当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年9月30日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により企業収益が悪化するなど、厳しい状況で推移しました。
このような環境下におきまして、当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績は、以下のとおりとなりました。売上高は、新型コロナウイルス感染症の影響により、外出自粛にともなう家庭内消費の増加による需要増が一部では見られたものの、イベント・レジャー・外食産業等のほか、オフィス周辺における消費の低迷による需要減の影響を受けたことにより、飲料容器を中心とする包装容器の販売が大きく減少し、3,739億95百万円(前年同期比7.8%減)となりました。利益面では、原材料・エネルギー価格が下落したものの、売上高が減少したことなどにより、営業利益は125億51百万円(前年同期比17.7%減)、経常利益は109億88百万円(前年同期比30.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は65億53百万円(前年同期は3億14百万円の利益)となりました。
各セグメントの営業の概況は次のとおりです。
〔包装容器関連事業〕
売上高は3,163億69百万円(前年同期比6.8%減)となり、営業利益は97億7百万円(前年同期比21.5%減)となりました。
(a)金属製品の製造販売
金属製品の売上高は前年同期を下回りました。
《国内》
チューハイ向けのアルコール飲料用空缶が増加しましたが、果汁飲料向けなどの清涼飲料用空缶や輸出用のビール向けのキャップなどが減少し、売上高は前年同期を下回りました。
《海外》
タイにおいてエナジードリンク・ビール向けの飲料用空缶や清涼飲料・ビール向けのキャップが減少し、売上高は前年同期を下回りました。
(b)プラスチック製品の製造販売
プラスチック製品の売上高は前年同期を下回りました。
《国内》
消毒液向けのボトルや米飯向けのトレーなどが増加しましたが、お茶類向けの飲料用ペットボトル・キャップやコーヒーショップ向けの飲料コップが減少し、売上高は前年同期を大幅に下回りました。
《海外》
タイにおいて健康飲料向けの飲料用ペットボトルが増加しましたが、中国元・タイバーツの為替の影響により、売上高は前年同期を下回りました。
(c)紙製品の製造販売
コンビニエンスストア向けの弁当容器などで新規受注がありましたが、自動販売機向けなどの飲料コップが減少したほか、清涼飲料向けなどの段ボール製品が低調に推移したことにより、売上高は前年同期を下回りました。
(d)ガラス製品の製造販売
飲食店向けの食器などのハウスウエア製品や清涼飲料向けなどのびん製品が減少し、売上高は前年同期を大幅に下回りました。
(e)エアゾール製品・一般充填品の受託製造販売
頭髪用品・染毛剤などのエアゾール製品が減少しましたが、消毒液・ハンドソープの一般充填品が増加し、売上高は前年同期を上回りました。
(f)包装容器関連機械設備の製造販売
海外の製缶・製蓋機械などの販売が増加しましたが、国内の飲料充填設備などの販売が減少し、売上高は前年同期を下回りました。
〔鋼板関連事業〕
売上高は250億13百万円(前年同期比23.6%減)となり、営業利益は6億84百万円の損失(前年同期は3百万円の損失)となりました。
電気・電子部品向けでは、車載用二次電池向けなどの電池材が減少し、売上高は前年同期を大幅に下回りました。
自動車・産業機械部品向けでは、駆動系部品材・ガスケット材・燃料パイプ材が減少し、売上高は前年同期を大幅に下回りました。
建築・家電向けでは、バスルーム向け内装材が減少し、売上高は前年同期を大幅に下回りました。
〔機能材料関連事業〕
売上高は194億18百万円(前年同期比12.5%増)となり、営業利益は9億65百万円(前年同期比310.3%増)となりました。
磁気ディスク用アルミ基板では、サーバー向けのハードディスク用途が増加したことなどにより、売上高は前年同期を大幅に上回りました。
光学用機能フィルムでは、フラットパネルディスプレイ向けが低調に推移したことにより、売上高は前年同期を大幅に下回りました。
その他、ほうろう製品向けの釉薬や顔料が減少しました。
〔不動産関連事業〕
オフィスビルおよび商業施設等の賃貸につきましては、売上高は41億83百万円(前年同期比5.6%増)となり、営業利益は27億42百万円(前年同期比8.7%増)となりました。
〔その他〕
自動車用プレス金型・機械器具・硬質合金および農業用資材製品などの製造販売、石油製品などの販売および損害保険代理業などにつきましては、売上高は90億10百万円(前年同期比26.3%減)となり、営業利益は2億6百万円(前年同期比79.2%減)となりました。
②財政状態の状況
(資産、負債および純資産の状況)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、1兆56億58百万円となりました。現金及び預金の減少等により前連結会計年度末に比べ194億36百万円の減少となりました。
当第2四半期連結会計期間末の負債は、3,753億37百万円となりました。独占禁止法関連損失に関する課徴金納付等により前連結会計年度末に比べ252億43百万円の減少となりました。
当第2四半期連結会計期間末の純資産は、6,303億20百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により前連結会計年度末に比べ58億7百万円の増加となりました。
以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の58.4%から60.2%となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前第2四半期連結累計期間に比べて324億97百万円減少し、950億70百万円(前年同期比25.5%減)となりました。
〔営業活動によるキャッシュ・フロー〕
税金等調整前四半期純利益が109億88百万円、減価償却費231億96百万円、課徴金の支払額120億14百万円などにより、当第2四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は142億37百万円(前年同期比60.2%減)となりました。
〔投資活動によるキャッシュ・フロー〕
包装容器関連事業での設備投資を中心とした有形固定資産の取得による支出が295億41百万円あったことなどにより、当第2四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は317億3百万円(前年同期比15.1%増)となりました。
〔財務活動によるキャッシュ・フロー〕
借入金の借入・返済の純額による支出が19億19百万円、配当金の支払額13億16百万円などにより、当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の減少は46億68百万円(前年同期比74.7%減)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
また、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めておりますが、その内容の概要等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)に重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は75億17百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、新たに締結した重要な契約は次のとおりであります。
合弁契約
当社の連結子会社である東洋製罐株式会社は、2020年9月30日付で、宮崎県農協果汁株式会社および日本果実工業株式会社との間で、飲料製品の受託充填を行う合弁会社を設立する合弁契約を締結いたしました。
合弁会社の概要
商号 TOYO PACK KIYAMA 株式会社
所在地 佐賀県三養基郡基山町大字小倉字灰塚48番1
資本金 499百万円
出資比率 東洋製罐株式会社 60%
宮崎県農協果汁株式会社 20%
日本果実工業株式会社 20%
事業内容 飲料製品の受託充填事業
設立年月日 2020年11月2日