当第3四半期連結累計期間における、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
本文の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間における経済環境は、米国においては堅調に推移しており、EU圏においては緩やかな回復基調が続いております。アジア圏におきましては欧米の景気回復を背景に徐々に持ち直すものと期待されておりましたが、中国経済の減速で幅広い品目で需要の減退、それに伴う資源価格の下落もあり輸出の減少が続いております。
ステンレス業界におきましては、鉄鉱石やニッケルなどの資源価格下落の影響を大きく受け、需要の減退と相まって価格の下落が続いており、非常に厳しい状況で推移いたしました。
このような状況下で、当社グループは、収益の確保に努めましたが、当社主力製品であるステンレス鋼の製品価格の下落と需要の減退の影響を大きく受け、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期連結累計期間と比べて8億8千万円(2.7%)減収の322億5千6百万円となりました。損益面につきましては、前年同四半期連結累計期間と比べ、営業利益は3億8千9百万円(43.2%)減益の5億1千1百万円となり、経常利益は1億1千2百万円(15.6%)減益の6億1千万円となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億5千万円(40.4%)減益の3億6千8百万円となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
① みがき帯鋼部門
みがき帯鋼部門におきましては、ニッケル系ステンレス鋼製品の価格の下落が続いていることによるマージン率の低下及び需要の減退による数量減少の影響をカバーするために、高付加価値クロム系ステンレス鋼製品の増販・増産対応に努めましたものの、前年同四半期連結累計期間と比べ、売上高は11億4千3百万円(4.3%)減収の256億5百万円となり、営業利益は3億8千7百万円(35.9%)減益の6億9千万円となりました。
② 加工品部門
加工品部門におきましては、鋼材市況下落に伴う製品価格低下の影響や、例年下期に需要が増加する建材向け製品の荷動きが低調でありましたものの、高精度異形鋼の拡販・増産は計画通りに進みました。この結果、前年同四半期連結累計期間と比べ、売上高は2億6千2百万円(4.1%)増収の66億5千万円となり、営業利益は3百万円(0.6%)増益の5億2千9百万円となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ13億9千6百万円減少の594億7千5百万円となりました。
流動資産は、11億4千3百万円減少の275億6千8百万円となりました。現金及び預金は、金融機関の休日に当たる当四半期末日期日の受取手形11億5千5百万円が未決済となったことや、売上が減少したこと等により20億3千9百万円減少いたしました。受取手形及び売掛金は、当四半期末日期日の未決済受取手形の影響があったものの、売上高の減少により7億6千万円の増加にとどまりました。
固定資産は、2億5千3百万円減少の319億7百万円となりました。これは主に、有形固定資産が設備投資額10億1千5百万円に対して減価償却実施額が10億1千8百万円であったこと等により2億8千2百万円減少したほか、投資その他の資産では投資有価証券が株価上昇による時価評価額の増加等により3億9千5百万円増加した一方で、その他の繰延税金資産が3億1千2百万円減少したこと等によるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末と比べ18億8千4百万円減少の417億1千1百万円となりました。
流動負債は、16億3百万円増加の290億6千万円となりました。これは主に、短期借入金が31億7千1百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が11億7千5百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債は、34億8千8百万円減少の126億5千1百万円となりました。これは主に、長期借入金が34億5百万円減少したこと等によるものであります。
純資産は、4億8千8百万円増加の177億6千3百万円となりました。これは主に、株主資本の利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益により3億6千8百万円増加したことのほか、その他の包括利益累計額では、株価上昇によりその他有価証券評価差額金が2億6千8百万円増加したこと等により1億2千万円の増加となったことによるものであります。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は、29.9%(前年度末 28.4%)となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、2億2千9百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。