(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間において、国内では株価の上昇に加え政府による各種政策により設備投資や雇用環境の改善により個人消費に持ち直しの動きが見られましたが、海外では中国経済の減速、英国のEU離脱問題及び中東の地政学的リスクの高まりなどの懸念要因が顕在化いたしました。
わが国のみがき棒鋼及び冷間圧造用鋼線業界におきましては、主要需要家である自動車業界の生産活動が、熊本地震及び国内販売低迷の影響を受けたため、依然として低調に推移いたしました。
このような経営環境下、当社グループは全社を挙げて収益の確保、生産性の向上及びコスト削減に取り組みました。
しかしながら、当社グループを取り巻く需要環境は厳しく、販売数量は82千トンとなり、売上高は11,332百万円(前年同四半期比2.1%減)と減収となりました。
損益につきましては、売上高は減少したものの、エネルギーコストをはじめとするコスト削減等に努めると共に、全社一丸となって生産性の向上に継続的に取り組むことで売上総利益率が改善したことから、営業利益は258百万円(前年同四半期比89.7%増)、経常利益は273百万円(前年同四半期比74.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は175百万円(前年同四半期比80.7%増)と増益となりました。
事業部門ごとの業績は、次のとおりであります。
まず、みがき棒鋼部門におきましては、販売数量は46千トン、売上高は7,104百万円(前年同四半期比1.1%減)となりました。
次に、冷間圧造用鋼線部門におきましては、販売数量は36千トン、売上高は4,228百万円(前年同四半期比3.8%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産の残高は13,945百万円となり、前連結会計年度末に比べ14百万円増加いたしました。これは主に、商品及び製品が279百万円並びに有形固定資産が187百万円それぞれ減少した一方で、現金及び預金が467百万円増加したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債の残高は6,677百万円となり、前連結会計年度末に比べ135百万円減少いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金が142百万円減少したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は7,267百万円となり、前連結会計年度末に比べ149百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が145百万円増加したことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備
前連結会計年度において計画中であった㈱サンユウの本社工場外壁改修は、仕様の変更により投資予定金額が100百万円から130百万円に、着手時期を平成28年6月から平成29年3月に、完了予定時期が平成28年12月から平成29年12月にそれぞれ変更しております。