文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の各種経済政策の効果もあって、雇用、所得環境の改善が続き、緩やかな回復基調で推移しました。
一方、世界経済は、米国の政策運営や英国のEU離脱問題、欧州の地政学リスクなどで先行きは不透明な状況が続いております。
当社グループに関連する経営環境につきましては、設備投資は、円高の一巡や海外経済の回復に伴う企業収益の改善を受け回復しています。公共投資は、前年度を上回っており堅調に推移しています。新設住宅着工件数は、低金利で推移する住宅ローンや良好な雇用所得環境に支えられ横ばいとなりました。
このような状況のなか、当社グループの売上高につきましては、設立70周年の販売取引先へのセールの実施や主原材料である銅価格が前年同期比で上昇していることなどにより増収となりました。営業利益につきましては、販売取引先へのセールや、高付加価値製品の販売量減少が影響し、僅かながら減益となりました。経常利益につきましては、大きな為替差損益も発生せず僅かながら増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、前年同期に繰延税金資産取り崩しにより増加した法人税等調整額が減少し増益となりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は2,189百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益は110百万円(前年同期比1.1%減)、経常利益は105百万円(前年同期比0.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、70百万円(前年同期比52.8%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
[電線]
当事業の主要な市場である建設・電販向けの売上は、公共事業・設備投資が緩やかな回復基調であるにも拘わらず、ゴム電線、プラスチック電線ともに前年比減少基調で推移しておりますが、一方、銅価格が前年よりも上昇している影響を受けて売上高は1,438百万円(前年同期比4.8%増)と増加しました。
利益面につきましては、コスト削減に取り組みましたが、プラスチック電線の原材料の値上げの影響を受けて、セグメント利益は63百万円(前年同期比14.3%減)となりました。
[ポリマテック]
当事業に関連のある新設住宅着工件数が前年並で推移しているなか、既存顧客への拡販及び新規顧客獲得に注力した結果、全体の売上高は575百万円(前年同期比1.6%増)となりました。
利益面につきましては、生産性の改善や材料ロスの低減、コスト削減に取り組んだ結果、セグメント利益は27百万円(前年同期比30.5%増)となりました。
[電熱線]
当事業の主要な市場である白物家電向けヒーター用途において、一部受注が減少したものの、白物家電向けヒーター用途以外の開拓分野として取り組んできた、産業機器向けヒーター用途及び抵抗器用途での需要増により売上高は175百万円(前年同期比12.4%増)となりました。
利益面につきましては、比較的付加価値の高いニッケル系鋼種及び帯製品が産業機器向けヒーター用途を中心に売上増となったことや生産性の改善に取り組んだ結果、セグメント利益は19百万円(前年同期比18.0%増)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。