当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1) 財政状態および経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループの財政状態、経営成績の概要は次のとおりであります。
①財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は1,237億57百万円(前連結会計年度末総資産1,225億21百万円)で、主にたな卸資産が増加したため、前連結会計年度末より12億35百万円増加しております。
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は801億49百万円(前連結会計年度末負債合計825億39百万円)で、主に借入金が減少したため、前連結会計年度末より23億90百万円減少しております。
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は436億8百万円(前連結会計年度末純資産399億81百万円)で、前連結会計年度末より36億26百万円増加しております。その結果、DEレシオは当第3四半期連結会計期間末で96%となり、前連結会計年度対比11%ポイントの改善となりました。
②経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による停滞から回復傾向で推移しましたが、国内の感染症の再拡大により予断を許さない状況が継続しております。一方、海外においては中国経済の回復が見られたものの、新型コロナウイルス感染拡大に加え米中貿易摩擦をめぐる緊張等もあり、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
電線業界におきましては、第1四半期の大きな落ち込みから自動車用ワイヤハーネス、産業機械等の電気機械向けや建設・電販向け電線の需要は回復しておりますが、電力を含めた電線全体の需要は前年度の水準には至っておりません。
このような環境下、当社グループでは、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底した上で事業活動を継続し、柔軟な生産調整や不要不急経費の削減等の施策を実施してきましたが、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,151億81百万円(前年同四半期対比11.0%減)となりました。損益面では、営業利益は50億75百万円(前年同四半期対比25.1%減)、経常利益は52億72百万円(前年同四半期対比16.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は34億58百万円(前年同四半期対比24.2%減)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
(エネルギー・インフラ事業)
国内の電力インフラ向け需要は当初の東京オリンピック・パラリンピック開催予定に合わせた工事停止の影響がありましたが、当初の想定どおりに推移しました。また、建設関連向け需要は回復しておりますが、前年同期の需要水準には至っていないことから、売上高は618億38百万円(前年同四半期対比7.3%減)、営業利益は34億99百万円(前年同四半期対比27.4%減)となりました。
(通信・産業用デバイス事業)
国内向け通信ケーブルは5Gサービス関連需要等が徐々に動きだし、産業用デバイス関連も世界的なサプライチェーンの混乱の収束と中国市場の回復が見られましたが、前年同期の需要水準には至っていないことから、売上高は196億80百万円(前年同四半期対比14.1%減)、営業利益は15億21百万円(前年同四半期対比23.2%減)となりました。
(電装・コンポーネンツ事業)
重電向け等の汎用巻線の需要低迷が継続したことで減収となりましたが、利益面では自動車向け高機能製品の需要が回復したことにより、売上高は303億61百万円(前年同四半期対比16.0%減)、営業利益は4億77百万円(前年同四半期対比44.3%増)となりました。
(その他)
新規事業はほぼ前年度並みで推移しましたが、物流事業で電線の運搬の需要が減少したことにより、売上高は33億円(前年同四半期対比8.2%減)、営業損失は18百万円(前年同四半期は85百万円の営業利益)となりました。
(注) 上記、セグメントの売上高には、セグメント間の内部売上高または振替高を含めておりません。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上および財務上の課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、9億44百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。