主に帰属する四半期純利益は 4億9千8百万円(前年同期比 278.7%増)となりました。

 

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

  なお、第2四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

 

   ① 鋳物関連事業

 鋳型は、エネルギー関連の低迷で、鍛鋼、厚板用鋳型の需要が減少し、売上高は、前年同期を下回りました。ロールは、主要顧客先の国内電炉メーカーの需要は好調でしたが、海外向けの売り上げが減少したため、売上高は、前年同期を下回りました。自動車用プレス金型鋳物は、国内自動車メーカー向け需要が活況にあり、売上高は、前年同期を上回りました。大型産業機械用鋳物は、工作機械向け需要が活況にあり、売上高は、前年同期を上回りました。小型鋳物は、下水道鉄蓋や電線共同溝用鉄蓋は前年同期を上回りましたが、機械鋳物が低迷し、売上高は、前年同期を下回りました。デンスバーは、建設機械を中心に産業機械向け需要が好調で、売上高は、前年同期を上回りました。中国国内で自動車用プレス金型鋳物の生産・販売を手がける天津虹岡鋳鋼有限公司は、引き続き好調に推移し、南通虹岡鋳鋼有限公司も咋年夏より営業活動を開始しました。

 この結果、当事業の売上高は、125億9千2百万円(前年同期比 3.9%増)、セグメント利益 8億8千1百万円(前年同期比 33.5%減)となりました。

 

   ② 環境関連事業

 環境装置事業は、大型案件の受注活動に努めたことにより、売上高は、前年同期を大きく上回りました。

 この結果、当事業の売上高は、22億4千1百万円(前年同期比 485.1%増)、セグメント利益 1億7千4百万円(前年同四半期はセグメント損失 1千1百万円)となりました。

 

   ③ その他の事業

 送風機は、民間設備投資に動きが出始め、売上高は、前年同期を上回りました。環境・省エネ商品のトランスベクターは、製鉄関連向けは低迷しましたが、IT関連向け検査装置冷却用クーラー等の需要増により、売上高は、前年同期並みで推移しました。KCメタルファイバー及びKCカーボンセラミックスも、前年同期を上回りました。

 この結果、当事業の売上高は、17億2百万円(前年同期比 4.8%増)、セグメント利益 1億5千3百万円(前年同期比 3.0%減)となりました。

 

 なお、上記金額には、消費税等は含まれておりません。

(2) 財政状態の分析

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、159億8千1百万円となり、前連結会計年度末に比べ18億9千2百万円増加いたしました。これは主として受取手形及び売掛金が9億9千5百万円、電子記録債権が4億1百万円それぞれ増加した一方、現金及び預金が2億3千3百万円減少したことなどによります。

 固定資産は、124億1千1百万円となり、前連結会計年度末に比べ25億2千9百万円増加いたしました。これは、主として有形固定資産が22億5千7百万円増加したことなどによります。

 この結果、総資産は、283億9千2百万円となり、前連結会計年度末に比べ44億2千2百万円増加いたしました。

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、107億7千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ18億6千3百万円増加いたしました。これは、主として短期借入金が10億3千4百万円、支払手形及び買掛金が10億1千2百万円増加したことなどによります。

 固定負債は、49億6千万円となり、前連結会計年度末に比べ14億4千8百万円増加いたしました。これは、主として長期借入金が13億4千7百万円増加したことなどによります。

 この結果、負債合計は、157億3千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ33億1千2百万円増加いたしました。

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、126億5千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ11億9百万円増加いたしました。これは、主として親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金や非支配株主持分が増加したことなどによります。

 この結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の39.3%から35.0%となりました。

 

 (3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

 (4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1億4千万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 (5) 主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。

(新設)

 南通虹岡鋳鋼有限公司(海外子会社)において、前連結会計年度末において計画中であった鋳物生産設備については、製造設備の一部が完了し、操業を開始しております。

 

 (6) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

 当社グループの経営に重要な影響を与える可能性のある要因につきましては、平成29年6月28日に提出の前事業年度有価証券報告書「第2 事業の状況 4.事業等のリスク」に記載の事項から重要な変更はありません。

 また、経営戦略の現状と見通しにつきましても、現在のところ重要な変更事項はありません。