当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間の我が国経済については、円安や原油安を背景にした良好な企業収益や雇用環境の改善等に牽引され、景気は緩やかな回復基調が続いていますが、それらが個人消費や設備投資を押し上げる推進力は弱いものとなっています。また、8月頃から顕著になった中国の景気減速等に伴う輸出の減少や在庫の積み上がりにより、このところ景気は弱含みで推移しています。
アルミニウム圧延品業界の需要については、板類は、飲料缶・自動車・箔地の主要3分野のうち、コンデンサ需要が低迷した箔地が前年同期比マイナスであったものの、コーヒー缶のアルミ化が進展し需要が大きく伸長した飲料缶とトラック・バス関連の需要が好調であった自動車が、前年を超える出荷となり、内需総量としては対前年微増となりました。一方、押出類に関しては、主力の建築分野を始め、ほぼ全ての分野で需要が低迷し、前年同期比で大きく減少となりました。ただし、第2四半期に入り減少幅は縮小しており、回復の傾向を示しつつあります。
このような環境のもと、当社グループの業績につきましては、販売量は低調に推移したものの、前下期以降5月頃まで上昇が続いていた地金価格の影響を受け、売上高は291,383百万円(前年同期比3.8%増)となりました。損益については、5月以降の急激な地金価格下落に伴う棚卸評価関係による悪化やタイ王国における板圧延工場の立ち上げコスト増加等の影響により、営業利益は8,891百万円(同31.9%減)、経常利益は7,323百万円(同37.5%減)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益についても、前期に発生したTri-Arrows Aluminum Inc.の製造委託先であるLogan Aluminum Inc.での設備故障による損失に対する受取保険金を特別利益として計上したものの、4,331百万円(同22.2%減)となりました。
セグメント別の状況については、以下のとおりであります。
アルミ圧延品事業
当社グループの売上数量は、板類に関しては、LNG船の需要が本格化した厚板やトラック・バス関連や輸出が好調であった自動車関連の数量が前年同期に比べ伸長致しましたが、缶材が前年同期の水準をやや下回ったことや、地金価格下落に伴う10月以降の売値下落を見越した買い控えが再販品を中心に見られたこともあり、板全体としては前年微減の結果となりました。押出類に関しては、空調用への採用が本格化したオールアルミ熱交換器用の材料が大きく伸長した以外は、業界傾向と同じく全般的に需要が弱く、前年同期比大きく減少することとなりました。このような販売状況であったものの、当期のアルミ圧延品事業の売上高は、第1四半期連結会計期間での前年同期比地金価格上昇の影響を受け、232,814百万円(前年同期比5.5%増)となりました。営業利益については、当期の急激な地金価格下落に伴う棚卸評価関係による悪化やタイ王国における板圧延工場立ち上げコスト増加等の影響により、10,418百万円(同21.6%減)となりました。
伸銅品事業
伸銅業界においては、猛暑ではあったものの、残暑が長続きせず、業務用エアコン出荷台数は前年同期比8%減少、家庭用エアコンは同1%減少とやや低調に推移した結果、当事業の主力である空調用銅管も影響を受け、当期の伸銅品事業の売上高は24,415百万円(前年同期比6.3%減)、営業利益は386百万円(同40.3%減)となりました。
加工品・関連事業
当社グループにおいては、事業譲受や前年同期比の地金価格上昇により売上高は83,327百万円(前年同期比5.6%増)となりましたが、受注物件の減少や当期の地金価格下落に伴う売値下落を見越した買い控え等による販売量減少、品種移管に伴う一時費用増等により、営業利益は1,828百万円(同9.1%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末と比べて1,994百万円増加し、189,130百万円となりました。
総資産については、ほぼ前連結会計年度末並の675,921百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末より6,032百万円減少し、14,917百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前年同期に比べたな卸資産の増加額が減少した一方、税金等調整前四半期純利益が減少したこと、売上債権が減少から増加に転じたこと等から、前年同期比862百万円(前年同期比9.7%)減少し、8,048百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前年同期に比べタイ王国における板圧延工場建設の設備投資を中心とした有形固定資産の取得による支出が減少したことから、前年同期比6,760百万円(同26.6%)減少の18,627百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、セール・アンド・リースバックを実施したことにより多額の収入を得たものの、前年同期と比べて借入金の返済を進めた結果、前年同期比16,449百万円(同78.8%)減少の4,417百万円となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は2,292百万円であります。
(6) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は次のとおりであります。
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会社名 事業所名 |
所在地 |
セグメントの 名称 |
設備の内容 |
投資予定額 |
資金調達 方法 |
着手及び完了予定 |
完成後の 増加能力 |
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着手 |
完了 |
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Tri-Arrows Aluminum Inc. Logan工場(注1) |
アメリカ合衆国 ケンタッキー州 |
アルミ圧延品 事業 |
アルミニウム板圧延能力の増強等 |
240 百万米ドル |
自己資金及び 借入金 |
平成27年 8月 |
平成32年 3月 |
(注2) |
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(注)1 Tri-Arrows Aluminum Inc. とNovelis Aluminum Inc. が共同所有するアルミニウム圧延工場であります。
2 コストダウンを目的とした設備投資が含まれており、上記設備投資に伴う完成後の増加能力を算定することが困難なため、記載を省略しております。