(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、米中の貿易摩擦激化、中国の景気減速などの懸念要因があったものの、政府による経済政策や好調な企業業績により、雇用・所得環境の改善が継続し、景気は緩やかな回復基調が続きました。
わが国のみがき棒鋼及び冷間圧造用鋼線業界におきましては、主要需要家である自動車業界の生産活動は、引き続き堅調に推移いたしました。一方でタイトな需給環境を背景として素材の値上げが実施されましたが、これによる収益悪化を回避するべく、当社グループは全社を挙げて収益の確保に取り組みました。
また、当社は平成30年11月5日に大阪ミガキ株式会社(以下、「大阪ミガキ」という。)の株式を取得し、当社グループの業容拡大及び収益の向上に取り組みました。
販売面では、新規取引先の開拓に努力し販売数量の拡大に取り組んだ結果、販売数量は96千トンとなり、売上高は14,200百万円(前年同四半期比11.1%増)となりました。
損益につきましては、販売数量の拡大による売上総利益の増加及び経費の増加抑制に努めました。また、素材価格値上げに関しては自助努力のみでの吸収が困難なことから、お客様のご理解を得ながら製品価格への転嫁に注力いたしております。この結果、営業利益は409百万円(前年同四半期比9.8%増)、経常利益は404百万円(前年同四半期比0.8%増)となりました。なお、前第3四半期連結累計期間においては、完全子会社の株式会社サンユウ九州を吸収合併したことによる繰延税金資産の計上に伴い税効果適用後の税金費用が軽減しましたが、当第3四半期連結累計期間は格別の特殊要因がないため、親会社株主に帰属する四半期純利益は259百万円(前年同四半期比41.1%減)となりました。
事業部門ごとの業績は、次のとおりであります。
まず、みがき棒鋼部門におきましては、販売数量は53千トン、売上高は8,610百万円(前年同四半期比8.1%増)となりました。
次に、冷間圧造用鋼線部門におきましては、販売数量は43千トン、売上高は5,590百万円(前年同四半期比16.3%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産の残高は17,892百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,423百万円増加いたしました。これは主に、大阪ミガキを子会社化したことなどにより、現金及び預金が906百万円、受取手形及び売掛金が886百万円、有形固定資産が860百万円それぞれ増加したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債の残高は9,273百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,466百万円増加いたしました。これは主に、大阪ミガキを子会社化したことなどにより、支払手形及び買掛金が489百万円、短期借入金が966百万円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が911百万円それぞれ増加したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は8,619百万円となり、前連結会計年度末に比べ956百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が205百万円、大阪ミガキの子会社化により非支配株主持分が750百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、大阪ミガキを連結の範囲に含めております。これに伴い、連結会社の従業員数は60人増加しております。
なお、従業員数は就業人員数であり、連結子会社以外への出向者、臨時雇用者は含まれておりません。
当社は、平成30年11月2日開催の取締役会において、大阪ミガキ株式会社の株式を取得し、子会社化することについて決議し、同日付で株式譲渡契約を締結し、平成30年11月5日付で株式を取得しました。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。