第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間(2022年4月1日から2022年12月31日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が徐々に弱まり、経済社会活動の正常化が進む中で、景気に持ち直しの動きがみられました。一方、先行きは、ウクライナ情勢の長期化、原材料・エネルギー価格や為替相場の急激な変動により、不透明な状況にあります。

このような環境下におきまして、当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、以下のとおりとなりました。

 

 

 

(単位:百万円)

 

前第3四半期

当第3四半期

増減

増減率

売上高

615,200

676,466

61,266

10.0%

営業利益

33,997

8,159

△25,838

△76.0%

売上高営業利益率

5.5%

1.2%

△4.3%

経常利益

42,207

16,319

△25,887

△61.3%

特別利益

1,382

△1,382

特別損失

1,035

△1,035

親会社株主に帰属する四半期純利益

32,373

12,379

△19,993

△61.8%

売上高は、夏場の猛暑の影響などにより、飲料缶や飲料用ペットボトルなどの包装容器の販売が増加したほか、車載用二次電池向け鋼板の販売が好調に推移したことに加え、海洋プラスチックごみ問題を背景としたプラスチック容器から他素材の容器へシフトする流れを受け、世界的に旺盛な飲料缶需要が継続したことにともない製缶・製蓋機械の販売が増加したことや、原材料価格等の高騰分の転嫁を行ったことなどにより、6,764億66百万円(前年同期比10.0%増)となりました。利益面では、原材料・エネルギー価格等の高騰に対して売価転嫁やコストダウンに努めたものの、営業利益は81億59百万円(前年同期比76.0%減)に留まりました。経常利益は、持分法投資利益の増加などにより、163億19百万円(前年同期比61.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は123億79百万円(前年同期比61.8%減)となりました。

各セグメントの営業の概況は次のとおりです。

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

報告セグメント等

売上高(外部顧客)

営業利益

前第3

四半期

当第3

四半期

増減

増減率

前第3

四半期

当第3

四半期

増減

増減率

包装容器事業

381,282

413,049

31,767

8.3%

14,075

△7,005

△21,081

エンジニアリング・

充填・物流事業

116,437

139,023

22,585

19.4%

7,683

5,771

△1,911

△24.9%

鋼板関連事業

56,377

65,111

8,734

15.5%

2,546

4,302

1,756

69.0%

機能材料関連事業

37,820

36,179

△1,640

△4.3%

4,530

2,675

△1,855

△41.0%

不動産関連事業

6,074

5,800

△273

△4.5%

3,808

3,240

△567

△14.9%

その他

17,207

17,301

93

0.5%

2,220

552

△1,667

△75.1%

調整額

△866

△1,378

△512

合計

615,200

676,466

61,266

10.0%

33,997

8,159

△25,838

△76.0%

 

〔包装容器事業〕

売上高は4,130億49百万円(前年同期比8.3%増)となり、営業損失は70億5百万円(前年同期は140億75百万円の営業利益)となりました。

(a)金属製品の製造販売

金属製品の売上高は、前年同期を上回りました。

国内において、ビール向けの空缶でお得意先の製品リニューアルがあったことや炭酸飲料向けの空缶で新規受注があったことに加え、タイにおいて、ビール向けの空缶や健康飲料向けのキャップが増加したほか、国内・海外において原材料価格等の高騰分の転嫁を行ったことなどにより、好調に推移しました。

(b)プラスチック製品の製造販売

プラスチック製品の売上高は、前年同期を上回りました。

食品や洗剤向けなどの一般プラスチックボトルは前年同期並となりましたが、お茶類向けなどのペットボトル・キャップが、お得意先における販売促進キャンペーンや夏場の猛暑の影響により増加したことに加え、米飯向けのトレー・カレー向けのパウチやコーヒーショップ向けのコップが伸長したほか、原材料価格等の高騰分の転嫁を行ったことにより、好調に推移しました。

(c)紙製品の製造販売

新型コロナウイルス感染症拡大防止を目的とした行動制限が緩和されたことにより、イベント・レジャー向けやコーヒーショップ向けのコップなどが増加したほか、原材料価格等の高騰分の転嫁を行ったことにより、売上高は前年同期を上回りました。

(d)ガラス製品の製造販売

新型コロナウイルス感染症拡大防止を目的とした行動制限が緩和されたことにより、飲食店向けで清酒用のびん製品やジョッキなどのハウスウエア製品が増加したほか、原材料価格等の高騰分の転嫁を行ったことにより、売上高は前年同期を上回りました。

〔エンジニアリング・充填・物流事業〕

売上高は1,390億23百万円(前年同期比19.4%増)となり、営業利益は57億71百万円(前年同期比24.9%減)となりました。

(a)エンジニアリング事業

海洋プラスチックごみ問題を背景とした、プラスチック容器から他素材の容器へシフトする流れを受け、世界的に旺盛な飲料缶需要が継続したことにともない、北米を中心とした海外向けの製缶・製蓋機械の販売が好調に推移したことに加え、為替の影響により、売上高は前年同期を大幅に上回りました。

(b)充填事業

国内において、飲料製品の受託充填事業を営むTOYO PACK KIYAMA株式会社を当期より連結子会社に追加したほか、タイにおいて、果汁飲料の充填品が増加したことにより、売上高は前年同期を上回りました。

(c)物流事業

貨物自動車運送業および倉庫業などの売上高は、前年同期を下回りました。

〔鋼板関連事業〕

売上高は651億11百万円(前年同期比15.5%増)となり、営業利益は43億2百万円(前年同期比69.0%増)となりました。

鋼板関連事業の売上高は、販売数量が減少しましたが、原材料価格等の高騰分の転嫁を行ったほか、為替の影響により前年同期を上回りました。

電気・電子部品向けでは、車載用二次電池材が増加しました。

自動車・産業機械部品向けでは、燃料パイプ材が増加しました。

建築・家電向けでは、バスルーム向け内装材が増加しました。

〔機能材料関連事業〕

売上高は361億79百万円(前年同期比4.3%減)となり、営業利益は26億75百万円(前年同期比41.0%減)となりました。

磁気ディスク用アルミ基板では、データセンター向けのハードディスク用途で販売数量が減少したことにより、売上高は前年同期を下回りました。

光学用機能フィルムでは、フラットパネルディスプレイの市況悪化の影響を受け、売上高は前年同期を下回りました。

その他、顔料が増加しました。

 

〔不動産関連事業〕

オフィスビルおよび商業施設等の賃貸につきましては、売上高は58億0百万円(前年同期比4.5%減)となり、営業利益は32億40百万円(前年同期比14.9%減)となりました。

〔その他〕

自動車用プレス金型・機械器具・硬質合金および農業用資材製品などの製造販売、石油製品などの販売および損害保険代理業などにつきましては、売上高は173億1百万円(前年同期比0.5%増)となり、営業利益は5億52百万円(前年同期比75.1%減)となりました。

②財政状態の状況

(資産、負債および純資産の状況)

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、1兆1,831億42百万円となりました。売上債権や棚卸資産の増加などにより前連結会計年度末に比べ1,008億60百万円の増加となりました。

当第3四半期連結会計期間末の負債は、5,022億26百万円となりました。借入金や仕入債務の増加などにより前連結会計年度末に比べ842億36百万円の増加となりました。

当第3四半期連結会計期間末の純資産は、6,809億16百万円となりました。円安影響による為替換算調整勘定の増加などにより前連結会計年度末に比べ166億24百万円の増加となりました。

以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の58.9%から55.2%となりました。

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表(重要な会計上の見積り)」の中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

また、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めておりますが、その内容の概要等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)に重要な変更はありません。

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は121億44百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。